鐵燈籠
鐵燈籠地図 てつとうろう
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鐵燈籠

所在地:八幡市八幡高坊(石清水八幡宮東門の本殿階段左右)

中国において仏前の献灯として起こった燈籠は、日本には奈良時代に伝わった。我が国では、仏前のみならず、神前にも建てられ、その素材には、石だけではなく木や鉄のものもある。石清水八幡宮には320余基の燈籠があるが、その中で、鉄でできた燈籠が残されている。
この鐵燈籠がある場所は本殿東側の昇段口横で、一対見られる。
『男山考古録』によると、松平越中守(京都所司代、松平越中守定敬のことと思われる。在職期間は元治1(1864)4.11〜慶應3(1867)12.9まで。筆者記)の時に奉納されたという。はじめは南楼門石階を下ったところ,石畳のある側の左右にあったようだ。しかし、宮寺より神事や仏事の際に邪魔になるといわれ、「こは神の納受無きにや有らん」と早速取り払い、西山の谷に捨てられたという。これを山上衆徒が密かに拾って今のところに置いた。このことから彼らにより『燈油料不被獻」と言い伝えられている。


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