3.8月19日(水)

 本来の旅行者であれば、この19,20日のフィヨルドツアーがやはり今回の北欧旅行のメインになるのであろう。
 この日は朝から天気が良かった。バスは8時過ぎにホテルに来るというので、私たち3人は8時には朝食を済ませ、ロビーでバスを待っていた。日本人は結構いる。取り敢えず、るな先生にログオフならぬ、ホテルのチェックアウトを済ませた。と、ここでも怪しい影二人がこちらの行動を見ているのだが、脳天気3人組みは全く気がつかなかった。しかしそにれしても約束の時間になってもバスは来ない。流石は外国であると諦める。
 暇なので外に見に行くと日本人ガイドらしい人間とバスが止っている。別の団体のやつかなあ?って思っていたら、そのバスでした(^^;)。
 結局20分弱遅れで、バスに乗りこむ。二人がけなので、るな先生と私は右側に、母は通路を挟んで左側に座る。20人程度がバスに乗る。バスは普通の日本でもあるような観光バスであった。私たちが泊まったホテル以外に後2箇所別のホテルで日本人客を拾うとのことで、次のホテルでは、女性一人旅の人が乗ってきた。そして最後のホテルでは、8人位が乗り込んできてたが、やはり女性が多いがお年寄りが多い中、サングラスの結構若そうな女性もいた。なんで、こんなところでサングラスなんやねんと、思う私。 私が推測したのは、

  •  推測(1)目が悪いからその保護のため
  •  推測(2)目が不細工なのでそれを隠すため
  •  推測(3)単に格好付け
  •  推測(4)本当に有名人だから
 多分推測(2)か推測(3)だろう。
 バスの運転手はノルウェイ人であったが、バスガイドは60年代サイケ時代に学生生活を送り、世界を放浪したという芸術家兼ガイドの石塚さんというダモ鈴木世代の人であった。
 予定よりはかなり遅れているが、兎に角、全員がバスに乗りこむことができ、バスは一路ロフトフースへと向かっている。オスロ市内自体はかなり小さく、ものの15分と走らないうちに田舎へと突入し、10時頃トイレ&お茶休憩で一度止る。11時頃にも二度目の休憩でとまる。この時サングラス女の目がちらりと見えたのだが、推測(2)ではなかった(^^;;)。
 12時頃昼食。この時点ではまだこのグループには何ら絆ができておらず、最初から知っているメンバーとだけしか話しもしていなかった。まあ、よそよそしい関係であり、ガイドが共通の知合いという日本人的な冷たさが感じられる集団であった。

 午後からは本当に田舎というか、僻地というか、かなり辺鄙なところをバスは走るが、景色は絶景であり、所々にトロルというノルウェーの妖怪?が立っている。トロルについては、ノルウェーのアヴァンギャルドロックのWhenやブラックメタルにも通じるものがあり、この旅の目的の一つであるWhenとBurzumとの関連についての簡単な考察については、オスロで購入した図書を中心に簡単にまとめるつもりである。
 時折バスは絶景の場所場所に停まりながら、その場で記念撮影をしながら進んでいく。確かに景色は絶景である。また結構高度も高いところに上っているもののこの季節では雪は見られない。ところでImmmortalのビデオは一体どこの雪山で撮影したのだろう?Satyriconのビデオ撮影は?Mortiisの怪しい島は?
 また、山脈の色形がUlverの1stのジャケットしていてこれまた感動であるし、森林を使ったジャケットが多いのも納得できる。

 しかし、この時の私の最大の関心事といえばあのサングラス女性であった(^^;;)。多分昼すぎの最初の休憩でだっと思うが、やっと正面から素顔がちらりと。 見たことあるような気もする顔である。もしアイドルとかミュージシャンだったら絶対にぴんとはきていない。あ。そうか小○○○○か?しかし、こんなに細かったっけかなあ。いくらテレビが太って見えるとは言え、その差は大きいような気もした。しかし、一緒にいる年上の女性は誰だろう?マネージャってなことはないだろうなあ。お姉さんかなあ。とか思いながら、この時点で、るな先生に「あの女の子って○島○○○」じゃない?って言うと、るな先生は全く気がつかないようであった。

 と、気になりながらもバスはロフトフースのウーレンスバングホテルへ到着した。16時過ぎだったように記憶しているホテルは川沿いにある田舎のホテルだけど、結構味があってよろしい。しかし、ホテル周辺には田舎町って感じが漂っていた(^^;;)。部屋の鍵を貰った。ホテルに面している景色は素晴らしい眺めで、それをよく見るためにるな先生と二人でホテルの中庭に出ると、運良く○○奈○○さんと連れの女性がいた。 と、ここで、るな先生を誘導して、写真を撮ってもらうということで、○○○津○組に近づく。

すみません、写真撮ってもらいません?」というと、あっさりいいですよ。との返事があった。と、るな先生もその声で確信できたのか、「あ、もしかして、フジテレビの○○○○子さんじゃありません?」と。
 と、「そうですよ(^^)」とのことであった。結局連れの女性に写真を頼み小○○○○と3人で写真を撮る。緊張しまくっている私であったのは後で写真を見て判ったのだった(^^;;)。
湖畔での写真

 因みに彼女たちはデンマークから船でオスロに着てそれから合流したということであった。いやまあ、しかし、日本でいてもテレビ以外に見たこと無いのに、なんでまたこんな北欧で出会うんだろうか(^^;;)。この場ではあまり時間が無く話はできず。しかし、変に取り澄ましたところもなく好感度150%アップであった。また化粧のお陰でもあるとは思うがとても若く見えるのであった。

 さて、ホテルでこの近くにCD屋とかクラブはないのか?と聞いたが残念ながら車で飛ばして30分位のところにしか無いそうで、ブラックメタルはあるかどうかは知らないとのことであったのは予想通りであったがちょっと残念であった(^^;)。そりゃまあ、日本じゃ木曽の山奥のホテルあたりに泊まって同じことを言っても無理だってもんだ。
 夕食まで時間があったので、外を散歩したが本当に田舎だった。念願の櫛を偶然開いていた美容室のようなところで購入したが、他の店はしまっており、面白みはない、本当に田舎であった。ただ、チェリーが植えられているのでるな先生が昨日のリンゴに引き続き、へちる。私が食べたのは甘みもありうまかったが、るな先生のは渋くてあはずれであったそうだ(^^;;)。
 と、待望の夕食である。他の日本人の団体もいたことが判明した。本当に不景気だというのに、どこにでもうじゃうじゃいるのが日本人の団体である。と言ったところで、我々もその中の一部を担っているわけなのだが。我々の団体は窓際の3列を占拠する形で、席を陣取った。
 夕食はやはりバイキングであったが、料理の質は結構高い。結構この時になってばらばらだった団体もやや一体化したようである。私の左側には、若い夫婦と赤ちゃん(たまきちゃんという女の子)が。彼らは、なんとロシアの日本大使館から夏休み旅行で来られたということであった。話によれば、ロシアの寒さもノルウェイの寒さも同じくらいということであった・・・やっぱ寒いのね>ノルウェイ。母親を挟んで右側は、不動産一家ということで、老夫婦(というほどではないか)と子供が3人。男の兄弟が二人と女の子が一人。女の子は高校生に違いないと思っていたら、20歳を数年越えており既に就職しているとのことだった。
 トナカイの肉も出たが、ぱさぱさしているという話で評判はあまり良くなかった。食事を終えて、お茶でも飲みに行こうというと、るな母は飲みたいというのに、るな先生は眠いというので、一人部屋に戻る。
 お茶は地下で飲むということで、コーヒーを貰い、座るところを探していると、同じ団体の女性陣が8人ほどいるので、合流する。勿論その中に○島○○○がいる(^^;;)。まあ色々と話をしていると、るな先生の悪口も始まる訳だが、るな先生を私とるな母とでこき下ろそうとした、今やそのとき
 「なんや、わしのことか」と、るな先生が登場してしまったのであった(^^;)。なんというタイミング。
 さて、この時の女性陣は2人が、60歳くらいの旅慣れた女性と、○○奈○○組の2人と、3人の独身女性軍団である。こーうみると、本当に女性が多いなあ。女はいいなあ。としみじみ思うが、後で考えたら、この場では我々11人のうち男は私だけじゃないかハーレム状態だな・・がははは(^^;;)。
お茶して談話

 そうこう話をしているうちに、やはり同じ団体の夫婦連れが、「仲間に入れてください」とやってきた。学校の先生ということで、なんと、単に同じ団体ということだけれはなく、我々GTO(グレート・ティーチャー大場連合)とも同じツアーの一員だということであった(^^;;;)。なんと彼らは大阪から我々の存在を知っており、昨日のオスロでの国立美術館休館事件の我々の行動も今朝のホテル前バス遅延事件の時の我々の行動もまるでストーカーの如くチェックしていた、あの黒い影そのものであった。障子に目ありとはまさしくこのことである。因みにしゃべり方から「広島?」って聞くとそうだということであった(^_^)v。
 そうこうしてうちに、時間も遅くなったので三々五々と解散していく。我々も寝ることにする。さて残念ながらこのホテルではえっち系ビデオは無しであったことはくれぐれも残念なことであった。


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