福島第一原発事故とNHKテレビ 平成23年(2011)8月28日(日) 「地球に謙虚に運動」代表 仲津英治 数人の方から、下記の情報を頂きました。8月14日のETV特集に誤りがあった というのです。地下にあった非常用ディーゼル発電機は、GEの設計のままだったとのことですね。 元よりNHKですし、今回の放送は相当信頼のおけるものとの印象を持っておりましたが。 9月4日(日)夜再放送があるとのことです。 NHKのお詫びと訂正 http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/0814.html 8月14日放送のETV特集「アメリカから見た福島原発事故」で触れた福島第一原発 について、・格納容器の蓋のボルトが浮いている映像を1号機と紹介しましたが、4 号機の間違いでした。非常用ディーゼル発電機が1階から地下に移されたとお伝え しましたが、最初から地下に設置されているものでした。 お詫びの上、訂正いたします。 今後、事実の確認に関しては十分注意を払ってまいります。 http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/0814.html 9月4日(日)再放送 午前0時20分〜(土曜深夜) アメリカから見た福島原発事故 以下 仲津発信文(8月26日) 去る8月15日(月)に「福島第一原発事故と危機管理の在り方」と題して、 発信しましたところ、具体的なコメントを寄せて戴いた方が31名にもなりました。 公表することを了承して戴いた方々の分を「地球に謙虚に運動」ホームページ メッセージ欄の2011年のところに掲載致しましたのでご覧になって戴くと幸甚です。 11ページにもなりますので、E-Mailでお送りすることを控え、HPに載せたことを お知らせさせて頂きます。 内容は重要な事柄だけに様々なご意見を頂いており、私も勉強になりました。 併せ、私の「福島第一原発事故と危機管理の在り方」も「地球に謙虚に運動」HPの 代表発信欄に掲載しております。ご参考にして下さい。この中で菅総理が福島原発 現地に行ったのは、3月12日でありました。追って修正致します。失礼致しました。 更に知り得たことを加えます。 8月15日発信した後に、コメントも戴いた異業種交流会の友人松岡茂雄様より、 8月14日(日)深夜に放送されたNHKのETV特集、「アメリカから見た福島 原発事故」のDVDを送って頂き、更なる重要な事を知りました。 それによりますと福島で事故を起こした原発はGeneral Electric社=GE社製の マーク1型であり、原発の建設コストを下げるため、格納容器を小さくしたもので した。如何に小さくしたか具体的な数字は無かったのですが、映像から見ますと かなり小さくしています。1979年に発生した米国のスリーマイル島の原発事故では メルトダウンしたものの水素爆発に到らなかったのは、格納容器が大きかったから だと言うのです。 福島第一原発の小さな格納容器では、大量発生した水素を封じ込めることがで きなかったようです。GEでその危険性を予見した技術者がおり、その情報も日本 に伝えられたのですが、MIT(マサチュセッツ工科大学)の科学者による隕石が 衝突する程度の確率であるとの推論の下、無視されたようですね。 更に驚いたことに、平成5年(1993)、非常用デイーゼル電源装置を増設する際、 東電の手によって、原子炉本体より海側の地下に設置されていたのです。津波に 弱い非常用電源に東電が自ら変えてしまっていたとは。本来二重系システムとか 非常用装置は、本体とは別に同時災害を被らないところに設けるべきなのです。 技術者の一人として私もそう認識しております。 ETV特集によれば、当時の第一線の技術者であった元副社長はご存知なかった とのことですが、誤った処置であったと認めていました。 私は他山の石として受け止めたいと思います。また原発関係者によって、今 ある原発の更なる安全対策を求めるものです。 「地球に謙虚に運動」代表 ============================== 「福島第一原発事故と危機管理の在り方」へのコメント等 平成23年(2011)8月26日(土) 「地球に謙虚に運動」代表 仲津英治 去る8月15日(月)に「福島第一原発事故と危機管理の在り方」と題して、 発信しましたところ、具体的なコメントを寄せて戴いた方が31名にもなりました。 公表することを了承して戴いた方々の分を「地球に謙虚に運動」ホームページ メッセージ欄の2011年のところに掲載致しましたのでご覧になって戴くと幸甚です。 11ページにもなりますので、E-Mailでお送りすることを控え、HPに載せたことを お知らせさせて頂きます。 内容は重要な事柄だけに様々なご意見を頂いており、私も勉強になりました。 併せ、私の「福島第一原発事故と危機管理の在り方」も「地球に謙虚に運動」HPの 代表発信欄に掲載しております。ご参考にして下さい。この中で菅総理が福島原発 現地に行ったのは、3月12日でありました。追って修正致します。失礼致しました。 更に知り得たことを加えます。 8月15日発信した後に、コメントも戴いた異業種交流会の友人松岡茂雄様より、 8月14日(日)深夜に放送されたNHKのETV特集、「アメリカから見た福島 原発事故」のDVDを送って頂き、更なる重要な事を知りました。 それによりますと福島で事故を起こした原発はGeneral Electric社=GE社製の マーク1型であり、原発の建設コストを下げるため、格納容器を小さくしたもので した。如何に小さくしたか具体的な数字は無かったのですが、映像から見ますと かなり小さくしています。1979年に発生した米国のスリーマイル島の原発事故では メルトダウンしたものの水素爆発に到らなかったのは、格納容器が大きかったから だと言うのです。 福島第一原発の小さな格納容器では、大量発生した水素を封じ込めることがで きなかったようです。GEでその危険性を予見した技術者がおり、その情報も日本 に伝えられたのですが、MIT(マサチュセッツ工科大学)の科学者による隕石が 衝突する程度の確率であるとの推論の下、無視されたようですね。 更に驚いたことに、平成5年(1993)、非常用デイーゼル電源装置を増設する際、 東電の手によって、原子炉本体より海側の地下に設置されていたのです。津波に 弱い非常用電源に東電が自ら変えてしまっていたとは。本来二重系システムとか 非常用装置は、本体とは別に同時災害を被らないところに設けるべきなのです。 技術者の一人として私もそう認識しております。 ETV特集によれば、当時の第一線の技術者であった元副社長はご存知なかった とのことですが、誤った処置であったと認めていました。 私は他山の石として受け止めたいと思います。また原発関係者によって、今 ある原発の更なる安全対策を求めるものです。 「地球に謙虚に運動」代表