ハクサンコザクラ(白山小桜)
Primula cuneifolia var. hakusanensis
(2012年7月6日 群馬県片品村・尾瀬)
サクラソウ科サクラソウ属 花期:7〜8月 分布:本州(飯豊山、谷川山系、
利根川源流部、尾瀬、北アルプス、白山)

亜高山帯から高山帯にかけての湿地に生える多年草。高さは5〜15cm。全体に無毛。葉は根生で柄はなく、葉身は倒卵形で縁が内側に巻く。花は花茎の先に3〜6個が散形状につく。花冠は紅紫色で喉部は黄白色、形は高杯形で先が5深裂し、裂片もやや深く2裂する。ユキワリソウに似るが、葉の様子や花冠の裂け方の違いで区別できる。

ハクサンコザクラの葉は表側(内側)に反り返る。