シュウカイドウ(秋海棠)
Begonia grandis
(2006年9月20日 東京都奥多摩町)
シュウカイドウ科シュウカイドウ属 花期:8〜9月 分布:中国南部・東南アジア原産

湿り気のある日陰に生える多年草。高さは40〜80cm。茎は太くて柔らかい。葉は左右非対称の心形で先がとがり、縁に不ぞろいの鋸歯がある。花は淡紅色で雄花と雌花があり、それぞれ同一花序の異なった枝につく。日本に渡来したのは江戸時代で観賞用として栽培されているが、関東地方以西では野生化したものが見られる。

シュウカイドウの葉。

シュウカイドウの雄花。斜め下を向いて咲く。花弁のように見える部分の大きな2個は萼で、小さい2個が花弁。

シュウカイドウの雌花。下を向いて咲き、子房の部分に三角状の翼が3個ある。花弁のように見える部分のうちの2個は萼。