白菜
       8月下旬に播種しているが、収穫は少し遅れるが、やや遅い目に9月上旬位にまくと
     病害虫も少なくなり作りやすい。本来は直播の方が良いが管理が大変なので育苗栽培としている。
     やや多肥の方がよい。(連作でネコブ病増加、耐病種、対処薬使用)

 品種 黄ごころ65,85,90。ネコブ病発生地は 抵抗性のある きらぼし65,85,90。
数字は播種後収穫初め迄のおおよその目安日数だが数字の大きい方が畑に長く置く事が出来る。
 播種、育苗
8月下旬頃。 72穴セルトレー使用。トレーに育苗用土を入れ2~3粒ずつ播種、覆土、潅水する。
育苗管理、間引き用土等は全てキャベツ育苗を参考に
 参考画像


シンクイムシ 


左、セルトレーに播種。
中、本葉2~3枚
右、定植間近
 発芽すれば常時シンクイムシ注意

  定植
凡そ播種後4~5週苗(本葉5枚前後)位で定植する。(少々前後しても大丈夫だが10月10日位迄には植える。

定植

 元肥  化成肥料200g。BMようりん50g。苦土石灰120g。各平米当たり。ネコブ病危険地は対処薬使用。
 耕起  定植予定1~2週前に元肥混入し耕起.。浅めのM型に畦たてをする。
定植  9月下旬。 2列植え。株間40cm。強乾燥時には植穴に事前に潅水しておく。希望者はアブラムシ対処粒剤を定植前に混和。定植後しっかり潅水。以後」活着まで潅水。
ネコブ病、アブラムシ薬はキャベツのを参照
 シンクイムシ
中耕
 近年ハイマダラノメイガ(シンクイムシ)の被害が多いので注意する。防虫網や薬剤プリロッソ粒剤等を使用する。効果はいまいちかも知れないが安全なBT剤を主に定期的に散布するのも一方法。
雨等で表面が固く固まれば手ぐわで軽く中耕する。雨が多いと土寄せを兼ねて2~3回する。
 追肥  定植後2~3週で葉が立ち上がり結球の準備が始まったら追肥、化成肥料40~50g/㎡中央条間へ
1~2月に収穫するものは余り多肥で作ると。耐寒性が落ち葉が焼けて寒害が起きる。
白菜はしっかり肥培管理しないと結球しないことがある。肥料だけでなく雨の少ない時は潅水もしないと肥効果が上がらないので注意が必要。
害虫

巻くか巻かないか


収穫 
定植後はアブラムシやヨトウムシ類に注意する。両方とも中の方に入ると困る。
昔はヨトウムシにオルトラン粒剤のトップドレが非常に効果があったがこれは中止になった。現在はBT剤を主に普通薬で対処している。
アブラムシにはモスピラン、アルバリン等が有効。
もしヨトウムシ等で虫害が発生し、葉に食害を受けたら、11月始め頃、食害外葉は取らずにそのままで、出来るだけ虫を手で取り、殺虫剤を頭からしっかり散布し確実に処分する。
その後肥培管理(追肥灌水)をしっかりすれば、年明け頃には少し周囲に虫食い葉は残るが立派に収穫できる。(結球するには外葉は10月末に8枚前後必要)
又この時期まだ結球開始してない物も前記同様しっかり肥培管理する。巻くかどうかの分かれ目はこの時期迄に再生肥培管理をしっかりするかどうかが分かれ目である。
 健全な物は11月中旬位から収穫がはじまる。
1~3月収穫するものは霜害予防に結球後玉を外葉でくるみ紐で縛り薄いダイオネットを掛ける。

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