三矢撃之形(さんしげきのかた)

三矢撃之形は、演武線をAB,AC,ADの三方向にて行うところから命名した。三本の矢は戦国時代の名勝、毛利元就の和、協力の故事によって知られている。また、30度という角度はよく知っているが、演武するとき45度、それ以上にもなり、知っていることと行うことの違いを思い知らされる。繰り返し練習することによって「知行合一」へ持って行ってほしい。3級審査の時に行う。


三矢撃


1.直立正体→礼(F点に立ち、AFの間約4.3M-4.5M)
2.半歩前に出て、E点に自然立。平拳は両側胸下部に、初心者は平甲部を上に拳(こぶし)を軽く握る。
3.正拳波頭突。3-1、3-2、3-3
4.中段の構え。前足をB点、ABの間約3.5M
5.左メ突
6.右メ突
7.寄足後退
8.寄足前進
9.左メ突
10.右揚蹴
11.回り込み(寄足前進)し、C点に出る。
12.左メ突
13.左突蹴
14.右メ突
15.右揚蹴
16.回り込み(寄足後退)し、D'点へ
17.寄足前進D点へ
18.左揚蹴
19.右突蹴
20.左突蹴
21.踏み替え、 A-B線上、右中段の構え
22.寄足後退
23.右メ突
24.左ド突
25.左揚蹴(蹴り足は踏み込み、左前中段の構えになる)
26.寄足後退、E点の近くまで
27.寄足前進
28.右ド突
29.寄足後退、F点まで
30.中段の構えを解き、直立正体
31.礼

*注)以下の形の礼法は、
直立正体→礼→中段の構え→形→中段の構えの時、直立正体→礼

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