大 田 区 立
 熊 谷 恒 子 記 念 館 
(2007.12.10)

 
熊谷恒子は、現代女流かな書の第一人者で、 美智子皇后が皇太子妃となられたときのご進講者として知られている。 この熊谷恒子の旧宅を大田区が改修し、区立熊谷恒子記念館として一般に公開している。

 館内には熊谷恒子の旧書斎が残されいるほか、作品22点とともに遺品や関係資料などが展示されている。 2階の部屋には紙と硯が用意されていて、入館者が自由に使用できる。書道に自信のある方は、筆をとってみてはいかがでしょうか。 出来上がった作品には、記念として”大田区立熊谷恒子記念館”の押印をしてくれる。入館は有料。

 近くには、龍子記念館万福寺、馬込桜並木、馬込自然林などがある。
 
熊谷恒子略譜
 1893年(明治26年)、京都で生まれる。 1931年(昭和6年)、岡山高蔭に師事。 1933年(昭和8年)、東日・大毎賞受賞。 1936年(昭和11年)から大田区馬込(現記念館)に居住。 1963年(昭和38年)、日展審査員。 1965年(昭和40年)、皇太子妃美智子殿下にご進講。 1957年(昭和42年)、大東文化大教授。 1976年(昭和51年)、東京日本橋の高島屋にて熊谷恒子展を開催。 1980年(昭和55年)、勲四等宝冠章を受章。 1982年(昭和57年)、卒寿記念熊谷恒子展開催。 1986年(昭和61年)、死去。
 
参考資料:大田区立郷土博物館編集 馬込文士村ガイドブック
大田区発行の冊子 ”大田区立熊谷恒子記念館”


所 在 地 東京都大田区南馬込4-5-15
交   通 都営地下鉄浅草線西馬込駅下車 徒歩10分 (地図を参照)
    JR京浜東北線大森駅下車、バス利用
     山王口から東急バス(荏原町駅行き)に乗り、
     ”万福寺前”で下車、徒歩5分 (地図を参照)