TV東京を見ていたら、苔でレアメタル回収ができるという。 カドミウム、水銀、鉛などの重金属と呼ばれるもの多くは、生物に 対して強い毒性を持っていることは良く知られている。 これらの重金属は電気や熱の伝導率が高く鮮やかな色を持っている ことから、乾電池や体温計、塗料など、さまざまな用途に広く使用 されているらしい。 今では使用規制や環境管理がしっかりと行われるようになったが、 以前は水源や土壌が汚染され、沢山の人たちの健康被害を引き起こ す元凶となったこともあった! 重金属類の中には、希少価値の高いものや、産業上欠くことのでき ない材料となるレアメタルも存在しており、これらを有用資源とし て回収する技術の開発が求められて、研究開発が進んでいる。 理研植物科学研究センター生産制御研究チームは、コケ植物による 重金属類浄化技術の最先端の研究を進めていて、これまでに、鉛ば かりでなく金も好んで食べる?ヒョウタンゴケの能力を発見したの だとか。 「ヒョウタンゴケ」は、世界中に分布していて、特に たき火や火 災の焼け跡などでよくみられるこけだ。 コケの赤ちゃんの「原糸体(げんしたい)」を水槽内でクロレラの ように培養して、それらを使って、生物に有害な重金属類やレアメ タルを回収するという研究をしている。これが一日も早く出来るよ うになるとようが願う。 それにしても、こけにそんなすごいパワーが備わっていたとは、驚 愕である。 日本が誇る究極のリサイクルなのでしょうね。またまたリサイクル 社会に近づいている。