(資料:3)個人台帳

1.記入の仕方
 2ヶ月おきにそれまでの利用者がどのように作業を行ったのかをまとめ、次の月につなげていきます。観察のポイントは

  1. 作業内容は適切であったか
  2. 作業への理解はどの程度であったか
  3. 作業自体は適切であったか
の3点を中心に支援してみてください。具体的には、
1)については、本人にとって、例えば「ボルト」の本数が多すぎて、他の利用者よりも遅れていた。早すぎたなど、量的なこと。
2)については、カードの理解が十分でなく、職員が声掛け、実際にやる、指さすなど必要であった。または、カードを理解していたが、省略する傾向があり、絶えず声掛けが必要であった。または、こうしたら、うまくいったなど、作業への関わり方を職員、利用者双方の視点。
3)については、本人にとって、個々の作業内容の変更について。例えば、ボルトは本人が嫌がりやろうとしない。こうした教材を使ったら集中したなどの考察です。

2.その後
 次の月や、以降においての変化について考えます。
  1. 作業は同じにして、量の増減を図り、回りとの著しい遅滞などを調整する。
  2. 作業への参加の際の支援の仕方について計画する。
  3. 作業内容の変更を行い観察する。
これらを繰り返し、少しでも利用者の作業への参加、質の向上になればと考えます。
ホームインデックス