オ オ バ コ (大葉子)


 オオバコ科。日本全土に分布。花期は4〜10月。 人に踏まれるところに生える。何かに踏まれると種子が粘液を出して履き物に付き、何処へでも運ばれる。しかし、踏まれないと背の高い草に負けて姿を消す。薬草として知られ、種子を煎じて飲むと咳止め、下痢止めの効果がある。

 大きな葉っぱに因んだ命名だそうである。中国名の車前草は、車の轍のあるような場所に生える草と言う意味。オオバコは踏まれも踏まれても根強く生き残って花を咲かせるが、逆に踏まれないと他の草の方が繁茂してやがて姿を消してしまう。