3886.中国の本音



中国の本音が出ています。 y   

                 2月1日 山田恵久          
 「この十年以内に核攻撃で日本などを消滅させ、中国が世界人口
の中で大きな比率を占め、人類の進化の過程で有利な位置を占める
ようにする」

この驚嘆すべき発言は、中国国防大学院長の朱成虎少将のもの。国
防大学防務学部の内部会議での講話を、中国事情に詳しい鳴霞氏が
入手した。

約九千字からなる朱成虎の言い分は「人口増加により資源が欠乏し
戦争が勃発した後、一部の人口が消耗して均衡が保つ」と。その人
類の歴史の発展の中で「中国は後手に回って討たれるよりは、主導
的に討つて出る方がいい。核戦争は人口問題解決に最も有効だ。中
国は全力で核戦争を行う準備を整えるべきと決めつけ、「大切なの
は、我が中国がこの競争において機先を制し、他国・他民族の人口
をできるだけ減少させるやう努めるとともに、自国の人間が数多く
生き延びるようにする」と述べた。

「愚かな計画出産政策を放棄して、できるだけ多くの子供を産み、
計画的に周辺諸国に浸透させる。周辺諸国への密入国を人民に奨励
する」と中国人の人口膨張を推進する。
さらに、攻撃対象として日本などの国々を挙げている。その方法と
して、「機が熟したら、果敢に猛烈な勢いで、全面的な核攻撃を発
動し、相手が反撃に出る前に、その人口の大部分を消滅させるよう
努める」と言い、最後に、「中華民族が手に入れるのは世界全体で
ある」と締括る。

これを荒唐無稽な妄言として一蹴するわけにはまいらない。中国国
内で発行されている月刊誌「東方時代」に全文が掲載されたという。
この問題発言を一党独裁政府が野放しにしている背景には、この考
え方を国民や軍に浸透することを歓迎しているとみるべきである。

もと国防相の遅浩田も「中国を発展させるには、戦争の準備をする
ことと人民に対して海外に出て行くよう指導すること」を強調した
上、「第三次世界大戦を戦うに際し、長城プロジェクト(戦略ミサ
イル発射基地の地下化)を推進し、米国を非常手段を使つて″掃除
″する。我々は既にこれをすぐにできる」と自信満々に披露した。

これらの戦略を「ケ小平が先々までの見通しを立てた」と讃え、「
もしも、我が中国共産党が歴史の舞台から退場するくらいなら、地
球全体が我らと運命を共にするはうがまだマシだ」と開き直ってい
る。
今年も中国の動静を厳しく見張つていかなければならない一年にな
つた。
 


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