4489.箱根事情



10月3日から6日まで箱根に行ってきた。ガラスの森美術館近く
のマンションを借りて過ごした。今年は軽井沢、山中湖、箱根の3
つの保養地に行ったが、3つの場所にそれぞれ違いがある。

箱根は、美術館が多い。軽井沢は美味しいものが多い。山中湖は何
もないことが特徴。軽井沢と箱根は温泉が出る。山中湖は温泉がな
い。軽井沢は別荘が多く、長期に滞在するため、安く美味しいスー
パーやレストランが整っている。

箱根は別荘が多いが、東京から近いために観光客が多いのかもしれ
ない。仙石原の街には、良いスーパーがない。美味しいレストラン
も数件あるが、軽井沢ほどではない。箱根は坂が多く、歩くのは大
変であるため、どうしても車を使うことが多くなる。軽井沢や山中
湖は平地が多く、イヌを散歩させて歩くのが楽しい。

しかし、山中湖は温泉もなく別荘も少ないために、良いスーパーが
ない。そして、観光客は多いので高いレストランはあるが、美味し
くない。このため、避暑地として夏でも予約が取りやすい。

箱根も観光客が多い。このため、観光客相手のおいしくないのに高
いレストランと別荘客のための味が良い割に比較的安いレストラン
が混在する。仙石原の街には、別荘客相手のために、安く美味しい
店がある。このため、箱根は軽井沢ほどではないが夏の予約は取り
にくい。

というように、良いと思う所は予約が取りにくく、あまりそうでも
ないと思う所は、予約が取りやすい。しかし、夏の涼しさは3ケ所
ともあまり変わらない。このため、私たちは予約が取りやすい山中
湖を長期の避暑地と決めた。

そして、10月になり予約が取りやすくなったので、箱根に来て、
アップダウンのきつい箱根を歩いたが、その中でも仙石原湿原のス
スキは素晴らしい。大涌谷も雄大な景色で、水蒸気が上がり、近く
に行くとイオウの匂いがするが、良い。芦ノ湖の湖尻では、宣伝ネ
コに出会い、イヌを近くに寄せてもネコは寝ているフリをしている。

そして、この箱根に日中間険悪であり、中国人はいないと思ったが
、割と多くの中国人がいた。普段はもう少し中国人が多いのかもし
れないが、多くの中国人を見かけて意外な感じを受けた。

その中国人に写真を撮ることを頼む日本人の老齢夫婦がいる。傍目
には、日本人も中国人もわからない。このため、頼むのであろう。
そして、中国人にお礼をしている。近くにいても奇異に感じない。

箱根に美術館は多い。美術館めぐりをしたが、ポーラ美術館の絵は
、モネの絵が揃っているし、その他でも良い絵が揃っている。この
美術館はすごいと思う。

ガラスの森美術館は、展示物はそれほど良いとは思わないが、庭は
綺麗である。英国風庭園の手入れが大変だろうなと思う。いろいろ
な美術館があり、それぞれの好みで、良い美術館とそうでもない美
術館が違うように思う。私はポーラ美術館が気に入ったが、妻は、
ガラスの森美術館が良いという。

避暑地でも、場所の競争をしていることがわかる。どう別荘客を楽
しませるをである。夏以外の時期でも楽しみを感じさせるかという
意味では箱根が、一番良い場所のような気がする。

私は温泉が好きではないので、温泉という要素も加えたら一層、箱
根になると見る。夏は軽井沢、それ以外の季節では箱根で、負けて
いるのが山中湖となるようである。そのため、山中湖は穴場になっ
ている。

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