粟屋仙吉元広島市長の次女の日記刊行 From: 得丸 皆様、 「原爆の秘密」に登場した粟屋仙吉広島市長の娘さんの日記が最近 出版されたそうです。 まだ手にとって読んだわけではありませんが、亡くなって60年以上 もたって、出版されるというだけのものではないかと思いますので 、ご紹介いたします。 得丸公明 被爆死の粟屋元広島市長の次女 康子さんの評伝 日記を基に刊行 (09年7月16日) 原爆が投下された当時の広島市長粟屋仙吉さんの次女で、終戦後 まもなく19歳で亡くなった康子さんの日記を基に、ジャーナリス ト門田隆将さん(51)が評伝「康子十九歳 戦渦の日記」を刊行 した。 遺族や友人への追加取材を交え、戦時下に生きた一人の女子学生 の青春を描き出した。門田さんは「甘えや癒やしとは無縁に、しか し希望を失わず生きた姿を今の若者に伝えたい」と話している。 康子さんは東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大)に進学。 勤労動員された東京都内の兵器工場での体験などを日記に残した。 1945年8月、官選市長として広島に赴任していた父が被爆死。 母も重傷を負い、康子さんは看病のため8月末に広島入りした。母 をみとった後、自らも病気で11月に亡くなった。 日記には、敗色濃い日本の勝利を祈って自分を責めるように勤労 を誓う言葉とともに、家族愛や職場の配属将校への思慕がつづられ ている。 文芸春秋、1500円。 (2009年7月16日朝刊掲載) http://www.hiroshimapeacemedia.jp/mediacenter/article.php?story=20090716153755186_ja 『康子十九歳 戦渦の日記』(文藝春秋)が出版されました。(2009.07.10) 太平洋戦争下、生と死のはざまで揺れた若者たちの青春群像を描き 出した『康子十九歳 戦渦の日記』が文藝春秋から出版されました。 東京女高師(現在のお茶の水女子大学)附属専攻科の女学生・粟屋 康子の生涯を、本人が残した日記や友人たちの証言で浮かび上がら せたノンフィクションです。戦争末期の昭和19年から20年、東 京・十条の第一陸軍造兵廠に勤労動員された康子たち女学生と、同 じくここに動員されていた中大予科の男子学生たちとの交流。召集 令状が次々と舞い込む造兵廠の勤労学徒たちの運命と、原爆で瀕死 の重傷を負った家族を助けるために、焦土と化した広島に向かった 康子に待っていた運命とは……。 http://www.kadotaryusho.com/news/index.html