5.8月21日(金)

 ベルゲン−ストックホルム

 ベルゲンは国際的な音楽大会がある、ノルウェイの第2の都市であるが、ここの地の人は、誇り高く外国人からの「あなたはどこの出身ですか?」という質問に対し「ベルゲン出身です」と答えるという。
 また、海に面した町であり近くに山があるということからメキシコ海流の暖かい水蒸気が山にぶつかりかなり不安定な天気で、常に雨が降り、「1年に400日雨が降る町」とバスガイドの石塚さんが教えてくれたほどに雨が多い。一日の天気もころころ替わり晴れていたと思うと直ぐに雨が降り、傘を出すと直ぐにやむという天気が本当に体験できたのである。雨とうまく付き合うことで生活ができる町である。
 この日の朝はまだ調子も良く朝少し早めに起きたので近くを散歩した。意外に都会だなあ、っていう印象がある。銀行を見つけ、朝市の場所を見つけて一度ホテルに戻り、朝食後取りあえず朝市に行くことにする。スーツケース等をホテルに預けて外に出る。
 朝市といっても夏のあいだは実際は昼すぎというかほぼ夕方までやっているということで、ここで3人で色々と物色する。流石に海産物が多いけど、それ以外に毛皮がかなり安価で売られている。
 と、るな母とうろうろしていると、日本語で呼びかけられた。すると結構日本語の上手な若い女性の店子が声をかけてきたのである。よく見ると日本人に近い顔をしている。話をすると、母親が日本人でこちらに、生活しているという。2ヶ月ほど前に日本に行ったということで、和歌山のカレー事件のことを知っていたりする。

美女ハーフでした

 あまりにも印象が良かったので、るな母がノルウェイキャビア等のお土産物をたっぷり買うことになった。記念写真を撮らしてもらい、朝市の残りを見て、銀行に行くことにする。
 銀行で両替をするのはいいんだけど、るな母のおおぼけで(^^;;)、札は取ったのにコインを取る前にコインのの蓋がしまってしまい、パニックになってしまい、結局銀行員に機械をあけて貰う羽目に(^^;)。英語が通じていなかったら泣き寝入りだったなあ。
 と、その後取りあえずCDのチェックをするということで、近くのスーパーみたいなところで物色する。中古と新品とを扱っている店を発見するが、普通のロック系しかないので、夕べ発見したアポロレコードに行くことにする。途中泊まっているところとは別のSASホテルでトイレをして、アポロレコードまでは散歩がてら歩いて行くことにする。と、店まで行って気がついたがアポロレコードではなくアポロンレコードであった(^^;;)。
 アポロンレコード(APOLLON RECORDS)はあまり迷わずに行けた。早速メタル系コーナーを物色するが、流石にブラックメタルでは持っていないものが無かったのはオスロと同じであったが、アナログのシングル盤を買うことにする。

  • IN THE WOODS... / LET THERE BE MORE LIGHT / MISANTHROPY OVL68 /7EP
  • FROSTMOON / TORDENKRIG / OSKOREI PRODUCTIONS OP003 /7EP
  • CENTINEX / SHADOWLAND / OSKOREI PRODUCTIONS OP004 /7EP
  • HELLSTORM / MVRDER / OSKOREI PRODUCTIONS OP005 /7EP
IN THE WOODS...は、ROGER WATERの曲を含むシングル。
 因みにここの店員(店長?)は、おじさんであったのが残念。
 と、私の買い物は取りあえずここまでで、後はるな母の行きたいところへ観光に行くことにする。

ベルゲンの暗黒レコード屋

 郊外にあるグリーグの家に取りあえず行くことにする。タクシーで約30分程かかるところにあるので、結構遠いところである。ここでは、偶然ロシアからの若い夫婦と出会う。グリーグの音楽については殆ど知らないけど、ただ昔NHKの明るい農村のような番組のテーマ曲に使われていたような記憶がある(^^;)。
 見所は結構あり軽めの昼食をここで済ませて、再びタクシーを呼びベルゲン市内に戻ることにする。ベルゲン市内ではブリッゲン博物館や18世紀の町並みを残しているハンザ博物館等に行くが、私は昨日に雨に当たりすぎていてばててしまっていた(;_;)。夕方は2人に観光を任せてカフェで一人ぼーっとしていた(^^;;)。
 と、夕方になり(といっても外は明るい)ホテル前から出ているバスに乗ることになる。荷物も無事保管できていてなんのトラブルもないままバスに乗ったのだけど、体調が悪く、胃がむかつき気持ちが悪い(;_;)。
 と、空港の税関でちょっとしたトラブルはあったんだけど、なんとかストックホルムへと向かう飛行機に乗る。広島組とも合流し、やはり遅れ気味の出発となったがノルウェイを脱出して、ストックホルムに着く。
 降りるとき、嫌みなアメリカ人に因縁を付けられるが、I can't speek English! と逃げたり、スーツケースに傷が付いて、弁償を迫ったが、機能的な故障が無く結局誤魔化されてしまいちょっと残念であった。
 空港からのバスに乗るが、外はもう真っ暗。予定よりも2時間程度遅れている。ストックホルム中央駅で降り、広島組とは別のホテルなので別れて、ホテルを探す。ここでもやはりラディソンSASであり、駅から歩いて2,3分のところにあるラディソンSASロイヤルヴァイキングホテルであった。
 体調が悪かったのでホテルで夕飯を食べることにする。体調の悪いときはやはり、ステーキである。ということで、創作料理風の生卵が掛かったステーキを1枚食べて、部屋に戻ることになった。
 と、直ぐに寝ればいいのに、テレビのリモコンをさわっていると、有料チャンネルに勝手になってしまい(英語ではちゃんと書かれているんだけど、理解できなかった>俺(^^;;;))、結局「見ないと損だ」ということで、スターシップトゥルーパーを見る。その後えっち系のビデオを2本見る。しかし、えっち系のビデオはなんとまあ、スウェーデン製ではなく、アメリカ製のビデオだった(^^;;)。結局夜遊びはこんな調子でできず、2時過ぎに寝ることになった。


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