グローカル・ヘキサイト
この不思議で、知的なゲームは、あまりボードゲームに興味のない人に勧めたところ、いたく興味を覚えてくれたゲームであった。
一般にオセロやダイヤモンドゲームのような旅行にちょっともっていくようなゲームをしたことのある人なら、毛色の変わったけれども面白いゲームであると思ってくれたのであろうか。
このゲームとの出会いは、ボードゲームを漁り始めの頃であり、B-KIDSなどで、中古の人生ゲームを集めだしていたときに、トイザラスで見かけてはいた。その後、とあるTRPGのマンガでこのゲームをちょっと紹介していて、興味を覚えてから購入した。
その後、しばらくして、デパートのゲームセンターでひっそりと1台で4種類ゲームが選べる中の一つとしてあった。（ビリヤード、将棋、3人麻雀、そしてヘキサイト）
それが、誰ともやることのなかったこのゲームとの初めてのプレイであった（悲しすぎですね…）
そのあとは、妻とやったり、遊びに来た人たちにとりあえず勧めてみたりして、好評であった。
ゲーム自体はシンプルで、コマは、大小の台形、三角、菱形、そして六角形（大小なし）で相手のおいたコマの辺に合わせるように、一辺をつけると5ポイント、2辺なら10ポイントとチップを獲得していくゲームで、盤は、中央に6角形（大きい台形のコマが上下で埋まる大きさ）でまわりに6つの六角形の形をしている。交互にコマを置きあっていき、一つの６角形を埋めると10点か30点のボーナスがもらえる。そのため、駆け引きもあり、気づかせないようにしたり、相手の残りのコマを見て相手に邪魔をされないように、また、自分がおけるような形に残して置くなど戦術性もたぶんにある。
また、残したコマはペナルティになり、1辺につき、-5点、チップを払い戻す。
始めは、40種類のカードがあり、1枚づつひく。そして、そのカードが指示するコマの数や形の分だけ取得して（プレイ人数によって枚数が違う）行われる。そのため、その時点で、プレイヤーがどのような形を多く取得して、どのような置き方をするのか予想しながら行われる。
完全公開なので、情報戦、戦術性の高いゲームとなっている。
最初のカードを引く時点がアットランダムなだけで、あとは、運の要素もないゲームとなっている。
また、図形を合わせて、ポイントを稼いでいくというのが妙に面白く、3辺なら15点、6辺なら30点など、ここにコマをはめるばポイントは高いけど、次に相手のあのコマを置かれると盤の6角形が埋められてしまうとか、あれこれ考えながら自分の持ち駒と相手の持ち駒と、にらめっこをしながら合わせていく面白さがある。
また、オセロとかダイヤモンドゲーム、バックギャモンなどは二人でしかできないが、このゲームは、２人から４人まで出来て、４人の場合は、２対２のチーム戦もできる。また、40種類のカードが、図形選択の多様性を生み出し、また、プレイスタイルは限りなく無限である。一押しのゲームである。
プレイ・オン・ノート
二人で行う場合と三人で行う場合では、ガラッとゲームが変わる。
二人の場合は、ほとんど選択の余地がない場合が多く、邪魔をしたくてもどうしてもコマの数や形からボーナスをゲットされたりしたりする予測が立ってしまう。そのため、ある程度、コマを置くときにポイントを稼いでいかないと後で苦しくなる。
また、これは三人で行う場合もそうであるが（三人の方がシビアであるが）大きいコマからバシバシおいていかないと、後で全く置けなくなって、ペナルティを払わないといけなくなる。そのため、序盤は、大きなコマを置くことに集中する。
三人で行う場合は、より複雑になり、相手のコマの具合を逐一思考しながら、相手にボーナスをもっていかれないように邪魔をしあっていく必要がある。結局、誰もボーナスを得られないこともあるため、ボーナスを得られないように（特に30ポイント）、しかも、効率的にポイントを稼いでいく必要がある。
中盤から終盤にかけては、小さいコマの潰し合いがメインになる。ほとんど３巡すると大きなコマが置きにくくなるため、その邪魔をしながら小さいコマを有効に使いながら進めていく必要がある。中盤までに小さいコマを使いすぎれば、終盤相手のいいように隙間を埋められて、ボーナスを得られる可能性が大きくなるし、自分が苦しくなるので、使いどころはピンポイントでありたい。
また、結構使い勝手があるのが、六角形で、始めは、使いづらかったが、中盤まで置くことが出来る。有効に使いこなせれば、大きなポイントをガツンと稼ぐことも可能なコマである。
ヘキサイト関連HP
これって、テレビゲームやパソコンソフトとしてダウンロードできるんですね。
試しに、ダウンロードしてみてはどうでしょう。
…Winのみです。(/_;)
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