4205.日本の成長戦略の前に4



2で問題にした、65歳以上の人口+子どもの人口(従属人口)を
足すと5000万人であり、かつ生活保護者数200万人の75%
が生産人口ということで、150万人を従属人口に足し、150万
人を労働人口から引くと5850万人で、従属人口が5150万人
となり、すでに1対1になる。労働人口から専業主婦の人口を引い
ていないので、これより多くの従属人口になる。

ということで、現時点でも1人の儲けで、1人以上を養うことにな
っている。しかし、今後は65歳以上の人口が今より増えるので、
この比が益々、悪くなることになる。

この解決には、労働人口を増やす必要がある。この労働人口だけを
増やす方法は、1つしかない。海外の優秀な労働力を日本に入れる
ことである。移民政策である。

しかし、移民政策は注意をしないと、ドイツなど欧州で問題になっ
ている文化的な面での問題を起こす。特にイスラム教は他の宗教と
は違う文化であり、気をつける必要がある。また、中国人は、日本
人気質とは違うので、文化的な問題を起こすことになる。

この面では、東南アジアでも仏教徒たちは、そのような問題を起こ
さないし、一番、日本の文化と馴染み易い。

このため、日本企業が東南アジアに出て、日本企業が根付いている
のが、タイ、ベトナムなどである。

もう1つは、単純労働者は入れてはいけない。その仕事は、日本の
7割の下位層の仕事として、日本人の職場にするしかない。現在、
この仕事が海外の留学生などに回っているが、それは生活保護費が
、この仕事で得られる金額より多いために、日本人が敬遠している
ためである。このため、医者、IT技術者、日本留学組など有識者
を日本に帰化してもらうようにするしかない。

次の成長戦略を組なら、この優秀な技術者の労働力人口の増加とい
うキーは外せないと見るが。

さあ、どうなりますか?


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