ユキノシタ科の多年草。花期は5〜6月。本州、四国、九州に分布する。
人家の近くの湿ったところでよく見掛ける草で、中国から帰化したものではないかと言われている。
昔から民間薬として知られていていて、子供のひきつけや咳の激しいときなどに10枚ほどの葉を塩で揉み、汁をしぼって飲ませると効果があるそうだ。
葉をお浸しにすると食用になる。
ユキノシタ(雪下)の名前については、冬になって雪に埋もれてもその下で枯れずに育つからとか、
白い花を雪に見立ててその下に葉が見えるからとか言われているが、どうもこれといった定説はないようである。虎耳草とも書くがこれは中国名である。
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