GALAXY.BG


GALAXY.BGでは,GALAXY.OBJやGALAXY.SFなどで作られる銀河や星などの背景となる部分をつくることができます。バックグラウンドの星や星雲などができます。


背景の星の密集度をかえる〜galaxy_bgstars

galaxy_bgstarsというオプションを使うと,背景の星の密集具合を変化させることができます。ただ,個人的にはあまり好きではないので,シーンを作る時にあまり利用していません。

#declare galaxy_bgstars = 3;

指定できるのは1,2,3,4,5,6のどれかの数値です。このうち1〜3は比較的かすかな星,4〜6は比較的明るく色のちがう星を指定する時に使います。どちらも,数字が大きいほど,星の密集度が大きくなります。いらないときには「#declare galaxy_bgstars = false;」と指定します。

サンプル画像を載せようと思ったのですが,小さい画像だとよくわからないので省略します。


背景の星雲を変更する〜galaxy_bgnebula,galaxy_nebula_sphere

galaxy_bgnebula,galaxy_nebula_sphereという二つのオプションによって,背景の星雲を変更することができます。

galaxy_bgnebulaでは,指定できるのは1,2,3,4,5,6のどれかの数値です。数値によって作られる星雲が異なります。デフォルトは6になっています。Mac版の3.5だけかもしれませんが,6を使うとはっきりとした境界線が出てきてしまいます。以前はこんなことはなかったと思うのですが。

必要ない場合は「#declare galaxy_bgnebula = false;」と指定します。下の例では,galaxy_bgnebulaだけの効果をみるために,galaxy_nebula_sphereをfalseに設定しています。

#declare galaxy_bgnebula = 3;
#declare galaxy_nebula_sphere = false;

1 2 3
4 5 6

galaxy_nebula_sphereでは,指定できるのは1,2,3,4,5のどれかの数値です。数値によって作られる星雲が異なります。デフォルトは1になっています。大きな球に星雲のピグメントを貼付けるものですが,数値を変更するとそのピグメントを変更されます。

必要ない場合は「#declare galaxy_nebula_sphere = false;」と指定します。下の例では,galaxy_nebula_sphereだけの効果をみるために,galaxy_bgnebulaをfalseに設定しています。

#declare galaxy_bgnebula = false;
#declare galaxy_nebula_sphere = 5;

1 2 3
4 5

比べてみると分かるのですが,galaxy_bgnebulaで作成された星雲とgalaxy_nebula_sphereで作成された星雲とでは,全く同じものができます。これらは次のようにして組み合わせて使うことができます。

#declare galaxy_bgnebula = 4;
#declare galaxy_nebula_sphere = 3;


星雲の明るさを変更する〜galaxy_nebula_ambient

galaxy_nebula_ambientを使うと,星雲の明るさを変更できます。これは星雲のambient(環境光)を変更するオプションです。ただしこれによって明るさを変更できるのは,galaxy_nebula_sphereで指定した星雲だけです。galaxy_bgnebulaで指定した星雲には適用されません。

デフォルトは<1, 1, 1>です。たとえば <1, 0.6, 0.6>のようにしてやると,色を変更することもできます。 <0, 0, 0>にすると星雲が見えなくなります。下のようなソースで数値を変えてサンプル画像を作ってみました。

#declare galaxy_bgstars = false;
#declare galaxy_bgnebula = 4;
#declare galaxy_nebula_sphere = 3;
#declare galaxy_nebula_ambient = 1.5;
#include "GALAXY.BG"

0.5 1(デフォルト) 1.5

星雲の輝度を変更する〜galaxy_intensity

galaxy_intensityを使うと,星雲の輝度を変更できます。デフォルトは1です。0にすると全く見えなくなります。galaxy_nebula_ambientとはことなり,galaxy_nebula_sphereとgalaxy_bgnebulaの両方で指定した星雲に適用されます。

#declare galaxy_intensity = 2;

0.5 1(デフォルト) 2

星雲の色を変更する〜galaxy_colour1,galaxy_colour2,galaxy_colour3

galaxy_colour1というオプションを使うと,星雲の色を変更できます。モノクロ(1色)の星雲ならgalaxy_colour1だけを指定します。galaxy_colour2,galaxy_colour3と3色まで追加できます。

#declare galaxy_colour1 = <1, 0.7, 0.7>;

たとえば次のように指定すると下のような画像ができあがります。

#declare galaxy_colour1 = <1, 0.7, 0.7>;
#declare galaxy_colour2 = <0.7, 1, 0.7>;
#declare galaxy_colour3 = <0.7, 0.7, 1>;


星雲のピグメントパターンを操作して見た目をかえる〜galaxy_pattern_scale,galaxy_pattern_origin,galaxy_turb_origin

星雲はgalaxy_bgnebula,galaxy_nebula_sphereのオプションを指定することでいくつかのパターンを作ることができますが,それぞれのピグメントパターンを変更することができます。

まずgalaxy_pattern_scaleから見て行きましょう。このオプションは星雲表面の模様の大きさを変更するものです。デフォルトは1です。数値が小さいほど,表面の模様が細かくなります。

#declare galaxy_bgstars = 0;
#declare galaxy_bgnebula = 4;
#declare galaxy_nebula_sphere = 3;
#declare galaxy_nebula_ambient = 1.5;
#declare galaxy_colour1 = <1, 0.7, 0.7>;
#declare galaxy_colour2 = <0.7, 1, 0.7>;
#declare galaxy_colour3 = <0.7, 0.7, 1>;
#declare galaxy_pattern_scale = 1.5;
#include "GALAXY.BG"

0.5 1(デフォルト) 1.5

galaxy_pattern_originは,適用するパターンの位置をずらします。パターンは背景全体に貼付いていますので,背景全体が移動するような感じになります。デフォルトは<0, 0, 0>です。

#declare galaxy_pattern_origin = <0.3, 0, 0>;

デフォルト <0.2, 0, 0> <0.4, 0, 0>

一方,alaxy_turb_originはパターンの乱れ具合の元になる原点の位置をずらすものです。デフォルトは<0, 0, 0>です。

#declare galaxy_turb_origin = <0.2, 0, 0>;

デフォルト <0.2, 0, 0> <0.3, 0, 0>

天球を回転させて星雲等を移動する〜galaxy_rotate

galaxy_rotateというオプションを使うと,天球全体が回転します。そのため,画面内で星雲などが移動します。移動の方向には注意が必要です。

#declare galaxy_rotate = <20, -10, 0>;

<-10, 0, 0>
<0, -10, 0> デフォルト <0, 10, 0>
<10, 0, 0>

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