オオカモメヅル(大鴎蔓)
Tylophora aristolochioides
(2008年7月15日 東京都奥多摩町)
ガガイモ科オオカモメヅル属 花期:7〜9月 分布:北海道、本州、四国、九州

山地の林内に生えるつる性の多年草。茎は長く伸びて木の枝などに絡みつく。葉は三角状長卵形で先が尾状に尖り、基部はへこむ。花は葉腋から出た花序につく。花冠は紅紫色で5深裂し、裂片の内面に白い毛が密生する。中心の白く見える部分は雄しべと雌しべが合着したずい柱でガガイモ科の特徴。その周りの暗紫色の部分は副花冠。

オオカモメヅルの葉。