「輸出額=輸入額」を国際ルールに 円が高いか安いかを考える場合に、次の2点を考えたらどうでしょう 1、日本は輸出超過、米国は輸入超過、これからは円安と言えると 思うのです。 (この上半期の日本の輸出超過額は約4兆円ですね、日本の輸出競 争力は相当なものですね。4兆円がドル売り円買いになっているの でこの分円高になりますね) 2、レートが適正だとすれば、 米国は輸出競争力に比して人件費が高いから輸入超過になる、日本 は逆で人件費が低いから輸出超過になると考えて良いのではないで しょうか。 ▼輸出超過国は人件費を上げる、輸入超過国は人件費を下げて「輸 出額=輸入額」になったときに正しいレートと言えると思うのです 貿易は本来物物交換なので「輸出額=輸入額」が正しい姿だと思う のです。 ▼そもそも貿易は効率化を追求してお互いに人件費を上げることが 目的で、少なくも人件費引き下げ競争ではないと思うのです。 従って人件費を調整して「輸出額=輸入額」を国際ルールにすべき と思うのです。 環境太郎 ============================== (Fのコメント) 「輸出額=輸入額」を国際ルールは非常に良いことです。 このルールを一番無視して、通貨を安めに誘導しているのが中国で すから、この人民元を切り上げる必要がある。 日本は、徐々に通貨が高いので、輸出競争力を無くしています。特 に日本のお家芸としていた部品、AV製品は韓国・台湾にボロボロ にされている。 あと数年で、貿易収支は大幅な赤字になり、貿易外収支の黒字化で 日本は生きるしかないために、観光産業などを強化しているのです が、そのような状況であることを分かるべきです。 ボロボロの原因は、ウォン、台湾元を安め誘導する為替介入をして 対円、対人民元レートを安くしていることである。 このように世界経済第二位の中国が為替介入するために、周辺国も 為替介入するしか無い状態になっている。 そこで、日本もしょうがなく円売り介入したのが現時点であり、こ のことは11月の東京商工会議所の講演会で詳細に話すつもりです。 雇用を作るには、いろいろなことを必要です。