フモトスミレ(麓菫)
Viola sieboldii
(2009年5月14日 東京都奥多摩町)
スミレ科スミレ属 花期:4〜5月 分布:本州、四国、九州

丘陵や低山の林内や林縁などで見られる多年草。高さは3〜6cm。葉は卵形ないしは三角状卵形で表面は濃緑色ないしは暗緑色、裏面は紫色を帯びるのが普通だが淡緑色のこともある。花は直径1cmほどで白色、唇弁だけでなく上弁や側弁にも紫色のすじが入る。側弁は有毛。距はやや短く、紅紫色を帯びる。葉に斑の入るものをフイリフモトスミレと呼ぶ。

フモトスミレの葉。

フモトスミレの距はやや短く、紅紫色を帯びる。

フモトスミレの側弁は有毛。