【 ニリンソウ 】
Anemone flaccida
 
キンポウゲ科イチリンソウ属 花期:4〜5月 分布:北海道、本州、四国、九州

湿ったところを好む多年草で群生する性質がある。高さは15〜25cm。花弁はなくて花弁のように見える部分はガク片だそうである。
【 誤って食べたときの中毒症状 】
全草にアルカロイドのプロトアネモニンやアネモニンなどの有毒成分を含み、たくさん食べると胃や腸が炎症を起こし、吐き気や下痢などの症状が現れる。葉や茎の汁が皮膚に付着すると肌の弱い人では水泡ができる場合もある。毒草ではあるが有毒成分の含有量が少ないので北日本では食用にされているが、若葉が猛毒のトリカブトと似ているために間違えて採取する事故が起こっているそうである。山菜採りをする人は十分に注意してください。
ニリンソウ の若葉 トリカブトの若葉

毒 草 の 一 覧 へ 戻 る