01.7.2 秋田に!
『TRPGがやりたい』
の中に、秋田にもTRPGやダイズを扱っている店があるなんて!それも、自分の職場の近くであることを知る。その名も「ブックスコロナ」、灯台もと暗しである。早速、観に行く。まぁ、品揃えは少ないけど、TRPGはここが唯一意識的においてあるんだろうナァという印象を持つ(分類はきちんとしていなかったけど)。ざっと、見て回るけど、まぁ、TCGが多く、男性向けの同人誌やアニメ関係も多い。ここら辺でくくられるのもどうかとも思ったが、まぁ、近くにそういう店があったことは嬉しい。理想は、ボードゲームやクラシックゲームと一緒にTRPGもおいてほしいんだけど…。(私の趣味丸出しですね)いま、模型屋に行ってもデパートに行ってもダイズはおいていないし、多面体のダイズはたぶんここでしか手に入らないんだろうナァ。がんばれ!(>なにが?)
ちなみに、ブックスコロナで『番長学園』を購入。サプリメントは友人からもらっていたのだが、ルールは手に入らないだろうナァと諦めかけていただけに、すごく嬉しかった。(…あぁ)
『TRPGがやりたい』には、現在入手できる店舗の一覧やデザイナーの「強く印象に残っているルール」とか「もっとも印象にセッション」とかそうしたアンケートが載っていた。その中で、一つだけ、私は便宜上、非電源ゲームと家庭用ゲーム機を分けて使用してきた。それは、一般にRPGとかシミュレーションゲーム(SLG)とかは、家庭用ゲーム機で行うことが圧倒的に多く、しかもTRPGとかボードゲームで行うSLGを説明するためには、電源を使わないRPGとかSLGなどと言う意味で、非電源と使った来た。しかし、ここにある一つの見出しから、非電源をテーブルゲームと用語をこれから統一して使っていきたい。(家庭用ゲーム機はファミコンに)。いい文句を見つけたもんだ。(^o^)ちょっと、ひびきがポジティブになるからね。

01.7.30 東京1
28日朝から泊まって、29日朝に帰って、夜10時の高速バスで今日の朝の6時に新宿に着く。午前中に親戚の家に行くことにしていたので、上野にサウナがあると親父から聞いていたので、初体験である。1800円も取られるが、仮眠室で一休みをしたり、何回もサウナに入ったりして、結構便利である。
その後に、「TRPGがやりたい!」より、東京のそうしたお店を巡り歩く。新宿と秋葉原のイエローサブマリンに行く。始めは、新宿であったが、地下1階と2階、3階に別れていて、TRPG関係は2階にあった。ざっと見ると、GURPSの洋書とかD&Dの3Eとかがズラッと並べられていた。またドイツからの直輸入のカードゲームやボードゲームなんかも置かれていた。アメリカのボードゲームは主にビット(値をつり上げて達成するゲーム…トランプでいう、コントラストブリッジ、ナポレオンなど)型や擬似的な株のゲームや投資のゲームが多く置かれていた。ドイツのゲームは、領地を作って取ったりと、街や国を作りながらコマをうまく配置したりしながら競うゲームが多く見受けられた(厳密な意味でのSLGではなく、ゲーム性としてのシミュレーション)
TRPGの方は、ほしいものはなかった。というのは、流通からはずれてしまったものでも、東京ならどっかにおいてあるという幻想があったが、やはりそれは幻想であった。「IT CAME FROM LATE LATE LATESHOW」というTRPGのサプリメントはまだ流通に流れているのに、基本ルールセットが流通から消えてしまい、ネットなどを探し回っても、なかなか見つからないものや復刊ドットコムに加入している「ゴーストハンターPRG」も探したが、ないものはないという結果に終わってしまった。秋葉原には、流通から消えたものが何品かおかれていたが、足下をちゃんと見て、ネットオークションの値段なんかを加味して、しっかり高値で売られていた。
結局、この日はあんまり購買意欲が湧かなくて、ボードゲームの専門誌とボードゲームを一つ購入する。

01.7.31 東京2
妹の家でなんだかんだいって、14時ぐらいまでダラダラして(妹は朝に出勤)おもむろに活動を開始。といっても国立図書館や神田に行く時間も過ぎてしまったので、結局、新宿のイエローサブマリンで前の日に買ったボードゲームの雑誌からお薦めのゲームの家のいくつかを購入するにとどまる。中を開けてみると、やっぱり海外のゲームの作りはすごく丁寧で、ゲームに対する愛情を感じることが出来る。カード一枚にしても、シンプルなんだけど、長く遊べるようなデザインで、紙の質もすごくいい。ボードのデザインのシンプルなんだけど、やはり長く使えそうだ。大人も楽しんで遊べるように工夫が凝らされている。日本では、どうしても、子供のアニメのキャラクターとかそうしたものが多用されて、大人だけで遊ぶには、ちょっとチープなデザインなものが多い。人生ゲームは実は、海外が発祥の地なのだが、日本の人生ゲームでは、キティちゃんとか筋肉番付とかポケモンとかドラエモンとかがデザインされているなど亜流が多く出回るために、大人が遊ぶための人生ゲームがどうしても、やはり、子供と遊ぶものとなってしまう傾向が強い。(モノポリーはいまのところ、そうした亜流がチープにはなっていないが)
前にも書いたが、ボードゲームなどは、子供と遊ぶためのものであって、大人同士が遊ぶものでないという風土なんだろうとつくづく思う。ところが、ドイツなどでは、ボードゲームとかは子供よりもむしろ大人が遊ぶものという風土があって、デザイン賞とかすごくステイタスのあるコンテストとかが開かれている。こっからは、想像だけど、ドイツなどはテレビゲームというよりも、居酒屋や喫茶店とかでカードをやったりするのと同じように、こうしたゲームをやりながらゆっくりと飲んだり楽しんだりする空間があるのではと思う。日本の居酒屋や喫茶店で滅多に見かけないけど、マスターと将棋を指したりするようなものに近いものがあるのでは?また、日本では、麻雀は雀荘で、囲碁は碁会所でなど、目的に応じてプレイする場があるように、日常の中にこうしたオリジナルのカードゲームやボードゲームをする場所があるのかナァと思ったりする。

01.8.27 ドイツゲームのハマリそー…な予感
このごろ、TRPGよりもボードゲームを中心に収集を始めている。(今日は、「特命転攻生」を購入したが)
そして、とうとう、ドイツゲームという山脈を発見した。興味はあったが、まだピンとこなかった。そして、バネストというHPを発見して、通販でいくつかを購入するようになって、本格的にのめり込みそうな予感がする。ただ、ブレーキがかかっているとすれば、プレイをしてくれる人が全くいないと言うことである。とても、魅力的なゲームであると分かっていても、それを一緒にプレイしてくれる人がいないと、宝の山もただのゴミの山になってしまう。あと、ひとり、プレイをする人がいてくれたらいいのに…。
そして、夢想をする。自分でコンベンションを開いたり、プレイスペースを提供できる環境になるとか、するとか、出来たらいいナァという夢だけが膨らんでくる。本当に、私はゲームが好きなんだナァと再認識させられる。
私の原点は、小学校の週一回のクラブ活動といって、授業中に行われる選択式のクラブ活動であった。将棋などに混じって、トランプ倶楽部があった。そこで、さまざまなルールに慣れ親しみ、中学校になってから、トランプがカードになって、クリベッジやピケやジンラミー、セブンブリッジ、または、バックギャモンなどに親しみ、TRPGやゲームブックを狂ったようにやり、大学に入ってから麻雀と出会い。メンツが足りないときはモノポリーやカード(主にブラックジャックやポーカー)で、お金のありがたみを知るようになって、いまになって、中古で80年代のボードゲームが出回るようになって、私がプレイとして欠けていたジャンル、SLGやボードゲームを集めるようになったというわけである。
実は、ボードゲームは、小学校の時に、まだ、ファミリーゲームとして地位を失っていなく、人生ゲームとかアクションが混じった双六ゲームなど親しまれていた。その時は、人生ゲームや「ドンじゃら」は遊んでいなかったが、かすかな記憶としてあった。
しかし、今回のドイツゲームはファミリーゲームとしてはあまりにもアダルトである。アダルトといえば、ひびきが悪いが、大人でもいや、大人だからこそ楽しめるゲームを志向しているという点で違う。領地への投資を扱ったゲーム、競りや株をモチーフにしたもの、会社を興したり、交渉で自分の利を目指そうとするもの、SLGと決定的に違うのは、史実や歴史のIFという部分で戦略を練るのでなく、システム自体が、競りであったり、投資であったり、情報戦であったりするという点である。(しかし、ルール自体はいたってシンプルであり、プレイ中に生成されるそうした要素がたまらなくエキサイトさせる)また、それだけでなく、独創的なカードゲームもあり、サイコロを組み合わせたり、トランプのダウトをより巧妙にしたものとか、ラミー系とか様々である。
ドイツでは、年間そうしたボードゲームが600以上も生み出されているようであるが、日本に入ってくる時点である程度淘汰されて、ドイツの権威ある賞を受賞したとかノミネートされたとかそうした売れそうなものが入ってくる。そうした、レビューを読んだだけでも、ゾクゾクとするものがある。
まわりから見れば、ただ単におもちゃを集めている精神年齢の低い人のような印象を持つ人もいるらしいが、尽きぬ好奇心と、ゲーム性の多様性をのぞいてしまった人の宿命であると私自身は納得している。しかし、いかんせん、プレイする人がいない…

ちなみに、バネストは小売業で、めぼしいものをチェックしていても、次の週には品切れになっているときがあり、腰を折られることがある。もっと、安定供給をしてほしいものである。そして、こうした専門店が東北にはないということである。北海道にはあるのに〜。仙台でもいいから、開店してほしいものである。…といっても、ドイツのボードゲームを流通させても、買う人がいるかどうか、採算がとれるかどうかは、かなり疑問であるが…。私にもっと資金があって、採算度外視でやりたいところだが、秋田じゃもっとやばいか…

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