ナス  露地黒マルチ栽培  ( 基本的には連作不可。土壌病害の青枯れ病、半身萎凋病等発生)
                     

夏野菜は基本的に低温,降霜限界一杯に早く植えるのが良い。(終了は遅く植えても同じ時期になるから)
普通地帯では桜満開後2週後位の4月20日頃から。

品種 一般的なのが中長ナスの 千両、千両2号(タキイ)
普通は青枯れ病や半身萎凋病対策としてそれらに完全ではないが抵抗性のある台木(今の所トナシムが良さそうだが完全でない。他にトルバム、台太郎他)を使った接ぎ木苗を使用する。
ナスは高温を好み育苗期間も長いので自家育苗には不向き。
元肥 バーク堆肥、7~10L、緩効性化成肥料200g。よーりん50g、苦土石灰120g(いずれも1㎡当たり)
ナスは少し多肥の方が結果がよい
耕起等 露地黒マルチ栽培とする。普通地帯では4月20日から30日位に植えるのでそれに合わせ2~3週位前に上記元肥を入れ耕し,畦たてし定植1週くらい前に黒マルチを張っておく。
出来れば先に所定の支柱立てをしておく。
定植 平畦に一列植え、株間60~70cm。前日に植穴を開け、アブラムシ対処の粒剤を混和する。その時一緒にIB複合燐加安604 、1gを根付肥として混和している。これは他の夏野菜も同じようにしている。IB肥料は温度等にも非常に安定しているので使いやすい。

定植は午後2~3時頃。たっぷり灌水。倒れない様小さな支柱を立て軽く結んでおく(下図)。
以後活着まで毎日灌水する。
   
 活着し枝葉が伸びて大きくなってくれば(右図)一番花から下、3枝程残しその下は除去する。
以後選んだ3~4本の枝を伸ばして誘引してゆく。
 
アブラムシ
追肥  他
定植時に使用したアドマイヤー等アブラムシ対処の粒剤は3~4週で効果が落ちるので、その頃生育時使用できるアルバリン(スタークル)粒剤 を施用する(使用法をよく読む))

定植後一か月位から追肥を始める。
以後2週間隔位で1㎡当たり化成肥料40~50g株元から
30cm位離して追肥場所を替え乍ら行う。
仕立て   
 
 上図のように仕立ててゆく。実収穫の切切り戻し図参考に
潅水
ハダニ
ホコリダニ 
普通は梅雨明けから秋雨到来までの間は高温乾燥するのでダニに注意する。
ナスは水不足になると、つやのないいわゆるボケナスが出るので、潅水は必要になるが、余り多く潅水すると、青枯れ病等土壌病害が出やすくなるので、少しボケナスが出る位の潅水管理が良いと思う。
ダニ予防には灌水設備がある時は葉裏にも灌水を兼ねて毎夕散水する。
 元気が一番  
 常に右画像のように元気さを維持させる。肥料と灌水は常に心掛ける。
しっかり作ると夏休みもせず。秋までなり続ける。
 

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