西部警察を観る! 1〜25話
話数 | 副題 | 内容・感想 | 監督/脚本 | 壊れた車(内爆破) | 死者 |
1 | 無防備都市(前編) |
街中を走る謎の装甲車・LADY BIRD。米軍基地から装甲車が盗まれ、指紋で草加の名が浮かぶ。実はこの男は5年前、殺人事件を起こし、大門があと一歩の所で取り逃がしていた。そして装甲車は銀座、東京駅など繁華街へ進む。その時、西部署捜査課に装甲車を操る黒幕から電話が。この謎の男の究極の要求は「全国の犯罪者・容疑者の釈放と、全国の警察組織の解体及び全警察活動の停止」であった。また、陰で防衛隊の出動を阻止する、新任の木暮課長。一方、装甲車に全く歯が立たない大門軍団。そして装甲車は国会議事堂の前を通る。 前半部分で、全登場人物の性格・特徴を、うまく簡潔に観ている側に伝えていて見事。 |
渡辺拓也/永原秀一 | 10(1) | 3以上 |
2 | 無防備都市(後編) |
警察本部の対策会議は、犯人の要求を無視することを決定。要求無視は木暮課長の絶対的主張であった。警察の威信がかかっているからだ。一方ダイナマイト使用許可も下りるが、LADY BIRDの前には歯が立たない。影で操るこの事件の主犯を追っていた大門軍団は、電波観測者の協力のもと、主犯の自宅を突き止める。影の主犯は、南米にホテルをいくつも持つ大物・大河内であった。大門軍団は大河内逮捕のために自宅へ行くが、あと一歩の所で脱出される。やがて大河内はLADY BIRDと合流。そして大門はLADY BIRDを工場跡へ誘き寄せ、大河内と草加との決着をつける。 最初の国会議事堂と大河内のオーバーラップはすごい絵だ。今回はテレビ朝日内中を総動員して撮影に使う。初回でこれを持ってくるとは、制作側の意気込みを感じる。 |
渡辺拓也/永原秀一 | 6(4) | 1 |
3 | 白昼の誘拐 |
衆議院議員・服部の娘・由美子が白昼堂々、誘拐未遂に遭う。由美子の危険を守るため、大門はタツに尾行を命じる。由美子がデパートで買い物をしていた時、タツと由美子とエレベーターガールそして不審な男が、エレベータに閉じこめられる。男がわざと体を滑らせて停止させたからだ。電気も止まり、完全に外部との連絡が絶たれる。そんな中、西部署に誘拐の電話が。エレベータの中には爆弾も一緒。更に外部から犯人に監視されている。タツが必死に爆弾を探すと、なんと由美子の買った画材道具の中に爆弾が仕込まれていた。そしてタツは現場に駆けつけたリキの助けの元、爆弾処理を始める。一方、犯人の真の目的は、服部代議士の命を奪うことであった。大門軍団は主犯である結城を追いつめる… タツ役である舘の、爆弾を前にする迫真の演技がすごい。また物語後半、裕次郎さんの拳銃アクションは「日活アクションもの」を思い出させる。さすが! |
澤田幸弘/柏原寛司 | 2(0) | 1 |
4 | マシンガン狂詩曲 |
銃を製造しているコンチネンタル工業に向かう一台の給水車。しかし給水車の中には武装した犯人グループが。東京の断水時期を狙っての犯行。犯人グループはコンチネンタル工業を襲い、保管してあった拳銃を大量に盗む。大門軍団の捜査で、過去に銃器の横流しをして逮捕服役した経験のある笹尾という男の名が浮かび上がる。大門軍団は東京駅で笹尾を追いつめるが、誤って射殺してしまう。その時、笹尾と一緒にいた女を捕まえるが、銃器の行方に関してはシラを切る。いったん釈放して、タツとリキに徹底的に尾行させる。タツは女の装身具を返そうとマンションを訪れるが、なんと笹尾の共犯者たちに、女と共々拉致されてしまう…。 東京駅で、またまたゲリラ撮影が行われている。また最後の銃撃戦は、大げさなアクションとカメラワークで、何だかかっこいい。日活アクションもののノリだ。 |
渡辺拓也/浅井達也 | 3(0) | 7 |
5 | 爆殺5秒前 | 犯人の一人はなんと小林念持。誘拐された女子大生の一人を爆死させるシーンは息を飲む。クライマックスで大門は高い所にぶら下がった爆弾のヒモを(もう一人の誘拐された人質がいるにも関わらず)ショットガンで撃ち落として、爆弾処理をする。大門の銃のうまさがすごい! | 澤田幸弘/大野武雄 | 4(1) | - |
6 | 横浜銃撃戦 |
拳銃と麻薬の運び屋が、大門によって逮捕される。しかし拘置所にいるその犯人を、逃がす巡査の草野。その背後で彼らを操る暴力団笠原組は、犯人と草野を射殺。そして大門軍団は笠原組を追いつめる。 物語中盤の笠原(八名信夫)と大門のやりとりは、男の迫力が満点! 二人共いい演技をしている。またラストの海上の銃撃戦は見もの! |
小澤啓一/峯尾基三 | 4(0) | - |
7 | 暴走刑事を撃て |
麻薬中毒者の変死体が発見される。そして麻薬密売で安田の名が挙がる。大門軍団は安田を追うが、リキが、安田と背後で仕切る村木に拉致される。大門軍団はリキを発見するが、リキは安田達に殴られたショックで記憶を失い、ジンを誘拐するなど、狂った行動に…。しかしリキは本能で安田・村木を追う。一方、リキの異常な行動に、本庁の射殺命令が! 土壇場でもちろんリキの記憶はよみがえり、村木も逮捕されて一件落着する。 大門がリキを守る時のショットをスローで表現したり、リキの記憶喪失時の視点を万華鏡のようなショットを使ったりと、カメラの技術を用いたショットが多く見られた回だった。 |
小澤啓一/永原秀一・宮下潤一 | 0(0) | 1 |
8 | 拳銃シンジケート |
話はいきなり宝石強盗から始まる。犯人はすぐ捕まるが、使っていた拳銃が密輸拳銃であることが発覚。5年前の未解決の拳銃密輸事件と結びつく。やがて菊水会の名前が浮かび、ゲンを使っておとり捜査を行う… モンタージュに心地よいリズムがあって、さらに時間空間をうまく飛躍させている。非常にテンポがよく、見ていて気持ちがいい。新宿(?)での乱闘シーンは、おそらくゲリラ撮影であろう。これは迫力満点! 他に、写真をそのままショットで使うなど、映像的におもしろい試みが多い印象が残る。また、尾行がばれないようにリキが「あ、UFO!」と言って上を向くギャグは笑える。 |
渡辺拓也/新井光 | 3(0) | 6以上 |
9 | ヤクザ志願 |
突然のケンカ。そこをたまたま通りかかるゲン。ゲンはケンカを止め、そして一人の若者・杉浦(岩城晃一)を署に連行する。杉浦はゲンがあきれるほど、ヤクザにあこがれていた。そんな中、暴力団針尾組がらみの殺人事件が起こる。一方、杉浦は釈放されて、なんと針尾組にスカウトされるが、鉄砲玉にされてしまう。 この作品は、手持ちカメラで追うシーンが多いことに気付く。特に宮本を捕まえようと、彼のアパートに潜り込むシーンは秀逸。しかもロングテイクも多く、出演者の演技力と制作側の演出力のうまさを伺える作品。また今回は、杉浦の演技が可笑しくほほえましい(下手という意味ではない)。 |
村川透/柏原寛司 | 2(1) | 3 |
10 | ホットマネー攻防戦 |
造幣省印刷局から出る一台の現金輸送車が強奪される。大門軍団はそれを追うが、見失ってしまう。一方、盗まれたホットマネーは香港へ流れる。捜査を進める内、その背後で操作する瀬川の名が挙がる。瀬川逮捕のため、本庁は西部署に特命捜査を指示。そして大門軍団は、現金輸送車強奪を仕組み、瀬川を罠にかけようとする。 いきなりものすごいカーアクションとモンタージュのテンポの良さ。かなりの時間と労力を費やしていることが分かる。しかし打って変わって後半は、緻密なサスペンス劇へと構成が変わる。また、今回はじめて課長と係長が、事件解決後ワインで乾杯する。 |
小澤啓一/新井光 | 8(0) | 12? |
11 | 燃えつきた獣たち |
手相見のお春が偶然、誘拐現場を発見。その日の未明、西部署管内で加代子が誘拐される事件が起きていた。大門軍団は、加代子の夫と言う堀の会社“二葉興業”へ赴く。しかしこの会社はダミーであることが分かる。そこで数日前の現金強奪事件が浮上。実は堀たちがその事件の犯人であり、加代子誘拐は堀のグループの仲間割れであることも突き止める。そこで木暮課長は人質救出のために、公開捜査を指示。それから西部署に、物語冒頭のお春が現れる。 リキと大門の車が事故るショット、久々の裕次郎さんのアクション、堀逮捕の瞬間など、スローモーションを多用する回だった。ちなみにお春はあき竹城さん。最後、裕次郎さんにキスしちゃいます… |
小澤啓一/永原秀一 | 2(0) | 2 |
12 | ビッグバッド・ママ |
いきなり警官二人が襲われ殺害、制服も奪われる事件が発生。一方、女囚の護送の仕事が西部署に任されていた。大門は谷さんに護送の仕事を任せる。実は、その囚人の中に犯人達の母親がいた。犯人達(兄弟3人)は、警官の制服を着て、米軍から盗んだマシンガンで護送車を襲い、見事母親である飯島タエを逃走させる。そして親子もろともブラジルへ逃げようともくろむ。タエを逃がす直接の原因なった谷さんは、責任を感じて必死にタエ達を追う。 犯人達3兄弟は母親を「ママ」と呼ぶ。何だかアメリカンチックなギャングを連想させる。最後、大門が犯人の一郎・二郎を海へ突き落とすショットを、スローのロングテイクで、じっくりと対象を追う。 |
村川透/大野武雄 | 2(0) | 11 |
13 | 大門危機一髪 |
殺人事件が発生。岡崎が矢藤組に殺される。岡崎は矢藤組から足を洗いたかった。大門軍団は、岡崎を矢藤組の組長・矢藤が殺したということを突き止める。矢藤を追いつめるが、礼状がないので逮捕できない。大門は独断で逮捕しようとしたが、その前に大門は矢藤組に誘拐され、拉致される。大門は、ドアを開けると爆発する爆弾と共に、閉じこめられる。矢藤組は西部署に、矢藤を国外へ脱出させることを要求。 そのドアを、知らずに谷さんが開けようとすると、なんと大門は(和文?)モールスで、爆弾のことを伝え、危機一髪を乗り越える。すごいですね。 |
渡辺拓也/峯尾基三 | 0(0) | 2 |
14 | 殺し屋参上 |
麻薬運び屋を取り調べるリキとタツ。しかしシラを切ってなかなか吐かない。その日はリキとタツが夜勤の日であった。夜勤中に「女が強姦されている」と電話。現場へ行き変質者を取り押さえる。変質者は精神異常のふりをして、リキとタツをてこずらせるが、本当は先の麻薬運び屋を殺しに来た、殺し屋だった。殺し屋は拘置所の警察官一人とその運び屋を殺して逃走。殺し屋を追いつめるタツとリキ。しかしリキが過って殺してしまう。しかし捜査によって背後の麻薬密輸組織を突き止め、大門はリキを死んだ殺し屋の弟として乗り込ませる作戦を実行する。 漫画家としてのアコがはじめて事件解決の糸口となる。偶然写った殺し屋の写真に、ペンで変質者の姿に書き変えていくのは面白い。しかし、よく分かったなぁ…アコは。 |
渡辺拓也/浅井達也・永原秀一 | 1(0) | 4 |
15 | さらば愛しき女 |
加納静江が、5年ぶりに小暮課長とコーナー・ラウンジのオーナーである朝比奈に会うために、突然タクシーでやってくる。静江と小暮・朝比奈は古くからの友人であった。だが静江はどこで道を踏み外したのか、ヘロインの運び屋をするようになっていた。静江は自らの罪を告白すべく、5年ぶりに会いに来たものの、小暮はいなくコーナー・ラウンジを後にする。その後をつける不審な車。そして静江の乗っていたタクシーは襲われ、静江は誘拐されてしまう。静江は陰でヘロイン密輸を操る夫・修三に命をねらわれていた。そして殺されてしまう。 木暮課長がなんとFBI捜査官と電話で話をする。その時、日本語字幕を出したのは、面白いと思う(第1話以来)。今回はアクションよりも、静江と木暮・朝比奈のドラマに焦点が当てられていると言える。 |
小澤啓一/永原秀一 | 2(0) | 8 |
16 | 最後の一弾 |
タツが銀行にいる時、突然銀行強盗が発生。タツが下手に動いて行員一人が殺されてしまい、犯人は逃走してしまう。タツは単独で犯人の一人、大津を追う。大津を発見したタツは、街中で銃撃戦をしてしまい、市民の一人が撃たれて重傷を負う。大門はタツを謹慎処分にする。大津は謹慎中のタツの命をねらう。しかしなぜか大津は事故に見せかけ殺される。背後に強盗を企てた香山の姿が浮かぶ。タツは謹慎を解かれ、大門軍団は捜査に乗り出す。ところがタツは不本意にまた独りで香山を追うことになってしまうが、逆に香山達にハチの巣にされてしまう。 今回は大門とタツ、つまり渡さんと舘さんの二人だけのショットが多い。特に大門が謹慎を言い渡すシーンは、渡さんの演技に男の迫力があって見もの。また香山役にまた八名信夫さんが出演。 |
澤田幸弘/柏原寛司 | 2(0) | 1 |
17 | 地獄から還った刑事 | 澤田幸弘/大野武雄 | |||
18 | 俺たちの戦い | 小澤啓一/新井光 | |||
19 | 蘇える一弾 | 渡辺拓也/峯尾基三 | |||
20 | 爆発ゾーン |
京阪化学工業に爆破予告の電話。いたずらかと思われたが、実際に爆破は起こってしまう。一方、軍事施設から投下爆弾22個が盗まれる事件が発生していて、今回の事件に結びつく。元予備防衛隊の深沢の名が上がる。後に深沢の名で3億円と爆弾22個の交換を要求する脅迫電話が京阪化学工業に入るが、声の主は株コンサルタントの倉光であったことが、大門軍団の捜査で判明。爆弾を盗むことに利用された深沢は、相模湖で死体となって発見される。この一連の事件は、東日化学の中根の主犯による、京阪化学工業の操業停止を目論む犯行であった。京阪化学と東日化学のプラント輸出の政府認可をめぐる企業の争いが原因。しかし倉光と中根は大門軍団に包囲され追いつめられる。その時、爆弾を京阪化学の工場に仕掛けたと叫ぶ倉光。大門軍団は倉光達を逮捕した後、その工場で不審なトラックを発見。中には大量の爆弾が!… 大門の爆弾輸送のシークエンスは、時計のアップとの平行モンタージュ・時計の刻む音を駆使して、緊迫感あふれる映像を作っている。また時計の刻む音について、爆発寸前になるにつれ、リズムを早めるという演出は面白い工夫だ。また今回は緻密なシナリオ構成だった。ストーリ、アクション共にすばらしい出来! |
渡辺拓也/浅井達也 | 4(4) | 2 |
21 | 汚ない奴 |
違法カジノが原因で、ヤクザ闘争が勃発。本庁四課(マル暴)の矢野が大門の前に現れ、大門軍団と捜査に協力する。そのカジノはいつも都内で開かれていたが、手入れの情報が漏れ、毎回ガサ入れ一歩手前で全員に逃げられ、マル暴も手を焼いていた。大門は、警察組織の誰かがカジノに介入していることをつかみ、捜査を開始。大門の予想通り矢野が関係していることをつかむ。木暮課長は、危険を覚悟でカジノに潜入して矢野逮捕を提案。愛人付きがカジノ参加の条件だったのでアコを同伴させ、大門軍団は矢野逮捕に向かう。 小暮課長のかっこいいアクションが見られる回。裕次郎さんが銃を持つ姿は、日活アクション映画を彷彿させる。最後、船に残り煙草を吹かす裕次郎さんがとても渋い! |
長谷部安春/永原秀一 | 4(0) | 11? |
22 | 少年 |
残酷な殺され方をした、麻薬運び屋の青木。同じく麻薬運び屋の仲間に坂上がいた。一方、いじめられている妹(マリコ)をかばってケンカする少年(コウタ)がいた。その時突然、マリコがコウタの目の前で誘拐される。実はこの2人は坂上の子どもであった。犯人達は、麻薬取引のもつれから、行方をくらましている坂上を現せるために上の2つの事件を起こした。だがマリコは小児糖尿病に架かっていて、翌日までにインシュリンを打たないと命が危ない。そんな中、妹おもいのコウタは、妹を助けると言ってきかない。しかし大門には口を閉ざしたまま。マリコを助けたいが、父親についての情報を教えればまた父親は警察に捕まり、父親恋しいマリコはまた悲しむからだ。葛藤する少年。迫る時間。廃車の中に置き去りにされるマリコ。そしてコウタは… 少年の葛藤がストーリの中心。性格と環境の似ている大門と少年の対比が面白い。また、大門が少年に感情移入していることが画面から伝わってくる見事な演出。少年の心境を表す音響効果がまた涙を誘う。 |
長谷部安春/大野武雄 | 0(0) | 4 |
23 | トリック・プレー |
西部署捜査課に「木暮に代われ。一億を用意しろ」という脅迫電話がかかる。電話に出たタツはいたずらだと思って無視する。ところがその後、都心の銀行前で人がライフルで撃たれる事件が発生。その銀行にも「木暮を呼べ」という脅迫電話がかかっていた。そこで木暮課長はその銀行に赴く。そして大門軍団の見守る中また同じ脅迫電話がかかる。木暮に恨みのある人間の犯行と見て捜査を進める。次第に、今は釈放されたが、木暮が過去に逮捕した大原の名が浮かび上がる。しかし、大原は既に1ヶ月前に殺されていた。やがて真犯人の正体は、その大原の個人的恨みを利用した者の犯行であることが分かり捜査が進む。 知能犯を扱った作品で、アクションはあまり見られない。しかしそんな中、木暮課長つまり石原裕次郎さんが活躍する場が比較的多く、そのせいか裕次郎さんのアクションが光って見える回になっている。 |
渡辺拓也/柏原寛司 | 0(0) | 2 |
24 | 獅子に怒りを!! |
街中で「獅子の怒りに触れたので私は処刑されます」という札を下げた女子高生が、犯人によって射殺される。実は脅迫状が家族ではなく内閣総理大臣をはじめとする各大臣の官邸へ届けられていた。差出人はいずれも獅子。そんな中、今度犯人は女子大生を無差別誘拐をする。大門宅に脅迫電話がかかり、10億円を要求し、その返答を朝刊上に求めた。木暮課長は総監に連絡。本庁は犯人の要求を無視することを決定。予告通りにその女子大生は殺される。捜査で犯人グループに銃を売った村田の名が浮かぶ。大門軍団は村田を追いつめるが、上空のヘリから犯人グループに射殺される。村田は最期、田崎と言って死ぬ。調べで田崎は計画倒産した中公運輸のヘリのパイロットであることが判明。その中公運輸の社長であった鳥羽が主犯であることを突き止める。しかしまたまた犯人グループによって誘拐事件が発生する。 前半、大門軍団が事件を徹夜で追うとき、雨が降っている。この雨と事件の陰湿さ不可解さを対比しているのであったら、かなり黒澤的ですごいが、考え過ぎか…? |
小澤啓一/宮下潤一 | 3(1) | 4 |
25 | 刑事を奪え |
ジョイランド企業が強盗殺人事件に遭う。西部署に異動してからパッとしないゲンは、情報屋を使って独自に捜査を始める。犯人の一人である羽村の住まいへ行き、羽村を西部署に連行しようとした時、ゲンと同じ方向に向かっていた不審な男に、いきなり後ろから殴られる。気を失うゲン。気が付くと、東部署の捜査員に身柄を拘束されてしまう。先の男が犯人を射殺し、現場にたまたまいたゲンの犯行に偽造したのだった。東部署はゲンを犯人扱いし、身柄の引き渡しをいっさい拒否。そして大門軍団の必死の真犯人探しが始まる。捜査によって実はジョイランドは、現金よりも大切なものを盗まれたことが判明。犯人を警察に見つかる前に消してしまおうとするジョイランドの策略に、ゲンは偶然はまったのだ! 東部署の捜査員の一人はまた八名信夫さん。西部警察出演は3回目。しかも犯人役ではない!(でも憎まれ役であることには変わらないが) |
小澤啓一/浅井達也 | 3(0) | 4 |
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