2006年7月8日 更新
マンゴとココナッツのトロイピカル・ゼリー
ココナッツミルクゼリーの上に黄色いマンゴーのゼリーが乗っている、美しいゼリーですが、2段重ねを作りますので時間も手間も並では有りませんので充分手順を理解してから材料を準備してください。今回は、手に入れやすいマンゴジュースとココナッツミルクの缶詰を利用しました。天然のマンゴと椰子の実から作るととてもおいしく出来ますが、獅子の実からココナッツミルクを作るのが結構腕力と根気がいる作業ですので、缶詰を使いました。
ゼリーの2段重ねに共通なことですが、手際よく作らないとまとまりませんのでご注意ください。このゼリーは、イタリアン・デザートのパンナ・コッタのトロピカルバージョンです。ココナッツミルクが低カロリーですのでダイエット用のデザートとしては結構良好です。
材料 8人前 一人前あたり 88 Kcal
1)マンゴジュース(100%濃縮タイプ 160kcal ) 250ml 粉ゼラチン 10g(34kcal) 水130ml (ゼラチンのソーキング用に30ml)
2)ココナッツミルクの缶詰 400ml (80Kcal) 砂糖 50g(193kcal) 牛乳200ml(134kcal) ゼラチン 15g(52kcal) レモン1/2個、ホワイトキラソー大さじ1パイ (48.3kcal) ミントの葉っぱ少々
3)調理道具 裏ごし器、ゴムへら2本、3段ボール1組、計量カップ、計量スプーン、20センチのゼリー型(深さ 50mm以上)
冷蔵庫、
作り方
1.マンゴ・ゼリー
1)ゼラチンのソーキング
ゼラチン10gをコップに入れて大さじ2杯の水を入れて良くかき混ぜて水を充分吸わせて10分以上放置してください。
この作業をしないとゼラチンが玉になり舌触りが悪くなります。
2)片手の平鍋に水100mlを入れて、火にかけ沸騰したら火を止めてかきまぜながらゼラチンを入れます。
3)ゼラチンが溶けたら、マンゴジュースを少しずつ加えて良くかき混ぜます。
4)ゴムへらでかき混ぜながら、大きめの3段ボールに水を張りゼリーの鍋を浮かせてかき混ぜながら冷やします。
5)鍋が冷えてゼラチンが固まり始め、とろみがでてきたら、水で濡らしたゼリー型に流し込みます。
あまりゆっくり冷やしすぎるとゼリーの透明感が無くなり、あまり早く型に入れるとジュースが沈殿してむらになります。
6)型に入れたゼリーは、冷蔵庫で冷やして完全に固まるまで放置します。(最低2時間)
2,ココナッツ・ゼリー
1)ゼラチンのソーキング
ゼラチン15gをコップに入れて大さじ3杯の水を入れて良くかき混ぜて水を充分吸わせて10分以上放置してください。
この作業をしないとゼラチンが玉になり舌触りが悪くなります。
2)牛乳100mlを片手平鍋に入れて弱火で暖めます。沸騰する前に火を止めます。
3)砂糖50g ソーキングしてゼラチンを入れて玉がないように良くかきまぜてゼラチンを溶かします。
4)大きめのボールに水を張り、ゼラチンを入れた片手鍋を浮かせて冷やします。
夏場は氷を入れてやると簡単に冷やせますが、固まりだしたら早いですから目を離さないでください。
5)ゼラチンを入れた鍋が人肌程度まで冷めたら、ココナッツミルクを加え良くかき回します。かき混ぜる際泡立て器を使うと便利です。
6)均一に混ぜたら、レモン、ホワイトキラソーを加えて、良く混ぜ込み1で作ったマンゴ・ゼリーが入ったゼリー型に流し込み冷蔵庫で冷やして固まるのを待ちます。(最低3時間)
仕上げ
1)お湯(45〜50℃)を張ったボールにゼリー型を浮かせてしばらく置き、お皿の上に逆さまにして置き周囲をたたいて型から抜き出します。
2)抜き出したゼリーの上にミントの葉っぱを乗せると美しくなります。
マンゴとココナッツのトロピカル・ゼリー作例
![]() 1)使用する前に必ず水を入れて水を充分吸わせて使うこと。 ゼラチンが玉になってしまうのを防止出来ます。 2)生の果物と一緒にすると、分解酵素で分解されて固まらない事があります。 缶詰のフルーツや火を通した物を使いましょう。 3)レモンやリンゴなどの酸を含む物はゼラチンを固まりにくくさせますので使用する量は注意してください。入れるタイミングは、ゼラチンが固まり出した時です。 4)型に入れる前に固まってしまった時は、お湯を張ったボールに鍋をうかして温めると直す事が出来る場合があります。 5)ゼラチンの量は少し多めにした方が失敗が少ないです。
あまり熱い布巾では、周囲が溶けてしまいますのでやや熱いお風呂程度(45℃)が良いです |