トウガラ類  ( 基本的には連作不可。土壌病害の青枯れ病他発生)
            

露地黒マルチ栽培普通地帯では桜満開後2週後位の4月20日過ぎから。
夏野菜の中で一番遅くまで収穫できる。11月頃迄。その事を考え後作の事も考慮しておく。
ナス科だが、乾燥する畑では青枯れ等土壌病害に比較的強いので実生苗でも作れる。連作地や水田転換畑では
青枯れ病等が発生しやすいので接ぎ木苗を使用する。。

 品種  甘とう美人、伏見甘長、京ひかり(ピーマン)
 苗  普通は青枯れ病等の土壌病害対策としてそれらに抵抗性のある台木を使った接ぎ木苗を使用が無難
トウガラシ類は高温を好み育苗期間も長いので自家育苗は不向き。
 元肥 バーク堆肥、7~10L、緩効性化成肥料200g。よーりん50g、苦土石灰120g(いずれも1㎡当たり)
少し多肥の方が結果がよい。 
 耕起   露地黒マルチ栽培とする。普通地帯では4月20日から30日位に植えるのでそれに合わせ2~3週位前に上記元肥を入れ耕し.,畦たてし定植1週くらい前に黒マルチを張っておく。
 定植  M型畦に2列植え、株間50~60cm。前日に植穴を開け、アブラムシ粒剤を混和しておく。
定植は午後2~3時頃。たっぷり灌水。倒れない様小さな支柱を立て軽く結んでおく。(ナスと同じ)
以後活着まで毎日灌水する。
仕立て

参考略図
数本仕立て
 ある程度大きくなってから一番花より下の脇芽は全て取る。下図参照
仕立ては多数あるが一つとして一番花で2枝に分かれ,その次で4枝と各枝が2分けするので倍々と枝が増えてゆく。葉が混んで茂りすぎると着果が悪くなるので枝を抜くために、2,4,6と偶数各花で2分の片方をとるのを続けると長い枝が数本出来るので、それを支柱に誘引。余り枝数を増やさない事。
それでも混んで来れば適当に枝を抜く。
長期栽培には1本仕立ての方が良い。
取った枝葉は煮物として美味しい。
 
1本仕立て
   
追肥 定植一か月位から㎡当たり化成肥料40g程を2週ごとに追肥する。
 潅水
尻腐病
 トウガラシ類は根が浅いので夏は日焼けしやすく灌水が必要。
又余り乾燥すると肥料の吸収が悪くなり実の長いトウガラシ類はトマト同様に尻腐病がでる。対処法はトマトと同じ。


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