● 憲法記念日に思うこと・Ⅱ 今年は+1   5/3(土)



      ● 憲法記念日に思うこと・Ⅰ 今年は+1  5/2(金)

  
明日5月3日は「憲法記念日」です。祝日法で「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する日」とされて
 います。日本国憲法は1946・昭和21年11月3日に公布され、翌1947・22年5月3日から施行されています。
 ですからすでに80年近い年月が経っていることになります。私はご承知のようにもう80歳を越え、末期高齢者
 の中にあります。小学校から中学時代は、いわゆる民主教育の真っ只中にありました。「一般社会=公民」の
 時間に憲法は徹底的に学ばされました。いわゆる「国民主権(在民)・平和主義・基本的人権の尊重」の3原則を
 丸暗記させられたものでした。しかし不思議な話です。私たちが最も大切にしなければならない、「主権在民・
 国民主権」が全く保障されなかったときに、この憲法は作られているのです。「草案」の作成から議会審議に至る
 まで、一貫して「GHQ」の統制下に置かれていたことは、何人も否定できない厳然たる事実です。だから現憲法
 はそもそも無効なのではないか、という決定的疑問にぶつかるのです。
  一般的に国家の役割とは何でしょうか。1が防衛、国を守るということです。2が社会秩序の維持、3に国民
 福祉の向上(社会資本の整備)、4が自由や権利の保障といえるでしようか。こうした自然法・自然権は時間を
 越えて普遍的に守る・守られるべき実定法を超越したものです。自然法・自然権はわが国憲法によっても侵され
 ないのです。自衛権や交戦権を保持するのは当然のことといえます。
  勢いに任せて書いてきたように、成立過定そのものの問題、自然法・自然権との矛盾、更に成立からほぼ
 80年たって現実にそぐわなくなっていること、(新たな国民の権利としての環境権やプライバシー権、等) 
 さらに平和ボケした護憲論者が後生大事に唱える、『平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、我らの
 安全と生存を保持しようと決意した』なる前文が、ロシアのウクライナ侵攻や、さらに覇権主義の道を突き進む
 中國・そして北朝鮮などの現実の動きによって、全く無意味なものとなった現実から、現憲法を改正しようとの
 動きが本格化しています。しかしです。憲法第96条でうたう改正手続きのハードさから、その願いは大変難しい
 ものとなっています。まして現在のいわゆる「政治と金」にまつわる問題からの改憲勢力の後退は、協議する
 ことすらなされていない悲しむべき現実にあります。一刻も早く今の政治持状況を突破し、改正に向けた国民的
 議論を経て、具体的手続きに入ることを切望するものです。
 
:憲法は世界各国で最高法規であることに違いありません。しかし日本のように後生大事にこれを守っている
 国はありません。時代にそぐうよう改正していくことは当たり前のことなのです。憲法制定が1番古い国は 例の
 「ジョージ・ワシントン」や「トーマス・ジェファーソン」のアメリカで237年前、1番新しいのは国ができたのが新しい
 「韓国」で38年前です。改正していないのはその「韓国」と79年経過した「日本」のみです。アメリカは過去18回
 改正しています。経過157年のカナダは31回、77年のイタリアは16回、66年のフランスは24回、日本と同じく
 第二次大戦の敗戦国、ドイツに至っては経過75年で何と65回も改正しているのです。このように状況に応じ
 時代を反映し、憲法を改正するのは世界の常識なのです。


  田中暄二前久喜市長・旭日中綬章叙勲祝賀会 4/6(日) ロイヤルパインズホテル






















  
前久喜市長田中暄二氏の令和6年秋の叙勲、「旭日中綬章」受賞による祝賀会が、6日浦和駅前の「ロイヤルパインズ
 ホテル」で開催され出席しました。私が議員となったのは平成7年です。田中前市長は久喜市市議会議員―埼玉県議会
 議員を経て、平成9年に久喜市長に就任、以降21年にわたり久喜市発展に力を注れました。従って私は23年の議員
 活動中21年を田中前市長とご一緒したわけであり、合併を中心とした数々の思い出があります。またそれ以前から高校
 を除き、小・中・大と同窓であること、2人のお子様が小学生時代、私のサッカー少年団の会員であったこと等から、奥様も
 含め個人的にも親しく交際を頂いてきました。市長―議員を同時に辞したわけですが、民間人となってからも様々な活動
 をご一緒しご指導を頂き続けています。
  この祝賀会は上田清司前県知事を代表とする発起人会の主催です。大勢の拍手の中ご夫妻の入場 ―上・左―
 壇上着席の後
―上・左2― その発起人の紹介から会は始まりました。なお出席者は約320名、広い会場を40
 ものテーブルがびっしり埋めています。そのため受賞者席までかなりあり、写真が不鮮明であります事お許しください。
  発起人は上田参議院議員(前県知事)を代表とし、市長・議長・商工会・農協・祭典委等市関係団体長の他、母校と
 なる浦和高校・早稲田大学の県の同窓会々長等、幅広い人達11名で構成されています。
―上・右2― 
  発起人を代表し上田清司氏が挨拶、上田氏は「政治家には理論あれど行動力に乏しく、行動すれど理論・思慮に欠ける
 という人物がママいる」とし、「しかし田中氏は理論・実践共に優れ、欠点なきが欠点ともいうべき人」と評されました。
  
―上・右― 来賓祝辞に入り、大野元裕県知事、土屋品子衆議院議員、西田実仁参議院議員、清水勇人さいたま市長
 等が祝いの言葉をのべられました。大野元裕県知事は
―中・左― 田中氏の最近発行された「政治学研究・統治機構
 改革の提言」に言及し、地方自治の推進に当たってこられた田中氏の集大成、これからも大所高所からのご指導を」
 と述べていました。
  祝辞を終え花束の贈呈です。最初は出席者を代表し、女性2人からのものでしたが
―中・左2―、ご家族の方からも
 送られました。市長には5人のお孫さんがおられます。前市長は子煩悩・孫溺愛で知られていますが、お孫さん手作りの
 工作物も送られていました。
―中・右2― 私は令和元年秋の叙勲で「旭日双光章」受賞の栄に浴しました。祝賀会を
 翌年春に予定したのですが、直前のコロナ騒ぎ、故安部首相の「学校休校要請」のため中止となりました。思い出しても
 痛恨の極みというやつ、ですからこの時は無かったのですが、平成26年生涯スポーツ振興で「文部大臣表彰」を頂いた
 際の祝賀会で、眼の中に入れてもいたくない娘の孫・当時幼稚園児にこれをやってもらいました。よちよち歩き壇上で
 記念品を渡されたとき思わずホロっとしたものでした。顔が崩れっぱなしだった前市長の心中お察しします。
  「受賞者謝辞」に移りました。前市長はこだわりがあるのでしょう。「一隅を照らす」と題した16頁にも及ぶ小冊子を
 作られ全員に配布、挨拶をされました。最初の県議選でのすさまじい激戦、一度頓挫した合併の成功等々、私も
 関係者の一人として当時を懐かしく思い出しつつ拝聴しました。
  浦和高校の同窓生でもある「ヤオコー社長、川野幸夫氏」(肩書は浦高に関する財団理事長)の長~い挨拶の後の
 音頭で乾杯し
―中・右― 祝宴に移りました。会場には懐かしい方が大勢おられました。美味しい料理を楽しみつつ
 ご挨拶に回りました。町田前幸手市長、小島前白岡市長、中山前菖蒲町長等々、田中氏を支えられた旧職員の
 方も当然出席されていました。議長時の議会事務局長、県から派遣された副市長、財政課長、本当に懐かしいもの
 でした。
―下・左、旭日中綬章と左2、にぎわう会場― 楽しい時間はあっという間に過ぎ閉会行事に移りました。
 「親族代表謝辞」と紹介があり、ご長男かなと思いましたらお嬢様でした。
―下・右2― 田中前市長のご家族の
 ありようをほうふつされる良き挨拶でした。感激し聞き入りました。
  3つのグループによる手締めです。私も最初に久喜の祭り仲間と祭り半纏でにぎやかに祭り締めをさせていただき
 ました。最後に浦高同窓会の手締めで今日の会のお開きとなりました。
―下・右―
 
 市長本当におめでとうございます。私共にまでいろいろご配慮いただきありがとうございました。上田参議院議員や
 大野県知事が言われたように健康に留意され、政治学・地方自治の研究にさらに邁進されつつも、大所高所からの
 ご指導・ご助言をお願いするものです。今までと同様後からついてまいります。


   ●  本H・P「みどりの風」90万人台に  9/17(月)

  
昨日夜、入浴前にこのH・Pを覗いててみたら
 アクセス数90万人を越えていました。
   88万8、888と8が6つ並んだのが昨年
 12/30でしたから、この当たりかなと思って
 いましたが、うれしくなり眠い目をこすり
 こすり更新しました。


  とにかく14年年頭に正式公開以来23年余、訪問いただき続けてきた皆様に感謝申し上げます。
 私が議員になったのは平成7年、2期目を迎えて活動報告紙「みどりの風」以外に、皆様との意見交換の
 場を持ちたくホームページの作成を図りました。私のサッカーの教え子であり、ICТ関係のお師匠さんで
 あるS氏の協力で平成14年年頭に正式公開させていただきました。
  最初の頃は更新さえままならず、いつも電話でS氏を呼んでは助けられていました。だから10万に達した
 のはH20年4月、何と6年余掛かっていました。その後更新が面白くなり頻繁にこれを重ねてきました。
 議員最後の任期、29年5月に50万人に到達しています。私は新・旧久喜市議会議員を6期23年勤め
 30年3月辞任しました。それに伴い本H・Pをリニューアルし、現在の形となり7年が経過しています。
  気が付いたことですが議員を辞してもアクセス数が減っていないということ、逆に言えば議員のH・Pとして
 余り有効でなかったということでしょう。恥じ入ります。最も議員時代、「岸さんのH・Pアクセスの7・8割は
 サッカー少年団関係者」なんて言われていたのですから仕方ないですね。それと余り多くの人に読まれては
 いない、そのかわり2~300人程の比較的熱心な人がいて、かなりの頻度で来訪して頂いているという事です。
  生涯学習関係者・市民大学関係者・祭典関係者等々の方です。時々存知あげない方から「読んていますよ」
 とメールを頂きうれしくなりますが、「ちょっと誤字が多いですね」とご指摘を頂きます。これまた恥じ入ります。
  最近困っていること、年齢と共に役職を辞し、報告する内容が減っているということです。最近やたらと教育
 関係、それも久喜小のそれが多いのは、私の残された最後の活動の場ということでしょうか。
  とにかく質の悪さは量でカバーし、これからも数多く更新し続けていきます。とにかく夢の100万までは何と
 しても生きていたい、それもなにがしかの活動していたいと念じ続けています。変わらぬご来訪のほどよろしく
 お願い致します。

 
   本町集会所存続を求め署名運動を展開中です 3/11(火)

  
私が地元の本二町内会の役員をしていることは、もう何度も何度も
 このH・Pで報告しています。この町内会活動の唯一の集会の場が
 「本町集会所」です。私達の他、子ども食堂、健康体操グループ、
 祭典保存会等々多くの団体がここを利用しています。こうした市民の
 利用に供するため市が整備し、管理してきた施設は他にいくつかあります。
  東集会所、太田集会所、栗原記念館等々です。他に公民館やコミュニティ
 センターといった類似施設もあります。久喜市は4つの町の合併によって出来た町です。
 基本町に1つあれば良い施設が4つある例もあります。施設は年々老朽化します。
  少子高齢社会の進展の中で厳しい財政運営を迫られることは明白です。こうしたことを背景に
 市では今後公共施設をどうするか、を個々の施設にまでさかのぼって検討し、計画を立てています。これが
 「久喜市公共施設個別施設計画」というものです。令和3年に策定され、令和6年に改訂されています。そこでは
 集会所は令和9(8)年度に除却する(廃止)事を決定しています。最初は住民団体(各町内会等)に有料で購入して
 もらうなどの考えか打ち出されていました。正に実現不可能と言わざるを得ません。
  「アセットマネジメント」に立ち、個々の施設の将来像を検討することを否定するものでありません。しかし市民の
 市の施策にあった活動推進の場という視点から外れ、まず除却ありきは否定されるべきです。
  当然大きな反対運動が起きました。「東集会所」利用地区・団体は早くから反対運動に取り組み、3000名を
 こす、除却反対の署名が提出され、昨年10月には市長との話し合いが行なわれ、結果「集会所は存続する」
 との方針転換を得ています。内容的には「東集会所を東コミセンの分室として有料で開放、今後大規模改修が
 必要とされるまで引き続き市が管理する」というものです。これは2月定例会一般質問の場でも確認されています。
  
  これに比して「本町集会所」は対応が遅れていました。これは「東集会所」と違い利用する町内会が少ない事も
 ありました。しかし新年を迎えようやく話し合いが進展し、具体的行動がとれるようになりました。本町地区区長
 利用市民団体との話し合いが何回かもたれ、去る6日、本町地区区長10名、利用団体会長7名の署名附き
 要望書を携え市長を訪問、存続への要望を行っています。またこれに合わせ市民から「存続を求める署名」
 も始まりました。用紙のタイトルは「本町集会所の存続を求める署名」であり、呼びかけ人は「本町集会所の
 存続を求める区長一同」、「本町集会所利用団体一同」です。「本町集会所は町内会、ボランティア団体、
 サークル等の活動拠点であり、利用団体数、利用率は同様施設中でトップクラス」、「利用団体等は久喜市の
 コミュニティ推進の施策に呼応し、活動の充実を図っている。」、「市内中心市街地唯一の施設であり、最適な
 環境と立地にある施設」とし、以上のことから存続を求める署名活動を行う、賛同いただける皆様の署名を
 お願いします」となっています。
  一応今月いっぱいをメドとしています。どれくらいの数になるか解りません。いろんなルートからお願いがあると
 思います。ご協力のほどよろしくお願いします。当日市長にお会いした方の感想です。これはあくまでも、その
 方の観測です。すでに東集会所の例があり、そうした方向で進むのではないかということでした。
  もしこの集会所が予定通り除却されれば、私達の町内会活動は致命的打撃を受けます。良い方向で進展
 することを心より望むものです。

  久喜市議会・令和7年2月定例会一般質問・➂  2/25(火)・26(水)・27日(木)、3/3(月)    

 ● 消防団員の確保のための質問が出ました。
  
 今年は乾燥した気候の中で、特に市街地での火事が多い冬でした。こうした火災の他「利根川」を市内にもつ
  所からくる水害、更には一層危険性をます首都圏直下型地震と、各種災害に備えた防災力の向上は急務の課題
  です。いわゆる「自助・共助・公助」に加え最近では「近助」の重要性が叫ばれています。そうした観点からも地域に
  密着した消防団の役割は益々重要性を増しています。そうした状況にも関わらず、久喜市でも全国的にも団員への
  新規加入が減少、厳しい現実があることは知っています。
   質問はそうした観点からと思っていました。所が何というか久喜地区消防団員である質問者が、団内部の問題を
  質す物であり少なからずびっくりしました。ポンプ車操法の問題とか、特別点検への参加は団員にとり負担(一般
  市民ではない)だとか、更には器具置き場への湯沸し器や暖房器具の設置など、おそらく団員のためのこういう
  問題は消防団が事務を扱う行政担当課に申し入れすればよいことでは。
   消防団員と消防職員の協力体制の構築に関すること以外、今回の質問は議会で議員がする内容なのでしょうか。


 ● 小中学校の体育館のエアコン設置について質問が出ました。
  
 普通教室・特別教室の冷房化がほぼ完了した今、小・中学校体育館へのエアコン設置が求められています。
  昨今の猛暑・酷暑からくる子ども達の健康面への配慮が第一であり、次いで小中校体育館が災害の際の避難所
  に指定されていることから、防災という面からです。今年(7年度)・中学校へのエアコン設置が予算化され、大きな
  前進を見るここになります。従って小学校体育館へのエアコン設置が次の課題となります。早期の工事着工を
  求める質問に対し、国からの補助金などを勘案し検討していく(その方向で)との答弁をしています。

 ● 市役所開庁時間短縮に関して質問が出ました。
   2月5日に開催された「全員協議会」において、市長から窓口開庁時間の短縮について提案・説明がなされました。
  以下の内容です。1・受付時間、現8:30~17:15 → 8:45~16:30(1時間の短縮) 2・本年7月7日より実施
  3・対象 本庁舎・第二庁舎・各行政センター・各保健センターすべての窓口、電話受付、日曜開庁。
   昨年度からの機構改革により各地区行政センターの人員が大幅に減少された、同じく昨年10月から日曜開庁
  日数も減少したのに続く、1時間の開庁時間短縮は大幅な市民サービスの低下であり、見直し・撤回を求めるという
  物でした。市はマイナンバーカードの交付率の向上、電子申請などの拡大、職員の働き方改革、中長期的に市民
  サービスの向上につながるとし、予定通り実施するとしています。
   埼玉県内では4月1日より実施する志木市のみ、(久喜市はI、市民への告知の時間との考えから7月からとしたと
  答弁)全国的にも実施自治体は極めて少ない状況にあります、。また介護・福祉・教育等各課における相談業務も
  同様に短縮されることになります。お仕事の時間をつめ、閉庁時間時間ギリギリで市役所にお見えになる方が
  7・4%もいるとの事、すべて切り捨てとなれば、大きな市民サービスの 後退になると思われます。
  経費削減は前記しましたが無駄な施設の削減にこそ求めるべきです。
   再考・見直しを求めるものです。
 

 
  ● 久喜市議会・令和7年2月定例会一般質問・②  2/25(火)・26(水)・27(木)、3/3(月)

 ● 公共事業の契約後、物価スライドによる契約金の上乗せへの質問が出ました。
  特に今回は「新ごみ処理施設」の整備・運営事業で、資材費・人件費等の高騰により、「スライド条項」による
 大幅な「契約変更」がありました。新ごみ処理施設整備事業に、契約後に生じた物価高騰分として36億8000万円
 もの費用が追加されるのです。(277億円→314億円) 最初の契約金が高いと物価高騰分の金額も大となります。
  財政調整基金の落ち込みなど久喜市は財政難にあるとされる中、「余熱利用施設・市民の森・緑の公園一体
 整備事業にも、同様に契約金変更申請が出される可能性があります。大きな問題ですね。
  私は新焼却炉の必要性を痛感しています。ある程度の市民・地元還元施設も認めます。しかしどう考えても

 いわゆる「賑わい機能」には賛成できません。付帯施設の予算は約130億円ですが、「光る煙突」・「庭園」・「ランニ
 ングコース」など全く必要ないものに、25億円もの予算が計上されています。こうしたものがスライド制により
 さらに高騰することなど市民感情として許せないものがあります。市はこうした不要な施設を「どれ1つ欠かすことは
 出来ない」とし、見直しの検討は一切していません。悲しいことです。


 ● 「第75回全国植樹祭について質問が出ました。
  
 「全国植樹祭」が今年5/25、秩父吉田町の県営ミューズパークで開催されます。主催は国土緑化推進機構
  (事務局・林野庁)と開催都道府県、今年で75回を数え、埼玉県での開催は実に66年ぶりです。天皇・皇后
  両陛下が出席される「国体」等と並ぶ四大行事とされ、県では1年前、100日前などの記念イベントを開催、大々的
  な準備を重ねています。このサテライト会場として「モラージュ菖蒲」が所沢・深谷市と共に選ばれています。
  これはわが国の「林学の父」といわれる「本田静六」氏との関係から、久喜市が積極的に働きかけたものです。
   当日は母校・三箇小の子ども達も出席、イベントを行うそうです。なお本田静六氏は秩父の広大な山林を地元に
  寄贈していますが、ミューズパークとの直截な関係はありません。今回のことに鑑み、氏を埼玉県の「四大偉人」に
  との提案もありました。三大偉人は現本庄市・児玉の「塙保己一」、深谷市・「渋沢栄一」、現熊谷市・妻沼の「荻野
  吟子」を指します。最も加須市では四大偉人として童謡作家・下総皖一氏を押す動きもあるそうです。答弁で「県に
  積極的に働きかけていく」としましたが、「東北三大祭り」というのがあります。最近で「花笠祭り」を加えて四大、
  「盛岡さんさ祭り」を加えて五大、更には「福島わらじ祭り」を入れて六大だと主張する人もいるそうです。郷土の
  偉人を尊敬しますが、無理な働きかけはどうなのと思います。
 

 ● 防犯カメラの設置を求める質問が出ました。
  
 犯罪の予防と未然防止の観点から、防犯カメラ設置の促進を訴える質問が出ました。防犯のため古くからの
  課題で、私も一度取り上げたことを思い出します。市が設置している防犯カメラの提供状況、数等を問う質問が
  出ていました。令和4年・21件、令和5年・22件、令和6年34件で、提供先は警察、求めに応じてとの事です。
  昨年が急増しているのは例の連続放火事件のせいでしょうか。
   最近様々な機能を持つ「高度化見守りカメラ」を設置している先進自治体もあります。そうしたことに踏まえ
  久喜市での設置を求めた質問に対し、「有効であることを確認している」としつつも、プライバシーの問題がある
  高額である(例・7億2千万円・兵庫県加古川市)とし、「検討課題としたい」との答弁でした。   
 

 ● 各種行政の「計画」について質問が出ました。
   
最高計画としての「総合振興計画」をはじめ、久喜市には多くの「計画」が策定されています。私も40年も前の
  「第二次公共施設整備計画」(今の総合運動公園の最初の計画)から、何次かに及ぶ「生涯学習推進計画」そして
  「スポーツ推進計画」等多くの計画策定に関わってきました。その策定過程ですが、通常「**計画策定懇話会」
  なるものを組織し、職員と協議しつつ策定しますが、その過程で「コンサル」に委託するものもあります。
   過去令和1年~5年までの5年間でその件数30件、総委託料3億6千万円と答えていました。その数の多さと
  1件当たり平均1200万円という額にびっくりしました。コンサルに委託しても「市が基本を示し、策定の中心になる」

 
 と逃げを打っていましたが。出る計画・出る計画きちんと製本し、立派な本とする必要性はないのではとの質問に
  今後ペーパレス化等も考え、必要に応じわかりやすいものとしていくとしていました。

  久喜市議会令和7年2月定例会・一般質問 ① 2/25(火)・26(水)・27(木)・3/3(月)
 

  久喜市議会の令和7年2月定例会一般質問は、2/25(火)・26(水)・27(木)・3/3(月)の4日間行われ
 6-5-5-6の22人が登壇・質問しました。久喜市議会は現在定員27・欠員3・現数24ですから、議長を
 除き質問しなかったのは1名となります。大体いつもこんな感じ、議員各位の真摯さに敬意を表します。

 ● 紙の教科書の使用を見直す事への質問が出ました。
   先の議会ではスエーデンを始めとするデジタル教育の先進国が、アナログ教育に大きく舵を切った事に
  鑑み、日本・久喜の「GIGAスクール構想」に警鐘を鳴らす質問が出ていました。今議会では何と早くも「紙の
  教科書」から、デジタル教科書を正式なものとすることへの批判的質問が出ました。何とも気の早い事ですね。
   デジタル教科書とは紙の教科書をデジタル化したもの、タブレット・パソコンなど端末器で使用します。昨年
  から小5~中3までの英語に限り、紙の教科書と同様の位置づけとなりました。その後算数・数学も、とされ
  今後数年かけて、段階的に進めるとされています。久喜市はどうするか未定です。決定する場合は多くの方
  の意見を参考にしながら教育委員会が決定することになります。
   メリット・デメリットは当然あります。今の学習指導要領でいう「主体的で、対話的で深い学び」に適している
  「教科書の改訂期の短縮」等がメリット、今以上に教師のICTスキルの向上が求められる、学校・家庭での
  通信環境面、子どもの健康面等がデメリットです。スエーデンなどと日本のデジタル教育が同じものとも言え
  ませんし、20年近い歴史を持つのに日本ではここ数年です。もう少し実践してみないと、早々に結論を出す
  べきものでない気がします。   

 ● 久喜市における外国人の定住と共生を求める質問が出ました。
   
埼玉県では「多文化共生推進プラン」に基づき、日本人・外国人住民が共に日本一暮らし安い県を目指す
  施策を推進しているとし、久喜市にもそれを求める質問でした。現在久喜市には64か国・4456人の外国人
  が住んでいるそうです。多い順に1位・ベトナム人(聞き漏らしました・1000人以上と思います。)2位・フィリピン人
  672人、3位・中國人580人、4位ネパール人395人、5位ブラジル人323人住むとのことです。
   次に就労者数  把握できてない     義務教育年代の子どもの数と就学者数  171人で168人
   健康診断の受診状況  正解でないが国保280人で33人
   生活保護を受給している世帯数・人数  35世帯・59人
  外国人労働者の賃金は安いとされるが、久喜市発注の公共工事ではどうか   把握していない
  色々差別を受けている外国人にアンケートを実施する考えは  考えはない 相談窓口で対応していく。
   日本は高齢化が進行しながら人口が減少していく社会となっています。慢性的労働者不足となっています。  

  
そうした中、外国人と互いの違いを認め合いながら、共に生きていくことに何の反対もありません。只です。
  大泉町や川口市の例があります。大泉町は外人8000人、町人口の5分の1を占めます。生活保護受給者
  4分の1は外国人です。昔は南米人、最近は東南アジアの人が多く、それぞれ国ごとにコミュニティを形成し
  他の国の人とは交わらないそうです。
   川口市は例のクルド人問題です。不法滞在者を含めると3000人弱にもなります。ごみの違法放棄、迷惑
  駐車、深夜の騒音と大きな社会問題となっています。クルド人同士の争いが多く、巻き込まれると怖いので
  どうしても避けてしまう、と私のサッカー少年団時代の古い友人が言っていました。差別はいけません。共に
  生きていくべきです。たたこの町で生きる以上、この町の法令・ルール、慣習は守ってもらいたいものです。

 ● 久喜市民大学のこれからについて質問が出ました
  
 本H・P「まなびすと」のページで何度も記しています。私は長く「市大・高大運営委員会」の責任者を勤め
  この問題の専門家です。大変興味をもって質問をお聞きしましたが、チヨット残念な感じを持ちました。
   「市民大学」は今年で30年です。そして定員を満たしたのは初期の3年位、特にここ10年以上10名台
  前半にとどまっています。入学者の増加を図るためいくつかの提案を頂きましたが、すべてやっています。
  魅力ある授業とするための提案もいただきました。質問者が提案した物は多く取り入れており、「市の歴史」
  に関するものは学生からの要望です。要するに考えられうるあらゆる努力はしているという事です。でも
  入学者が少ないのてす。私は市民大学を命のように大切にしています。だから「費用対効果」等という人を
  軽蔑します。でも仮に10人を割り、それが続いたら
市民大学」としては考えねばならないでしょう。市民大学
  開校の目的は1・市民の生涯学習のニーズにこたえる、2・リーダーを育成すると共に、3・として5日制と絡
  んで、子どもの居場所づくりの推進がありました。「ゆうゆうプラザ」とか、「コミュニティスクール」の現状を
  見るとき、市民大学はその役割を果たしたとも言えます。猛烈に残念なことですが。

 ● 学校開放事業の在り方について質問が出ました。
  
 先の東京オリンピック(昭和39年・1964)をきっかけに、スポーツ振興のため大きな試みが2つなされました。
  1962の「日本スポーツ少年団の誕生」、1961の「スポーツ振興法の制定」です。このスポーツ振興法第13条に
  本来「学校教育しか使えない施設を支障のない範囲で、一般市民の使用に供することができる」との条項があり
  ここから学校教育施設の市民への開放が始まりました。久喜市ではだいぶ遅れてS52。1977年からです。
  私はこの学校施設開放制度にのっとって、その後の活動をしてきたことになります。質問は今までの体育施設
  だけでなく、文化施設(音楽室や美術室)への拡大を求めるものでした。私はかって習志野の秋津コミュニティを
  何度も訪れ、こうした拡大を久喜市に求め続けてきました。現実は学校・教委の管理面の前に跳ね返され
  続けてきました。これは市と教委の考えの問題です。音楽室や他の市民利用施設を防火シャッターなどで遮断
  その部分の管理権を市民に移行すればよいのです。これは現実に大変難しい問題です。しかしやり続けねば
  ならない問題です。質問者の今後の努力に期待します。

 
 
   久喜市議会令和7年2月議会・施政方針への代表質問 2/24(月・休) 

  
現在久喜市議会令和7年2月議会が開会中です。2月議会は年度予算を審議する最重要議会と位置づけ
 られていますが、同時に休日議会に「代表質問」も行われます。質問は本会議では「代表質問」、「一般質問」と
 「議案」に対するそれと3種類あります。「一般質問」は市政に関することすべて、「議案質疑」はその議会に
 提案された議案に対し、個人が行うものです。「代表質問」は市長が行う「施政方針演説」、「所信表明演説」
 に対して、会派を代表し1人が行うものです。
  また久喜市議会では、議会を市民にもっと親しんだものにしたい、広く議会にお越しいただきたいとの考えから、
 年1日「休日議会」を開催し、「代表質問」の日をそれに当てています。これは「代表質問」は1問1答方式のため
 課長・補佐クラス大勢が何かに備えるため、出勤する必要がないためです。これだけInternet傍聴が進んだ今
 休日議会は必要なの、との声も昨今出ていますが、24日、23日天皇誕生日の振り替え休日の日に、この
 休日議会、市長の「施政方針に対する代表質問」が行われたのです。

  代表質問は所属する会派を代表し1人行うものです。今久喜市議会は定員27名、欠員3です。会派構成は
 「未来の会」11名、公明党市議団5名、「市民の政治を進める会」3名、「共産党市議団」2名、「無会派」3名
 です。会派はイコール党ではありません。「公明党と共産党」は会派=党ですが、「未来の会」は一応自民党色
 ですが、自民党員は3分の1程度と思います。「市民の政治を進める会」と「無会派」はいわゆる市民派ノンポリ
 というやつです。国の政治と同じく「未来の会」と「公明党市議団」か市長与党を形成しています。現数の3分の2
 を占める安定多数の状況です。「代表質問」の「代表」とは役職のそれを意味しません。今回も4人中半数ずつ
 でした。なお「代表質問」は「施政方針」と「所信表明」に対するそれとあります。今回調べて見たら明確な違いは
 ないそうです。「衆・参議会」でも異なります。「都議会・県議会・市町村議会」でもバラバラな様です。要するに年
 1回はある市長の予算を伴う重要な方針への質問ということになります。
  前記しましたが1回質問・1回答弁です。それで終わりです。一般質問のように何度でも聞ける、だから
 深まるというのではありません。また私達傍聴者には市長の演説内容は解りません。(書類で)。質問通告は
 入手できますが、大項目以上とされています。細かい部分へのそれは遠慮するということです。答弁も通り
 一遍の耳当たりの良い物が普通です。だから代表質問の質疑は議員時代から聞いていても余り面白い
 ものでありませんでした。今回などその典型でした。  

  例えば典型的例 
①八潮市の件から「下水道施設の維持管理」について。
 答弁は「県と連携し、施設の維持管理に努め、市民に安心・安全を提供していく。」というもの、当たり前ですね。
 どう県と連携し、どう施設の維持管理を進めていくのかということです。
  「上」を含め複数の方から出た質問を報告します。
    ② 新ごみ処理施設の整備状況とゴミ分別について  令和5年工事に着、7・8・9年で工事を進め
 9年中に稼働する予定、プラスチックを燃やすごみとする考えに変更はない。市民見学会を30回実施し、
 見学者よりアト押しする意見を頂いている。?光る煙突とか豪華すぎる回廊とかをアト押しする意見を聞いた
 事がありません。
     
➂ 合併15周年記念の功労者表彰について  地域でのボランティアなど今まで余り見られなかった
 人を (表面に出なかった人)を表彰していきたい。
     
④ 義務教育学校について  いわゆる鷲宮西中に鷲小・上内小を含めて義務教育学校とするという
 ものです。
私は義務教育学校を完全否定するものではありません。ただ昨今「小中一貫」とか「中高一貫」とかを
 無条件で評価し、そこから義務教育学校を進めるという風潮があります。私は余り良しとしません。「小中一貫」
 などかなりのデメリットの部分があると考えます。
    
 ⑤ 市役所開庁時間の短縮について
  急に市長から表明されました。窓口の開始が15分遅く、終了は45分早くなります。窓口業務が1時間短縮
 されることになります。本庁舎・4つの行政センター、保健センター等ほとんどに適用されます。市民サービスの低下
 では、との質問に、市役所職員の働き方改革、マイナンバーの普及、電子申請の拡大などを理由に挙げ、実施
 すると答弁、本年7月からの予定です。
    
 ⑥ 市役所本庁舎の増築について
  先の市長選前に本庁舎の移転問題が急に発生、市民の猛反発を受け見直ししたことは記憶に新しいところ
 です。その後現市庁舎後にとの方針が示されたかと思います。今回は市政にとって最重要課題といえる「本庁舎
 移転問題」に施政方針で全く触れなかったことも含め質問でした。本庁舎・第二庁舎・4行政センターすべての
 機能を含むとしました。その過程で市民参加を、との質問には、当面管財課内に設置された「本庁舎整備推進室」
 で当たっていくとの答弁で下。 
    
 ⑦ 総合運動公園の整備計画について
  私もスポーツ推進審議会会長代行として、この整備計画に関わりました。質問通り令和6・7年度で市民プール
 解体、跡地にスケートボード場、3X3コート等整備するものでした。ご承知のように市民グラウンド南側に産廃ゴミ
 山があり、この処分が長く懸案事項となっていました。この度民間業者からこの土地を購入したい、為にごみ山の
 試掘を行い土の状況など確認したいとの申し入れがあったそうです。久喜市としてはそれを了承、資材・器具の
 置き場としてプール場を提供するため、整備予定は大幅に遅れることとなります。業者より具体的スケジュールが
 出されていないため、公園整備のスケジュールはメドが立たないとのことです。
    
 ⑧ スポーツ・健康まちづくりについて
  設立された「スポーツコミッション」活動を通しポーツによる地域の活性化を図っていきたい、誰でも参加できる
 「ユニバーサルスポーツ」を推進したい、「市民体育祭」を充実したものとしたいと答弁しています。先2つはまあ
 まあとして「市民体育祭」だけはどうにかしてください。評判悪いですよ。 
   
  ⑨ 財政調整基金について
 
 財政調整基金とはご承知のように、何にでも使える市の貯金です。学校等の修理に大幅に取り崩したため
 激減、久喜市の財政がピンチと騒がれました。しかし年度末に繰り戻しをして増加しています。こうした帳尻を
 併せるやり方はあまり賛成できません。財政調整基金に頼らない財政運営が本来のあり方です。

     ➉ 学校給食費の無償化について

  与党少数の中で教育費の無償化と共に渦中にあります。給食費は全国で約30%が無償化を実施しています。
 無償化を実施した場合、多額の財源を必要とし、他の教育関係費の削減とかサービス低下につながりかねない
 と考えます。引き続き国の動向を見守っていくとしました。国の教育費の無償化も教育の中身の問題と離れて
 無償化のみが論じられており寂しい感じを持ちます。

  久喜市総合体育館第二体育館会館40周年記念式展1/25(土) 第二体育館アリーナ 






















  久喜市総合体育館第2体育館・毎日興行アリーナ久喜サブアリーナ(旧称・久喜勤労者体育館=勤体)の開館
 40周年記念とリニュアールを兼ねた式展・感謝祭が、25日同体育館において開催され出席しました。
  久喜市は早くから市民スポーツ活動の活発な町でした。しかし公的な体育施設の整備は遅れていました。私は
 久喜市体育協会理事長に就任、「総合体育施設建設促進期成会」を結成、その幹事長として今思い出しても
 活発な活動を展開したものでした。その後現「総合運動公園」地に、13haという広大な土地が確保され、そこの
 最初の施設として「勤労者体育館」が整備されたのです。開館は昭和59年4月でした。9年後のH5年に「総合体育
 館」が完成、H18年に指定管理者制度が導入され、毎日興行が管理運営するようになりました。そしてH28年に
 ネーミングライツ協定が締結され、今日の表題のような名称となりました。この間H18年には利用者が100万人を
 突破、H22年のフロアーの全面改修、昨年には屋根・トイレ等の大規模改修を行い、利用者数も180万人を
 数え、スポーツ少年団、中・高活動・家庭婦人のスポーツ活動にとって最も使いやすく、馴染みのある施設として
 今日を迎えたことになります。
  私はこの体育館が立てられた頃、体育協会理事長として深くかかわった思い出があります。当時の総工費として
 3億4000万円はかなりの高額であり、事実勤体としては全国で1番大きい、換気機能、音響機能にも優れ、床に
 北海道産山桜を使用、正に行政と市民一体で整備された施設として、大きな話題になったものでした。
  会場は多くの来客でにぎわいました。
―上・左― 開会に先立ち愛好者により「祝い太鼓」が演奏され、―上・右2―
 コバトンも愛嬌を振りまきました。
―上・右― 指定管理者・毎日興行T代表が開会を宣言―中・左― 長きに
 わたりこの体育館を利用、育てられた体育団体への表彰が行われました。家庭婦人バレーボール等スポ協の
 屋内団体、ミニテニス等レク協、ミニバス・バレーボール等のスポ少団体です。私が体協理事長として活動していた
 頃の仲間の方、20年会ってないな、なんて人もいてなつかしさで一杯でした。
―中・中の2枚― その後2人の
 受賞者代表から謝辞が述べられました。バレーボール連盟とスポ少ミニバスの方です。―中・右― 「この体育館
 にはものすごく愛着がある。どうか50年・100年と続いてほしい」と述べていました。梅田市長他が来賓あいさつ
 
―下・左― ―下・左2―は来賓、左は市3役と県議、右はスポーツ団体代表、市議さんでした。
  この後思いもかけず私を含む3人が呼ばれ、この体育館の今日に深く関ったと紹介をされました。1人は体育館
 建設時の建設課課長のМ氏、1人は当時の教育委員体育課係長のS氏、そして私です。突然のこととてびっくり
 完全には覚えていませんが、「長く生涯学習の推進、青少年の健全育成、スポーツ振興に当たられ、本体育館の
 今日に関わられた岸輝美さんです。」と紹介されたと思います。正直言ってびっくりしましたが、少しうれしいもの
 でした。 その後フロワーでママさんバレーチームの試合、スポ少の子とオールドタイマーとの試合があり、
 
―下・右2枚― 後はみんなでやってみよう、太極拳、クイズ、みんな集まれ!**ゲーム、といったレクがあった
 そうです。私はおもてなしコーナーでのお汁粉や焼きそばに舌つづみを打ち、会場を後にしました。
  私自身オープンの年の「綱引大会」をはじめ、この体育館と深くかかわってきました。受賞者代表の謝辞では
 ありませんが、長く久喜市の市民スポーツ・レクの主要施設として愛され続けられることを強く望みます。

  先月中旬より「スポレクのページ」故障のため、比較的更新度数の少ないこのページで報告してきました。この度
 回復いたしましたので、この報告を最後に「スポレクのページ」に戻さ生いただきます。ご不便をおかけしました事
 お詫び申し上げます。

   市スポーツ少年団令和6年度ロードレース大会 1/12(日) 運動公園市民グラウンド

















  市スポーツ少年団のロードレース大会が12日(日)、総合運動公園市民グラウンドで開催され観戦しました。この
 大会は種目に関わらず全ての団員が参加できるものとして、旧久喜市時代から行われています。会場は新本部と
 なってから、菖蒲総合支所南側の運動広場で行われていました。県の土地で返還となり、それ以降総合運動公園で
 行われています。中身は団対抗駅伝(1団5人)と学年別・男女別個人走です。個人走は1年生から3年女子まで
 1000m、3年男子・4年生男女が1500m、5・6年生が1800m、駅伝は5・6年生のコースです。
  開会式が始まりました。
―上・左― この日雪も予想されましたがまずまずのコンディションでした。この時期は
 野球など5年生以下に切り替わっており、春になっての新入団員の前の時期、いつもインフルがあり活動参加団員が
 1番減る時期です。加えて毎年ミニバスの年間最大の大会と重なり、ミニバス8団は下級生のみの参加で総勢
 800人との事、少し寂しい開会式でした。
―上左・2― 選手宣誓を受けて競技開始です。
  1年生から個人走が始まります。1年生は女子団員が少ないので同時スタートです。(もちろんゴールは別です。)
 梅田市長が一緒に走っていました。
―上・右2― 市長のランニング好きは有名、毎日ほぼ10K走っているそうです。
  今日はこれから成人式があるとかでこの学年のみでしたが、いつもは6年生まで一緒に走るくらいです。レースは
 順調に進んでいきます。仲間の声援を受けて一生懸命走る姿はいつ見てもよいものです。
―上・右― は3年
 女子のゴール、
―下・左2― は1番出場者の多い5年生男子のスタートです。
  レースが高学年に進んでいくと表彰の用意ができ、本部テント横で低学年から表彰です。3位まで賞状とメダル
 4位~6位は盾が授与されます。力走した子ども達は得意そうに本部長から受けていました。
―下・左―
  個人レースが終わりいよいよ団の名誉をかけて、駅伝の部が始まります。以前は3位までの入賞チームは、熊谷
 の文化スポーツ公園で行われる、県の駅伝大会に出場することができました。今は日程の関係でなくなりましたが
 写真のような立派なトロフィ他が授与されます。
―下・右2― 女子の駅伝が始まりました。先記したようにミニバス
 8団が欠場ですので、参加チームが少なく寂しく思いました。スタートの選手は割れるようなみんなの声援を受け
 グラウンドを一周、外へ走り抜けていきました。 
―下・右―
  この後男子の部があります。本当は最後まで見たかったのですが、今日は4年前に亡くなった義母の祥月命日
 そちらへ出ねばならず会場を後にしました。旧久喜市本部の大会以来、もう48年間この大会を見続けてきま
 した。いろんな思い出があります。来年も次の年も寒さに震えながらも、元気に走る子ども達を応援し続けて
 行きたい、そう思いつつ家路につきました。

     年末年始のスポーツ番組観戦を楽しみました。―Ⅱ― 1/15

            2・―サッカー―
    ※ 少年
  東京代表「ヴェルデイ」と、神奈川代表「バディ」との間で決勝戦は戦われ、延長の末「ヴェルデイ」が
 3-2で勝利を納めました。先制―逆転―アディショナルタイムでの同点、延長戦決着と大変に面白い
 ゲームでした。両チームとも高い個人技を持ち、非常にハイレベルでの戦いでした。埼玉代表の「エク
 セレントFC」は準決勝で、「ヴェルデイ」に延長・同点、PK決着となり、8人までもつれ込んでいますので
 実力は全く互角だと思います。相変わらず埼玉の4種のレベルは高いです。でもこうしたチームだけが
 戦うこととなる、少年での全国大会は不要との考えに変わりはありません。 

    ※ 高校女子
  高校女子は一時、北の仙台常盤木・南の鹿児島神村学園の二強時代があり、その後東海の藤枝順心
 神戸の日ノ本学園の躍進で四強時代を形作った時もありました。しかしこのところは「藤枝順心」の独走
 常態、正に「絶対王者」の座に君臨しています。決勝は藤枝順心―神村学園となりましたが、先取点を
 藤枝が挙げたところで試合の興味はなくなってしまいました。とにかく決勝戦で5-0という数字は記憶に
 ありません。これで藤枝は前人未到の3連覇達成ですが、これがしばらく続くのではないか、そんな感じを
 抱かせる圧倒的な試合内容でした。

    ※ 高校男子
  高校ラグビーはとにかく第一シードのチームが優勝しますが、これと真逆なのが高校サッカー、番狂
 わせの多い大会です。今大会などその典型、本命の「熊本大津」、対抗の「青森山田」共に序盤で敗退
 しました。3・4番手と目された「静岡学園」は、ベスト4の東福岡にまたしてもPK戦で敗れています。結局
 準決勝は「前橋育英―東福岡」、「流通経済大柏―東海大相模」の対戦となりました。「東福岡」の鉄壁の
 守備が光りましたが、「前橋育英」は後半立ち上がりの10分に何と3点を上げ快勝しました。「東海大
 相模」は今大会一番目立ったチームでした。不運なPKで敗れましたが、とても良いサッカーをやってい
 ました。決勝の「前橋育英―流通経経済大柏」です。本当に良い試合でした。6万の観衆を酔わせるに
 充分な内容でした。何かPK決着はむごい、両者優勝でよいのではないか、そんな感じを抱かせるすが
 すがしい試合でした。

            3・―ラグビー―

    ※ 高校
 
 何度も書いてきましたがラグビーは1番番狂わせの少ない競技、この大会はその典型でいつもAシードの
 チームが優勝します。今年もAシード・「桐蔭」とBシード「東海大暁星」で決勝戦が行われ、「桐蔭」が2年連続
 5度目の優勝を果たしました。後半モールで30mも押してのトライ以降、実力差以上に一方的ともいえる試合
 内容でした。それにしても桐蔭は15人全員のレベルが非常に高いチームでした。優勝経験のある東京の
 「目黒高校」、京都の伏見工業が校名を変えて登場するなど、なつかしさを感じる大会でした。それにしても
 高校ラグビーは高校サッカーに比して、マスコミの取り扱いが異常に少ない、サッカーは毎日放映するのに
 ラグビーは決勝戦のみです。もう少し試合が見たいです。TBSの奮起を望みます。

   ※  大学
 
 予想通りベスト4は帝京―明治、早稲田―京産大の対決となり、帝京―早稲田がファイナルに進出しました。
 「帝京―明治」は大型FWW同士のぶつかり合いでしたがも、一歩帝京が勝っていました。これまた大型FWを
 誇る京産大でしたが、早稲田BKの多彩な攻めに歯が立ちませんでした。さて決勝です。対抗戦では早稲田が
 勝っていましたが、帝京の強力FWに完全に負けていました。あれだけスクラムを押されたら勝てないという
 見本みたいな試合でした。帝京はこれで何と4連覇、久しぶりに早稲田の「荒ぶる」を聞きたかったのですが
 残念でした。
  
  その他「春高バレー」、バスケの「ウインターカップ」、久しぶりにシングルで高校生が優勝したバドミントンの
 「全日本総合」、「都道府県対抗女子駅伝」など堪能しました。全部報告すると長すぎますので割愛します。
 これだから年末年始は楽しみというところですが、今年の年末年始を迎えるとまた歳が1つ増えます。ヤダヤダ!。

    ● 年末年始スポーツ番組観戦を楽しみました。―Ⅰ― 1/

 
 昨年12月上旬に「スポレクのページ」が故障しました。そのため1番更新回数の少ない「市政ニユース」で
 報告してきました。1度回復したかと思ったのですが再びトラフりました。しばらくこのページで「スポレク」
 関係も報告して行きます。ご了承ください。

              1・―駅伝―
     ※ 中学校
  大会前は気にかけていなかったのですが、中学生の大会を見ることができました。そこで男子で埼玉県
 代表、鶴ヶ島市の「藤中学」が見事初優勝するのを見られました。うれしいことです。監督は41歳で箱根
 駅伝を走ったことで知られる熱血教師、女子優勝の岡山市の「京山中」は2年連続優勝です。やはり
 指導者の力というのは大きいのですね。それにしても逆転でテープを切った藤中学アンカーの「植松選手」
 のゆったりしながら大きいストライドで早い、その走りは圧巻でした。

     ※ 高校学校
  女子は「長野東」、男子は「佐久長聖」の長野県勢がアベック優勝しました。「長野東」は第1走者でトップに
 立ち、1度も首位を渡さない完全優勝でし。2区を走った800m日本記録保持者「久保選手」=東大阪大敬愛
 高校の走りは別格でした。仙台育英はまたしても2位に泣きました。
  男子は1強といわれた「佐久長聖」がやはり勝ちました。想定から外れた部分もあったと思いますが、最後は
 キチンと勝つ、早いというより強いというチームでした。2位にかっての優勝争いの常連「大牟田高校」が久しぶり
 に復活しました。ここでも花の1区でぶっちぎった八千代松陰「鈴木選手」の強さが目立ちました。早稲田に進学
 するそうで楽しみにしています。とにかく長野県はこれで駅伝王国の座をしっかり確立したことになりますね。


    ※ 大学女子富士駅伝
 
 10月の全国大会で7年ぶり6度目の優勝を飾った立命館が、勢いに乗りこの大会も制しました。非常に安定
 しており、しばらく大学女子は立命館中心に進みそうです。「ワンジル」の力走で1度は首位に立った「大東文化」
 はまたしても2位でした。それにしても全国大会、この大会と6年連続2冠に輝いている「名城」はどうしたのでしょう。
 チヨット理解が出来ません。 

    ※ ニユーイヤー駅伝=社会人
  本命=2年連続を狙うトヨタ、対抗=名門復活の旭化成、穴=東日本予選を制した新興GМОというのが
 私の予想、今年のホンダの調子は今一つと考えていました。所がホンダは箱根(東京国際)でも活躍した4区
 「ビンセント」、5区東鷲宮中学校出身の「青木」、両選手の活躍で首位に立ち、最後は旭化成との手に汗
 握る接戦、トラックランナー旭化成「井川」と、マラソンランナーホンダ「中山」選手の、ゴール前でのスプリント
 勝負で「朝化成」が勝利を納めました。それにしても面白いレースでした。


    ※ 箱根往復駅伝
  出雲、選手権(伊勢)の3強から、この大会の特質等を考えなんとなく、優勝確率は青学―国学院―駒沢の
 順と考えていました。「青学」は山の上り下りが圧倒的に強く、2年連続の優勝でした。2位駒沢はやはりコマ不足
 という感じでしたが、復路1位で面目を保ちました。3冠を狙った国学院は「平林」等が不発に終わり、復路で何とか
 3位まで盛り返しました。城西・中央と並んで5位争いと思っていた早稲田は総合4位、よく頑張りました。下級生が
 多く、また来年大物ルーキーが入りますので優勝争いを演じてもらいたいと思います。それにしても国学院・平林
 駒沢・篠原等のエースがかすんでしまった、2区の他校エースの争いはすさまじいもので、大学駅伝会のレベル
 アップを象徴していました。そして相変わらず往復200Kを越える沿道をびっしり埋めた応援の数、この大会の
 人気を物語っていました。

        ● 令和6年を振り返って  12/27(金) 

  
2024=令和6年も残り数日となりました。ここでは日本と世界に起こった今年1年の出来事を振り
 返ってみたいと思います。
  まず国内から、1は何といっても10/27日投開票された衆議院総選挙において
自民公明連立与党が
 
大敗北を喫し大きく過半数を割り込んだことでしょう。過半数にかなり足りないことから、不信任案が可決
 去れる、予算が通らないなどが常時起こりうることとなりました。ひと月ほど前に誕生した石破政権は厳しい
 政治運営を迫られています。通すために野党の言いなり、なんて状況です。しかしです。無償化とか、
 補助金アップとか気候はいいですけど、それには必ず財源が伴うのです。政治には必ず責任が伴うという
 事を野党は肝に銘じてもらいたいものです。
  明るいニユースと暗いニユースがありました。暗い方ではまず年明けに起こった
石川能登の地震です。
 東日本大震災・阪神大震災に次ぐ史上3番目の被害をもたらしました。1年たってこれから冬本番を迎えます。
 1日も早い完全復旧を望むものです。
  暗いというか困ったものとして
夏の猛暑がありました。夏の平均気温が過去最高となりました。体温越えの
 命に危険を及ぼす暑さが常態となっているのです。本当に何とか何とかせねばならないのです。
  明るいニユースとしては何といってもスポーツ、
バリオリンピックでの日本選手団の活躍と、大谷翔平
 選手の50-50でしょう。それにしても大谷という人は本当に天才なのですね。それとやり投げ・北口選手の
 笑顔がとても素敵でした。
  アトは50年ぶりとい
う新紙幣の発行が話題となりました。
 
  世界では何といっても
トランプさんの復活ですね。バイデンさんからハリスさんに代わって双方の支持率は
 拮抗、まれに見る接戦といわれていましたが、トランプさんが圧勝し、132年ぶり2人目の復活を遂げました。
 今までの民主党支持層までトランプさんを支持したのですから、この人は不思議な人ですね。トランプさんが
 掲げるのはアメリカ第一主義です。国際間でアメリカの占める位置が相対的に低下する中で、どんな変化を
 もたらすのか気になります。
  暮れになって韓国での不思議な事件、シリアでの政変等ありましたが、やはり1年通すと
「ウクライナ」と
 
「ガザ」の問題ですね。「ウクライナ」は間もなく3年、「ガザ」の問題も1年を過ぎましたが収まる気配はありま
 せん。「ガザ」は「ハマス」の奇襲攻撃が発端です。でもそれ以降ああも一方的にやられると何となく同情して
 しまいます。いずれにせよこの問題は世界中で1番解決しがたく、また理解できない問題といわれています。
  1番被害を受ける難民の救済のため空爆の中止、人質の解放へと話し合いのテーブルについてもらい
 たいものです。
  ウクライナはこれに対してはっきりしています。一方的に他国に侵入したロシアが全て悪いのです。北朝鮮の
 介入という前代未聞の事が起こっています。プーチンは何と5選されました。こんなことを背景に非同盟主義を
 貫いていたスエーデンが「NATO」に加盟しています。とにかくロシアの撤退が全てへの一歩と思います。

  部分連合で危ない綱渡りをしている石破政権の動きが1番帰気がかりです。来年こそ明るく希望に満ちた
 年でありますよう祈るものです。

  ● 年始年末のスポーツ大会予想 ―Ⅱ―
 12/20(金)

                  2・ラグビー
  ―高校―
  104回大会となる今年の大会は、12月27日から来年1月7日まで、高校ラグビーのメッカ、花園
 ラグビー場で行われます。ラグビーは1番番狂わせの少ない競技、この大会はその典型でいつもA
 シードのチームが優勝します。

  今回のAシードは「大阪桐蔭高校」、「桐蔭高校(神奈川)」、「石見智翠館高校(島根)」の3校です。
 「大阪桐蔭」は毎年フィズィカルの強さに定評がありますが、今年はハーフ団に好選手を擁し、6年ぶり
 2度目の優勝を狙っています。昨年優勝の「桐蔭高校」、今年もまた15人全員の個々の能力が高く、
 V2を狙います。選抜大会準優勝の「石見智翠館」は日本高校代表4人を擁し、虎視眈々と初優勝を
 狙います。Bシードでは名門復活、東京「目黒学院」と奈良の「天理高校」位と思います。特に「天理」は
 国体単独優勝の「御所高校」を予選で破っての出場、侮れない力を持ちます。
 
  ―大学―  第61回となる対抗戦グループから5関東と関西のリーグから各3、地方3に前年度の
 
成績から2の6チームで、暮れから正月にかけ行われます。今人気・実力共に「対抗戦グループ」が
 圧倒的に強く、過去「帝京大学」が3連覇中、準優勝も「明治」2・「早稲田」1となっています。今年も
 「帝京」中心にと思いがちですが、対抗戦において「早稲田」が1年生の活躍で48-17と圧勝、今年は
 早稲田を中心に展開されそうです。その早稲田に「京産大」と「大東文化大」の勝者が挑みます。「関東
 リーグ」1位の「大東文化」がやや上回りそうです。反対ブロックでは「帝京」に、「明治大学」と関西リーグ
 1位の「天理大」の勝者が挑みますか、「明治」で間違いないでしょう。「早稲田」の決勝進出は固い所
 ですが、「明治―帝京」戦は好勝負になると思います。私としては伝統の早明戦をもう一度見たいという
 思いがありますがやはり「帝京」かな、どちらが出ても決勝戦は何としても「早稲田」に勝ってもらって、
 久しぶりに「荒ぶる」を聞きたいという切なる思いがあります。HO主将「佐藤」 FB矢崎の日本代表に加え
 スーパールーキーSO「服部」、 WTB「田中」等の活躍で必ず望みが叶うことを確信しています。

                   3・サッカー
  ―少年―  第48回となるこの大会は12月26日から29日まで鹿児島市を中心に行われます。
 丁度私の「久喜少年サッカークラブ」が誕生した年からスタート、いつかは我がクラブも何て思った頃が
 懐かしいです。

  今年の48代表のうち、北は札幌の「コンサドーレ」から、南は沖縄の「琉球FC」まで、Jリーグの下部
 組織が20チーム近くあります。他のチームも埼玉代表のように広域な地域から子どもを集め、整備
 された施設で、専門のコーチがこれを指導するという特殊なチームのみ、第1回大会の優勝チームは
 合併前の与野市「下落合小」の単独チームでした。もうこういうことは夢の夢となっています。しかし小学生
 から全国大会で勝つことのみ教えていいのかという問題があります。私は誰が何と言おうと、同じ地域、
 同じ学校の仲間とサッカーを楽しむことが、少年サッカーの本来、全国大会は必要ないと考えています。
  このことを述べておいてさあ予想です。全く分かりません。Jリーグの下部チーム中心に展開されるで
 しょう。埼玉県代表の「エクセレントフィートFC」です。昨年度に続いて県予選1位です。県の少年サッカーは
 高い水準にあり、優勝回数都道府県別で断然トップです。2年連続となる今年は当然優勝が狙えます。

 ―高校女子― 第33回を数える今大会は12月29日から来年1月12日まで、神戸市を中心に兵庫県で
 行われます。今までは全国を9つのブロックに分け、登録チーム数に応じての出場数という方式でした。
 来年から本来の都道府県別とし、今年はその過渡期的形で行われます。来年なら「藤枝順心」は全国大会
 に出られなかったことになりますね。
  さて高校女子のサッカーは古くは北の「宮城常盤木」、南の「鹿児島神村学園」の2強時代を形成し、その
 後神戸の「日の本」、、静岡の「藤枝順心」が入っての4強時代を作っていました。しかしここへきて「藤枝」が
 抜け出し、1強を形成、この大会まで3連覇をはたしています。今年もその「藤枝順心」が中心となるでしょう。
 対抗は過去2年連続準優勝の東京「十文字」、そして「大商学園」、「修徳」、さらに「帝京長岡」といったところ
 でしょうか。予選で順心を倒している「常葉大橘」も侮れません。なお関東枠から出場できないほど落ち込んで
 いた県代表に、都道府県別代表という新形式に助けられなんと「昌平」が初出場をはたしています。男子は
 残念でした。未知数ながら期待することにしましょう。

 
―高校男子―  103回大会となる今年は12月28日から1月13日まで首都圏で行われ、セミファイナル
 からは国立での戦いとなります。ラグビーと違って番狂わせの多い大会、その中でプレミアリーグWESTで
 圧倒的に優勝の熊本「大津高校が」1番手、対抗が常勝「青森山田」といわれています。これを追うのが
 千葉県・「流通大柏」、そしてテクニシャンそろいの「静岡学園」、「前橋育英」当たりと思われます。とにかく
 夏のインターハイ、優勝の埼玉「昌平」、準優勝の鹿児島「神村学園」が共に予選敗退しています。解らない
 というのが正直なところです。 
  大津高校はFW山下、190センチの大型BK玉島を中心に一歩抜けているといえます。が夏のインターハイ
 では初戦敗退、もろさも隠れ見えます。昨年度優勝の青森山田は強豪ぞろいの組み合わせがネックです。
  その他注目選手は何といっても宮崎「日章学園」のFW「高岡」、立ての早さ・強さは驚異的です。すでに
 「サウサンプトン」入りがきまっています。高校サッカーもここまで来たのですね。

        ● 年末年始のスポーツ大会予想 ―Ⅰ―  12/16(月)
 師走を迎えます。年会にも出ないで、少時間、結構な日数をかけ役4割20チーム近くあります。の暮れの大掃除で 毎日を送ります。もうまた一つ歳を取ったと思うだけで全くお正月などうれしくないのすが、1つだけ楽しみがあります。年末年始に集中する各種スポーツ協議をテレビ
  12月第1日曜日の「綱引大会」を終わらすと、一段とあわただしい師走を迎えます。最近は余り忘年会
 にも出ないで、少時間ずつ、結構な日数をかけての暮れの大掃除で毎日を送ります。もうまた一つ歳を
 とったと思うだけで全くお正月などうれしくないのですが、1つだけ楽しみがあります。年末年始に集中する
 各種スポーツ競技をテレビで観戦することです。特にいわゆるウインタースポーツといわれるサッカー
 ラグビー・駅伝のイベントがこの時期に集中します。もちろん「春高バレー」とか、バスケの「ウィンターカップ」
 も楽しみの1つですが、やはり大会数の少ない上記3種目が中心ですね。
  より多く楽しむために各大会の予想を私なりに立ててみたいと思います。

                      1・駅 伝
  
駅伝は極めて大会数の少ない競技です。基本的に高校生と社会人が男女ともに1、大学生は男子が3、
 女子が2だけです。駅伝の練習試合なんて聞いた事ないですね。
 
  
高校男子―  その駅伝の高校生の大会は暮れの都大路で行われます。男子はフルマラソンの距離
 を7区間、女子はハーフを5区間でタスキをつなぎます。前記したように練習試合何てありませんから、
 県別・地域別の予選会の記録が予想の基となりますね。今年の大会は数多くの名選手を出している長野県
 「佐久長聖高校」が、5000m13分台の選手を6人も擁し、優勝1番手といわれています。その佐久長聖と互角に
 渡り合えるかなと思えるのが京都「洛南高校」、その他の有力校はこれまた名門の「学法石川」(福島県)、「九州
 学院」 (熊本県)、「西脇工業」(兵庫県」、「宮崎小林」、大牟田(福岡)といったところ、「埼玉代表「埼玉栄」は、
 入賞を狙える力はあります。

  
―高校女子― 毎年優勝争いを演じる「神村学園(鹿児島県)・立命館宇治(京都府)・仙台育英」(宮城県)
 が3強と言われています。V2を狙う「神村」は昨年のような大砲はいませんが、粒はそろってい。仙台育英は
 7年連続3位以内という抜群の安定性を誇ります。昨年を経験している「細川・長岡」の2年生コンビが中心
 です。「立命館宇治」は大学女子で「立命館」が久しぶりに優勝、続けと優勝を狙っています。その他では千葉
 「市立船橋」・大阪の「薫英女学園」、「倉敷」、「明石須磨の浦」といったところが予選では良いタイムを出して
 います。埼玉代表「埼玉栄」も久しぶりに強く、入賞を狙えます。


  ―大学女子富士駅伝―  大学の女子は松島を走るメインの全国大会はすでに終わっています。常勝校
 「名城大学」が序盤のつまずきからV8ならず、「立命館」が復活しました。
  この大会は暮れの30日に富士山麓を走るもので43・4Kを7区間でつなぎます。優勝候補は全国大会優勝
 勢いにのる「立命館」に、この大会ではV7となる連覇を狙う「名城大学」、そして万年2位の「大東文化」の3強
 です。今年もまたまた全国大会2位だった「大東文化」の、野田・ワンジル両エースに期待したいところです。

 ―ニユーイヤー駅伝―  元日強風下の上州路を走る実業団の大会です。実業団の男子も大会は年間これ
 1つです。優勝候補筆頭はやはり昨年優勝の「トヨタ自動車」、駒沢出の田澤、早稲田出の太田、そしてマラソン
 の西山・服部と粒ぞろいです。挑戦するは古豪「旭化成」と関東地区予選会1位の新興「GМОグループ」。
 かっての絶対王者「旭化成」は相澤・葛西のスピードランナーに、市田兄弟・大六野と言ったメンバ―が噛み
 合えば充分トヨタに対抗できます。青学を中心に箱根の花形選手を集めてきた「GМО」はやっとチームとして
 のまとまりが構成されつつあります。その次はやはり「富士通」当たりでしょうか。ここ数年絶えず優勝争いを
 演じてきた狭山市の「ホンダ」は、今年はちょっと調子が悪いようです。

 

 ―大学男子箱根駅伝― 
 異常な人気を持つ正月2日・3日と東京箱根間を往復する大会です。 大学男子は
 出雲・大学選手権(伊勢)、これと3つあります。この大会は10区間、全て1区間20K以上で構成されています。
 さてすでに終わった2つの大会は共に、1位・国学院、2位・駒沢、3位・青学でした。しかし大会予想は3者一線
 全く互角と思われます。それというのも前記した10区間・20K以上というこの大会のコース、しかも山の(箱根)
 登り・下りという難関もあります。選手層が厚く、山に強い走者を擁する「青学」が、この大会勝つケースが過去
 多かったせいです。しかし6校目の3冠を狙う「国学院」も厚い層を誇り、かつ1万mの平均タイムでもトップです。
 マラソンの平林、ハーフの青木と距離に強いランナーを擁し、虎視眈々と3冠を狙っています。「駒沢」です。
 「篠原・山川」の両エースに今まで走れなかった「佐藤」がそれなりの調子で走ったら、その破壊力はすさまじい
 ものとなります。この3者の優劣を着けることは難しいです。
.  4番手は3強には入れないが他より強い「創価大学」、5番手争いは「城西大学」に「早稲田」だと思います。
 早稲田にはそれ以上を期待しているのですが……。

   ● 久喜市議会令和6年11月定例会一般質問 12/2(月)・3(火)・5(木)・6(金)

 
 久喜市議会令和6年11月定例会の一般質問は、12月の2(月)・3(火)・5(木)・6(金)の4日間開催
 され、5-5-6-6の22名が質問しました。  
                                    

 ※ 東町集会所の存続に関する質問がでました。
  市内には質問の東を含め太田・栗原記念館等いくつかの集会所があります。「公共施設個別施設計画」で
 紆余曲折がありましたが、結局令和8年度に除去という決定がなされていました。我が町内会が常時使用して
 いる「本町集会所」もその一つです。もしそうなれば町内会の活動にとり決定的ダメージとなります。「子ども
 食堂」の方々と相談し、何とかしてもらいたいと活動を始めようと話し合っている段階でした。「東集会所」
 です。東地区の多くの自治会が使用、その頻度は「本町集会所」をはるかに凌駕はています。大きな反対
 運動が起こり、3000人の署名を背景に当局との話し合いがなされたそうです。その結果「久喜東コミセン
 分室」として機能させ、しばしの間存続させる」との合意に達したそうです。質問はその合意事項を確認
 するものでした。またしてもいつもの「見直し」というやつですね。しかし「本町集会所」をふくめ他の集会所に
 まで、これを適応するとは言っていませんでした。これは市民がうるさく言えば、強く言えば決定を見直す
 という事なのですか。本当にイヤになります。

 ※ 市内各コミュニティセンターの休館日についての質問が複数から出ました。
 
 2人から同様の質問が出ています。公民館がコミセンとなり、従来からのそれを含め各地に多く存在する
 事になったコミセンは、市民の重要な活動拠点となっています。質問はその大切なコミセンの休館日を
 今までの月1回から、週1回にすること、及び開館時間を短縮することに反対というものでした。
  何か令和7年度予算編成に向けた事業見直しの中で出てきたものらしく、わずかな人権費の削減に繋がる
 訳です。質問者の1人は市民活動に関わる部分を万単位で削減し、市長肝いりの事業に億単位の予算を
 投じるのは市民理解を得られないとしていました。もっとも答弁で市民要望があり、再度考えていくともして
 いました。またしても見直し、ちゃんと考えてから決めてください。

 ※ 学校の統合について、及び義務教育学校に冠する質問が複数から出されました。
  
この問題も最近必ず質問に出ます。それだけ少子化は進行、深刻になっています。各学校の適正規模からの
 転落はすでに過ぎ、2学年でクラスを編成するという複式学校が現実のものとなっているからです。今までに大変な
 苦労の末に統廃合に至ったのは江1小と江2小、菖蒲中と同東中の2つのケースのみです。義務教育学校とのからみ
 でなかなか進展していないのです。今回菖蒲地区5小学校(菖蒲・菖蒲東・三箇・栢間・小林)の統合、合わせて菖蒲中
 との義務教育学校設立の問題がなされています。ここまで進んだかという感じです。義務教育学校の件では、
 鷲宮地区の鷲小と上内小の統廃合から、進んで鷲宮西中との義務教育学校設立への流れという先行事例があり
 ます。一般に小中一貫とか、中高一貫というのは流行の感があります。今回の質問の中で、9年間というスパンでは
 小学校卒業の達成感、中学校入学での新鮮感・期待感が失われる、人間関係が固定化されるといった問題点を
 指摘し、統廃合や義務教育学校設立をいったん立ち止まれ、との内容のものもありました。共感できる部分も
 あります。久喜小はどうにか少子化が止まっています。私は実感として1学年3クラス、100人程度が学校経営に
 1番ふさわしいとの思いを持っています。しかし現実の多くはそうではありません。難しいことです。


 ※ ICT教育お呼び関連質問が複数から出されました。
  . このことがマスコミで取り上げられた時、正直言って私もショックでした。日本に先駆け子ども達にタブレットや
 パソコンを持たせるIT先進国であったスエーデンが、紙と鉛筆によるアナログ教育の復活に大きく舵を切ったと
 いうことです。昨年の夏休み明けから、デジタル情報源から知識を得るのでなく紙に印刷された本を読む、教師の
 専門知識を通じて知識を得る、手書きを進めるという方向です。これにはほぼ学力ともいえる子ども達の読解力
 の低下が背景にあるそうです。日本ではGIGAスクール構想が進められています、生成AIの登場により、これらを
 活用した授業まで考えられています。そして久喜市はそうした教育の先進地としてあります。始められて15年が
 経過しているスエーデンと違い、日本ではまだほんの数年です。日本・久喜市で推し進めようとしているものが
 スエーデンと同じものだとも言えません。一方をこうだと決めつけるのは難しいことです。ただ質問者も言っていた
 記述する力、手書き力が大切だというのには実感があります。

  
私は久喜小で「教育支援プロジェクト」の活動に当たっています。名前は仰々しいですが要するに子どもの宿題
 の丸付けのお手伝いです。少しでも先生の労力を補って、その分子ども達に向き合っていただこうというものです。
  算数や漢字書き取りに丸を着けるのが主ですが、高学年の文章を読むのがありました。そこであったことです。
 今の子ども達は400時詰め原稿用紙をチャンと書くことができないのです。まともに読めるのが4分の1、次の
 4分の1はかなり乱暴な文字になって、残りの半分は読むのに苦労するほど乱暴な文字になります。400字の
 手書きが出来ないのです。算数の答えでも同じです。書くことが苦手、答えの7と9、3と8等も間違ってしまうほど
 乱暴な字で書かれています。その分キーボードを押すのだけはうまくなっているのでしょう。記述する力、手書き力
 は絶対に大切なのです。

 ※ 共に傍聴出来ませんでしたが、大変興味を持つ運動公園整備の財源問題と、市民体育祭に
   ついて質問が出ました。
   
● 運動公園整備の財源問題について運動声烏煙運動公園整備の財源問題について
  久喜市の財政難から予定されている運動公園整備の遅れが予想されるとし、財源確保の方策、特にクラウド
 ファンディングの活用、資金運営のための基金の設立等について問うものでした。私は「久喜市スポーツ推進
 審議会」の会長代行として、この問題に諮問→答申した思い出があります。第1期が市民プールの解体、跡地に
 3×3コート、スケートボード場、テニスコートを整備するもの、令和6・7年事業です。まだ市民プールの解体も
 なされておらず、工事はすでに大幅に遅れています。2期工事が令和8年に市民グラウンドの4種陸上競技場化
 とフィールドを芝生化しサッカー場とするものです。これなどどれくらい遅れるか予想もつきません。実はサッカー協会
 スポ少サッカー部会を中心にサッカー場建設を求める独自の動きがあり、数千名の署名を集め、陳情→請願の
 準備を進めていました。そこにこの整備計画が浮上したため、前サッカー協会会長として皆にこれと統一すると
 説得した過去があります。だから運動公園整備、特に2期工事の遅れは大変困るという現実があります。
  質問者が言うようにあらゆる方策を考え、工事の遅れを回避してください。

  ●
 市民体育祭について
  
これもヤブ用があり全く傍聴していません。ただし猛烈に関心がありました。市民体育祭は各地区により、その形式に
 若干の違いがあるようです。旧久喜地区の場合100%公民館事業でした。回をおうにつれ各種団体が加わり、今の
 形になりました。公民館がコミセンに代わり、体育祭も大きく変わりました。1日事業が半日となり、対抗種目がなくなり
 ました。「いつ とこで だれがこんなことを決めたんだ」町内会の役員会のたびに区長は皆に責められます。「解りま
 せん。いつの間にかこうなっていました」、これが議会でどう答弁しようと実態なのです。町内会にとって年間最大の
 コミュニティの場であった昔の体育祭に戻る由はないのでしようか。

で、少時間、結構な日数をかけての暮れの大掃除でたと思うだけで全くお正月などうれしくないのですが、1つだけ楽しみがあります。年末年始に集中する各種スポーツ協議をテレビ
ることで
す。特にいわゆるウインタースポーツといわれるサッ砂原サンフラワーカー・ラグビー 駅伝のイベントがこの時期に集中します。もちろん「春高バレー」とか、バスケの「ウィン
 ターカップ」も楽しみの1つですが、やはり大会数の少ない上記3種目が中心ですね。  より多く楽しむために各大会の予想を私なりに立ててみたいと思います。
  ●第2次石破内閣発足 決選投票で首相指名 11/12(火)             。その他「市立船橋」・大阪の「薫英女学園」といったところが予選では 良いタイムを出しています。埼玉代表「埼玉栄」も久しぶりに強く、入賞を狙えます。
 「市立船橋」・大阪の「薫英女学園」といったところが予選では 良いタイムを出しています。埼玉代表「埼玉栄」も久しぶりに強く、入
  12日開かれた衆参両院の本会議おける首相指名選挙において、第103代首相に選出された石破茂
 氏は、自民党・公明党両党による連立政権として、首相親任式と閣僚認証式を経て第2次石破内閣を
 発足させました。石破内閣は30年ぶりの少数与党内閣で、その前途は極めて厳しいものと思われます。
  組閣前に行われた衆本会議での首相指名選挙は、先に行われた総選挙において与党が惨敗 野党が
 大きく議席を伸ばすなか、39年ぶり史上5回目の決選投票となりました。
       
 第1回目 
 石破茂 221   立民・野田 151  維新・馬場 38   国民・玉木 28  共産・田村 8  その他19
     総数465 過半数233に誰も達せず上位2人による決選投票
        第2回目・決選投票
 石破茂221   立民野田160(1回目+共産党+無所属1) 無効84
  決戦投票においても維新・国民は地頭の党首・代表の名を書き、結果無効、結果これに助けられた事に
 なります。
石破茂氏は決選投票でも1回目から票を増やしておらず、改めて厳しい状況を表しています。
 予算・法案もどこかの野党の協力なしに1本も通らないと言うことであり、内閣不信任案決議案がいつで
 も通るという状況なのです。内閣人事も今回の選挙で落選した3人の穴を埋めるだけという、徹底した守り
 のものとなっています。
  17ある衆議院の常任委員会も、野党委員長のものは2から7に増加しています。予算委員会ですら
 立民が委員長です。自公は何とか維新、または国民を巻き込んでと考えていますが、自分の意見が通れば
 賛成であり、国家運営全般に責任を負うものではありません。
  景気対策・国防・少子化全て待ったなしです。厳しすぎる情勢の中、私達は何に期待できるのでしようか。

    ● アメリカ大統領選、共和党・トランプ氏勝利  11/7(木)

  アメリカ大統領選挙は「史上空前の接戦」という状況の中、投開票が行われていましたが、予想に反し
 トランプ氏の圧勝で幕を閉じました。近代的民主国家は全て3権分立が確立されていますが、「行政」の
 確立状況は種々あります。日本やイギリスは「立法」が国会で行政=内閣を選出する「議院内閣制」です。
   これに対し国民が直接行政の長・大統領を選出するのが「大統領制」です。アメリカ・フランス・ロシア等
 アジアではお隣「韓国」がそうです。それぞれにメリット・デメリットがありますので、どちらが良いとは言えま
 せん。日本でも市長や県知事は大統領制です。
  その中でもアメリカの大統領選は極めて特色的なものです。50の州は連邦共和国としてのアメリカ合衆国
 を構成します。かく州は強い権限を有しています。この州ごとに人口数で割り当てられた選挙人を選ぶと
 言う間接選挙となります。各州の選挙で1票でも多い候補者がその州の全選挙人を獲得するのです。
  前々回「トランプ対クリントン」でトランプは勝利しました。しかし全アメリカの投票数は何とクリントンが
 300万票上回っていたそうです。何となく納得いきませんね。それに比して今回は何とトランプが600万票
 もハリスさんより多いそうです。これは全く圧勝ですね。
  とにかく今回の選挙の予想は極めて接近していました。直前の予想がハリス49・7、トランプ49・6という
 のですから恐れ入ります。アメリカはトランプさんの「共和党」、ハリスさんの「民主党」の2大政党です。
 どちらかといえば保守の共和党に、よりリベラルな民主党というイメージですが、これは「ケネディ」さんや
 「オバマ」さんのイメージも加わっていると思います。イギリスほどの違いはないといわれています。また
 民主党が、共和党が伝統的に強い地域もあります。
  そんなことを加味しても今回は史上空前の接戦といわれていました。にもかかわらず両陣営が、最重要区
 と位置付けたノースカロライナ・ペンシルバニアなど7州全てを制する等トランプ氏が圧勝したことになります。
  何が原因なのでしょう。1つは現大統領バイデンさんとの交代が遅すぎて、選挙期間が短かったとの意見も
 あります。またアメリカは今、日本同様物価高の中にあり、かっての「世界の超大国」の地位を失いつつある
 現状に国民がいらいら感を持っていたこと、これに移民・国境問題等を含め、国民の4分の3がアメリカは
 悪い方向に向かっている、と思っているとの現状がありました。トランプさんはいわゆる「中絶問題」を上手く
 ずらし、男性高齢者、ラテン系国民の支持を広げ、「アメリカを再び偉大な国に=アメリカ第一」を掲げたことが
 勝利に繋がったといわれています。
  これからどうなるのでしょう。はっきり言って今の時点で何も解りません。ただ「共に生きる」とか、「共生」
 とかが当たり前のこの時に、偉大な米国実現を目指し、極端な自国主義は国際協調のマイナスになるのでは
 との懸念があります。トランプさん優勢の段階で円安・株価高が起きています。「日本の円は強すぎる」は
 トランプさんの持論です。今後関税問題はどう進展していくのでしょうか。日本の政情が不安定な中、頭が
 痛いことだらけです。私達には何もすることができません。とにかく日本とアメリカは最大の同盟国です。
  厳しい国際情勢の中、協力し合うことを希望するものです。


    ● 田中前市長・秋の叙勲=旭日中綬章綬章  11/3(日)

  恒例である文化の日の3日、新聞は一斉に令和6年度秋の叙勲受賞者を報告していました。その中に
 旭日中綬章受賞者として田中前市町の名がありすっかりうれしくなりました。
  田中前市長は昭和63年に久喜市議会議員に当選、2期勤め、その後埼玉県議会議員を2期勤め、在任
 中に久喜市長に立候補当選されました。私は平成7年市議会議員に初当選しました。以降旧久喜市議会議員
 4期15年、新久喜市議会議員2期8年勤め平成30年に議員を辞したのですが、最初の2年間が坂本友雄元
 市長でしたが、残り21年間田中氏と共に活動したことになります。
  私は工業高校(東工大付属高校)ですので、高校のみ違いますが、小・中・大と同窓です。またお二人のお子様
 が私の少年団々員でしたので、奥様も含め個人的にも大変親しくさせていただきました。困難を極めた1市3町
 による新市の誕生、広域消防行政組織の組織化、国内に冠たる衛生行政の推進、と田中前市長の優れた
 行政手腕は今更申すべくもありません。そうした手腕が高く評価され県市長会の会長として、埼玉県地方自治
 発展にも多大な貢献をされました。
  さて私はその功績なくもご推薦を頂き、令和元年秋の叙勲において「旭日双光章」綬章の栄に浴しました。
 知事公館において伝達を頂き、その後皇居に参内、天皇陛下からお言葉を頂きました。令和2年3月に発起人
 の皆様の手で祝賀会を開催する予定でしたが、コロナにより直前で中止となるという大変な経験もしました。
  そんな経験をしていますので、毎年叙勲が発表になるたびに、「市長は」、「もうそろそろだろう」と注意して
 みていました。そんなことで今回の叙勲綬章は本当に良かったと思っています。
  前市長はフリーの立場になられて以降、「平成国際大学」で政治学を学ばれ、著書もあらわされています。
 今後ともそうした活動に精進されつつ、広く久喜市政全般にわたってご意見を頂ければ幸いです。

  健康に留意され益々のご活躍を記念いたします。

   新人・橋本氏(国民)当選 非公認、三ッ林氏届かず  10/30(水)

  27日投開票された衆議院議員選挙は下段で報告したように、自民大敗、。立民・国民の大躍進、結果自公
 与党の過半数割れで終りました。我が埼玉県13区においても、自民現職三ッ林氏が政治と金の問題から
 非公認となり無所属で出馬していました。激しい選挙戦の結果
   国民民主党   新      橋本 幹彦    61、346票
   無所属       前(自民)   三ッ林裕己   53、382票
   れいわ新鮮組 元(立民)   高井 崇志    22、237票
 
  以上橋本幹彦氏が当選、三ッ林氏は落選となりました。なおれいわ新選組の高井氏が比例当選となっています。
 今回従来の選挙区から新13区として行われました。久喜市・幸手市・白岡氏・蓮田市・杉戸町・宮代町・伊奈町の
 4市3町です。有権者数は369、371任、今回の投票率は50・89%に留まっています。
  現職三ッ林氏は政治資金の問題で強い批判にされされ、自民からも非公認となり、無所属での出馬となりました。
 全国でも注目区となり、たびたびニユース等でも取り上げられていました。選挙区内自民党挙げての応援、公明党
 からの推薦などでばん回を図りましたが、全国的批判の波にのまれた結果となりました。それと今回の選挙区の変更が
 マイナス面に追い打ちをかけています。今回旧選挙区は人口にして役3割、7割がなじみの薄い新選挙区でした。
  旧選挙区の幸手市・杉戸町のみが勝ち、新選挙区の3市2町では全て負けています。旧選挙区だったら当選した
 とまでは言わないまでも、気の毒な感じを持ちます。
  当選した橋本氏は何と私が市議選に初出馬した平成7年生まれ、未だ20代の若さです。とにかく活動量が豊富で
 私の所へなどはかなり早い段階で、それも相当数挨拶に来られました。久喜の天王様・提燈祭りのときなどは「仲町
 山車保存会」の若者として、終日山車を引いていました。そんな積極さ・行動力に、今回の反自民・国民躍進の状況が
 さらに背中を押したものと思います。特に当選した翌日、疲労困憊のはずがポロシャツ1枚で、久喜市内をお礼に
 歩き私の所まで来られたのにはチヨットびっくりしました。
  私は下段でも述べたように混迷するこれからの政局の中で、何としても空白の時間を作ってはいけないと思います。
 橋本氏がこれから現実に即した政治判断をされるよう願うものです。国内・国際情勢共にそんなことは許されない
 はずですから。

   ● 与党大幅な過半数割れ、衆議院議員選挙  10/29(火)

  政  党  選挙区   比例区   合計    改選前   増減 
 自由民主党   132名     59名     191名    247名    -56名  
 公 明 党     4名     20名    24名    32名    -8名 
 立憲民主党    104名    44名   148名    98名   +50名 
 日本維新の会     23名   15名    38名     44名     -6名
 共 産 党    1名     7名     8名      10名   -2名 
 国民民主党    11名    17名    28名       7名   +21名 
 れいわ新選組    0名    9名      9名     3名     +6名
 社会民主党     1名     0名      1名      1名     0名
 参政党     0名     3名      3名      1名   +2名
 日本保守党     1名     2名     3名      0名    +3名 
 無派閥・与党系     6名      0名      6名     16名  -10名 
 無派閥・野党系      6名     0名      6名      6名     0
  定数465議席    過半数233議席    自民党+公明党=215議席   過半数へ18議席

  
去る15日公示され、22日間の激しい選挙戦を繰り広げてきた第50回衆議院選は27日投開票
 されました。結果「政治と金」の問題を受け厳しい批判を受けていた自民党が前回より56議席も
 減らすという大惨敗を喫し、やはり不調であった公明党も8議席減、合わせて64議席も減らすという
 大惨敗となりました。自民・公明の連立与党の合計数は215、過半数の233に18議席も足らない
 という事になり、今後首班指名・政権の枠組みをめぐり激しい攻防が繰り広げられ、不安定な政局
 が展開される事が予想されます。
  一方立民党は50議席の大幅増、国民民主も7議席から28議席、4倍増という大躍進をはたして
 います。ただ前回の政権交代と異なり立憲民主も第2政党のため、一気に政権交代という可能性も
 薄いのかなと思われます。野党間同士の協議、与党の新たな連立の枠組みの問題等予測できない
 要素が多すぎます。いずれにせよ過半数へ18議席足らないというのは予算・法律通すにも大問題
 不安定な政局になることだけは間違いありません。
  今回いわゆる「政治と金」の問題で自民に大きな批判が寄せられていました。自民で単独過半数
 → 自公で過半数 → 自公で過半数に18足らない結果と、選挙戦が進むにつれ与党への批判は
 強くなっていきました。自民党はこの問題に関与した立候補者を非公認にするなどしましたが、この
 程度では国民の怒りは収まらなかったといえます。地元の三ッ林議員も落選しました。
  今回の問題について言えば私は自身の体験が大きすぎます。前回民主党政権が誕生したのは
 2009・平成21年です。翌年が合併による新久喜市誕生の年でした。そしてそのまた翌年2011=
 平成23が東日本大震災てした。私は新久喜市議会2代目の議長を仰せつかり、南栗橋液状化被害
 救済を求め国への要望活動に没頭しました。その時政権担当能力のない政党が政権に就くひどさ・
 ダメさ加減を身に染みて感じる毎日でした。いわゆる後に安倍首相が言った「空白の4年間」という
 やつです。だから今回も「政治と金」の問題に激しい憤りを感じ、自民党に三ッ林さんに強い反省を
 求めながらも、1人差で、1票差で勝たなければ、また空白の何年かを生むと思っていました。
  しかし現実は現実です。物価高の中で、本格的少子高齢社会の中で、危機的国際環境の中で
 私達は生きていかねばなりません。再び空白の何年間を生むことのないようしっかり見つめていき
 たいと思います。

 
● 衆議院選、高市氏と青山氏の演説を拝聴しました。10/19(土)・20(日)

















  このページで何度もふれてきたように今衆議院議員選挙が行われています。久しぶりに与野党交代の
 可能性があるものとして緊迫感のある選挙となっています。我が埼玉13区でも自民党現職が非公認となり
 激しい選挙戦です。私の家は表通りに面しひっきりなしに選挙カーが来ます。先日М候補の車が来て
 高市早苗氏が応援演説を行います。」とアナウンスしました。思わず聞き耳を立てたのですが解らず
 事務所に問い合わせ拝聴することとしました。まぁ現時点では何番目かに聞きたい人だからです。
  日にちは19日・土曜日の午後、場所はヨーカドー久喜店でした。てっきり街頭演説と思いましたが、何と
 旧ドコモショップ跡の室内でした。厳重なボディチェックを受け会場に入りました。満員・ものすごい人息で
 溢れていました。前列にイスが置いてあったのですが、杖をついている私に役員が椅子を後方壁際に用意
 してくれました。だから見えるのは人のお尻だけ、
―上・左― 瞬間高市氏の顔を拝んだだけでした。時間は
 10分程度だったと思います。余り中身のあるものではありませんでした。応援演説とはこんなものでしょう。
 話の内容は ① 強い日本を創る、そのためには経済成長、そのためには積極的財政投資、② 憲法改正
 ➂ 外交安全保障面を言うのかと思いましたが、何と日本的家族主義の尊重を言い、厳重な警備に廻りを
 囲まれあっという間に帰っていきました。高市氏は今回特に旧安部派を中心に、応援演説の依頼が大変
 高いのだそうてす。でも演説そのものがあまりうまくないし、友好に機能するのかなと思いました。
  これは選挙期間中の街頭応援演説ですから仕方ないかなと思います。もう1つはМ候補は公示前20日
 日曜日夕刻に久喜総合文化会館で国会報告会を開くとなっており、ここで青山繁晴参議院議員が講演
 することになっていました。青山氏といえば自民党きってのタカ派として知られる人、「日本の国益と尊厳を
 守る会」会長、先の自民党総裁選にも立候補を表明しましたが、推薦人が足らず断念しました。一度
 話を聞いてみたいと思っていましたので楽しみに参加しました。ところがです。解散・選挙が猛烈に早くなり
 選挙期間中となりました。だから国会報告会から立会演説会へと代わったのです。ですから1時間は
 聞けると思った青山氏の講演は、何と15分程度の応援演説となってしまいました。写真は
上左・2から
 選対本部長挨拶、13区内県議全員のエール、来賓代表大野知事の挨拶
です。
  やっと青山氏の演説となりました。氏は「僕は皆の目線で話がしたい。だからいつでもこうです。」とされ
 ステージから降りて全時間通路で話されました。
―下・左2枚― 話された内容は1時間が10分程度に
 なったのですから仕方ないのかもしれません。「もし仮に今度の選挙で政権が交代したとすると、前の
 民主党より1つ1つの政党が弱いから、かならず連立=共産党が入る政権となる、そうなると天皇陛下を
 否定する政権となる。」そこから例の「民のかまどはにぎわいにけり」の仁徳天皇の話をされ、「天皇陛下の
 お考えは「朕の幸せは民にあり」ということだ、そして日本人は「人のために生きる」という美しい考えを
 もち、これが日本の国柄だ、М候補は主権在民=国の主人公である皆様の代理人として、皆様の幸せの
 ために生きる、どうぞ力強いご支援を」、と語っていました。10分程度ですから話にかなり飛躍があり、論理
 的にしゃべるというわけにはいかなかったと思います。とにかく話がうまく、アジテーションとしては高市氏
 をはるかに凌駕していました。
  そのあとМ候補者挨拶、ガンバローコールで国政報告会ならぬ立会い演説会を終えました。
―下・右2枚―
 楽しみにしていた青山氏の講演は短時間のものとなりました。もし機会があれば再度拝聴したいと思います。

   ● 衆議院
選公示・選挙戦スタート  10/15(火)

  先にお知らせしたように解散に伴い、衆議院議員選挙が15日公示され、27日(日)投開票まで、12日間の
 選挙戦がスタートしました。定員465名の所小選挙区1113名、比例選挙区231名の1344名の立候補が
 予定されています。倍率は3・83倍、これは前回の2・96倍に比して極めて高く、野党間の乱立を意味してい
 ます。協議する時間を与えなかったという点では自民党の作戦勝ちと思われます。選挙結果の数字の意味する
 ものです。過半数233、安定多数244、絶対多数261です。後改憲の発議に必要な3分の2は310です。
  石破内閣は目標として、今の自公連立政権でで過半数の233と言っています。実際今回はまず統一教会問題
 続いて政治資金規正法違反と続き、自民党に対する評価が著しく低下、政権交代の可能性すら云々されており
 233という数字が極めて現実的争点と思われます。
  今回の選挙の争点です。まず今言った自公連立が過半数を維持できるかが第一、いわゆる政治と金、政治
 改革の問題、次いで物価高に代表される経済政策、そしていわゆる外交、安全保障問題と言えます。自民党は
 今回、厳しい市民の声を反映し、公認せず、比例重複は認めず、といった新たな処分をしています。この点も
 どう響くか気になるところです。なお今回の選挙は10増10減に基く、新選挙区で行われます。           
 選挙区    比例区   計  
自由民主党   266名   76名   342名  
立憲民主党   207名   30名   237名 
日本維新の会   163名    1名    164名
公明党     11名   39名   50名 
共産党   213名   23名   236名 
 国民民主党   41名    1名   42名 

    埼玉県新13区の立候補者   幸手市・
久喜市・杉戸町・白岡市・宮代町・蓮田市・伊奈町の4市3町

   1  高井  たかし  令和新撰組       新
   2  橋本みきひこ   国民民主党      新
   3  三ッ林ひろみ   自由民主党(非公認)   現
   4  中原よしむね   日本維新の会      新
   5  橋本  べん   諸派・無所属      新
   6  沢口 ちかこ   日本共産党       新

   ● 被団協 ノーベル平和賞受賞  10/13(日)

  ノルウエー・オスロに事務局が置かれる「ノーベル賞委員会」は、本年度のノーベル平和賞を、日本の
 被爆者団体の連合組織「日本原水爆被害者団体協議会・略称【被団協】」に授与すると発表しました。
  被爆体験の伝承等を通し、核兵器廃絶を世界に発信し続けていることが評価されました。なお日本で
 ノーぺル平和賞は、非核三原則を訴えた故・佐藤栄作首相以来、ほぼ50年ぶり・2例目となります。

  被団協は広島・長崎の被爆者が中心となり、1956年に組織されました。以降一貫して「唯一の被爆国
 日本から核爆弾による被害を世界に発信、核兵器のない世界の実現」を訴える活動に当たってきました。
  こうした活動は世界を動かし、国際組織「核兵器廃絶国際キャンペーン=ICAN」を動かし、「核兵器禁止
 条約」は2017年、国際連合での採択に繋がり、「ICAN」は同年ノ―ベル平和賞を受賞しています。
  被団協の今回の授章を歓迎するものです。長きに渡る地道な活動を評価します。そして何よりも世界中の
 人々が幸せである最低条件・平和であることを望むものです。
 
  しかしです。世界は核兵器の廃絶に向かってはいないという現実があります。ノーベル平和賞授章の
 前任者・故「佐藤栄作氏」が提唱したという非核3原則、「持たず 作らず 持ち込ま(せ)ず」です。佐藤内閣
 以降、歴代政権はこれを遵守してきました。しかし佐藤首相のノーベル平和賞授章自体、これは最大の
 ギャグとする批判的傾向が強かったものでした。特に昨今の核をめぐる情勢の緊迫化があります。非核
 3原則は平時の場合、有事には「持ち込ま(せ)ず」は無意味という意見が今や支配的となっています。
 第一日本は「核禁止条約」に反対しているのでます。これが「決議」でなく法律であること」、現実にアメリカ
 ロシア・イギリス等核保保有国が参加してないこと、日本は今まで「核拡散防止条約」=NPTを熱心に進めて
 きた事、等々が理由です。
  とにかく中国は強力に核戦力強化を推し進めています。北朝鮮はミサイル・核実験を繰り返しています。
 一方的にウクライナに攻め入ったロシアは、現実に核使用で脅かしをかけています。こうした国々に日本
 はぐるりと取り囲まれているのです。
  唯一の被爆国としての日本は、核のない平和な世界を望むのは当然ですが、同時にわが国の安全をも
 考えていかねばなりません。「非核三原則」も「核禁止条約」もこの観点を忘れてはならないと思います。

    ● 三ッ林氏 衆議院選・自民党非公認に  10/7(月)

  下段でお知らせしたように発足した石破内閣の下、衆議院議員選挙が9日(水)解散、12日(土)告示
 27日(日)投・開票の日程で行われます。新選挙区での久喜市を含む13区でも現職自民の三ッ林氏の
 他、国民民主・共産・令和新撰組等から立候補が予定され、激しい選挙戦が待っています。、
  所で今回の衆院選は自民党の政治資金規正法違反、収支報告書不記載議員について公認どうする
 かの問題がありました。すでに党員資格停止や、役職停止などの処分が出されており、再度の処分は
 いかがという考え、しかし国民から厳しい批判を受けておりこのままでよいのか、とか考えが混乱して
 いました。7日石破総裁、森山幹事長、小泉選対委員長らが協議、方針を決定しました。その結果三ッ林
 議員は他5人の議員とともに非公認となりました。
  6人は党員資格停止処分継続中か受けた者、下村博文元文部大臣、西村康稔元経済産業大臣、高木
 毅元国会対策委員長の3人、党の処分継続中で、かつ政治倫理審査会で説明責任を果たしていない者
 羽生田光一元政調会長、平沢勝栄元復興相、そして三ッ林裕己議員の3名、合わせて6名です。その他

 説明責任が充分果たされておらず、地元の理解が進ん名でいないとみなされる者が非公任として追加
 される可能性があります。
  また不記載議員については非公認としないまでも「比例重複」は認めない方針です。松野博一前官房
 長官、武田良太元総務相など、最大37人に上るとされています。またこれに伴い党4役も重複立候補
 はしないとしています。
  石破内閣は発足当初「原則公認」とする方向でした。しかし国民や党内からさえ厳しい声「このままでは
 選挙が戦えない」とまで出ていました。非公認となった議員の1人は「大変厳しい判断だが謙虚に受け止
 める。初心に帰り襟を正して選挙を頑張っていく。」としていますが、処分の大半を占める旧安倍議員を
 中心に猛烈な反発も起きており、「選挙の結果に関わらず、今後石破政権を支える事は出来ない。」と
 の声まで出ています。しかし今会の事は、相も変わらぬ政治と金の問題で、猛烈な社会からの批判を
 受けており、当然な判断といえます。
  埼玉県内では大塚拓議員や、柴山正彦議員ら旧安倍派議員が非公認に追加されたり、比例への重複が
 認められない可能性があります。三ッ林議員は「無所属」での立候補となります。他の立候補予定者が
 比較的地元のなじみが少ない人だけに大丈夫とは思いますが、地道な活動を続け頑張ってもらいたいと
 思います。

   ● 第102代石破内閣発足 ―Ⅱ―  10/4(金

  下段で報告したように1日午後国会での指名を受けた後、皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て、

 石破内閣が誕生しました。初入閣は13人、女性2人、石破首相は今回の内閣人事を「納得と共感内閣」
 と呼んでいますが、石破首相と近い人が多く、その意味では「論功行賞人事・お友達内閣」といえる側面を
 も有しています。

  総理大臣 石破 茂   総務大臣 村上誠一郎   法務大臣 槇原秀樹   外務大臣 岩屋 毅
  財務大臣 加藤勝信   文部科学 阿部俊子    厚生労働 福岡資麿   農林水産 小里泰弘
  経済産業 武藤容治   国土交通 斎藤鉄夫    環境大臣 浅尾慶一郎  防衛大臣 中谷 元
  官房朝刊 林 芳正    デジタル  平 将明    復興大臣 伊藤忠彦   国家公安・防災 坂井 学
  少子化・女性 三原じゅん子  経済再生 赤沢亮正  経済安全保障 城内 実  地方創生 伊藤良孝 
             
  平均年齢は63歳、新人が13人と多く刷新感はあるのですが、地味な人が多く上記した人事への評価は
 押しなべて高くありません。三原じゅん子さんを除き、選挙の時に応援に頼みたいという人も見当たりません。
  特にびっくりしたのが「総務大臣」への「村上氏」の起用、安部元首相を国賊とまで言って、処分を受けた人
 旧安部派を中心に「喧嘩をうってるのか」とまで言われました。ただ「そこまでやる」をあえて解っていたのなら
 逆に今度の人事はすごいとも思います。
  石破内閣の目指す中心的なものは「防災」・「地方創生」・「安全保障」等です。「防災庁」を設置したいとしてい
 ます。担当は赤沢氏、本格的高齢社会を目前にして、地域活性化は急務の課題です。「地方創生」担当は伊東
 良孝氏、そして持論であるアジア版NATOの創設や、日米地位協定の見直し等の安全保障面、外務大臣の
 岩屋氏、防衛大臣の中谷氏、党で政調会長の小野寺氏、皆石破氏と親しい関係にある方ばかりです。ただし
 「伊東地方創生担当」など、地方政治に精通している点では党内随一と言われており、中谷氏・小野寺氏等も
 防衛政策には高い見識を有しています。「論功行賞・お友だち内閣」となるのか、「納得と共感内閣となるのかは
 今後の活動しだいといえます。
  いずれにせよすぐ衆議院選が待っています。多くはこの選挙結果次第となります。
 注意深く見守っていきます。

    ● 第102代石破内閣発足、27日衆議院選投開票・Ⅰ  10/2(水)

  昨1日招集された「臨時国会」において、「第102代石破内閣」が誕生しました。事前に決定された自民党
 役員と合わせ、新閣僚メンバーをお知らせします。
  
 総裁 石破 茂     副総裁 菅 義偉    幹事長 森山 裕   総務会長 鈴木俊一
   政調会長 小野寺五典   選挙対策委員長 小泉進次郎   他に最高顧問 麻生太郎
  

  党人事決定の中で、総務会長を打診された高市氏が、幹事長以外はだめと断るということがありました。どう
 考えても石破総裁の下での高市幹事長はあり得ないですよね。、それと総裁選5位になった小林鷹之氏も
 広報本部長就任を断っています。何が理由なのか推測するしかありませんが、余りこういうのはよろしくないなと
 思われます。
   幹事長に就いた森山氏は、人脈の広さと調整力は党内随一といわれ。斬新さはありませんが、適材だと思わ
 れます。「政調会長の」小野寺氏です。内閣人事の要、外務=岩屋、防衛=中谷と共に、石破氏と親しい防衛長官
 経験者、石破氏が掲げるアジア版NATO創設や、日米地位協定の改正といった件への対応と思われます。
  小泉選対本部長は何としても抜群の知名度から、選挙の顔となることへの期待があります。石破氏と小泉氏の
 タッグは選挙の最強タッグと言えます。ただ猛烈にやっかいなのは政治資金 問題で、収支報告書に不記載の
 あった旧安部派議員らの公認問題です。特定の基準は設けず、地方組織の意見を尊重するということで、
 柔軟に判断するとしていますが、安易に公認すれば国民の批判を招き、逆に非公認者が多ければ、党内の
 不満が爆発することとなります。例えば我が埼玉の13区です。自民党は三ッ林裕己議員です。かって安部派に
 所属、今回の選挙では高市氏の推薦人となりました。普通に選挙が行われれば間違いなく当選すると思われ
 ます。しかし三つ林氏は収支報告書の不記載者、処分を受けています。もし仮にですが非公認となれば、最大の
 人口を抱え、13区の中心都市といえる久喜市などは大問題となります。
  私はすでに党の厳しい調査に基づき、処分がなされているのに再度というのはいかがと考えています。
 執行部の腕の見せどころとはいえ、苦しい所ですね。


    ● 新自民党総裁に石破茂氏当選  9/27(金)

  去る12日告示され、何と9名が立候補するという大混戦の中で、15日間にわたって争われた自由民主党
 総裁選挙は本日投・開票が行われ、石破茂氏―高市早苗氏による決選投票の結果、石破茂氏が当選、自由
 民主党第28代総裁に就任しました。首相指名選挙は来月1日に行われる予定です。
  下段のいくつかの所で触れましたが、今回は政治資金規制法問題で一気に、岸田首相・自民党の支持率が
 低下、各種国政選挙で負け続け、政権交代の声さえ聞こえるという中での、プラスしてこれに関連しいわゆる
 従来の「派閥」という問題がなく手の総裁選でした。岸田現総理総裁が立候補を取りやめ、上記のように9人
 立候補と言う乱戦での激しい総裁選でした。
  まず全国の党員票が発表されました。
 高市早苗18万1、212(30%)  石破茂17万7、864票(30%)  小泉進次郎10万2621票(17%)
  というものでした。石破・高市・小泉の3人の争い、1回では過半数に達せず決選投票になる、とほぼ決まって
 いました。それにしても高市氏の党員票トップは驚きでした。高市氏は後半急激に支持を伸ばしましたが、それ
 でも石破氏を上回る予想は誰もしていませんでした。この数字をドント方式で票に換算したのが、高市氏109票
 石破市108票、小泉氏61票(以下4位・林氏27票、5位・小林氏19票) です。小泉氏は予想通り党員票では
 失速しました。これに1回目の国会議員票です。1位・小泉氏・75票、2位・高市氏・72票、3位・石破氏・46票
 (以下4位・小林氏・41票、5位・林氏38票)です。小泉氏は予想通りトップでしたが、ここでも高市氏が大きく
 票を伸ばしました。石破氏は相変わらず国会議員票は少ないものでした。この結果1回目の投票は
 1位・高市氏181票、2位・石破氏154票、3位・小泉氏136票となり、高市氏・石破氏で決選投票となりました

 私私は今回誰に当選してもらいたいという積極的な気持ちはありませんでした。決める場合まずアプリオリに
 ①その候補者が好きだ、というのがあります。次に②として好きという際決め手にな、政策なり社会感にほぼ
 同意できるとかいう点があり、そして最後に今回は➂総理総裁としてふさわしいかという問題が有ります。
 今回その3つに全てに当てはまる人が誰もいなかったということです。政策的には高市さんが1番近いと思います。
 僕は伝統的日本の家族主義の信奉者です。夫婦別姓もLGBT法も良しとしません。その高市さんも➂から見ると
 どうもまずいと思うのです。やはり安全・保障綿面どうしても引っかかるのです。それと「中道保守」にウイング
 を伸ばそうとする立民野田さんに、高市さんで大丈夫なのかと思うのです。おそらく私のこんな気持ちが議員
 諸氏の多数だったのかなと思いました。1回目の結果を見る限り石破氏の逆転はないと思ったのです。しかし
 決選投票は石破氏議員票189・地方票26、高市氏議員票173・地方票21計215-194で、石破氏が大逆転
 で勝利しました。それと決選投票前の5分間スピーチでも石破氏に手を挙げざるを得ませんでした。岸田首相
 に感謝し、旧安部派関係者にお詫びし、最後に「ルールを守る」とする見事な演説でした。高市氏推薦議員20
 名中14名が旧安部派であり、内13名が政治資金規正法違反者との事ですし、プラスして総裁選挙中の
 高市派のフライングへも言及するという実に見事な演説でした。 
  結局今回は石破氏を良しとするのではなく、ダメだと思うの人を消していったら、最後に石破氏が残ったの
 だと思います。しかしそうしたバランス感覚が必要なのかなとも思います。

    ● 立民代表選、公明代表、兵庫県知事問題  9/24(火)

  9月7日告示された「立憲民主党」の代表選挙は、昨日23日投開票が行われ、1回目の選挙では決着が
 つかず1位と2位の野田佳彦元総理と枝野民雄前代表との間で決選投票が行われ、結果野田佳彦元総理が
 枝野氏を破り、立憲民主党3代目の代表に就任しました。以下の通りです。

  1回目       地方議員・党員・サポーター  国会議員・立候補予定者
      野田氏     139                 128             267
      枝野氏     123                  83              206  
      泉氏       59                  84             143
      吉田氏      49                  73              122

  決選投票
      野田氏     139                 128             267
 
     枝野氏     123                  83              206
 

  初めから終わりまで予想通りの票の流れでした。前代表で立民創設者の枝野氏がよりラジィカル、野田氏が
 より穏健派という違いがあるとされましたが、それも選挙での共闘問題で、演説を聞く限りほとんど違いはあり
 ませんでした。次の総理大臣を選ぶ、と言う自民党総裁選に比し、どうしても盛り上がりに欠けるものですね。
 新代表となった野田氏は千葉県4区選出当選9回、67歳のベテラン議員です。民主党政権最後の3人目の総理
 松下政経塾出身者共通の毎朝の駅立ちで鍛えた演説の名手、あの安倍総理追悼演説は中々聞かせるもの
 でした。いずれにせよ総選挙は近いと思われます。健闘を期待します。

  一方自民党と連立を組む公明党は、18日告示、28日党大会のスケジュールで新代表を選出する予定でしたが
 「石井啓一」氏以外立候補者がなく、15年の長きに渡り代表を勤めた「山口那津男」氏に変わり新代表に決定
 しました。石井氏は当選10回、国交大臣を勤め、現公明党幹事長です。なお次の総選挙では新選挙区埼玉14区
 (草加・三郷・八潮市等)から立候補するといわれ、激戦が予想されています。

  もう一つ政治の世界の話、兵庫県知事、「斎藤元彦」氏のパワハラやおねだりギワクについてです。何ともひどい
 話でもうへどの出る思いです。こういう人を知事に担ぎ出した「維新」や「自民」の一部は責任をきちんととるべきです。
  100条委員会で追及されていましたが、ついに19日、兵庫県議会9月定例会で86人全員から共同提案された
 「不信任決議」が当然全員で可決されました。10日以内に議会を解散しなければ、知事は自動失職となります。
  所で何と知事は今のところ辞める気がないみたいです。議会で(しかも全員で)不信任されたのに居座るなんで
 ありうる話ではありません。こういう人を知事に選んだのが悪いということになるのでしょうか。
  とにかく早く辞表を提出し、驚きの連続である今回のこの事件を終わらせてもらいたいものです。

    ● 自民党総裁選スタート・9人立候補 9/13(金)

  岸田総理総裁の後継を選ぶ自民党総裁選挙は昨12日告示され、27日投開票まで15日間の選挙戦が
 スタートしました。上川陽子外務大臣が直前の11日立候補を表明、出馬9名のおおきに至っています。

5立候補に当たり推薦人が必要となった1972年以降、最高だった5人を大幅に上回るものとなっています。
  総裁選は国会議員票367、同数の党員党友票計734で争われ、1回目過半数に達しない場合、過去
 いくつかのドラマを生んだ上位2人による決選投票となります。
  立候補者は表明順に小林鷹之前経済安全保障相、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル相、林芳正
 内閣官房長官、茂木敏充幹事長、小泉進次郎元環境相、高市早苗経済安全保障相、加藤勝信元官房
 長官、そして上川陽子外務大臣です。出馬に意欲を示していた斎藤経済産業相、野田聖子元総務相、
 そして青山繁晴参議院議員は断念ということになりました。今後全国各地での演説会、公開討論会等で
 舌戦が繰り広げられ、当選を目指す激しい選挙戦が行われることになります。
  9人立候補という数に驚いています。茂木さんと加藤さん、林さんと上川さんは元は同じ派閥です。一昔
 前なら考えられなかったことですが、もともとからの無派閥からの立候補が多いことと合わせ、今の状況は
 少なくとも閉塞感がなくなり、一歩前進とだけは言えます。元と現の幹事長と内閣官房長官、元経済安全
 保障相2人、外務大臣経験者3人、女性と40台共に各2人と正に多士済々のメンバーといえます。
  私は選挙権をもっていません。仮に持っていたとしてもこれだけ多く出馬となると選択が難しいものです。
 まず第1にその候補者が好きか嫌いかという点があります。これに深くかかわる政策の問題があります。
 これも安全保障面はいいが、教育への考え方はどうもとか、清新さは買うが経験不足ではとか、とにかく
 全て良いと言えるのはいないようです。
  9人出てそれぞれ割れると議員票にひして党員票の比率が高くなります。その事前アンケートでは、調査
 機関により異なりますが、1位・2位の石破、小泉が高く、やや離れて3位高市といったところ、茂木・林の
 旧派閥のボスの人気は低いようです。それと先行した小林、今回は河野さんの支持も今いちの様です。
  従って常識的には石破―小泉の決戦投票になる、それに場合によって高市氏が絡むというケースが
 予測されます。いずれにせよ今回はぜひこの人にという候補者はいません。候補者各位の健闘と口に
 だしたことは守る、事に期待します。

     ●  公明・立民代表選、自民総裁選  9/10(火)

  下段でも記しましたが9月7日告示、23日投開票の立民代表選挙はすでに選挙戦に入っています。
 結局立候補者は4人、枝野幸男前代表、野田佳彦元総理、泉健太現代表、そして吉田晴美議員です。
   自力で20人の推薦人を集められたのは枝野、野田のベテラン2人、しかしこの2人ではどうにもなり
 ませんし、通常現職代表が推薦人を集められず出馬できないということは不思議なことです。そこでまず
 泉現代表、そして女性2人?、40歳台2人、と正に多士済々のは自民党総裁選に埋没してしまうという
 危機感から、1期で女性の吉田議員と立候補し、何とか体裁を整えたということです。それりにしてもその
 ために他の人を支持しているがこの人の推薦人になる、というのは不思議な話ですね。野田氏と泉氏は
 穏健中道路線、枝野氏がよりラジカル、吉田氏はとにかく新鮮味を打ち出すという選挙戦と思われます。
 事前の大手新聞社の支持率は野田・27―枝野・14―泉・7というところ、妥当なところと思われます。
 とにかく何度も言いますが私はこの選挙には全く関心がありません。

  さて自民党と連立を組む公明党です。18日告示で゜代表選が行われます。2009年前代表太田昭宏
 氏に変わって代表に就いた山口那津男氏は出馬せず、15年ぶりに新代表が誕生します。今のところ
 新代表に現幹事長の石井啓一氏、新幹事長に西田実仁選対委員長以外立候補者はなしといわれ
 久々に新しい執行部が誕生の予定です。
  
  さて12日告示、27日投開票の自民党です。下段で7人に加藤氏で何と8人とお伝えしましたが、今
 最後の明日11日、上川外務大臣立候補表明のニュースが飛び込んできました。もうひっちやかめっ
 ちゃかですね。それにしても女性2名、40台2名、現・元幹事長と内閣官房長官さらに外務大臣と
 そろいもそろったというところですね。何とか体裁を整えた立民とはだいぶ違うところです。いずれに
 せよ9人立候補となれば残りの議員票は少なく、党員票がカギを握ります。党員票の事前調査では
 石破―小泉―高市の順のようです。決選投票の可能性が極めて高く全く余談を許さない選挙戦に
 なりそうです。


    ● 自民党・立憲民主党、総裁・代表選選  9/1(日)

  超大型台風ながらノロノロ、ウロウロだから日本各地に大きな被害をもたらした台風10号は、やっと
 勢力を弱めたようです。被害にあわれた皆様には心よりお見舞いを申し上げます。今年の夏は猛烈な
 暑さで記憶に残ると思いましたが、もう1つ台風も加わりました。両者ともに地球温暖化に深く関わる事
 は事実、全力を挙げ温暖化対策に取り組む大切さを教えてくれました。
  さてこの長い台風関係のニユースで少しの中断を生みましたが、もう一つ立民と自民党の代表・総裁
 選挙が迫り、各マスコミをにぎわしています。立民代表選は9/7告示・23日投開票、自民党は9/12
 →27日の日程です。共に泉代表。岸田総裁の任期満了に伴うものですが、単に政党のトップを決める
 だけでなく、特に今回の状況は国の政治の在り方に直結するものとしてあるからです。
  すなわち3年前総裁に就いた岸田首相は当初かなり高い支持率を誇っていました。しかし安部前首相の
 銃撃事件以降「統一教会」とのつながり、更には「政治資金パーテイ問題」と続き支持率が低落、有効な
 打開策を打ち出せず、更に国の補欠選挙で3連敗を喫するなど、最低となる支持率まで低下しました。
 ついに8/14には総裁選不出馬、退陣を表明するに至りました。
  一方「立憲民主党」です。何とも不思議な政党です。野党第一党です。普通野党第一党ならいつ与党から
 政権を引き継いでもよい能力・体制を持ち、それなりの支持率を維持しているものです。しかしこの政党の
 支持率はいつも5%をわずかに超える程度、政権担当能力など片隅にもないのです。今回岸田内閣の余り
 にもの不人気、国の選挙での3戦全勝から「次期衆院選で政権交代」を口にする人が出ました。事実7月
 末のNHKの調査で岸田内閣支持25%、不支持55%という数字が出ていました。所が8月上旬の政党
 支持率調査では自民29・9、立民5・2、公明3・3、共産2・6といつもの数字が出されています。一体
 立民党とは何なんでしょう。
  さて日程の少し早い「立民」から見ていきましょう。国会議員136、次期公認予定者、地方議員1236
 党員・協力党員11万4834、合計740ポイントの選挙、立候補に当たり国会議員20名の推薦がいる
 のも自民党と変わりません。今のところ立候補を表明したのは枝野前代表と野田元首相の2人、他に
 泉現代表も出馬に強い意欲を持っています。他に江田元代表代行、馬淵元国交大臣、吉田議員(女性、
 1期東京都)も強い意欲を持っていますが、20人の推薦が難しいといわれています。これは立民の
 国会議員は自民党の1/3、自民党なら60人に当たるためです。他に西村議員(前回立候補、新潟県の
 女性議員)を推す声があります。泉現代表すら20人に苦労しているといわれ、枝野・野田の2人、+泉で
 2人、ないし3人の争いになるでしょう。事前の支持率では野田20・1、枝野16・4、泉6・6という数字が
 出ており、妥当なラインかと思われます。
  さて自民党です。現在何と12人もの人が立候補を表明、ないし意欲を示しています。これは政治資金
 パーテイ問題から麻生派を除く派閥が解散、派閥による締め付けがなくなったこと、岸田総裁の不出馬
 表明から岸田政権中枢の人間も立候補が可能になったこと、等々が原因ですが、前提として自民党の
 不人気、下野の可能性があり、総裁選での刷新・改革の流れがあるからです。
  12人は以下の方々です。小林鷹之前経済安定担当相、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル相の3人
 はすでに立候補を表明しました。今月になり台風が去り次第林芳正内閣官房長官、茂木幹事長、高市早苗
 経済安定保障相、小泉元環境相が相次いで立候補を表明する予定です。他に上川外務大臣、野田聖子
 元総務会長、加藤勝治元内閣官房長官、斎藤健経済産業大臣、青山繁晴参議院議員が立候補に強い意欲
 を示していますが20人という壁は高いようです。従って7人で総裁選が争われる可能性が1番版高いと
 思われます。事前支持率調査では石破・小泉の2人が高く、やや離れて3位・高市。4位河野というところ
 茂木幹事長、林内閣官房長官といった前派閥トップの人間はかなり低く、この辺が今回の総裁選の特徴を
 成しています。ここえ来て「加藤元官房長官」立候補との情報がもたらされています。20人の推薦人確保に
 メドがついたとのことです。解らないものですね。告示後にまた記してみたいと思います。

          東京都知事選・審判下る・現職小池氏三選  7/8(月)

  東京都知事選は6月20日(木)告示、17日間の選挙戦を経て7月7日(日)投開票で行われました。結果
 現職の「小池百合子」氏が、下馬評通り圧倒的な強みを見せ、20時投票〆切と同時に当確が出るという
 圧勝?で3選を果たしました。
   とにかく注目された選挙でした。東京は日本の首都、有権者も1135万人という日本一大きな選挙です。
 とにかく17万人近くの職員を擁し、一般会計で8兆4500億円、特別会計まで加えると1年で16兆5600億
 もの予算を擁する町です。その財政規模はチェコスロバキア、ノルウエー、オーストリアといった国家規模に
 匹敵するほどです。加えて最近の政治状況があります。ご承知のように自民党による「政治資金規制法」
 違反問題は、強い国民の怒りを買い、岸田内閣の支持率は低下、直近の選挙では大きく負け越し、次回
 衆院選では政権交代の悪夢?が現実味を帯びてきていました。
  そんな状況を背景に政権交代を目指す「立民」がエースともいえる蓮舫氏を候補者に決定、お定まりの
 「立民・共産・社民」推薦となりました。一方「自民」は独自候補擁立をあきらめ、現職小池氏の応援となり
 ました。小池氏側は地域政党「都民ファーストの会」、「国民」、「自・公」が応援するものの、政党色を一切
 排しての選挙となりました。この2強に、広島県安芸高田市の前市長で議会と激しく対立、その様相をネットで
 流して注目を浴びた「石丸氏」、元航空幕僚長の「田母神氏」等が争うという形になりました。
  それにしても何とも奇妙な選挙でした。56人という史上最大の立候補者を見ました。1つの政治団体から
 20人を超す立候補がありました。ポスターやパフオーマンスに常識では考えられないものがありました。
 先の江東区の補欠選挙時の選挙妨害といい、公職選挙法を改め、厳しい内容で臨むべきと考えます。
  私は政局のたびにしたり顔で登場する「厚化粧の太ったおばさん」も、スピッツのようにキャンキャンと
 相手を激しく攻撃するが、何の対案も示さない「きすきすとんがりおばさん」も嫌いです。加えて学歴詐称に
 二重国籍と来ているのですから、も少しマシな候補はいないのという思いでした。
  「石丸」氏は正直よく知りません。ただ自分(執行)と並んで二元代表を成す「議会」を「恥知らず」とまで
 ののしり、その様子をネットで流すという手法を潔しとしないという思いがあります。
  当初の予想は支持母体だけで250万票はある小池氏が、270万票くらいでトップ、次いで蓮舫氏が150万
 ~170万票、石丸氏が100万というものでした。選挙戦が進むにつれ小池氏堅調、蓮舫氏失速、石丸氏
 猛追となり、終盤は石丸氏、蓮舫氏を逆転か、となりました。しかし一貫して「小池氏(一歩)リード」という
 状況は変わらず、それが小池氏の選挙戦のありようにも繋がったのだと思います。結局結果は以下の
 通りでした。
  
当選 小池百合子 291万8015票  石丸伸一氏 165万8363票   蓮舫氏 128万3262票
  
 なお投票率は60・62%でした。4位田母神氏以降獲得票が投票総数の10%に満たず、56人立候補者中
  53人が、供託金(300万円)没収というこれまた珍しい記録を残しました。 
  小池氏は前回得票数を大幅に減らしています。決して小池都政が評価された訳ではありません。自民党は
 同時に行われた都議会議員補欠選挙で、8人中2人しか当選できませんでした。変わらず厳しい批判を受けて
 いると言えます。とにかく私は岸田政権を全く評価していません。早く新しい総裁を選出して頂きたいと思うばかり
 です。蓮舫氏・立民には厳しい結果となりました。まさかこれほど離されての3位とは思ってもいませんでした。
 私は民主党政権下議長を勤めました。3・11、南栗橋液状化で何度も国に要望活動をしました。その時民主党・
 政権担当能力のない政党のダメさ加減を身に染みて感じました。別に今の自民党を支持しているのでは
 ありませんが、政権交代はまた日本に大きな空白を生みだします。そんな意味では余り興味のなかった今回の
 知事選は結果として少し楽しい気分をもたらしてくれました。
  石丸氏のことはこれもよくわかりません。しかしこれからは石丸氏のようにネットと融合した選挙戦が主流を
 しめると思います。ただ国の選挙はともかくとして、例えば市議会議員選挙では、その人の地域との関わり、
 何をしてきたか、何が出来るかで勝負が決る、そうしたものとしてあってほしいと思っています。

  ● 久喜市議会令和6年6月定例会一般質問 6/14(金)・17(月)・19(水)・20(木)

  今、令和6年の6月定例会が開会中です。「市政に対する質問」・一般質問は14(金)・17(月)・19(水)
 20(木)の4日間開かれ、6-5-5-6の22人が登壇されました。私はインターネット中継で可能な限り
 傍聴することを常としています。今回もいつものように質問通告書を取りに行き一読しました。結果ぜひ
 拝聴したいと思う質問が多くありました。楽しみにしていたのですが実際はダメでした。とにかくヤブ用が
 多すぎて多すぎてろくに拝聴できなかったのです。私は今肉親の送迎を含め週3日は病院通いです。
 プラスいくつかのヤブ用が加わり、まともに質問←→答弁を聞けたのは何人もいませんでした。だから
 報告というより質問項目に関しての私の考えということでやらせていただきます。

 ● 市民大学・高齢者大学の入学者数を増やす取り組みについて質問が出ました。
 
 もう何度も記してきましたが私は市民大学の1期生、また現在「市大・高大運営委員長」の職にあり、この
 問題にいつも悩まされています。質問された方も市民大学を卒業されておられ、身にしみてるのだと思います。
  高齢者大学も市民大学も久喜市の宝物です。高大は昭和54年に開校され今年で46期を数えます。市大は
 何度も言ってきたように平成7年開校、今年が丁度30周年に当たります。高大は最大200名を超す入学者
 を見たことがありました。ずっーと100名以上をキープし続けてきましたが、平成末期、令和と減少、特にここ
 数年はコロナの影響もあり、令和3年から36・52・49名と厳しい状況にありました。今年は65名と増加ほっと
 胸をなでおろし、この傾向が続くことを願っています。深刻なのは「市大」です。定員は40名です。20期(H26)
 から10人台と低迷、ここ5年は8-16-13-11-10という状況です。さすがに10名を切りますと無意味 
 →閉校の声すら上がります。募集の仕方云々の問題ではありません。これはもう久喜市全体でこうした地域・
 市民活動が低迷しているのです。市民祭りの現実はその象徴です。しかし久喜市の誇りは市民まつり・ゆうゆう
 プラザに代表される高い市民力です。それを支えてきたのが「市大・高大」なのです。
  市大・高大運営委員」は私に残っている最後の公職です。今年度一杯を持って辞職となります。このままでは
 死にきれないというか、辞め切れません。猛烈に焦り苦しい心境です。


 ● 浜梨花枝氏の顕彰を求める質問が出ました。
 
 私にとり大変懐かしく、そしてうれしい質問でした。「浜梨花枝」はペンネーム、本名「榎本美佐夫」、出身は
 埼玉の名のもとをなす、現行田市さきたまの旧家、久喜市の初代市長、故「榎本善兵衛」氏奥様であす。
  あの与謝野晶子の最後の弟子とも言われ、歌人として県内外に重きをなし活躍された。同時に県の文化芸術
 活動の指導者として活動されている。また「久喜音頭」や「本町小・久喜東中」校歌の作詞もされています。特に
 私にとり懐かしいのは、新久喜市誕生の年に97歳の天寿を全うした亡母が、晩年短歌の道に志し、浜先生の
 ご指導をいただいた事、毎月開催される勉強会の送り迎えをしたこと、先生なき後故郷「さきたま風土記の丘」に
 建てられた先生の歌碑を見たいという、、没間際の亡母の願いでかの地を訪れたことなどを懐かしく思い出し
 本当にうれしい質問でした。先生の偉業を顕彰すべし、作品を展示する企画展の開催、先生の作品を何らかの
 かたちで教育現場に生かすぺき、という質問にいずれも教委は前向きに答弁していました。
  昨年久喜小150周年の関係で久しぶりに榎本家を訪ねました。その際上の話しを少ししたところ先生の長男
 故「榎本善之助」氏の奥様より、先生の遺稿集「青遠3巻」を頂き感激しました。大事にしまってありますが、
 時を得てその一端でも読んでみたいと思っています。

 ● 除去が予定されている「東集会所」に関する質問が出ました。
 
 私が本二町内会の役員を勤めていることは何度も報告しています。そうした者としてこの問題は実に頭の痛い
 事です。令和8年度に「東集会所」、そして翌年9年度には「本町集会所」が除去されるのです。同じ名称ですが
 集会所には2種類のタイプがあります。1つは自前の集会所です。特に農村部には「新田・本田」と2つあるところ
 さえあります。自分たちで土地を確保し、自分たちのお金で(もちろん補助金を得て)建てたものです。これに対して
 東集会所・本町集会所・太田集会所等は、初めから広域市民が利用する集会施設として整備されたものです。
  行政が言う不公平だとは意味が違うと考えます。現実に現在東集会所・本町集会所地区で自前で集会所を
 整備するは100%不可能です。多くの町内会が使用している「東集会所」は、反対(存続)運動が活発に行われて
 おり、区長さんらによる市長・担当に面談しての要望活動、それに基づいての書名活動等が展開されており、
 今回の質問もその一環としてありました。しかしこれは議会議決をへており、東地区への答弁も極めて厳しい
 内容でした。本町集会所に完全に活動の場を依拠しているのは我が本二町内会のみです。本三のみ自前の
 集会所を持っており、外は道合会館・千勝会館・本一山車会館等を使っています。それだけに我が町内会は
 厳しく、苦しい立場にあります。これからは本町集会所を使っている、「子ども食堂」関係者等と話し合い
 何とか存族の道を探っていきたいと考えます。でも今回の答弁同様厳しいです。
 
 ● 久喜提燈祭りに関する質問が出ました。
 
 1つは安全に関する事、1つはごみに関することでした。共に祭典委にとって頭が痛く、かつ重要な問題です。
 「安全」に関しては、2001年の明石市での事故以来最重要課題となっています。ためにガードマンを多数配置し
 この費用が祭典委の会計を強く圧迫しているのが実情です。特に問題なのは久喜駅からの見物客、あの階段の
 状況を本部テントから見ていると、もし1人倒れでもしたらと恐怖に駆られます。もちろんJR久喜駅も、私たちも
 多くの人数を配置するなど対策は講じています。私は抜本的対策として、電車だけから車の見物客の誘致を推進
 すべきと考えています。そのための駐車場として久喜小・本町小等の会場近くの校庭の解放です。秩父の夜祭では
 市内全ての学校が解放されています。そのための諸条件の整備を図るべきです。
  ごみの問題は皆のマナーが関わります。祭典関係道路に多く集積所を設置します。ごみステーションを12日は
 5、18日は6設置します。分別はもちろんですが、皆様方のモラルに期待する所大です。

 ● 久喜市の財政問題に関する質問が複数出ました。 
 
 複数の方から同様の質問が出ています。これは下段の「BS6チャン・東京マがジン」で大きく取り上げられ、
 市民の間に不安感が蔓延しているというところからきています。ある特定のものにしか使えないのもありますが、
 何にでも使える市の貯金を「財政調整基金」と言います。久喜市の人口・財政規模から適正額は30億円前後
 といわれています。かって旧久喜市単独で80億を擁し、「タメ過ぎ」と言われたこともありました。所が今年は
 何とわずか250万円なのです。これは今年度の予算編成に当たり、60億円以上を取り崩したからです。多く
 言われ続けている老朽化した施設の改修費です。これなど今までの施策のツケと言わざるを得ません。どうしても
 必要な事業、あるいはいつ起こるか解らない災害等に当たり、財源の枯渇は明らかです。答弁では必至になって
 「徹底した歳出削減」、「新たな財源の確保」を言っていました。それに対し、テレビ番組での市長の発言は、チヨット
 軽すぎるのでは?、とにかく猛反を求めるものです。

   ● BS・6チャンネル 「東京マガジン」久喜特集を見て  5/19(日)

   本H・P「久喜市アラカルト」のページで報告しているように、この日早朝町内会で「ゴミゼロ運動」が行われ
 ました。久喜小裏庭で開・閉会行事を持ったのですが、その時会員の誰かが『今日「東京マガジン」で久喜の
 事をやりますよ』って言っていました。私はこのことを知りませんでした。最近は「アドマチック天国」とか「昼メシ
 旅」とかで郷土・その町を紹介する番組が結構あります。そんな番組の一つくらいに思っていたのですが、
 家に帰って新聞の番組案内を見たら、正式名称は「うわさの東京マガジン」1989年10月にスタート、今年で
 25年目になる高い視聴率を誇る人気番組、現在ベテランアナウンサーである「森本毅郎」さんの司会、
 清水国明、小島奈津子、山口良一、風見しん吾氏等がゲスト出演するそうです。新聞のサブタイトルが
 「久喜市の学校が危険」という何とも刺激的なもの、とにかく番組を見ることにしました。
 
始まってすぐのテレビでのタイトルが、これまた刺激的な「久喜市のぼろぼろ校舎」、昨年の夏に「山口良一」
 さんが久喜に来て、校舎の惨状を報告、今回は「その後どうなったか」的な意味で「小島奈津子」さんが来られ、
 市長を始めとする関係者にインタビューしつつ、現状と問題点を(豪華すぎる焼却施設、財政調整基金の枯渇)
 報告していくという内容でした。

  番組は「小島奈津子」さんの久喜中K校長先生へのインタビューと、校舎の紹介で始まりました。雨漏りの
 廊下、同じく雨漏りで漏電の恐れから使えない天井の照明器具、そして何ともひどい屋上の様子等でした。
 また久喜東小の外壁の落下場所、そして同校保護者と思われる数名の方々へのインタビュ―と続きました。
 これと関連なく駅西口の歩道橋の外壁が130㎏も剥がれて落下、町中危険な状況が溢れているのに420億をも
 かけて超豪華な焼却炉を建設中だ、市内学校の安全に向け点検検査を行い、危険立ち入り禁止の囲いが半年
 続いている、市内32校中30校で防災設備(防火シャッター)に不備が生じている、突然「GIGAスクール構想」により
 全児童生徒に貸与されている「タブレット」の故障に修理せず、使えないのが7%に及んでいる、さいたま市では
 3パーセントだ、なんてのもありました。(この部分は聞いて(見て)いてかなりショックでした。この分野で久喜市は
 他市町に抜きんでていると思っていたからです)。これも現実なのですね。他に「中央コミセン」の立ち入り禁止の
 柵を写し、去年8月に取材にきた「山口良一」さんが「前よりひどくなっていますね。」なんて言っていました。事実
 市内20の小中学校で立ち入り禁止ゾーンは144か所に上るそうです。
  もちろんこの惨状を改修するために、久喜市は53億、前年比3・5倍もの予算を計上しています。当然といえば
 当然なのですが、しかしこれにも問題があると番組は言います。財源として市の調整基金を取り崩した。結果市の
 財政調整基金は250万に減少、危機的状況にあるというのです。「財政調整基金」とは何にでも使える市の貯金
 久喜市の財政規模から適正額は30億だというのです。これは豪華すぎる新焼却炉(4・4ha、420億円)、関連
 公園(7・3ha、130億)建設に計550億もの無駄な金を使っているためだと番組は言います。焼却炉・余熱利用施設
 公園を結ぶいわゆる「天空へ続く道」など、無駄な施設の最たるものと番組は指摘していました。
  その後「小島奈津子」アナウンサーが梅田市長に、① 財政調整基金の枯渇について、② フルマラソンについて
 ③ 天空に続く道について ④ 極端なアイデアについて(光る煙突等)など5点に渡りインタビューしていました。
 なおこの番組にK議員が度々登場、持論を述べていました。番組もK議員も多分に執行部に対し批判的であり
 「議会がちゃんと機能しているのか」が結論の一つでした。
  番組を時系列に追っていくだけで長くなりすぎ、私の見解が述べられていません。ごく手短に記します。
 1・せっかくついた予算を有効に活用し、可能な限り校舎の改修工事を行うこと
 2・今後は「大規模改修工事に合わせて」方式を止め、こまめな定期的点検、それに基づいて補修工事を行うこと
 3・財政調整基金の現状を早急に打開する事、そのために議会議決との関係もあるが、豪華すぎ必要ないと思われる
  各種施設の見直しを図ること、等々です。
 

  久喜市議会今任期後半の役職決定 上条議長を再選  5/15(水)

  久喜市議会は1年を1つの会期とする「通年会期制」が敷かれています。「令和6年度・久喜市議会」は
 5月15日に召集され、来年令和7年3月19日を閉会とする日程で開催されます。その議会の任期ですが
 4年、今任期は令和4年4月~令和8年3月までとなります。議員任期は4年ですが、この間の議員の役職は
 各市町議会によって慣例上いろいろ異なります。久喜市議会は半分に割って2年任期とされています。2年
 たつと各議員は辞職を提出、新たに役職を決定する選挙が行われるのです。
  令和4年4月執行の前回選挙から2年経過し、今任期後半の役職を決定する選挙が5月15日の今議会
 招集日に行われました。その結果以下のように決定しました。
 
 議長 上條哲弘12(所属会派「未来」11+無会派1)  岡崎克己5(公明) 杉野修2(共産) 白票5(市民3+無会派2)  
  副議長  成田ルミ子  斎藤広子  渡辺昌代   票数はいずれも議長選と同じ
  議長の上條氏は前期途中で逝去された前議長柿沼氏のアトを継ぎ、1年間議長を勤めていました。最大会派で
 議長を継続するか、その最大会派「未来の会」と組み、与党を形成していた「公明」に代わるのかが焦点でした。
 結局最大会派からということで、「未来の会」に、それも上條氏の再選ということで落ち着いたようです。

 議会運営委員会     委員長 大谷和子(未来)   副委員長 春山千明(未来)
 総務財政市民委員長  委員長 田村栄子(市民)   副委員長 奈良政宏(未来)
 福祉健康委員会     委員長 新井 兼(未来)    副委員長 瀬川泰祐(未来)
 建設水道委員会     委員長 川内鴻輝(未来)    副委員長 榎本英明(未来)
 教育環境委員会     委員長 園部茂雄(未来)    副委員長 貴志信智(無会派) 
  これを見て気が付くことは最大会派「未来の会」がほぼ役職を独占したこと、最大会派とはいえ、11名ですから
 さすがに全部とはいかなかったのでしょう。そして前期は重要ポスト多数を占め、優遇されていた「公明」がゼロと
 なったことです。何があったか知る由もありませんが、今後の議案採決にどう響いて来るのでしょうか。
  最も私たちにそんなことは関係ありません。あくまで市民目線に立った議会運営を図ること、願うはそれだけです。


    ●  今年の子どもの日に思ったこと  5/5(日・祝)

  
5月5日は「こどもの日」です。昔から子ども(男子)の健やかな成長を願う「端午の節句」としてありました。
 この頃余り見られなくなりましたが、1年中で1番さわやかな季節に、ゆうゆうの泳ぐ「こいのぼり」を見て
 良いな、なんて思ったものでした。所で下段でも記しましたが、「憲法記念日」には「改憲アンケート」、「子
 どもの日」には少子化傾向を示す図を伴う記事が必ず掲載されます。「改憲アンケート」は実施機関により
 少し(大分)異なりますが、子どもの数は総務省発表のものですから、一律に正確、その数字に絶望感と
 暗さを感じるのみという状況です。
  今年「子どもの日」に合わせ総務省が発表した数字は以下のものです。
 ① 15歳未満の子どもの推定人口 1401万人
 ② 前年から33万人減り、43年連続の減少
 ③ 統計を取って以来(1950・昭和25年)過去最少
 ④ 総人口(1億2400万人)に占める割合も11・3%で50年連続低下

  
人口減少子化は留まるところを知りません。お先真っ暗といえます。2週間程前もかって「日本創成会議」
 から提唱された、いわゆる「消滅可能性都市」問題が取り上げられ、2・3日新聞紙面をにぎわしていました。
 それによると2040年には現在の自治体1799の内、何とほぼ半数の896自治体が消滅する可能性があるという
 のです。国も各自治体も少子化対策に全力を挙げています。しかも統計上2030年代に入ると完全にダメ、ここ
 数年がラストチヤンスだとさえ言われているのです。
  私は80歳となって当然古い世代ですし、考え方も古いと思っています。しかし最近「結婚」とか、「出産」とかを
 口にすると、それだけで「セクハラ」だ、「モラハラ」だと言われかねない状況に幻滅を感じています。
  政府の少子化対策は大体こんなものです。「結婚や子どもを生み、育てる事に対する多様な価値観・考え方を
 尊重しつつ ‥‥ 若い世代が結婚し、子どもを生み育てることのできる環境を整備し、個人の幸福追求を支援
 することで結果として少子化のトレンドを反転させる‥‥。」というのです。
  そして具体的施策として以下の3つを掲げています。
 ① 若い世代の所得をあげる
 ② 社会全体の構造・意識を変える
 ③ 全ての子育て世帯を切れ目なく支援していく 
  「ああそうですか」と思うだけです。あくまでも各人の考えを尊重し、それよりも所得を上げたりの環境整備を
 大切にし、結果として結婚し・子どもを生む状況を作っていくというのです。「そうですか」としか言いようがありま
 せん。ここに「家族」という概念・考えはないのでしょうか。先に「消滅可能自治体」について触れました。自治体
 の半数がなくなる次に来るものは、「国・社会」そのものの消滅でしょうか。「国」の基礎は「自治体」であり、
 自治体・地域社会の基礎は「家族・家庭」だと思います。家庭・家族は「社会を構成する最も基本的な単位」で
 あり、「次世代の再生産機能を担う集団」といえます。すなわち家庭・家族は国や社会の持続可能性を支える
 基礎なのです。私が下段で憲法改正の中に、「家族保護」の条項を入れるべしとするのはこうした意味です。
 人口減少危機は現憲法と密接に関係すると考えます。私は行き過ぎた「ジェンダーフリー教育・性差否定教育」
 「LGBTQ」教育に反対です。人口の再生産の基礎である家族・家庭に焦点をすえ、その家族の形成や、出産
 子育てを経済的にも手厚く保護する政策が、少子化・人口減少対策に最も大切であると考えます。


    ● 今年の憲法記念日に思ったこと  5/3(金・祝)

  
今年のG・Wは前半に3連休、後半に4連休という日程でした。後半の4連休の入り日3日は憲法記念日です。
 現憲法の施行は昭和22年(1947年)ですから、77年を迎えたことになります。最近学校教育の分野で「時代の
 変化に対応して‥‥」とよく言われます。時代の変化に対応して生きる力を育んでいく」というように。我が久喜小
 の学校教育目標「イノベーション力の育成」というのもそうした意味です。翻って憲法問題を考えるとき、77年も
 経過して、すさまじい社会の変化があるのに、それを後生大事に守っていこうとする人がいる事にあきれるばかり
 です。現憲法の基本原理は「平和主義」・「基本的人権の尊重」・「国民主権」の3つです。現憲法は国民に主権の
 なかった時作られたという事実があるのに、現憲法を守れという人たちの全くの矛盾に驚くだけです。
  
  毎度のことですが「憲法記念日」に当たり、マスコミは改正問題へのアンケートを実施、発表しています。たまたま
 「読売新聞」でのものです。「朝日新聞」等の調査では少し違うものとなるでしょう。あくまでも参考です。

  ※ 憲法改正  賛成63%  反対35%   3年連続60%越え
  ※ 9条2(戦力不保持)  改正すべき53%(過去最多)  改正しない43%   
 
 ※ 憲法に自衛隊を明記する自民党案  賛成56%   反対40%
  ※ 社会の変化の筆頭  AI等タデジタル技術の発展を踏まえるべき 思う58% 思わない38%

  
全てにおいて現憲法を改正すべしという意見が伸長しています。これはやはり安全保障関係で中国・ロシア・
 北朝鮮等に囲まれる驚異からきていると思われます。「社会の変化に対応」という件もデジタル技術への考えで
 よくあられれていると言えます。もっともこれはあくまでも、「読売新聞」のアンケートからですが。

 
 以上アンケートの結果からのみ見るならば、改憲への気運は熟しつつある、良い傾向だと言えなくもないのですが
 現状は逆に厳しさを増しているとさえ言えます。「憲法審査会」での条文づくりに向けた「起草委員会」の設置が
 遅々として進んでいないのです。また参議院においては改憲への動きそのものが停滞しています。岸田首相は
 自分の任期中にと言い、自民党は令和6年度運動方針で今年度以内にと言っています。どちらも無理なことは明ら
 かです。現状は政治資金規正法違反と、補選の自民党全敗という政局に支配されています。大切なのは激動する
 国際情勢や国内の様々な課題に適切に対処する、最高法規のあり方を積極的に論議し。改憲へ向け歩みを進める
 ということなのに。

  私の改憲内容についてはここ2~3年、毎年述べていますので短く記します。上記した現憲法の3大原理をあくまで
 尊重しつつ
 
① 自衛隊の存在を憲法に明記。
 ② 「緊急時のルール」を憲法に追加 
 ③ 次世代を育成する家族保護条項を憲法に
、の3つです。
  なお自民党改正案には上記①・②の他に、3・教育の充実、4・1票の格差の問題があります。私はあくまで最重要
 課題は上記3つと考えます。
  政局に憲法改正問題をからめるようなことがあってはなりません。論議を深め、速やかに条文案をまとめ、
 憲法改正への動きを加速させるべきと考えます

    田中前市長研究論文書出版とそれに関すること  4/23(火)

 
 私は平成7年=1995年に議員に初当選しました。以降旧久喜市議4期15年、新久喜市議2期8年、計6期23年
 勤めさせていただき、6年前平成30年に引退させていただいた事は、このページ他で何度も報告しています。私が
 議員になったときの市長は故「阪本友雄」氏でした。田中前市長が市長に就かれたのは平成9年・1995年です。
  ですから私は23年間の議員活動中、21年間ご一緒したわけで、合併を始め多くの思い出があります。前市長は
 久喜小・久喜中の私の2年後輩です。高校だけ別で小・中・大と同窓です。前市長の長男・長女が私のサッカー
 スポーツ少年団の団員だったこともあり、かなり以前から親しく交際を頂いてきました。市長―議員としての21年間の
 色々は今回の本筋ではありませんので後に譲ります。
 、前市長は市長退職後、地方自治の研究に身をおかれました。母校早稲田大学での研究も考えられた時もあった
 と聞いていますが、なにせ通学の問題があります。加須市花崎にある「平成国際大学大学院」に入学しました。その時
 師事された教授が、現平成国際大学副学長の「浅野和生」先生、浅野教授は政治学者ですが、特に台湾問題の
 専門家、この分野では多くの論文を総合誌・理論誌に発表、第一人者でもあります。また広く地域の実情に関心を
 持たれ、久喜市と加須市のいくつかの審議会委員等にも就かれています。私が責任者を勤める「久喜市市民大学・
 高齢者大学運営委員」にも就かれており、いつもご指導を頂いていますし、お会いすると前市長のウワサ話で時間を
 過ごしています。前市長は平成国際大学大学院 → 修士課程と進まれました。修士課程卒業論文は私も頂いて
 います。「わが国の望ましい地方分権の在り方について‥‥」というものでした。イギリスや台湾の事例もありました。
 議員を辞めてから余り政治に関する本を読みませんので、大変苦労した思い出があります。平成国際大学には
 博士課程はないそうです。そこで修士課程修了後も大学院研究生として残られ、専門である地方自治について
 研究を続けられています。学会への出席、雑誌への寄稿等活躍されていることは、前市長からも浅野先生からも
 うかがってきました。  
  その修士課程修了後、平成国際大学大学院研究生として、また政治学の研究者として3年間に及ぶ研究の成果を
 まとめられたのが、今回「展転社」から出版された「統治構造改革への提言~地方分権推進を求めて~」です。前市長
 としては初めて書店店頭に並ぶ論文集となります。300頁強の5章からなります。1章が「平成の大合併から見えてくる
 もの」、2章が「政令指定都市と大都市構想」、3章が大都市構想と大都市、4章が「令和2年国勢調査から都市を考える」
 そして5章が「久喜市・菖蒲町・栗橋町・鷲宮町の合併」です。そして「大野元裕埼玉県知事」と前出の「浅野教授」2人の
 寄せ書きがあります。
  今回前市長はすでにこの本を久喜市、久喜市議会図書館等に寄贈しています。また大野県知事に贈呈に伺った事は
 「埼玉新聞」にも記事として取り上げられていました。ところで私が議員中久喜市役所詰めの埼玉新聞記者に私と同姓
 の名物記者がいました。服装に特徴があり、いつも署名入りの記事を書く人でした。親しくさせていただきましたので
 スポ少の大会などで埼玉新聞社のトップにお会いするたびに、近況などお聞きしていた思い出があります。そのK記者が
 前市長の出版に関し特集記事を書くとかでお呼びを頂きました。やはり先の本の中心をなす「久喜市の合併」について
 聞きたいとのこと、何よりも前市長・議員・市民・職員代表に取材とのことでした。「アラカルト」のページにも書きましたが
 その日は私の5年ぶりの久喜中同窓会の日でした。でもK記者にもお会いしたかったし、前市長との関係からこちらを
 優先しました。久喜市・幸手市・鷲宮町との合併、例の「桜宮市」の名称で破綻となったこと、次に久喜市・鷲宮町
 菖蒲町との合併、後から栗橋町が参入を希望したこと、幸手市も同様でどうするか大いに悩んだこと等の思い出が
 懐かしくよみがえり、話は尽きませんでした。
  この記事がいつ埼玉新聞に掲載されるか、今のところ全く分かっていません。楽しみにしています。これからじっくり
 前市長の本を読みたいと思います。9道州制・4大都市構想など楽しみです。

    本H・P「みどりの風」 来訪者85万人に 4/7(日)

  
本日夜10時過ぎ風呂から上がってこのH・Pを覗いてみたら、何と85万人に達していました。すっかりうれしくなって
 眠い目をこすりつつ、書き込みすることにしました。 

  
もう何度も書いていますのでいまさらとお思いでしょうが、このH・Pは平成13年暮れ、議員2期目に直接お配りしていた
 活動報告紙「みどりの風」に加え、市民の皆様との双方向のコミュニケーションの場として開設しました。議員を辞する平成
 30年4月までの16・5年間に55万人の来訪を頂きました。1年平均3万人強となりますが、これは更新さえままならなか
 った最初の頃が少なかったためで、議員終盤は5万人更新は1年を切っていました。
  議員辞職に当たり「市議会議員」をカットし、「岸輝美H・P「みどりの風」とリニユーアルし継続しました。お世話、ご支援
 頂いた市民の皆様と、今後ともコミュニケーションを取っていきたい、一緒でありたいとの思いからでした。議員を辞職して
 6年になりますが、変わらず1年で5万人強のご来訪を頂いていることになります。いかに私のH・Pが議員としてのそれの
 性格が薄く、スポーツ振興や生涯学習の推進といった、固定された仲間がドアをたたくものだったかという表れだと思います。
 しかしそれはそれとして私は満足しています。
  先日全く存じ上げない方からメールを頂きました。私のH・Pの愛好者ということでうれしかったのですが、誤字・脱字の
 多いことのおしかりを頂きました。極めて恥じ入りますし、今後修正に努力してまいります。しかしこういう未知の方がおられ
 私のH・Pにご来訪いただくことは大変うれしい事です。これからもこつこつ更新を続けてまいります。
  ただ心配なことがあります。私は昨年の誕生日をもって80歳代に入りました。昨年5月のスポ少本部長辞職を始め
 多くの役職を辞しています。こんなに役職を辞すると更新内容に行き詰ってしまうかな、なんて最近心配しています。
  まあそれはそれとして可能な限り多く更新してまいります。変わらぬご来訪のほどお願い申し上げます。仮に今まで
 通り1年間5万として、夢の100万まで後3年、それまで生きていられるかが次の心配、とにかく元気でいてこのH・P
 更新中にぱたりと逝きたい、なんて事は思わないことにします。


  令和6年2月定例会・最終日 討論・採決 3/19(火)

  2月13日から開会されていた久喜市議会2月定例会、代表質問・新年度予算審議などを含み最重要議会とされて
 いますが、3月19日最終日を迎え討論・採決が行われました。議案書が手元にありませんので傍聴した限りでの
 報告です。数字などあやふやなところあればお許しください。

 ※ 議案第73号 令和6年度久喜市一般会計
  やはり一般会計予算です。加えて今回は総額609億6800万円、58億1400、前年比16・2%増という、大幅増
 教育関係を筆頭に大盤振る舞いの予算です。反対・賛成それぞれ3人が討論に立ちました。反対の趣旨はこれは
 98号議案も同じでしたが、新焼却炉整備に伴う豪華すぎる余熱利用施設と公園(+東鷲宮屋根付き陸協)と、60億円
 各種基金取り崩しは、久喜市の財政運営に大きな危険をもたらすというもの、賛成は小子高齢化が進む現状に合って
 思い切った対策が必要だというものでした。他の議案同様討論は噛み合うところは全くありませんでした。賛成16-
 反対7で可決されています。

 
※ 議案第96号 公共施設個別施設計画の一部改正について
   4~5年ほど前に打ち出されたこの計画は大きな問題となり、様々な論議を引き起こしました。特に新庁舎の整備
 問題は大きな反響を呼び、前市長選において市長が「見直し・撤回」したりしました。これは非常に難しい問題です。
 久喜市は4つの自治体により誕生しました。普通なら1つの施設が基本4つあることになります。しかもそれぞれの
 施設が軒並み老朽化し、維持していくことは先々大きな労苦を呼びます。と言って無くす・統合するとでもなれば市民の
 利便性や、各施策の遂行上大きなマイナスを生みます。正に個別施設、1つ1つの施設ごとに十分に検討していかね
 ばなりません。K議員が「アセッチマネジメント」なる考えが肥大化しすぎ、全ての行政分野を飲み込んでいる。教育とか
 福祉とか、各分野の問題として考えねばいけない」と発言していましたが、大いに同感しました。今までは単なる「計画」
 でしたが、今回「議会の議決に付すべき事案」となりました。16-7で可決されています。
議会の議決に付すべき事案ぎかい
 ※ 議案第97号 総合体育館大規模改修工事請負契約について
  総合運動公園内施設は「総合体育館、第二体育館、多目的広場、市民グラウンド、テニスコート、市民プール」ですが
 その中で全国的基準にあるのは唯一「総合体育館」のみです。前の埼玉国体の時バドミントンの会場として使われ、
 その後も、小・中・高・社会人の全国規模の大会にもよく使用されています。なお総合体育館は今ネーミングブライツ
 により、「毎日興行アリーナ」と呼ばれています。上記の施設は「総合運動公園の見直し」により、多目的広場を除いて
 改修されます。市民プールは解体され、「スケートボード場・3×3コートの新設、テニスコートが増設」されます。市民
 グラウンドは、「公認陸上競技場」となり、フィールドは「サッカー場」人工芝になります。1番老朽化が進む第二体育館
 は時期的には最後となりますが、「武道場をメイン」に複合施設となります。「総合体育館」は築40年に近く、老朽化が
 進んでいました。この総合体育館の大規模改修は、こうした見直しとは関係ありませんが、私はスポーツコミッション
 との関係においても、ローラースケート、3×3が吐出するのでなく、ここを中心に進めていくべきと考えていますので
 大賛成です。なお費用は2億2280万円を予定しています。  

 ※ 議案第98号 余熱利用施設・本多静六記念市民の森公園事業契約の締結について
  新ごみ処理施設は建設費276億円、その後の維持管理費込みで422億円ということで、2027年稼働予定で
 工事が着工しています。これはそれに伴う余熱利用施設といわゆる市民の森公園の建設費83億、その後の「維持
 管理費」48億円の事です。ごみ処理施設の機能とは全く無関係の「光る煙突」、「ランニングコース」
「屋上庭園」
 等の「にぎわい機能」への支出は全く不要・無駄遣いという反対意見、「迷惑施設の整備に貴重な土地を提供された
 方々への市民要望に応える」、「賑わい施設は市の大きなセールスポイントとなる」なる賛成意見は、聞いていて
 どうして100%異なる見解となるのかと思うだけでした。私はある意味での地元への還元とか、にぎわい機能の
 施設整備は必要かと思います。しかしそれは程度問題です。今回の久喜市の場合度が過ぎています。多く不要で
 あり、無駄遣いと考えます。16-7で可決されました。


 ※ 議案第103号 人事案件  教育長
  教育長、教育委員、人権擁護委員(2人)の人事議案がありました。教育関係人事の任期は「地方教育行政法」により
 教育長は3年、教育委員は4年と定められています。以前は互選により、「教育委員長」なる役職もありましたが、今は
 ありません。教育長は議会の同意を得て、首長が任命することとなっています。教育長に「柿沼光男氏」が選任されました。
  柿沼氏は前の久喜小校長であり、すでに10年を越えこの職にあります。私は久喜小校長時代から親しくご指導を頂き
 続けています。埼玉県内で初の全校コミュニティスクールへの移行、GIGAスクールの推進等学校教育の分野においては
 非の打ちどころのない指導と実績を挙げておられます。再任を歓迎するところです。県内市町村教育界のリーダーと
 しての活躍に期待します。ただ私の立場からすればもう少し、もう少し社会教育の側にも指導を頂ければと願うところです。
  人事議案は4人全員が「全員」で同意されました。  

 ※ 意見第13号 政治資金規正法に関するパーティ券疑惑の全容解明と企業団体寄付金の禁止を求める意見書
i  いわゆる議員提出議案の意見書です。この問題はこのところ連日取り上げられ大きな問題となっていますネ。
 単なる「記載もれ」等でなく、自民党政治の構造的欠陥の表れ、抜本的改革を望むものです。意見書に反対の討論が
 1人ありました。「意見書中、1の調査し全容解明を図れ」には当然賛成だが、「2のパーテイ券の購入を含む、企業
 団体献金の禁止には賛成できない。従って意見書には反対する。」というものでした。賛成14―反対9で意見書は
 採択されています。


   前・市議会議員「鈴木松蔵」氏叙勲受賞祝賀会  3/3(日) 三高サロン」









  
3日、前久喜市議会議員「鈴木松蔵」氏の叙勲(旭日小綬賞)授章祝賀会が、「三高サロン」にて開催されお招きを
 頂き出席しました。鈴木氏は年齢は私より下ですが、議会では大先輩にあたります。私は6期23年議員を勤めましたが、
 氏は9期35年と認識しています。私は平成7年が初議会ですが、氏は私より3期前に立候補していますし、辞職も私より
 1期後でした。とにかく北青柳地区という農村部が地元でした。そこには後に県議になられたH氏、同じく大先輩「N」氏
 がおられました。だから大変な苦労をされ、確か2期か3期に一度落選の苦労をされておられたと思います。とにかく
 あらゆる面でチヨット変わった先輩でした。私は自分の議員生活23年ずっとご一緒したのですが、どう評価してよいの
 か判断に苦しむ所もあります。どちらかといえば無口、理路整然と質問するというより、とつとつとしゃべる人でした。
 上手く立ち振る舞うとか、自己に都合がよいように根回しするとかは全く無い人でした。しかし信念を貫き我が路を歩き
 続けるという人でした。質問は自分の地区の遅れている公共下水道、、市道7号線の整備、むやみにカタカナ語を使わず
 日本語を使え、というのを覚えています。アトは憲法改正、パートナーシップ制度反対、性的マイノリティ擁護施策反対
 の質問が多かったです。そして県の拉致問題の会々長、県憲法改正市議会議員の会の会長等を務めていました。
  他の議員のように選挙に当たって、「無所属」で立候補するのでなく、1人「自民党公認」で出ていました。スローガンも
 いかにも先輩らしい「立派な日本人たれ」というものでした。こうした筋を曲げない先輩の活動が評価され、後半の
 選挙は前半とは大きく様変わり、大変高い票数を得ていました。また拉致の会の県会長などの活動も評価されたので
 しょうか。今回の叙勲も「旭日小綬賞」でした。ちなみに私は1つランク下の「旭日双光章」です。
  叙勲祝賀会もいかにも先輩らしいものでした。差出人はおそらく最後の選挙当時の後援会長なのでしょうか。存じ
 挙げない方おひとりでした。私の場合コロナで中止となりましたが、発起人は市長(代表)・議長・私が関わっていた
 祭典委員会・放課後子供教室・スポーツ少年団の各代表者、そして友人代表として私の選挙責任者の6名でした。
 私は叙勲祝賀会に5~6回出席していますが、大体この形です。出席者は
―上・右―のように3テーブルで20数名
 でした。私の場合は163名出席予定でした。
―上・左―は本人、―左・2―は三っ林衆議院議員挨拶、そして
 
―右2―は旭日小綬賞の賞状です。三つ林衆議院議員も驚かれたことでしょう。
  とにかくこの祝賀会の在り方も、先輩の議員活動そのままに変わったものでした。しかしそれがいかにも鈴木先輩
 らしい、良いなと思わせるあたたかなものでした。そんな中に身をおいて楽しい時間を過ごさせていただきました。
  鈴木先輩、今や人生100年時代です。これからも先輩らしい行動と論理で元気に頑張ってください。


 ● 久喜市議会令和6年2月定例会一般質問・③ 2/26(月)・27(火)・29(木)・3/1(金)

 
 中止となった「フルマラソン大会」について厳しい総括を求める質問が2人から出ています。
  このことに関し、先の「全員協議会」での報告を受け、「スポレク」のページ2/12日付で私の考えを報告
  しています。久喜市でフルマラソンを行うことは、あらゆる意味で無理であり、計画自体驚きでしかありません
  でした。久喜には下段で記してあるように「よろこびのまち・久喜マラソン」があります。ハーフを中心とした
  ものです。この大会すら昨今の状況を反映して大きく定員割れを起こし、またボランティアの市民は協力の
  強制化に悲鳴を挙げています。2つの大会を持つことなど出来るはずありません。
   次にコースです。物理的に久喜でフルマラソンのコースを設定することは、無理・無謀としか言いようがあり
  ません。スタート・ゴールを考えれば、「さいたま・栗橋線」・「国道122号線」どちらかを横切らねばならず、
  交通上、また警備に多数のガードマンを配置せざるを得ず、費用面の大きな問題となります。
   コースと関連する費用面です。参加費ですが一時期3000円程度でした。その後値上がりして7~8000円
  程度となりました。そしてコロナ後暴騰して何と2万円近くになっています。先に4年ぶりに行われた。「さいたま
  マラソン」は14、000人参加で参加費15、000円、参加費収入2億1、000万円です。行われたばかりの
  東京マラソンは3万8、000人参加、参加費16、500円で、参加費収入6億2、700万円です。
   一方久喜マラソンは参加人数5、000人予定、参加費未定でした。仮に久喜マラソン大会の参加費5、500円
  の場合2、750万円です。1万円取ったとしても.5、000万円です。東京マラソンの都の出し分はわかりません。
  「さいたまマラソン」の場合、市は議会からの批判が強く、前回の2億5、000万円から削りに削って2億円を予定
  していました。参加費収入とほぼ同額になるは常識といわれています。久喜市の場合今回1億1000万円を予定
  していました。すると参加費は前代未聞の2万円強となります。初めから大会を成功させる気などなかったのだ
  とさえ言えるのです。
   市民の意見を2分するのを避けたかったといわれていますが、2分などありません。市民の間でフルマラソン
  賛成の声は全く聞いていません。遅きにひしましたが大会断念は当然といえます。.質問者が2人とも言ってい
  ました。現在の久喜マラソン大会の充実に勢力を注ぐべきです。.
 

 
 同じく定員割れの久喜マラソン大会について質問が出ました。
  「よろこびのまち・久喜市民マラソン大会」は平成26年に始まり、コロナで完全中止となったのを除き、今年で
 「第9回大会」を迎えます。定員5200人に対し、エントリー期間を延長したにもかかわらず6割弱にとどまり
 昨年同様大きく定員割れを生んでいます。これは①・コロナ以降あらゆる行事の全国共通の問題、②・市民ラン
 ニングブームの低迷状況の2つの表れと言えます。質問者は1・定員を例えば3500人とし身の丈に合った
 大会とすべし、とか、市民ボランティアのある意味での2・協力義務化の見直し等を主張していました。
  私はこの大会組織化に当たり、コース設定などに連日走り回った思い出があります。それだけにこの大会が
 それなりの規模をもって、今後とも持続的に発展し続けることを願っています。その後大会では副実行委員長
 として、本部に詰めて表彰その他に当たってきました。今年は1ボランティアとして協力して参ります。フル
 マラソンなど余計なこと(実現不可能なこと)を目指すでなく、この大会の持続化・充実化にこそ力を注ぐべき
 と考えます。
  なお上とこの問題への質問の中で、梅田市長の答弁を巡り緊急動議が出され、市長は発言を撤回、陳謝する
 という事が起きました。Internetで傍聴していた限りでは、質問者の質問はすでに答弁がなされており、不要と思い
 ましたが、市長の答弁はチヨット軽率だったと思います。私は舌の回転が普通の人よりチヨット滑らかです。だから
 若い頃だいぶ失敗した苦い経験があります。反省すべきです。

 
 中学校部活動の「休日活動」に対する質問が出ています。
  ご承知のように私は「スポーツ少年団」に40年を越え関わってきました。少年団は昭和37年・1962、2年後に
 迫った東京オリンピックを記念し、「青少年のための永遠の事業であれ」との願いを込めて組織されました。当初
 モデルとしたドイツのスポーツ少年団のように中学生・高校生を対象とする組織を目指しました。しかし日本の
 学校教育の特殊性というか、明治新政府以来学校教育を新生日本建設の中心点に置いたことから、中学校・
 高等学校の部活動が強すぎる、少年団は全くそこに入っていくことができないという現実があり、必然的に
 小学生の組織へと純化していったという過去があるのです。実際現スポ少の95%以上が小学生です。しかし
 私は平成20年前後から、今の部活動が必ず将来やっていけなくなることを予感し、部活動の地域移行、その
 第一段階として外部指導者の導入に関し、議会での質問を繰り返してきました。しかし市の教育委員会は無為
 無策、何ら積極的対応をすることなく、今日を迎え今「スポーツ庁有識者会議」の提案その他にあたふたしている
 のです。
  質問者は多くの項目にわたり熱心に質問していました。そのタイトルは「休日の部活動について」です。これは
 その場しのぎ策」です。このことと 「部活動の地域への移行」とは大きく異なります。子供たちや保護者の
 部活動への理解・思いを無視し、休日に何らかのスポーツの時・場を提供するだけというのはやめた方がよいと
 思います。繰り返します。ドイツには日本のように「スポーツ少年団」という独立した組織はありません。あるのは
 スポーツ協会(体育協会)に加盟するスポーツクラブのみです。私は40歳の時、派遣を頂きこのドイツスポーツ
 クラブ員宅にホームステイし、スポーツクラブでの活動を3週間強体験してきました。私のその後のスポーツ
 活動の原点となっています。この地域に無数にあるスポーツクラブの青少年の年代を「スポ少」と呼ぶのです。
 だから全国大会・地域大会・様々な交流大会が組織されているのです。アメリカやイギリスにはかろうじてある
 「大学対抗戦」を含め、一切の学校スポーツ活動というものがドイツにはありません。
  私は日本もこのようにならない限り、本来的な意味での部活動の地域移行はないと思います。しかしこれには
 多くの時間を必要とします。だから当面、本当に当面の策として「ガイドライン」なんかが出てくるのです。
 教員の働き方改革は急務です。しかし、なら部活動の子供たちの面倒を、休日全部見ますよと地域の人に
 丸投げして良いのでしようか。第一そうした地域の人って必要なだけいるのでしょうか。
  文部省がいう地域移行だって様々な問題点があります。1つが子どもの健康・ウェルビーイングにとって
 最適かという点です。スポ少さえ体罰とか、勝利至上主義という問題があるのです。
  2つ目はこれが現在の部活動にとって唯一の道かという点です。他に何か策はないのかということです。
 教師の数を増やす、教師の勤務時間を工夫する、早番・遅番シフトにする等です。
  3つ目は今の部活動のままスライドさせて良いのかという点です。まず今の部活動のスリム化を図るべきと考え
 ます。今のまま地域に移行すると、地域の人間だってすぐネを挙げてしまうと考えます。
  部活動の地域移行は本当に難しい問題です。私が具体的行動に入るにはチヨット歳を取り過ぎています。
 注意深く見守っていきたいと考えます。


 久喜市議会令和6年2月定例会一般質問・② 2/26(月)・27(火)・29(木)・3/1(金).

  「中央コミュニテイセンター」にある「楷の木」の案内看板を新調すべきとの質問が出ました。同コミセンには
  私も長きに渡りご指導を頂いて来た、旧K中央公民館館長(当時)のお骨折りで、「楷の木」が植えられています。
   この「楷の木」の由来等記した案内板が老朽化し、昨秋に撤去されました。新しい案内板を設置すべしとの
  質問でしたが、質問通告後新たに設置したとの何とも情けない答弁が出ています。ほったらかしにしていた物を
  通告が出てから慌てて直す(設置する)というケースは結構多くあります。執行の怠慢としか言いようがありません。

   所で「楷の木」です。ご承知のように1昨年度1年をかけて実施した、久喜小「150周年記念事業」の目玉として
  岡山県「閑谷学校」から「楷の木」を貰い受け、校内に植樹しました。「そもそも楷の木とは」、とか、「久喜小の150
  周年記念事業にこれを植樹した理由」、とかを記した石碑も設置しました。そして児童全員参加の記念講演会に
  我が国論語研究の第1人者である「安岡貞子」氏をお招きし、講演していただきました。私はこの全過程を主導
  しましたので「楷の木」について熟知しています。中国山東省にある「孔子廟」に、「孔子」のお弟子にあたる「子貢」
  が植えたものとされ、、以来「学問の木」とされていました。1915年・大正4年に現在の「農林水産省」にあたる
  官庁の「白澤保美」研究所々長が種を持ち帰り、木に育てたのが始まりとされています。イチョウのようにオスと
  メスがあり、実がなるのに20年経るといわれます。こうした育った「楷の木」を、「孔子―論語」にゆかりの深い
  東京の「湯島聖堂」、栃木の「足利学校」、岡山の「閑谷学校」等、更には日本各地にある「孔子廟」へ寄贈して
  いったということなのです。そして上記の学校が、請われて地域の大学・研修施設などに寄贈することにより、
  「学門の木」として「楷の木」が、日本各地に増えていったということです。
   久喜小の150周年に当たり、「閑谷学校」から「楷の木」を貰い受けました。「閑谷学校」は「岡山藩藩主・池田
  光正公」により、1670年建てられた、日本で最初の藩直属の庶民のための学校です。今も残る大講堂に
  正座して「論語」の音読から授業を始めたといわれています。ここにある「楷の木」は日本で1番風土が合って
  いるのか高さ30mまで成長し、秋には黄色と赤の紅葉樹があり、それはそれは見事とのことです。はじめ縁も
  ゆかりもない久喜小に寄贈することを拒んでいましたが、H前久喜小校長の熱心さが勝り寄贈いただきました。
   ちょうどこの交渉が難航していた頃、いつものようにお尋ねした橋本旧教育長にこのお話をしたら、「そんなら
  内のを差し上げるよ」といわれたときには、びっくりし、喜んだものでした。先生は私の知る限り論語研究の
  第一人者です。そんな先生だからこそ、足利学校のを源とする「楷の木」を頂いて大事に育てておられたのです。
  「久喜小の庭に植えられ、毎日子供たちと一緒にあるなら最高だよ」といわれました。感謝する事限りありません。
 
   ですから久喜小には「閑谷学校と足利学校」を源とする2本の「楷の木」が植樹されています。この他久喜市
  には、「県立図書館前庭」と「中央コミセン前庭」と2本植えられています。県立図書館のは県の事業ですので
  由来など知りません。今回の質問の「中央コミセン」のは足利学校を源とし、旧公民館長K氏が貰い受けたのを
  寄贈したものです。以上4本共に遠く「孔子廟」にある、「楷の木」の遺伝を受け継ぐものであることに間違いあり
  ません。「学問の木」として大事に育てていきたいですし、「論語」勉強のきっかけにしていただきたいと願うもの
  です。以上一般質問から余計なことを記しました。お許しください。

 ●久喜市議会令和6年2月定例会一般質問・① 2/26(月)・27(火)・29(木)、3/21(金)

 ※ 久喜市議会令和6年2月定例会の市政に対する質問(一般質問)は、2月26(月)・27(火)・29(木)、3月1(金)
  の4日間行われ、5―6―6―6の23名が質問しました。所で久喜市議会は定員27名、2名欠員(故柿沼氏・
  盛永女史)ですが、今1名が病気欠席中です。そして議長と、とにかく全員が質問したこととなります。あい変わ
  らずの議員諸兄姉の真摯な態度に敬意を表します。 


 ※ 年度末ということもあり、この議会の間は結構忙しかったのですが、可能な限りInternet中継で傍聴しました。
  毎回のことですがそこで感じたこと、執行の答弁がお粗末ということです。声が小さい・早や口(共にわざと?)、
  滑舌が悪い、とにかく大変聞き取りにくい。加えて答弁内容が個別具体的に答えず、抽象的、それも「持続可能な
  **を構築していきたい」とか、「状況を勘案しつつ前向きに対処していきたい」とか、とにかく抽象的、にげの
  答弁ばかり目立ちました。私が議員だった頃、歴代総務部長の答弁など、地方自治の理念や哲学にも触れて
  聞かせるものがありました。最近その種の答弁が全くありません。悲しいことです。

 ※ 郷土の偉人でありわが国の林学公園の父である本多静六氏をたたえ、県の渋沢栄一氏らと並ぶ偉人として
  
顕彰し、かつ今後のシティセールスの中心点として売り出せ、との同趣旨の質問が2人よりありました。新焼却炉
  整備の一環として、同所に「本多静六記念公園」を整備します。そこに新たに「記念館」も整備されます。それに
  伴い現在の菖蒲総合支所内に設置されている同記念館は、何らかの形での変更となります。質問の中で市内
  小中学校での副読本その他による「本多博士」の偉業の学習・勉強の他、野辺地町の防雪林 → 防潮林 → 利根川
  堤防への植樹、本多博士をNHKkの大河ドラマや、朝の連続ドラマの主人公とする事をNHKに働きかけるべし、と
  いった質問まで出ていました。

 ※ 「久喜市放課後子供教室・ゆうゆうプラザ」の持続性への疑問に関する質問が出ました。令和6年度は「くきっ子
  ゆうゆうプラザ」20周年の年であり、私たちはこれを記念して30年・50年へと発展的に継続することを願い、記念
  事業を実施することを決定しています。私はこの実行委員長として先頭に立つ決意です。平成17年の「くきっ子」
  を始めとし、まず旧久喜市内の全校開校、合併後の23(当時)の全校開校と進んできました。大勢の地域サポーター
  の参加、それによる多数の講座での開校という久喜方式は、ある意味で日本一の放課後子供教室として発展して
  来ました。令和元年には「くきっ子」の15周年、それを記念し全体として大きな記念事業を持ち、さらなる発展を
  誓いあったものでした。しかしです。この前後から「ゆうゆう」に暗い影が差し込み出しました。活動家の固定化、
  高齢化、そして全体での疲労感・疲弊感といったものです。この傾向は「ゆうゆう」全体だけでなく、ある意味で現在の
  久喜市の地域活動・社会活動全体を覆っている共通の現象といえます。そして今年ついに「W小実施委員会」の
  解散を生むに至りました。初めてのことであり、ある意味で「ゆうゆう」の拠点校の1つであった「W小」実施委の
  解散は関係者に大きなショックを与えています。答弁では「何としても必要大切な事業であり、継続していきたい」
  としていました。しかし「サポーターなら、しかし実施委はイヤ」というのが全体としての見解のようです。悲しいこと
  です。スポ少も、市民まつりも、市大も高大も、軒並み運動が、組織が沈没の状況にあります。また市内PTA
  活動の危機も叫ばれています。「我がくきっ子はぺつ」なんて言いません。改めるべきは改め、正すべきは正し
  何としてもゆうゆうの持続可能な道を模索していきたいと考えています。


 ※ 
運動公園の大規模改修に伴質問が出ました改造の中身を問うものでなく、改造に伴う利用者・利用団体の
   要望に関するものでした。改造の中身と時期です。1期は令和6年と7年です。現市民プールを解体し、ローラー
   スケート場と3×3コートを新設し、テニスコートを増設するものです。第2期です。令和8年、現市民グラウンドを
   陸上競技場として改修、フィールドを人工芝とするものです。第3期はかなり遅れて令和11年、現第二体育館を
   解体、武道を中心とする複合施設に改修するものです。第1期は新設するもの、第3期はかなり遅れますので
   質問の趣旨は第2期工事に伴う利用団体の利便性、特に体育団体が設置した倉庫に関することと思われます。
    市民グラウンドフィールドの芝生化は、私もかかわりましたが「サッカー協会」が、請願の準備を進めていました。
   大いに歓迎するものです。ただ芝生化した場合それを塀で囲むのは当然のこととなります。塀の位置などはまだ
   未定、これから設計業務に入るものと思われます。塀の工事に伴い倉庫の撤去はやむをえぬものと考えます。
    倉庫は今確か3つくらいあるかと思います。サッカーや野球やソフトボールのスポ協・スポ少等の組織が利便性
   を求めて設置要求をしました。スポ協・スポ少本体ならともかく、個々の組織は困るといわれ、大部激しくやりあった
   記憶があります。現状の正確な使用状態は知りませんが、施設整備の際にはこういうことは伴うと思います。
    問題なのは今ウオーキングの人やランナーが自由に入って楽しめたのに、塀を設置するとそれができなくなること
   当然運動公園外周にジヨキング(ウオーキング)コースが整備されますが。痛しかゆしという所ですね。
    私は「スポーツ推進審議会会長代行」としてこの見直しの審議と承認を行いました。そうした立場からも「総合運動
   公園」が今後とも久喜市の市民スポーツの殿堂として、機能し続けるのを見守っていきたいと思っています。
    何よりも私が生きているうちに改修工事の完了を願うものです。

 令和5年度・久喜市社会人権教育指導者養成講座 2月/16(金) 総合文化会館小ホール

  令和5年度の「久喜市社会人権教育指導者養成講座」が16日午後、「久喜市総合文化会館小ホール」で
 開催され出席しました。久喜市の「人権」と言えば事業の中心も、研修会の講師もいつもМ氏でした。この
 問題の大変熱心な活動家であり、その業績は何人といえど認めるものです。でも30年この方いつもこの人
 というのも不思議なことでした。だから研修会のアンケートに私はいつも「たまには他の人の講演も聞きたい
 ものです。」何て書いたものでした。最も「まなびすとのページ」にも書いておきましたが、私はあらゆる研修会
 に必ず出ます。いつだったか講演の最中に「岸さん、貴方は熱心だね」何て名指しで言われたこともありました。

 まぁ親しくご指導を頂いてきたことは事実でした。そのМ氏に代わり今年の講師は「県民生部 人権・男女共同
 参画課」の職員でした。交代した理由はいろいろ聞いています。何が正しいなのかはわかりません。原稿が
 なく、人権問題が次から次と飛び出してくる、М氏に対しいかにも職員の講演という感じ、きちんとレヂメを
 用意し、理路整然たるものでした。それはそれで良かったのですが、あれだけ誰かに代われ、と思って
 いたのにМ氏の講演を懐かしく思うのですから不思議なものですね。
  人権とは「人として幸せに生きる権利」を言うから始まりました。そして県の人権施策の基本理念を「全ての
 県民がお互いの人権を尊重しながら共に生きる社会を実現する」とされました。それから様々な人権問題に
 ついて触れていきました。
  ※ 女性の人権   ※ 子供の人権   ※ 高齢者の人権   ※ 障害のある人の人権
  ※ 部落問題    ※ 外国人の人権   ※ Internetによる人権侵害
  ※ 災害時における人権への配慮   ※ LGBTQの人権
  1つ1つ中身に触れますと長くなりますので割愛します。上の話しをされた後、最後に人権問題の「理解から
 行動へ」とフレーズを紹介、結んでいました。ここで直接関係ないかも知れませんが感想を2つ記します。
  1つです。埼玉県にはご承知のように多くの共学校と「浦高・春高・浦和一女」といった少数の別学高があります。

 これで何度目かはわかりませんが、別学高を廃止、全てを共学校にしようとの動きがあります。子供たちは自分
 の意志で別学高で学び、に進学するのです。「男女共同参画」の名の下に、県の公権力を使って中学生の学問
 の自由を奪うことはぜっていに反対です。
  2つ目はいわゆる「LGBTQ」問題です。私は男に生まれ、男の心と身体を持ち、女が好きという典型的マジョリティ
 です。そしてマジョリティとは良いものだと思っています。マイノリティを差別することなどそもそもあり得ないことですが、
 それ以上に理解することもありません。
  こんなことを思った今回の人権研修会でした。 

     ● 盛永圭子議員追悼 1/31(水)

  議会事務局より盛永圭子議員(菖蒲町下栢山・76歳)の訃報を頂きました。去年の柿沼議員に続き、また一人
 一緒に議員活動を展開した仲間が黄泉の旅に立たれた悲しみが、要介護1の認定を受けた老人には余計に
 響きます。心からの冥福をお祈りする次第です。

  私が盛永さんと最初にお会いしたのは、平成22年の合併を前に1市3町の議員が、たびたび顔合わせの会を
 持っていた頃でした。「盛永です。」とあの人懐こい、甲高い声で挨拶されたのでした。そして第1回の新市議会
 議員選挙の後、同一会派を結成、以来親しい関係を保ちつつ、2期8年の議員活動をご一緒したのです。私は
 旧久喜市議会時代保守系少数会派でした。この合併後の最初の選挙で何故私たちが、圧倒的多数はを占める
 に至ったかは、内部の私自身もよくわからないところがあります。おそらく大勢の人の人間関係に加え、旧3町
 議員のみんなの「旧久喜市に支配されたくない」との思いが、少数派だった私たちを選択したのだと思います。
  その中で私は新会派の代表に就き、新議会の中枢としての活動を展開しました。盛永さんはそうした活動の
 仲間として充分な活動をしてくれました。私は菖蒲町議会の事はよくわかりませんでしたが、何か完全に県議派
 と町長派に分かれており、県議派多数が私の会派に、町長派1人が他にという感じでした。
  盛永さんとはどういうわけか妙にウマが合いました。2期8年のうち6年間「福祉健康常任委員」としてご一緒 
 しました。盛永さんは徹底したドブ板議員・菖蒲町市議会議員でした。菖蒲町の地域的要望をよく行政に訴えて
 いました。一般質問も全て菖蒲町の事でした。私は8年間(辞任後の傍聴でも)全国全市共通問題への質問は
 「いじめ問題」と「自殺問題」以外記憶にありません。アトはライフワークだった「菖蒲町への市内循環バスの
 運行」、「道の駅(菖蒲地区予定)の設置問題」、「県道川越線(菖蒲地区内)の交通問題」、「霜による梨被害への
 対策」、「菖蒲地区内小中学校の統廃合問題」、統廃合後は「通学バス問題」等々、数え上げればきりがない
 程でした。
  私が議員活動をご一緒していた頃はそうでもなかったのですが、その後体調をくずされました。前回の市議会
 議員選挙には立候補しないのでは、何て声も上がっていました。しかし盛永さんはよく頑張り見事当選を果たされ
 ました。しかしその際の無理があったのか、更に体調を悪化され、最近はご主人の送り迎えでの通議会、市役所
 ない移動も車椅子だったと聞いています。そのご主人に「久喜市賀詞交歓会」でお会いしました。連合老人会の
 会長をされたおられ、巨漢ですが実にお優しい方、長く親しくお付き合いをさせていただいています。「いかが
 ですか」とお尋ねすると、「ええ何とか頑張っています」と言われましたが、まさかこんな早く逝去の報に接するとは
 思ってもみませんでした。昨年の11月議会が最後の議会となりました。そこでの市内循環バスの菖蒲町での運行
 要求質問が最後の議会質問でした。その時「ダメなんですか」と悔しがり、嘆いておられた顔を忘れる事はない
 でしょう。
  どちらかといえば気性の激しい方でした。しかしそれ以上に優しさと人懐っこさをお持ちの方でした。繰り返し
 ますが私とは妙にウマが合いました。だから議員時代も、辞めて6年になる今も、地元産の梨、季節の野菜、
 手作りのたくあん・梅干し等を届けてくれました。「盛永です」とあのなつっこい声とともに。お忙しい方でいつも
 玄関での立ち話しでした。
  もう一度ゆっくり話をしてみたい、「盛永です」というあの懐かしい声を聞きたい、という疼くような思いがあります。
 そんな痛みと戦いながら、私はなおしばらく余命を生き、天寿を全うする覚悟です。
  盛永さん、いずれゆっくりお話をしましょう。どうか安らかにお眠りください。

  ● 令和6年・久喜市新春賀詞交換会  1/5(金) 三高サロン

  この時期の恒例となっている久喜市の新年会・「新春賀詞交換会」が「三高サロン」で開催されました。
 昨年まではスポーツ少年団を代表し、この会の発起人の一人でした。ですから準備の会議にも必ず出席
 し続けてきたのですが、今年はぶっつけ本番での参加、ですから何も知らなかったのですが、今までの
 立食パーテイ形式から、テーブル着席形式へと変わっていました。今までは最盛時で700名近くが申し込み
 400名近くが出席していました。正に芋を洗うよう、立錐の余地ないあり様でした。この申込者と参加者の
 差が会費の値上がりを防いできたといわれています。もちろんコロナで中止となった年もありました。今年
 コロナ騒ぎが一段落して逆に、立食方式はお止めくださいとの指導があったともいわれています。
  そんなことで出席者は団体代表者を絞ったため、130~40名と思われました。いつものように「J・C」
 理事長の司会で開会、市長・議長が主催者を代表して挨拶、来賓として三林衆議院議員、2人の県会議員が
 祝辞を述べました。いつもは知事(代理)、参議院議員と6~7人が挨拶するのですが、すっきりしていて
 この方が好評のようでした。商工会会長の乾杯の音頭で祝宴が始まりました。今までの立食形式だと
 ワーと中央に置かれた食物テーブルに人が群がり、手にするのも大変という状態でした。それと2時間
 近く立っていると結構疲れるもので、今年の着席形式というのは何も可もまずまずでした。
  この年まで様々な活動に関わってきました。だから参加者のほとんどは存じ上げていました。でも今年は
 何度か述べてきたように、気楽に新年のあいさつをし、新年の抱負を述べあうという雰囲気ではありません
 でした。しかし今年は来賓全員の挨拶の中にあったように、北陸能登半島での大きな地震と災害によって
 幕を開けました。今まで以上に防災というより、生命を大切にする活動わせねばなりません。私などは
 今年の抱負を述べるより、自分の身体を守る、1日1日を健康に生きていく、こんなことに最大限の
 努力をする歳=状態となりました。悲しいことですね。
  観光協会会長の「手締め」で閉会となりました。もう正月も終わり、通常活動が始まります。なおしばらく
 1人暮らしが続きますが、頑張ってやっていきます。


   ● 賀春 本年もよろしくお願いします  1/2(火)

  輝かしい初春をお慶び申し上げます。皆様におかれましてはお健やかにて新年をお迎えのことと
 存じます。この1年が皆様とくきしにとり良き、年であります事を祈念いたします。
  さて何度か記してまいりましたが、私はこの年末年始を1人で過ごしています。女房と長男が長期
 入院中なのです。私も11月に「久喜総合」に、10日間の入院を余儀なくされました。80を迎えた
 昨年はそういう意味で、家族中にケガ・病気が重なり最悪の年でした、今年はその意味でも健康に 
 注意し、少しはましな年でありたいと念じています。
  昨年私は今まで最も多くの時間と労力を傾けてきたスポーツ少年団活動に、一応のピリオドを
 打ちました。今1番多くの労力を傾けているのが、母校久喜小でのいくつかの活動となります。その内
 「放課後子ども教室=くきっ子ゆうゆうプラザ」は20周年となります。準備段階から関わってきた私は
 過去を振り返れば「里程標」であり、30年・50年へと続く「指導票」としての20周年をきちんと実現して
 いきたいと考えています。また「学校運営協議会=コミュニティスクールの方は、「遷善館活動」の飛躍の
 年にしたいと思います。

  他に「スポーツコミッション設立」の問題があります。スポ協・スポ少・レク協といったスポーツ団体から
 好意的に観られていませんが、スポーツとコミュニティ、スポーツとまちづくりは避けて通れない問題です。
 しっかりとしてた将来的展望とともに設立していきたいと考えます。
  久喜市の今年です。私は1度現実に跳ね返された人間ですから、余り多く語りたくありません。ただ
 今年は「新焼却炉建設」と「公共施設個別施設計画」が、より具体化され私たちの前に出てきます。
 注意深く見守っていきたいと考えます。
  日本に目をやると昨年暮れ近くになり、いわゆる政治資金パーテイの問題がクローズアップされました。

 安部派が袋だたきにあっていますが、全会派の、というより自民党の構造的欠陥の表れだと思います。
 解党的出直しが必要、といわれています。正にその通りです。正にその通りなのですが、私は丁度3・11
 の時議長でした。南栗橋液状化の件で何度も国に陳情にお伺いしました。その時政権担当能力のない
 政党が政権を担う不幸を思い知らされました。だからこんなにダメな自民党でも、自民党の後継は自民党

 となるのでしょうか。悲しいことです。
  いずれにせよ後何年でもない活動にしっかりあたってまいります。
  どうぞ本年もよろしくお願いします。

   ● 皆様 良いお年をお迎えください  12/30(土)

 
 令和5年=2023も残すところ明日1日となりました。皆様におかれましてはご健勝にて越年の準備を
 おすましのことと存じます。私は本ページの24日・26日で公の部分、久喜市アラカルトのページで私事に
 関する本年の総括を報告していますのでご参照ください。
  私毎に関しては正に最悪の年でした。女房が春から体調を崩し、「がんセンター」から「自治医大さいたま
 医療センター」で検査入院を7~8回繰り返してきました。11月中旬に入院、手術を行いました。徐々に
 快方に向かっていますが、退院はかなわず正月は病院で送ることになりました。女房が入院する直前
 私が大ポカを演じ、自宅風呂場で転倒、肋骨3本骨折、+腎臓損傷ということで10日間の入院を余儀なく
 されました。加えて長男までが暮れに思わぬ事で2か月「久喜総合」への入院となりました。当面1人で
 過ごすことになります。炊事・洗濯・買い物・ゴミ出し完璧にこなしていますが、チヨットくたびれてもいます。
  それよりも何も私が「久喜総合」に入院中、久喜市役所介護福祉課の方の訪問を受けました。いろいろ
 聞かれお答えしたのですが、何と娘が申し込んだ介護認定調査でした。つい数日前その結果が郵便で来て
 介護度1ということでした。入院中の調査は少し上がるのが通常とのことです。介護度1と聞いてたいへん
 複雑でした。当然再診査があるのですが、その時は少なくとも「要支援」位にはなるよう頑張りたいと
 思います。
  今年は私の人生の中で、1番多くの時間と労力を傾けた少年団活動から、本部長辞任という形で一応
 おさらばをしました。新旧久喜市の本部長を29年務めました。今後は要請される範囲内で「子供の健や
 かな育成を地域で保証していく」という少年団活動を支援し続けてまいりたいと思います。
  国際的には「ウクライナ問題」が2年目に入り、「イスラエル」による「ガザ」侵攻も解決の糸口さえ見えま
 せん。国内では「少子高齢社会」が益々進行する中、「オイルショック」以来という物価の値上げが私たち
 の生活を圧迫しています。また暮れに来て、急に自民党各会派の政治資金パーテイの不正問題が起き
 ました。自民党政治の構造的欠陥の表面化ですが、正に度し難いといえます。
  
  私自身は病人を抱えての苦しい生活がしばらく続くことになります。私自身の体調維持に配慮しつつ
 可能な限り地域活動に関わっていきたいと考えています。もう何時までできるかわかりませんので。
  皆様におかれましては、健康で良いお正月をお迎えください。来年が良き年でありますように!

   
 ● 令和5年を振り返って・公 ―Ⅱ― 12/28(木)

 ▲ 値上げラッシュ
  本年春以降、あらゆる分野で値上げが続き私たちの生活を圧迫しています。1月~3月までは

 対前年同月比1%未満の上昇に留まっていましたが、4月2・1%、11月にはついに3・7%を記録
 しました。これは第二次オイルショックの1981年12月の4・0%に次ぐもので、実に40年ぶりの
 数字とのことです。値上げされたものは公共料金としての電気代・ガス代、2万品を超えたといわれる
 食用油・パン・豚肉・牛乳等の食用品、日用雑貨、ガソリン等など枚挙にいとまがありません。
 そして気になる事はこの傾向は当分続くということ、来年1月から4月に値上げを予定している物は
 7152品目にも上るそうです。全くイヤになりますね。
それでなくとも安い議員年金頼りの私などは
 お先真っ暗というものです。どうにかしてください。

 ▲ コロナ終焉へ
  
「WHO・世界保健機関」は5/4、コロナの「緊急事態宣言」の終了を宣言しました。これを受け
 日本でもコロナの感染症法上の分類が、インフルエンザと同じ「3類」に引き下げられました。もちろん
 コロナの完全終焉を意味するものではありませんが、3年余り私たちを苦しめたコロナ対策は平時の
 体制に切り替わったといえます。これまでに感染者累計3383万人、死者約7万人を数えるに至って
 います。全世界的に大きな爪痕を残しました。スポ少は数次にわたり活動休止のやむなきに至りました。
  ほとんどの市民行事が中止されました。「マスク着用、「3蜜対策」」、数次にわたる「ワクチン接種」
 懐かしい思い出になろうとしています。しかし私たちは再度の「コロナ感染拡大」を許すことなく、今回
  獲得した生活習慣の上に立ち、健康で活力に満ちた日常生活がおくれるよう頑張って行きましょう。

 ▲ 異常気象・高温
  今年の夏は猛烈に暑かったです。久喜の夏祭り・天王様の神事の際、余りの暑さにめまいを起こした
 ほどでした。日本の夏の平均気温は例年より1・76度C高く、観測史上125年間で最高との事でした。
  しかし異常気象は日本の夏の異常な高温のみに留まらないのです。冬になりスーパーエルニーニョ
 現象が発生しています。これが発生するとオーストラリア大陸では干ばつが起きるといわれています。
  極端な冷夏、そして暖冬、アマゾンの水が無くなる、山火事で森林が燃える、正に「異常気象が新しい
 平常」になりつつあるのです。「高温化のみが異常気象の全て」とは言いませんが、やはり温室効果ガス
 に多くの問題があることは否めません。「カーボンニュートラル」実現に向け、前倒しを含む行動計画の
 実現を目指していかねばならないでしょう。

 ▲ いわゆる政治資金問題
  暮れ近くになり自民党各会派による(特に問題となっているのは安部派と二階派)政治資金パーテイ―
 収入の裏金化疑惑が浮上し、大きな問題となっています。岸田首相は今月14日に松野官房長官等4人の
 閣僚、5人の副大臣、および羽生田政調会長らを(全て安部派)交代させる事態となりました。「東京地検
 特捜部」は19日「政治資金規正法」違反容疑で、安部派・二階派への強制捜査に踏み切っています。
  安部派ではこの5年間に約5億円、二階派では約1億円、政治資金収支報告書に記載しなかった
 疑いが
あり、裏金化に関わった議員は数十人に上るといわれています。他派閥でも同様に収入の過小
 記載の疑いが浮上しています。これとともに特に安部派において、政治パーテイにおいて販売ノルマを
 越えて集めた分の収入を、裏金として議員側にキックバックする運用が行われていました。 
  今後東京地検特捜部による解明が進むと思われますが、そうした事件プロパーと違い、「政治」の部分
 の問題もあります。かって1強を誇った安部派の解体的危機、支持率低迷の岸田首相のさらなる支持離れ
 という問題です。いずれにせよ派閥の改革・政治資金規正法の改正等抜本的改革の必要性が言われて
 いますが、慎重論も多いといういつもと変わらぬ状況があります。

 ▲ 久喜市のこと
   最後に我が久喜市の今年です。統一地方選挙の年でしたが久喜市は合併との関係で1年早く、
 県議選のみ行われ、現職2人が当選しています。選挙といえば次回衆議院議員選挙から選挙区が
 変ります。旧14区だった三林氏が13区へ、旧13区だった土屋氏が16区となります。これにより
 久喜市の旧4市町は1つとなり、現職では三林氏を応援することとなります。いずれにせよ分割が
 解消され良かったと思います。
  久喜市では公共施設の不備が表面化した1年でした。市役所のトイレ、学校の雨漏り、横断橋・学校の
 外壁落下、公民館の空調、挙げればきりがありません。各種マスコミに取り上げられ話題となりました。
 こうした公共施設は丁度老朽化に当たり、誰・彼の責任というものではありません。しかし市民の生命
 子供の安全にかかわる問題です。速やかな対応を図るべきです。そして市役所の機構が変りました。
 何度目になるでしょう。余りにいじくり過ぎて良くわからない所があります。
  来年になると新焼却炉・公共施設個別施設の問題がより現実のものとなります。注意深く見守って
 行きたいと考えます。 

      ● 令和5年を振り返って・公―Ⅰ―  12/26日(木)

 ▲ いわゆるウクライナ問題
  「ロシア」による「ウクライナ」への侵攻=侵略と、「イスラエル」の「ガザ」への侵攻は世界に暗い影を
 投げかけています。同じ「侵攻」という言葉ですが、中身はチヨット違うかなと思います。
  「ロシア」の「ウクライナ」侵攻は文字通り、自国の利益だけに基ずく侵略です。「イスラエル」の「ガザ」
 地区への侵攻は、そもそも「ガザ」を実効支配する「ハマス」が奇襲攻撃をかけたことで始まったものです。
  ウクライナ問題です。侵略開始は昨年の2月ですから、間もなく丸2年たとうとしていますが終結の見通し
 は全く立っていません。背景は「ロシアとウクライナ」との特殊な関係と、西欧側特に「NATO・北大西洋条約
 機構」との関係があります。「ロシア」は同じアラブ民族で言語・宗教等も近い「ウクライナ」を仲間というより
 我が勢力圏、むしろ属国位に考えてきました。ウクライナという独立した国の問題を自分たちの内政問題
 位に考えてきたのです。もう1つはロシアの影響力の減少です。かって「NATO」とソ連を中心とする「ワル
 シャワ条約機構」は微妙なバランスを取っていました。しかしソ連邦崩壊以後かっての東欧諸国のほとんどは
 「NATO」に加盟するに至りました。「ウクライナ」の「ゼレンスキー大統領」もNATOへの加盟を表明しています。
  「己の国」ウクライナのこの反抗に、危機意識を燃やしたプーチン大統領の蛮行が今回のロシアによる
 侵略といえます。しかし事態はプーチン大領が描いた方向へは全く行っていません。軍事的に圧倒的な
 差があり、短期で済むと思われていたのですが、1つはウクライナの激しい抵抗と、世界各国の支援により
 膠着状態に陥っています。逆にロシアに対する配慮から、長「くNATO」加盟をしなかった「フィンランド」が
 この事件をきっかけに正式加盟をしています。西欧諸国の支援疲れから、ウクライナも決定的反攻勝利を
 得ることができず、ずるずると3年目に入ろうとしているのが現状です。
  しかし私たちは忘れるべきでありません。自国のことは自国で決める権利があり、自国の領土・国民・財産を
 守る権利があるのです。ロシアによる侵略行為に断固反対し、ウクライナへの支援を続けていかねばなりません。
  そしてロシア・中国・北朝鮮といった同類根の国々に、ぐるり回りを囲まれている我が国はいざに備え絶えず
 防衛力を高めていかねばならないと考えます。


 ▲ いわゆるイスラエル・カザの問題
  これはウクライナ問題と違い複雑きわまりない問題です。属に「この問題を知らずして世界を知ることは出来
 ない」と言われており、同時に「一番解決が難しい紛争」とも言われています。歴史・民族・宗教・アメリカ・アラブ
 諸国双方の今の思惑、そんなものが複雑に絡み合っているのです。「ウクライナ問題」のように悪人と善人?
 被害者がはっきりしているのとは訳が違うのです。
  前記したように事の発端はパレスチナ自治区ガザを実効支配する「ハマス」が、イスラエルに奇襲攻撃を仕掛
 けた事です。これによりイスラエルでは1400人が殺害され、約240人が拉致されています。ユダヤ人は
 ナチスドイツのそれをはじめとして、長きに渡り多くの国で迫害を受けてきました。ユダヤ人に対する同情心が
 あるにはあります。しかし一方で圧倒的な軍事力の優位を背景に、空爆によるガザ地区への反攻は病院や
 学校への攻撃を生み、多くの悲劇を生んでいます。パレスチナ人の死者はすでに2万人を越え、人道危機が
 深まっています。ユダヤはそこまでやらずとも、とバレスチンへの同情もわくのです。
  そもそもパレスチナはローマ帝国→オスマントルコの支配下にあり、第一次世界大戦でイギリスの植民地となり
 ました。この時この地にユダヤ人の郷土的国家を作ろうとの動きがあったのですが失灰
結局第二次世界
 大戦後に国際連合の、「パレスチナを分割、ユダヤとアラブの国をそれぞれ作り、エルサレムはそれとは別の
 国際都市にする」との考えに立ち、1948年イスラエルというユダヤ人国家が建国されたのです。

  長く世界中で迫害されてきたユダヤ人の、この国を守って行こうとする気持ちは、私たちには理解できない程
 強いものがあります。同時にイスラエル建国によって故郷を追われた人たちもいるのです。この人たちもまた
 この地・パレスチナに自分たちの国を作りたいのです。ここはユダヤ教にとっても、キリスト教にとっても、イス
 ラム協にとっても聖地なのです。それぞれが国として共存することは不可能なのでしょうか。「オスロ合意」から
 30年が立とうとしています。憎しみと区別立てはまた新たな不幸を生みます。休戦→人質解放から話し合いの
 路をぜひ探ってもらいたいと思います。


 ▲ WBCと大谷
 
 暗いニュースが多かった中で、これは私たちに明るさを提供してくれました。野球の「国・地域別対抗戦・
 W・B・C」において、日本は史上最強と言えるチームを編成して出場しました。日本での予選リーグを圧倒的
 強さで通過した日本チーム(侍ジャパン)は、準決勝メキシコ戦、決勝戦ではアメリカを破り、「イチロー」が
 中心選手だった2009年以来、14年ぶりの優勝を果たしました。劣勢であった「メキシコ」戦でのさよなら勝ち
 アメリカ戦での大谷の見事なリリーフは、私たちに野球のだいご味を満喫させてくれました。赤バット・青バット
 時代からの野球ファンながら、最近薄れてきた私も何度も何度も録画を見ては感激しています。なお大谷は
 大会MVPに選出されています。
  その大谷です。本年ホームラン王・二桁勝利に輝き、2度目の満票でアメリカンリーグ最優秀選手に選ば
 れてました。今季終了時点で「フリーエージェント」を獲得、去就が注目されていました。今月に入り「ロスアン
 ゼルス」を本拠地とする、「ドジャース」への移籍を発表しました。10年で契約金7億ドル(1015億円)は
 スポーツ史上最高額と言われています。正に何から何まで型破りですね。さわやかな風貌、マトを得た発言、
 根性曲がりの私でも文句の着けようがありません。なお来年は2刀流ではなく、バッターに専念するそうです。
 古巣「エンゼルス」では達成出来なかった。ワールドシリーズチャンピオンを目指し頑張ってください。
 充分な活躍に期待しています。 

  ● 久喜市役所新庁舎、現在地に別棟建設へ 11/15(水)

 
  昨日の県民の日、朝朝刊を開くと埼玉版にて久喜市役所新市庁舎について報じていました。13日に
  「全員協議会」(議員全員に市の方針等について説明する会、議決等はしない)で、この方針を示したそう
  です。大変興味を持ち、さっそく久喜市・久喜市議会・および何人かの議員さんのH・P、ブログ等覗いて  
  見たのですが、いずれにもアップされていませんでした。ですからこの情報は新聞報道のみとなります。
  詳しい情報が分かり次第、別に報告します。
   ご承知のように新久喜市は1市3町の合併で、平成22年に誕生しました。合併協議の過程で新市役所は
  旧久喜市のそれ、すなわち現市庁舎が決定されていました。しかしこの市庁舎では新市行政機能の全ては
  収容できず、途中変更はありましたが、現在は教育委員会と上下水道は「鷲宮支所」に、環境経済部は「菖蒲
  支所」に、建設部は「第二庁舎」にと分散されていました。またその後の「トイレ問題」に代表される建物・排水
  等に老朽化が進んでいました。久喜市では多くの公共施設の老朽化が進んでおり、それらに対して「アセット
  マネジメント」の観点から。「公共施設個別施設計画」を立て検討を進めてきました。その1環として2012年に
  市庁舎の建て替え計画を打ち出しました。新庁舎の場所ははっきりと打ち出していませんが、現在地付近で
  ない事だけは確かでした。この案は現市庁舎が耐震補強工事を済ませ、耐久性が保証されていること、また
  市民に図ることなく、早急に方針を建てたことから、多くの市民の反発を受け。約1年後、先の市長選直前に
  撤回した事はよくご存知のことと思います。
   しかし市役所全体の老朽化、市民サービスの利便性等から新庁舎をどうするかという件はずっと残されて
  いたことになります。全員協議会では現市庁舎の隣に別棟を建設するという案を示しました。この新しい
  別棟が事実上の新市庁舎になり、現庁舎は排水関係などの改修工事を実施したうえ、子育て支援施設や
  保健センター等で有効活用するとしています。
   この別棟の新設については来春の2月定例会に関連議案を提出するそうです。何階建てとするか、総費用
  等は確保できる要地面積等に影響されるため未定とのことです。
   まだ不確定要素の強いものですが、一応現在地であること、現市庁舎の有効活用が図れることなどから
  前の計画より、よりましかなと考えます。とにかく詳しくわかり次第また報告します。

   令和5年久喜市生き生き女性議会 10/30(月) 市議会議場

  久喜市では、1・市政・議会に関心を持ってもらうこと、2・それぞれの立場からの意見を拝聴し、市政に反映
 させること。の2点を目標に、子ども議会と女性議会を隔年で持っています。議員時代は毎年傍聴していましが、

 このところご無沙汰していました。日程が合わなかったというより、関心が薄れていたのです。今回傍聴したのは
 現在町内会でご一緒し、これまでいろいろな分野でお世話になってきたY女史が、某女性団体から質問する
 ためです。市議会の傍聴はいつもインターネットのため、久しぶりに議場に入りました。
  9時丁度に開会セレモニ―が始まりました。気が付いた事、まず今議会の質問者が8人だったことです。
 市内に5つの高等学校があります。交流している大学が2つ、数多い女性団体プラスして公募の方、いつも
 10人台後半だった感じを持ちます。とにかく一桁というのは無かったと思います。さらにこの議会、後援は
 久喜市議会ですが、「男と女(ひととひと) いきいきネットワーク久喜」との共催です。この組織は「男女共同
 参画社会」の形成に寄与することを目的に活動しています。だから執行席にズラリ役員が並んでいました。
  皆さん懐かしい方ばかりでした。一つのことに継続して取り組む事は良いことです。敬意を表しますが
 やはり若い人を入れないと、それこそ「いきいき」しないのではと思いました。
  質問は4人ずつ、前後半に分かれてのものでした。質問を聞いて思ったのですが、「女性議会だから」、
 「女性の視点で」という要望が強かったのでしょうか。やたら目ったらそういう内容のものが多かったです。
  例えば災害時での性的マイノリティへの配慮から、トランスジェンダーの人へのトイレの設置を問う質問が
 ありました。災害時に備え久喜市は必死に施設・備品の整備に取り組んでいます。現状で充分だと言えま
 せんがともかくそういうことです。
  例えば災害時における性暴力の防止に対する質問です。これまた取り組んでいます、としか言えません。
  また性の多様性について私見を述べた後、市の取り組みや啓発活動について問う余り意味の解からない
 質問もありました。「性的マイノリティ」や「LGDT」に関しては、何か言うと「唇寒し秋の風」という状況にあります。
  何とも寂しい限りです。私は男に生まれ、男の心と体を持ち、女性が好きという典型的マジョリティです。
 そして「マジョリティ」とは良いものだと思っています。性的マイノリティ・LGBの方を差別・区別したり、いやだな
 思うこともありません。一緒に生きていけます。それだけのことです。
  またある食育団体から、学校調理室の開放を願う質問がありました。これは当然のことです。「コミュニティ
 スクール」は「スクールコミュニティ」で無ければなりません。学校は地域に対して何ができるか、ということを
 考えていかねばなりません。は
  あと結局は自分の活動・活動団体への補助金を要望するという質問もありました。
  「ひとり親家庭」、「車いす利用者」への支援について質問がありました。当事者のご苦労がしのばれました。
 手厚い支援の必要性を感じます。
  私の仲間の質問は「エスカレーターの安全な利用」について問うものでした。こういういう問題があり、県に
 そのための条例まであることを初めて知りました。不明を恥じます。
  
  ということで約3時間の質問全部拝聴しました。「子ども議会」のように豊かな発想に基づく、面白い質問は
 無かったと思いました。2年先傍聴するかわかりません。意欲はあっても身体が、と思うと寂しいです。


   ● 衆議院議員 三ツ林ひろみ氏 国政報告会 9/16(土) 久喜総合文化会館








   16日午後「久喜総合文化会館」大ホールにおいて、埼玉13区衆議院議員「三ツ林ひろみ」氏の国政報告会が
  開かれ参加しました。下段の「土屋品子」衆議院議員の国務大臣初就任を報告した際も述べましたが、次回選挙
  から新しい選挙区での選挙となります。幸手市在住の三ツ林氏の選挙区は14区でした。久喜市の旧栗橋・鷲宮
  から幸手・杉戸~八潮・三郷までの実に細長い選挙区でした。久喜市の旧栗橋・鷲宮地区が14区=三ツ林選挙区
  だったことから、久喜・菖蒲の13区=土屋品子議員とともに、久喜市と国とのパイプ役を三ツ林議員にもお願いし
  共に今日まで歩んできたことになります。
   さて今回の選挙区の変更です。久喜市は全て1つに統一され、幸手市・杉戸町・宮代町・白岡市・蓮田市、そして
  伊奈町と共に、新13選挙区を構成します。従って三ツ林氏においては、実に6割以上の選挙民が初めてという事に
  なります。先の内閣改造によって解散・総選挙の気運は高まっています。本日の「国政報告会」はそうした状況に
  踏まえつつ、イザに備えるための、新選挙区を1つとした初の集会でした。なお土屋品子衆議院議員は全春日部市、
  さいたま市岩槻区、吉川市等で構成される新16選挙区に移られました。これまた新選挙民の多い所、ご苦労の事と
  思いますが健闘に期待します。
   さて集会です。新選挙区を1つにしてのものですから、伊奈町・蓮田市等からの数台の大型バスでの参加が目立ち
  ました。大ホールの席数は1200いくつかですが、超満員、最後尾や横の入り口付近には立ち見者まで出ました。
   開会・緞帳が上がると舞台右手に来賓、左手に選挙区内県議・自民党支部長が席を占め、壇上も人でびっしり
  でした。
―左― 開会後すぐに関口参議院議員(自民党参議院議員会長)が挨拶、内閣府副大臣等を勤められ
  最近では衆議院厚生労働委員長として、コロナ対策の先頭に立たれた実績について話されました。次いで公明党の
  西田参議院議員・公明党県本部長が挨拶されました。いろいろあった公明党との選挙協力ですが、今回三ッ林さんと
  公明党との蜜月ぶりが目立ちました。支援団体代表として県歯科医師会会長のО氏が挨拶しました。О氏は久喜で
  歯科医を営んでおり、私も診てもらっています。杉戸町の旧家の出身で住まいがあります。そんな関係で初めからの
  三ツ林氏の支援者、О氏は三林氏が選挙を戦う度に、30%代後半、40%の前半と後半、そして前回は50%と
  得票率を伸ばしてきたと実績を話され、しかし初めての選挙民が多い今回、力強いご支援をと訴えていました。
   そして今回のメインゲスト、西村経済産業大臣が登壇しました。
―左2― 西村氏についてはよくご存知のことと
  思います。コロナ感染症対策担当大臣、経済産業大臣等々を勤められ、先の内閣改造でも経産大臣に再任され
  ています。羽生田氏、世耕氏、高木氏らとともにいわゆる安部派5人衆を構成、安部派大幹部の1人です。
   コロナ対策以降三ツ林氏とは親しい関係にあります。氏が最後に話された安部氏の思い出や、「AI」の話は
  大変面白いものでした。
   来賓の紹介に移りました。選挙区内現職全首長さんだけでなく、久喜市・田中、蓮田市・中野、白岡市・小島と
  いった懐かしいお顔もありました。
―右2― 左側の13選挙区内県議、市町自民党支部長の紹介、その後代表し
  梅沢県議が挨拶をされました。次に祝電披露に移りました。まず岸田自民党総裁、次いで茂木自民党幹事長の
  長文の祝電があったのは当然ですが、次に『本来ならお伺いしてご挨拶申し述べるところですが』とあり、誰だろう
  と思っていたら、『コロナ陽性のため失礼いたします。埼玉県知事・大野……』と続きました。大野知事って今
  コロナにかかってるんだとみんな思った次第です。次に「三ツ林先生の数多いご友人を代表して」とありましたので
  これも聞き耳を立てていたら、「順天堂大学・天野篤」とありました。三林氏も順天堂なのですね。
   いよいよ最後に三ツ林氏です。氏は短い時間ながら、高齢社会について語り医師として、政治家としてそれに
  対応する政治に全力を傾け、「未来を創り、命を守る」、「郷土を愛し、国を守る」活動に全身全霊で取り組むと
  力強く語っていました。た。  
   最後に元気のよい蓮田市のベテラン女性市議の音頭で「ガンバロー」を3唱、 
―右― お開きとなりました。
  圧倒的な人数の参加を得て、集会は成功に終了したといえます。
   三ツ林氏の今後の活躍に期待するところ大です。


   ● 久喜市議会・令和5年9月定例会 一般質問 ―Ⅱ― 9/16(土)

  ◎ 市内公共施設・設備の破壊・故障について
   
先日久喜小地区コミ協の行事で、久しぶりに昔のスポ少仲間と会い、会話に花を咲かせました。血糖値を下げる
  ため勤務地の県外の病院に入院したとのこと、暇だから談話室で、入院仲間とおしゃべりばかりしていたんだけど
  「久喜、知ってるよ、市役所のトイレが使えないんだろう」とか、「校舎のほとんどが雨漏りする久喜って貴方の所か」
  とか、「駅前の歩道橋のコンクリが剥がれ落ちたんだろう」とか、そんな話ばかりでイヤになったとこぼしていました。
  そう言えば私も高校時代の旧友との間で同じような経験を持ちます。とにかく久喜の校舎を含む公共施設の不備具合
  は、新聞・テレビニユース・ワイド番組等で広く放送され、久喜の名はそっちの方で有名になっています。全くヤになる
  よ、という所です。今議会でも複数の議員から早期解決を求める各種質問が出ていました。
   とにかく不備具合・不調の施設Iの種類・部門が多すぎるのです。排水設備に故障が発生したのが11施設、給食
  センター等エアコン・空調施設の故障が14施設、小中校の雨漏りが9校、小中学校防火施設の不備が30校、加えて
  総合運動公園内第1・第2体育館で、アリーナも含め雨漏りが発生しているそうです。傑作だったのはこの一般質問
  途中に、なんと市議会議場が雨漏りが発生したことです。大規模なものでなく、議会事務局席と質問席を移動(前方
  から2質以降の議員席側に)するだけで対応できていました。丁度私がInternet傍聴をしていた時間で、議長の説明に
  チヨットびっくりさせられました。
   もちろん前記した故障・不調の施設ですでに補修が完成していもの、今年度中に補修予定のものも多くあります。
  校舎を含めた市内公共施設のほとんどが、築30年以上の老朽施設です。故障する時期に多くの施設が来ている
  といえます。執行ばかり責めるわけでもありませんが、しかしこう多く、こう続くと、やはり「どうして・何してんだ」となり
  ます。質問者の1人が言っていたように、「事後保全型」から「予防保全型」へ、校舎の雨漏りならば「大規模改修時に」
  でなく、「屋上防水工事」の徹底といった方向が必要だと思います。
    なお教育委員会答弁は、教育理念に関することは教育長、施設面等については教育部長が答弁します。従ってこの
  問題は教育部長が答弁していました。しかし猛烈な早口と口舌の悪さからほとんど聞き取れません。毎回毎回それが
  続いています。対策を求めます。

  ◎ ふれあいセンター久喜とコミュニティセンターについて
 
  「ふれあいセンター」については、施設の不備に関するものでなく、「公共施設個別施設計画」に関するものです。
  「ふれあいセンター」については、私はスポ少の総会・研修などで多く使わせて頂いてきました。また新市移行後
  2期8年、私は「健康福祉常任委」に所属、何度か視察にお伺いしました。また議会推薦の「社教理事」を2年間勤め
  ています。そんなかんなで足げく「ふれあいセンター」に通ってきました。熱心な社教の活動、高齢者Dサービス、その他
  見てきており、此処が久喜市の福祉政策の最大拠点であることを痛感してきました。しかし「計画」ではここを行政
  機能を有する「複合施設」として整備するとしているのです。そして新たな福祉政策の拠点となる施設については
  「市役所本庁舎」としています。しかしここには「ファミリーサポートセンター」、「保健センター」、「子育て支援施設」等
  置くとし、肝心の社教事務局、高齢者Dサービス、包括支援センター等々の行き先が示されていません。「ふれあい
  センター久喜」の久喜市における福祉政策の最大拠点施設としての継続を求めるものです。
   「コミュニテイセンター」について、ここは空調設備の不備があるそうですが、やはり施設の話しではありません。
  質問者は熱心にコミセンの今後と公民館活動について質問していました。コミセン移行後予約が取りにくくなったとか、  
  予約の在り方等々です。残念ながら私にはこういう発想はありません。市民の学びの場としての公民館をなくし、
  単なる貸し集会施設としてのコミセンへの移行を、只ただ嘆くだけという現況にあります。「旧公民館90事業、活動
  300日は継続する」と答弁したが、「その執行状況はどうなのか」という質問も出ていました。今まで公民館の各種
  講座から、多くの市民活動団体が生まれました。そうした人たちの活動が「市民力の高い街・久喜」を形成してきた
  のです。コミセンへの移行に当たり、「減らします」では聞こえが悪いから、「継続してやります。」と答えただけです。
  第一公民館がなくなっているのにどうやって「公民館事業を続ける」のですか。むなしい答弁です、
   どこかで一度書いた記憶がありますが再度述べておきます。「学び」の施設としての公民館を否定する事は
  「市民の学びを否定」する事です。市民の学びを否定することは、「市民の自治と政治への参画を否定することです。 

 そこにj町の未来はありません。
  

  ◎ 校舎の断熱化・体育館のエアコン設置について
   
今年の夏の暑さは史上最高、正に異常としか言いようがありません。なにせ9月の中旬を迎えた近頃でも「熱中症
  警戒アラート」が発令されるのですから。体温を越し「生命に危険を及ぼす暑さ」、なんて子供の頃には経験しません
  でした。本H・Pの「まなびすとのページ」で報告しましたが、母校久喜小では9月7日に「開校記念集会」を持ちました。
  メインに鼓笛隊の演奏を行いましたが、当初校庭の予定が雨の予想で体育館に、さらに熱中症アラートが発令され
  空調設備のある「多目的室」に移行しました。小さな部屋なのでパフオーマンスもママならず、練習に励み、張り切って
  いた児童諸君には気の毒でした。もし体育館に空調があると違っていたのに、なんて思った次第です。
   そんなことで校舎建設に当たり断熱材を使用、「校舎の断熱化」を図り、「暑すぎる教室」の解消を求める質問と
  同じく学校「体育館のエアコン設置」を求める質問が出ていました。共に賛成をするものです。
   一般家庭では断熱材使用は当たり前となっていますが、校舎建設の場合断熱材の使用がなく、太陽熱にあぶられた
  ままの状態になっているそうです。屋根と天井との間に断熱材を入れるだけで効果があるとの事、「大規模改造基本
  方針を見直していきたい」との答弁でした。
   災害の場合の避難所になることを考えたら、体育館へのエアコン設置はなおさらのことです。質問者は「つくばみらい
  市」で実証実験を行っている「体育館専用・換気機能付き空調機」を検討していただきたいと要望、「補助金の対象と
  なるか等検討していきたい」との答弁を引き出していました。
   残念ながらすさまじい暑さは来年も、その先もあることでしょう。校舎の断熱化と体育館のエアコン化は、今後の校舎
  改造の柱にしていただきたいと考えます。

   ● 土屋品子衆議院議員 初入閣・復興相   9/14(木)

  
 昨日行われた岸田内閣の第二次改造内閣により、長く久喜市を選挙区とし、私たちに深い関わりのあった
  「土屋品子衆議院議員」71歳・春日部市は、「復興相」として初入閣を果たしました。すでに「厚生労働副大臣」
  「環境副大臣」を経験し、当選8回を数えることから、改造のたびに初入閣を期待されていましたが、今回やつと
  念願の初入閣を果たした事になります。心よりのお祝いを申し上げます。
   ご承知のように次回の選挙から選挙区が変わります。以前久喜市は旧久喜・菖蒲を北端とし、宮代・白岡
  蓮田から旧春日部市で13区を構成していました。ですから私たちは1度落選を経験していますから、過去9回
  土屋氏を応援してきたことになります。次回からの選挙期では13区は現久喜市が1つとなり、幸手・杉戸・宮代
  白岡・蓮田そして伊奈町で構成されます。現職の旧14区だった「三ツ林氏」が13区の支部長となり、選挙への
  出馬が確実視されています。一方「土屋品子氏」は新たに春日部市全域、さいたま市の岩槻区、吉川市等で
  構成される新16区の支部長に就任されています。従って今後は「土屋品子」氏を私たちが直接応援する事は
  ないこととなります。
   とはいえ長い事、ご指導とお付き合いを頂いてきました。特に私は県「ミニテニス協会」の副会長として、会長の
  土屋氏を長く補佐してきた関係にあり、個人的にも親しくお付き合いを頂きました。私の文部大臣表彰と叙勲授章
  祝賀会にもご主席を頂きました。大変感謝しております。
   さて「復興相」の仕事です。当面は福島第一原発の「処理水」放出に伴う、様々な問題へ対応することとなります。
  豊富な経験と幅広い人脈を活かされ、活躍されることに期待します。
   初入閣おめでとうございました。

   
  令和5年9月定例会 一般質問   9/13日(水)

   
令和5年9月議会が開会中です。「市政に対する質問=一般質問」は、5(火)・6(水)・8(金)・11(月)と4日間
  開かれ、6-6-6-7の25名が質問しました。質問項目は多方面におよび変らぬ議員各位の情熱に敬意を表し
  ます。どういうわけか1・2日目はやぶ用と重なり、傍聴できませんでしたが、3・4両日目はほぼ7割がたを
  Internetで傍聴することができました。感想を述べてみたいと思います。

 
◎ 天王様・提燈祭り会場周辺でのごみ問題(ポイ捨て)について

   
主催者関係者の1人として痛いご指摘を頂いたと思います。各保存会は神酒所(人形展示所)周辺に分別の
  ごみ集積所を設置していますが、到底間に合わない現状です。私は終日駅前テントにいました。50人近くの
  人の飲み物、捨て場を用意します。それを見た通行人がそこへ捨ててよいかと言います。だめだともいえません
  からうなずくと、アッという間に溢れます。仕方ないので私たちがビニール袋に詰めます。また溢れます。また
  詰めますの繰り返しです。とにかく人が多すぎるからごみも多過ぎるのです。質問者も言っていたように祭り終了後
  露天業者、各保存会若者、本部役員、衛生組合の手により清掃がなされますが、それでもかなりのご迷惑を
  おかけしたと思います。例えば久喜駅前公衆トイレの棚はジュース缶であふれていました。これは今後の大きな
  問題です。今提燈祭りは大きな曲がり角に来ています。開催日の問題・安全警備の問題等々、解決せねば
  ならぬ 問題が山積しています。ポイ捨てはモラルの問題が大きいため難しい案件ですが、祭典委員会内部で
  1年をかけ検討・協議してまいりたいと考えます。

 ◎ 総合運動公園サッカー場の「人工芝」と環境問題について

   総合運動公園整備内容の見直しについては何度か報告しています。この問題の「P・C」への私の提出文は
  本ページ2/12日付で報告してあります。1期は6年・7年で現市民プールを解体し、跡地にスケートボード場、
  3×3コート、テニスコート2面を整備するもの、2期が令和8年、現市民グラウンドの陸上競技化とフィールドの
  人工芝によるサッカー場の整備、第3期が令和11年、現第2体育館を解体、武道館をメインとする多目的体育館
  に整備するといった内容です。
   この中で2期のサッカー場の整備については、市内サッカー関係者によりサッカー場整備の要望活動があり、 
  私もこれに関わっていますが、相当数の署名を集め請願提出の直前まで進み、この見直し案の登場により停止
  したという状況がありました。今回の質問は整備そのものではなく、人工芝が「マイクロプラスチック海洋流出」の
  一因となっていることから、環境問題に配慮した人工芝サッカー場建設を求めるというものでした。
   人工芝は極めて一般的なロングパイル使用、また充填剤にはゴムチップを考えていると答弁、質問者は充填剤に
  商品名になるため具体的名称は出しませんでしたが、すでにJリーグ練習場などで使用され、実績あり、かつ
  比較的安価な天然充填剤使用を訴えていました。令和6年4月以降設計業務に入ることから、その過程で検討・
  協議していくとの答弁でした。

 
◎ 中学校部活動の地域移行について
   最近いわゆる「働き方改革」の中で、この問題は大きくクローズアップされています。質問通告を見て、私には大部
  前の不愉快な思いがよみ返ってきました。私は10数年前にこの状況を先取りし、部活動への外部指導者導入、久喜
  で「市」としての独自な取り組みを求める質問を、数回にわたり系統的にしたことがありました。結果はゼロ、市と
  しての取り組みを何らすることなく、県の制度にのみたより今日を迎えているのです。今は前の状況より悪化、教員の
  「働き方改革」が前面に出て、待ったなしの状況を呈しているのです。
   昨年文科省スポーツ庁が「有識者会議」を開催・協議、今後の一定の方針を打ち出しています。それによると今年から
  2025年までの3年間を「改革推進期間」とし、まず運動部を先行させ、後「文化部」にまで普及・波及させるというものです。
  教員に代わって部活動の指導や引率等を行う、地域の人の「部活動指導員」を置きます。これを当初は休日のみの
  移行とするものです。課題として当面は保護者の負担増、人材確保の困難性等があり、最終的には スポーツ環境の
  整備、スポーツ団体の対応等が挙げられ、さらには関連制度全ての見直しが求められるとしています。
   いつもスポーツの振興に関し熱心な質問を展開している質問者は、今回も様々な問題について質問していました。
  しかし市の現状、特に県の派遣制度にばかり頼っている現況を説明するだけで、市で今後どう取り組んでいくのかとの
  具体性に全く欠けるものでした。私の頃と全く変わっていないなと痛感しました。
   スポーツ庁の有識者会議の方針も極めて現実性を欠いています。平日の部活動と休日の部活動との関係、休日の
  部活動は地域スポーツクラブに移行するとは具体的にどういう状況なのか、もう少し検討協議すべきです。私は部活動
  での教員の負担の軽減をまず第一とし、外部指導者導入制度を久喜市として確立すべきと考えます。外部指導者への
  報酬、権限については今の県の制度を踏むべきかと思います。また外部指導者導入に当たって、一定の研修を積み
  資格を有していただくのは当然のことです。スポーツ少年団の指導者は、全員講習をうけ、お金を納めての「日本
  スポーツ協会公認指導者」です。(久喜市では400人)  こうしたことを長年積み重ね、一定程度前進した上に立ち
  第2段階として、大会と組織(中体連)の検討に入っていくという、2段階を取るのが現実的だと考えます。、
   スポーツ環境の整備、スポーツ団体の対応、最終的には関連制度全ての見直しということは、こうしたことを着実に
  積み重ね、一定程度の定着を見てからのことと考えます・

 
◎ 今後の市内各地での体育祭の運営について
   いわゆる市内各地区の「市民体育祭」についての質問がありました。旧久喜市の体育祭は100%「公民館事業」
  です。他3町の市民体育祭について実態を良く知りません。質問「中項目」に「体育祭の運営を担当する公民館事業
  推進室の体制を強化すべき」とありましたので、一応公民館事業と位置付けられているのでしようか。ただ公民館の
  活動実際が旧久喜市と他3町とでは大部違います。久喜市では「5館構想」に基づき、地域特性に応じた活動が
  そこにはありました。これに対し鷲宮と菖蒲は各1、栗橋はゼロで合併に際し、かろうじて1つをスタートさせたという
  程度です。私は栗橋のそれには「スポ少の対抗リレー」があるため、毎年表彰にお伺いしていますが、実態は完全に
  実行委形式です。他もその程度かなと推察しています。旧久喜地区だけは公民館職員・運営委員に、地区のスポーツ
  推進委員、各地区小学校のスポ少・PTAに区長さんが加わって、実行委を形成しつつも公民館が主体の事業として
  ありました。西(清久)公民館のそれは、清久小学校の「運動会」と一緒に行うという、学社融合の先進的形をも示して
  いました。特に我が中央地区体育祭は歴史も古く、大勢の参加者を見、各町内のテントがぐるり校庭を埋めつくし
  そこが市民の健康・親睦・コミュニティ形成の場として、素晴らしい雰囲気を持ったものとしてありました。
   その「公民館」が廃止され、「コミュニティセンター」に変りました。私はこのことに大反対し、全身の怒りをこめて
  いろんな場所で反対の論を張りましたが、一市民、何の力にもなりませんでした。
   今回の市民体育祭は混乱の連続でした。公民館は教育委員会の所管ですが、コミセンは「市民部」です。市民部の
  職員がそこにいます。市民体育祭については何もわからないのか、解かろうとしないのか何も答えられません。
  結局半日開催、対抗競技なしとなったそうです。しかもこの決定がどの段階で、誰によりなされたのか一向に解から
  ないそうです。市民の学びとか、自治とかを離れるとそうなってしまうのです。質問者は熱心にいろいろ提案してい
  ました。ですが今後の「市民体育祭」がどうなっていくかは一向にわかりません。でもだんだ寂しいものになっていく、
  住民の自主的活動はどんどん下火になっていく、私にはそんな気がしてなりません。

     今年もお盆を迎えています   8/14(月)    

  
 今日は8月14日お盆の真っただ中にあります。お盆はお正月と並んで、日本の国民の一大行事ですが
   祖先の霊を祀る行事
、日本の祖霊信仰と仏教とが融合したものとされ、旧暦の7月15日中心から、新暦
  では8月15日中心となりました。
   私の父は宇都宮市の出です。子供の頃父に連れられ宇都宮の菩提寺に盆参りに行ったこともありましたが、
  多くは自宅の庭で迎え火・送り火を焚くのが常でした。その父は丁稚奉公・小僧から独立、荒川区は尾久の駅
  近くに300坪の土地で工場を営んでいました。それを20年3月の大空襲で失い、命からがら親戚の縁で久喜に
  逃げてきたのです。その後現在の地で工場を営んだのですが、『ここではうだつが上がらない、東京へ戻りたい』
  が口癖でした。晩年やっとあきらめて、その証拠に市内に墓所を定めました。我が菩提寺の光明寺です。その
  父はお墓を買ってほぼ半年後に交通事故で急逝しました。私が大学を終えた年でした。以来お盆は我家にとって
  大きな行事となりました。そして新久喜市が誕生した年の秋、母が97歳の天寿を全うしています。

   久喜ではお盆は13・14・15が通例です。私のお盆の普通の活動は、12日夕方涼しくなってからの墓なぎ
  13日午前中なるたけ涼しいうちに盆迎え、15日薄暗くなってからの盆送りというもの、さらに翌16日にこの
  日までという加須の女房の実家の盆送りにさんかするというものです。
   そしてこの盆迎えから盆送りの間14日を中心に、少ないですが親戚・そして友人・知人宅で新盆のお宅への
  線香あげというものです。今年も全くその通り、いつもと違っていた点は女房の体調が悪く、14・15と病院通い
  したことと、新盆の家が多かったことです。とにかく数少ない親戚だけで義姉をふくめ3家ありました。
   それと私自身が80の誕生日を迎えたことお知らせしてあります。ここ1年ほどめっきり訃報の知らせが多く
  なっています。同級生のそれもいくつかあり、本当にヤーですね、というところですね。 
   いつまでも元気でいたい、といつもより痛切に思った今年のお盆でした。しかしこれは仕方のないところ、とにかく
  1日1日をしっかり生きていこうと改めて感じ、それを両親の霊に願った今年のお盆でした。

    ● 埼玉県知事選 大野もとひろ氏再選  8/7(月)

   本ページ7/21日付でお知らせしてあるように、埼玉県知事選挙が7月20日告示、8月6日投開票の日程で
  行われました。前回は「自民・公明」が候補者を擁立、両民主党が推す大野現知事とそれなりに激しい選挙戦を
  展開しました。今回はコロナ対策等で示された大野現知事の行政手腕が多方面で評価され、自民・公明に加え
  「維新」も大野知事を支持、相乗りの選挙となりました、前回大野知事を自主支援、当初候補者を出さないと
  された「共産党」は、「反自民」の視点から候補種を擁立しました。
   大野現知事は5党の支援のほかに、多くの団体の推薦を受け、盤石の体制を築いていました。
     
 当選  大野もとひろ(無所属・現)  1、107、259
           柴岡 ゆうま(共産・新)      176、624
           大沢 としお(無所属・新)     91、423
   結果大野現知事が圧倒的な勝利を収めたことになります。なお投票率は県知事選過去最低の23・76%でした。
  猛暑と勝敗が決まっている選挙と相まって低投票率が予想されていました。中には前代未聞の10%台を予想する
  人もいたわけで、まあ仕方ない数字といえます。
   問題はこれからです。深刻化する少子高齢社会への対応・大型災害への対策等が問われると思います。
  いずれにせよ議会では圧倒的多数の与党の中となります。おごることなく社会の末端にまで目の届く、暖かい県政の
  執行をお願いしました。

    令和5年度・天王様提燈祭り打ち上げ会  8/5(土) 三高サロン

  4年ぶりの正式開催だった令和5年度の久喜天王様・提燈祭りも無事終了しました。
 本当にうだるような暑さの中でしたが、その反省会の意味を兼ねた「打ち上げ会」が
 5日、「三高サロン」で開催されました。「会」には「祭典委員会」を構成する各保存会
 役員のほか、来賓、「清久会」を含む大勢の関係者が出席、熱気に包まれました。
  祭典委員会会長の主催者挨拶の後、市長・議長・衆議院議員、県会議員等多くの
 来賓の祝辞をいただきした。そうした祝辞ではありませんが、私も挨拶を申し述べる
 機会を頂きました。

  『4年ぶりの正式開催であり、かつ猛暑の中でした本年度の天王様・提燈まつりも、無事執行することが出来ました。
 それぞれの皆様のそれぞれにお寄せいただいたご協力に心より御礼申し上げます。さて市の教育行政を貫く考えに
 (継承の中の創造)なる言葉があります。旧き良き伝統はしっかり受け継ぎ、その上に立ってより良き新しきものを創造
 していく、こんな意味かと思います。今・正に提燈祭りはこうした状況にあります。各保存会は益々その状況を厳しい
 ものとしています。昭和23年に発足した「祭典委員会」はほぼそのままの組織形態にあります。一方で市と市民の皆様
 の祭りに寄せる多方面での期待は益々増しています。私たちは良きものはしっかり受け継ぎ、時代に即応した新しき
 ものを創ってい、天王様をよりよきものとして変えていく、そんな活動に取り組んでまいりましょう。その努力を皆様に
 お願いし挨拶といたします。』こう挨拶させていただきました。
  その後は全員お祭りり好き同士、お互いに祭り談議に興じつつ楽しい時間を過ごしました。来年、そしてそれ以降
 より楽しい祭りができるよう変らぬ努力を続けてまいります。


        引き続き「久喜市アラカルトのページ」故障中です。しばらくこのページで報告します。  
     町内会役員会・市民体育祭  7/25(火)  久喜小

   熊谷市では39度1分を記録しました。本当に猛暑が続いています。そんな暑い盛のそのまた午後2時からという
  最も暑い時間に「町内役員会」、終了後午後3時から久喜小「地区PTAの役員」を加えて、市民体育指に関する
  「打ち合わせ会」を行いました。暑い盛りですがこの時期に、8月の「道路愛護月間運動」、9月に入ってスグの
  市の「防災訓練」参加をはじめとする秋の町内会の行事について、またそうした中で最大のものであり、PTAの
  お母さん方に協力をお願いする、「市民体育祭」について話し合うのは通例のことです。改めて報告するものはない
  のですが、今回特別のことが2つありました。1つはタイトルの日にちの次に「久喜小」とあるように、町内会役員会の
  会場が「久喜小」だったこと、そしてもう1つは久しぶりに開催される「市民体育祭」についてです。
   ご承知のように久喜小は我が町内にあります。「本二祭典保存会」の山車蔵も、自主防災組織の「防災倉庫」
  も久喜小裏庭をお借りしています。町内会側は「道路愛護月間」や「ごみゼロ運動」等に当たり、久喜小周辺道路の
  清掃、除草、生垣の剪定を必ず行っています。正に相互に良い関係にあるといえます。そしてです。我が町会は
  自前の集会場を持っていません。公共施設を 「予約システム」に則って借りる不便さについてはご承知の通りです。
  「久喜小のどこかをお貸しいただければ」、というのは私たちの長い希望でした。今回初めて校長先生のご理解を
  頂き、それが実現したことになります。長いこと間に立ってきた私としては深い喜びでした。今後こうした形で
  (ウイークディ・昼間)拝借・使用する実績を積み重ねていきたいと考えます。改めて久喜小に感謝致します。

   次はいわゆる「市民体育祭」の問題です。特に「中央地区」のそれは今年で69回を数える伝統ある行事です。
  私の小学校3・4年生の頃から始まったのですが、「町内対抗仮装コンクール」等あり、それはそれは盛り上がって
  いました。その後主催は一貫して「中央公民館」でしたが、実行委員会形式を組み込む等変化してきました。
  私も長い期間「体育指導委員(当時)として1日汗を流した思い出があります。とにかくこの70年間、老若男女
  誰もが参加できる町内会の最大の行事としてあったことは疑えません。
   今年特に2つのことで注目していました。一つはコロナの関係で4年ぶりの開催となること、一つは久喜市の
  方針で「公民館」がなくなり、「コミュニテイセンター(コミセン)」となって初めての開催ということです。「コロナ」の
  方はどこでも同じです。問題なのはもう一つの方です。私は何度も言ってきました。「公民館法」に規定され
  「学びの施設」としての公民館をなくし、単なる集会施設としての「コミセン」に改めることは、絶対反対です。
  「公民館」を否定することは、市民の学びを否定することです。市民の学びを否定することは「市民自治と政治
  参加」を否定することです。何が「協働の町」ですか!。改めて市とこれに安易に従った「教育委員会」に抗議する
  ものです。
   そして「体育祭」です。日にちは11月3日の「文化の日」、これは変わりありません。プログラムです。何と
  半日ですべて終了するよう7つだけ、もちろん町内対抗種目は一切ありません。確かに対抗種目は選手を
  選出する苦労があります。でもそうした苦労を乗り越えて、あの一体感が生まれるのです。マアでもプログラム
  の方はまだ良しとしましょう。訳がわからないのはプログラムに記載されている文言です。主催・「久喜市教育
  委員会 久喜市生涯学習課」とあります。一体これは何なのですか?。 市内の公民館はすべて廃止されて
  コミセンになったのではないですか。いったいこれはコミセンの事業ではないのですか、それとも将来はこれを
  廃止することを考えてあえて教育委員会主催としたのですか。コミセンの市の所管は「市民部―市民生活課」
  のはずです。どうしてこうなっているのか全く分かりません。そして今まで「半日開催としたこと」、「対抗種目を
  止め、こうしたプログラムになったこと」の説明、さらにどこでどのメンバーでこれを決定したのかの説明は
  一切ないそうです。
   とにかく全てにいいからかんなのです。こうしたことはまことに安易に公民館をなくしたことの延長線上なの
  です。暑いさなかに会議を開き、PTAのお母さん方にまで参加を頂き、何をいくつ作るなんて話し合うことが
  馬鹿らしくなります。そんな怒りすら覚えた久喜小を会場とする初めての町内会役員会でした。
 

     陸奥秘湯巡り 3日目 6/29(木) 鳴子・鬼首温泉


 仙台駅―レンタカー― 古川市 ― 東鳴子温泉、黒湯
 温泉「高友旅館」 ― 鬼首温泉・「峯雲閣 ― 鳴子温泉
 「とどろき旅館」 ― レンタカー・仙台 ― 東北新幹線
 大宮―久喜(帰宅)」」 









   
当初3日目をどこにするか大部迷いました。結局S氏が発見した滝そのものが源泉、滝つぼそのものが湯舟という
  
「鬼首」の温泉を中心に「鳴子」と組み合わせることとしました。宮城のササニシキ「一目ぼれ」の中心生産地の
  「古川」を経て、まず東鳴子温泉「高友旅館」に入りました。 ―上・左― 露天風呂はなくこうした浴槽が2つほど
  あります。もっと黒い温泉を塩原の奥に知っていますが、こは大変印象に残った温泉でした。旅館の建物全てに
  温泉の成分がへばりついている感じ、よくわかりませんが、とにかく猛烈に効能のある温泉という感じでした。 
   次が楽しみにしていた「鬼首温泉」の「峯雲閣」です。「鬼首」とは征夷大将軍・「坂の上の田村麻呂」が、「鬼」と
  恐れられた敵将との戦いに勝ち、その首をはねたところからきているそうです。ここの「峯雲閣旅館」は前記した
  通り、滝が源泉、滝つぼが湯舟という露天風呂を持ち、近年急激に人気を高めています。それだけに写真は
  厳禁、玄関でカメラ・スマホ類は預けての入湯です
。―下4枚は全て「峯雲閣」です。― これは実写では無く、
  全て
インターネット上の写真を写したものです。―下・左2枚― のように内プロの奥に渓流沿いに露天風呂
  があります。滝と滝つぼが見えますがもそれが源泉であり、湯船なのです。 
―下・右の2枚―  滝直下は
  大部深く、私は近寄りませんでした。前日久喜もそうでしたが大雨が降りました。「ために35度位では」が
  前日の問い合わせの答えでしたが、どっこい40度はあったと思います。とにかく猛烈に気分の良い露天風呂
  でした。充分な時間楽しませてもらいました。もう少し東京に近ければ大フィバーとなるでしょう。
   最後に「鳴子」に戻り「とどろき旅館」に入りました。鳴子の中心部を通ったのは初めて、コケシで有名な所
  ですが決行立派な旅館が立ち並んでいました。「とどろき旅館」はこの辺では普通ですが、結構大きな露天
  風呂が気持ちよいものでした。
―上・右―
   その後レンタカーにて仙台に戻り、仙台で「タン」と並んで最近人気の出ている「立ち食い寿司(全品注文)」を
  食べ、新幹線の人となりました。

   あこがれの霊場に詣で、ひなびた温泉に入り、「ホタテ・レーメン・タン」と旨い名物を食べる、充分満足の
  行く旅行でした。完璧なプラニングを立ててくれたО氏、全行程ハンドルを握り、加えて老人の体と心の介護を
  してくれたS氏、心より感謝します。こうしてこんな楽しい秘湯巡りができるのも貴君たちのおかげです。来年も
  またこうしたことが出来るかわかりません。超低年金受給者にして、末期高齢者、老い先身近い身です。
  来年は今年に加えて、経費・費用まで面倒見ていただければこれに勝る喜びはありません。、

     ● 陸奥秘湯巡り 2日目 6/28(水)  乳頭温泉郷

 
   盛岡駅―秋田新幹線―田沢湖駅―鶴の湯温泉―黒湯温泉―妙の湯温泉―蟹場温泉
      ―田沢湖駅―新幹線―仙台・ホテル泊 














 
  盛岡は何度来てもよい街です。啄木の「思い出の山・思い出の川」に見送られ秋田新幹線に乗り込みました。
  
田沢湖駅で下車、レンタルカーを借ります。ここには日本スポ協の「研修センター」があり、昭和55年育成員の
  資格を取りました。その後更新でも何度か来ており思い出深い所です。
   さて秋田・岩手県堺に岩手県側からは「烏帽子岳」と呼ばれる1476mの「乳頭山」があります。この「乳頭山」
  の山麓、ブナの原生林に抱かれそれぞれに豊富な源泉をもち、秘湯マニア憧れの温泉郷があります。「鶴の湯・
  黒湯・妙の湯・大釜・蟹場・孫六」の六つを指します。(最近では国民休暇村を加え7つと呼ぶこともあります。)
 
  今日の目標はこれを全部、無理なら可能な限りというものです。まず乳頭で1番古く、かつ人気のある「鶴の湯」
  ―上・左― は予約不可能といわれるほど人気のある宿の1部、私としてはチヨットごめんこうむりたいという感じ
  です。
―上・左2―が鶴の湯の露天風呂、立ちより湯客にも猛烈な人気があります。
   ―上・右2― は「黒湯温泉」、乳頭で1番億にあり、ここから乳頭山への登山道が伸びています。小さいけれど
  渓谷沿いの露天風呂が気持ち良かったです。
  
―上・右―は「妙の湯」です。ここは1番都会的・近代的雰囲気を持っています。それだけに家族客等が多く
  写真撮影は無理でした。写真は内風呂、この奥に露天風呂がありますがやっとこの1枚だけ撮れました。、
   楽しみにしていた「孫六」が今日休みでダメとなりました。残念でした。残りは「大釜」と「蟹場」、「大釜」は
  廃校となった木造校舎を利用しています。こうしたものはいくつか経験しており「蟹場」としました。旅館から
  離れて渓流沿いにある露天風呂が心地よかったです。
―下・左― 結局6つ中4つの風呂で時間切れ、
  帰路につきました。
   途中いつも遠くから見るだけの田沢湖の湖岸に寄ってみました。
―下・中― 田沢湖は大きさは19位
  ですが、423・4mの深さは日本一の淡水湖です。田沢湖駅で車を返し、秋田新幹線経由で「仙台」に2泊目
  
の宿を撮りました。夕食には此処ならこれ、と「タン」を食しました。「名物に旨いものあり」という感じでした。
 
 ―下・左―

     埼玉県知事選スタート  7/21(金)

   埼玉県知事選挙は昨日(20日)告示され、8月6日(日)を投開票日とする日程でスタートしました。
  正に猛暑の中の選挙戦となります。4年前の前回、引退した上田前知事が推す「大野元裕」現知事と、
  自民党系が推した「青島健太」現維新の会国会議員が激しく争い、大野氏が勝利したことはまだ記憶
  に新しいものがあります。
   この間の4年間は特にコロナとの戦いの4年間でした。この時の大野知事の行政手腕が評価され、
  今回は県内の「自民党・公明党・維新の会」も大野氏を支持、ほぼ全組織相乗りという形で現知事の
  支援体制が組まれています。ただ前回大野氏を支持、今回の出方が注目されていた共産党が直前
  になり、県委員会書記長の「柴岡祐真」の立候補を決定しました。もう1人の「大沢敏雄」を加え
  3人での争いとなりました。共産党は「自民党と一体化する県政を許すわけには行かない」を出馬の
  理由としています。主張する「立民」その他との「選挙協力(国)」が進展していない共産党にとって
  苦しいところです。このページ6/18日付で報告しているように、久喜市は実質的に「大野元裕総決起
  集会」とでもいうべき、「明日の埼玉を語る会」を開催しています。その会の発起人の1人であった私は
  組織化にもわずかですが協力しました。そうした立場からも今回「大野現知事」を支持・支援したいと
  考えます。
   大野現知事の行政能力には高い評価を与えることができます。執行と議会は地方自治の両輪ですが
  べったりもいけなければ、争うだけというのも問題があります。少子高齢社会が進む中、ぜひ持続的な
  郷土埼玉の発展を図って頂きたいと考えます。
   とにかく記録的な猛暑の中での選挙戦となります。お三方とも健康に留意され頑張ってください。
   それに私たちは何としても投票場には足を運びましょう。

  令和5年・天王様・久喜提燈祭り最終日  7/18(火)
     一度直ったかに見えた「アラカルトのページ」再び故障中、このページにて報告します。




















  とにかく16・17・18と連続して地獄のあつさでした。連続熱中症警戒アラートが発令されました。とにかく熊谷で
 38度何分、前橋で39度何分というのですからどうにもなりません。その代わりこの日はいつもついて回る雷雨には
 全く影響を受けませんでした。それでよしとしましょう。
  祭りはいつものように「御仮屋」前での「神事」から始まりました。今日は「東1」が加わり7台、全て人形山車です
 
―上・左―12日にはなかったテントを用意、暑さ対策もばっちりでした。―上・右―はその時「中町山車保存会」に
 いた久喜小PTA会長H女史とのツーショットです。今「業平」と久喜小「小町」の美男美女コンビと言おうか、実際は
 単なる祭り好きの2人です。そのあと久喜駅まで連動、全町そろっての記念写真を撮りました。
―上・左2― 
  3年~4年に1度撮っています。しばらく本部テントにいたのですが、とにかく猛烈な暑さです。この1番熱い盛に、
 鷲宮地区の囃子保存会の若者が、同地区の祭り囃子を披露してくれました。ほぼ同じながら微妙に違います。これ
 からはこうした交流も大切ですね。ありがとうございました。休息と夕食を取りに自宅へ帰りました。どこの保存会も
 暑さに参り、人形山車運行を早めにやめ、提燈山車への準備を始めていました。
―上・右2―  家へ戻ったら県南
 S市に住む孫が来ていました。ジイジに似て祭り大好き人間、子供の頃は毎年毎年山車から離れませんでした。
 成長するにつれ、スポ少、部活と来なくなりましたが、久しぶりに山車を引きたいとのことです。慌てて私の本二祭典
 保存会の法被を引っ張り出しました。駅集合まで充分楽しんだようです。
  6時過ぎ本部へ戻りました。提燈祭り通りは大変な人込み、駅からも見物客がゾロゾロ降りてきます。去年は
 規模を縮小しての開催でしたが。祝日(海の日)だったため今日より多かった気がします。やはり祭りは休日開催に
 すべきかななんて思います
。―下・左― 闇に包まれ少し涼しくなりました。8時過ぎいよいよ提燈山車が駅前
 ロータリーに入ってきます。今日は「東1」と「清久会」が参加、計8台です。全山車がロータリーを埋めると、さあ
 ぶつけ合い、急接近によるもみ合いです
。―下・右3枚― 舞台の上から見ながらアァ10年前まではあの真っ只中
 にいたんだなとおもい、山車の真下で感じるローソクの炎の揺らめきと焦げるにおいとを思い出し、身震いしました。
 ああ提燈祭りは良いなというところです。来賓・役員挨拶、手打ちと滞りなく進んでお開きとなりました。私はマイク
 をもって「4年ぶりの提燈祭りは本当に良かったです。良きものはしっかり受け継ぎ、新しき改革を加え、来年は
 もっと良い祭りを楽しみましょう」 とあいさつしました。

    
  陸奥秘湯巡り1日目  南部恐山  6月27日(火)















  
 私がサッカークラブ以来の古き良き友人S・О両氏と(と言っても齢は大部若いですが)、折に触れ露天風呂巡りをして
  いる事はこのページでいつも報告しています。関東および周辺は主要なところはすべてやりました。そしてついに昨夏は
  八甲田・八幡平・夏油と本当に楽しい数日を過ごしました。その時来年は「恐山」に行こうと話し合ったのです。G・Wを
  過ぎて「計画を」と言ったのですが、急に女房の体調が悪化しました。「キャンセル」と詫びたのですが、何とその女房と
  1番怖い娘から「二十歳過ぎから思った通りやってきた。今までの生活行動を変えずに行け」と言われました。亭主と
  父に対する愛情の発露、否 初めから当てにしていない、どちらかわかりませんがキャンセルをキャンセルし、決行と
  相成った次第です。仕事で、最終的には体調で参加できなかったО氏は、それでもいつものように完璧なプラニングを
  立ててくれました・S氏はいつものように全行程の運転+老人介護をしてもらいました。この歳でこうして旅が楽しめる
  のも全て2人のおかげです。ありがとうございます。

  
 1日目(27日・火)  新幹線・仙台→八戸下車、レンタカー・六ケ所村→野辺地→むつ市→恐山、参拝
     入浴→八戸(ホタテ食す)・新幹線→盛岡、ホテル泊
   
いつものようにJ「R東日本・大人の休日クラブ」の切符を使ってのものです。使える日にちは限りがありますが、売店で
  ジュース1本買うにせよ値引きしてくれるという大変お得な切符です。さて八戸駅から北上、六ケ所村―野辺地町・むつ
  と走りました。新エネルギーの町「六ケ所村」は会派視察で1度来ています。ここは「やなせの風」を利用、風力発電も
  行っていますが、何百だかわかりませんがほぼ止まっていました。野辺地町は「本田静六」氏との関係で久喜市の姉妹
  都市、3度来ていますが大部外れて走っていますので、見慣れた風景はありませんでした。
   さて恐山です。今から約1200年前「慈覚大師」によって開かれた霊場です。
―上・中の2枚― 火山ガスの噴出する
  がれきの一体を地獄に、「宇曾利湖」の白浜を
―下・右2― 極楽になぞり、祈りと信仰の場として伝えられてきました。
   参道を進みます。「総門」、「山門」
―上・左―と立派な門が出迎えてくれます。その奥に小柄な「本堂」がありました。
  本堂の奥に前記した「がれき帯」が広がります。随所にガスが噴出しています。全部歩くとたっぷり2時間はかかるそう
  です。私たちは2~30分ほど歩きました。いたるところに「東日本大震災慰霊塔」や「慈覚大師堂」等有り、そうした
  全部に極彩食の手作り風車が奉納され、風に吹かれてからからと鳴っていました。
―上・右 下・左― 私たちがよく
  写真その他で目にする「恐山」を代表する風景です。「恐山温泉」に入りました。男女各1・混浴1の掘っ立て小屋が
  建っています。壁に「長湯禁止」の張り紙がありました。やはりガスが強いのでしょうか。
―下・左2―
   私の長男は盛岡・花巻・秋田と10年勲務していました。東北地方のお祭り、代表的名所旧跡は皆行っています。
  20年ほど前「恐山」を尋ねたとき、荒涼感、寂寥感に包まれ震えが来たと言っていました。今回さすがにそれまでは
  ありませんでした。20年というときの流れが、「恐山」にも俗化・観光化をもたらしているのでしょうか。でもです。
   「入りたい秘湯ベストテン」があるように、私には「詣でたい神社仏閣ベストテン」もあります。半分は京・奈良ですが
  残りの筆頭に「国東半島の摩崖仏」とならんで、「恐山」があります。荒涼たる岩肌とからから回る風車を見ただけでも
  充分満足できた「恐山詣で」でした。
   後はできれば「薬研温泉」、さらに言えば広い露天風呂を持つ「奥薬研温泉」にまで足を伸ばしたかったのですか
  何せ「恐山」は遠いです。八戸間270K程あります。時間の制約で断念し、八戸へに戻りました。せっかく下北へ
  来たのだから「ホタテ」を食べたいと思いました。野辺地で食べた味が忘れられないのです。結局八戸の魚市場・
  「八食センター」で食べることができました。
―下・右― やはり本場産は美味かったです。新幹線で盛岡まで上り
  ここに宿を取りました。夕食にはこれまた名物、焼肉とレーメンを堪能しました。これも美味でした。

       ●  
猛暑の天王様・提燈祭り初日   7/12(水)
  

       ● 
なんと! 80歳の誕生日を迎えました 7/8土(土)

       ●  
提燈祭りについて話しました  6/23(金) ・ 7/7(金)  太田小。久喜東小

       ●  
天王様・提燈祭り囃子発表会  7/2(日)   久喜駅西口ロータリー

       ●  
5年度天王様・提燈祭り全体会  6/30(金)  商工会館

       ●  
本一・清久提燈山車の競演   6/25(土)  アリオ

       ●  
新一祭典保存会山車完成お披露目式  6/18(土) 三高サロン

       ● 
 本二町内会活動。無意見交換会  6/10(金)  Mロッジ

       ●  
市民まつり  監査と理事会 6/6(火)  久喜商工会館

       ● 
二番街商店会 総会旅行    5/29(月)  都内各地

       ●
 ゴミゼロ運動参加町内会活動  5/28(日) 
 久喜小周辺

      令和5年度度6月定例会 一般質問から  6/25(日)

   今久喜市議会では「6月定例会」が開催されています。16(金)・19(月)・21(水)・22(木)と一般質問が行われ
  ました。私は議員辞任後もこの一般質問をインターネットで膨張し、コメントを記すのを常としてきました。しかしこの
  1年それが大部億劫になってしまいました。やはり1年前関わった市長選の総括がいまだ出来ていないことが
  尾を引いているのだと思います。議員諸兄姉が一生懸命質問しているのに、あれこれ言うのはやめようという
  所です。でも今議会自分が今も関わっており、かつ大変興味を持った質問がありましたので感想を綴ってみます。

   1つは放課後子供教室・「ゆうゆうプラザ」に関するものです。質問者も熱心にこの活動に参加しています。
  そうした立場から一般的に、活動家の負担増、高齢化による数的不足、必要物品購入に当たっての不便さ、
  等々について質問していました。全ての実施校での共通の課題、比較的運営がスムーズに行っている我が
  「くきっ子」他でも例外ではありません。しかし特効薬などあろうはずもなく、ずっーとついて回るでしょう。パトス
  とロゴスを統一させながら、絶えず取り組んでいく課題となるでしょう。
   ただ1つだけ首をかしげる質問がありました。平日講座1に対し、3500円の謝金が支払われているとし、その
  根拠等を問う質問でした。各「ゆうゆう」の実施校は土曜日だけ、週1日の所もありますが、もう1日平日に
  実施している学校もあります。これを平日講座と呼ぶわけです。例えば「くきっ子」は今年、いつもより少ない8教室
  11日間実施します。もし質問の通りなら30万8000円も の謝金を頂くことになります。そんなことはありません。
  「何だろう」と一生懸命考えて、これかなと思い当たるものがありました。これは文科省・国の事業ですが、文科省
  県・久喜市の3者で3分の1ずつ補助金を負担ています。大まかなワク組を文科省が作りますが、もうだいぶ前
  平日講座に対し、安全と学習担当者、それにコーディネーター5人位に時給700円程度の謝金を出しては、と
  提示したことがありました。おそらく言われているのはこのことと思います。しかし安全は担当だけでなく、皆で
  行っていますし、1番大変な実施委員長になくて「コーディネーター」にというのも不思議な話です。補助金は
  総額も内容も変動します。各実施校でプールして活動資金に回したり、他に有効に使ったという例もあるそうです。
  いずれにせよ「ゆうゆう」はボランティア、特定の人・平日の1講座につき謝金が出るというものではありません。

   もう1つは頻発する市内公共施設の不備・故障についてです。とにかく最近マスコミに久喜市の名前が登場
  するのはこの種のものばかり、全くもうイヤになります。まず市役所本庁舎のトイレ、もう長くなります。本庁舎へ
  行き、前と左横の「仮設」を見るたび不愉快な感情に襲われます。次に久喜駅西口ペデストリアンデッキ、130K
  ものコンクリートが剥がれ落ちたのです。重大事故につながりかねない問題でした。
   次にもうだいぶ前から言われている久喜中・久喜東中・本町小等の校舎の問題、外壁がはがれて落下した、
  雨漏りがひどく、天井にはビニールシート、廊下にはバケツ、壁にはカビという状態。他には「中央コミセン」、
  「ハナミズキ会館」、「アミーゴ」、「クリム」・「エンゼル公園」他のエアコンやトイレ、大型遊具の故障、枚挙に
  いとまがありません。多くは施設・器具の老朽化が原因、だから現行政だけを攻める考えはありません。
  しかし質問者が言っていたように「修繕費の大幅な削減」があるのなら問題です。市民のほとんどが否定的な
  フルマラソンにお金をかけるくらいなら、市民の安全、子どもたちのよりよい環境づくりに使うべきです。

   最期の1つがいわゆる「フルマラソン大会」です。久喜市は「マラソン大会」を開催しています。3月、雨の中
  開催された「ハーフ」を中心とした大会です。私はこの大会の「副実行委員長」としてずっーと関わってきました。
   第1回大会の前には実行委員長・行政担当者と親しかったことから、コースづくりに連日頑張ったことを
  思い出します。その「久喜マラソン大会」のあらゆる場で、「フルマラソン大会」に関して話し合ったことは一度も
  ありません。仮に「フルマラソン大会」を組織した場合、今までの「久喜マラソン大会」はどうなるのですか。
  辞めてしまうのですか、続けるのですか。辞めるのは大反対です。私は従来のこの大会の充実化を図って
  いくべきと考えています。続けるとしたら1年で2つの大会を持つこととなります。市民生活に大きな影響を与え
  ボランティアの方々の大きな負担を考えるなら不可能といえます。私は行政がどうして「フルマラソン大会」に
  固執するのか全く理解できません。コースの情報公開を求めたら黒塗りの書面を見せられたと質問者は
  言っていました。2つ案があって1つは菖蒲の「見沼代用水」を走るといわれています。私はスポ少のロード
  レース大会で此処を使うので良く知っています。スポ少のロードレースだから可能なのです。何千人も
  走ったら落っこっちゃいます。参加者は最低でも5000人くらいと想定していたからです。来年2月再開予定の
  「さいたまシティマラソン」は2万人を予定しています。何と久喜市は1000人だとのことです。これにはびっくり  
  しました。初めから魅力のない大会への参加者は少ないと考えているのでしょうか。
  繰り返しますが「フルマラソン大会」を開催する必要など何もありません。今までの「ハーフ」を中心とする
  「久喜マラソン大会」の充実を推し進めてください。市民の間で「不マラソン大会賛成」の声を聞いたことが
  ありません、ということを最後に付け加えておきます。

  埼玉県と久喜市の未来を語る会 6/18(日) 久喜総合文化会館大ホール








   18日・「久喜市総合文化会館」大ホールにおいて、大野埼玉県知事をお迎えし、「埼玉県と久喜市の未来を語る会」が
  開会されました。ご承知のように今夏8月に埼玉県知事選が行われます。前回自民党系が支援した「青島健太」氏に
  勝ち当選した大野知事は、コロナ下の県政をその優れた行政手腕を発揮し、見事に乗り切られました。この実績が
  評価され、今度の知事選は自民党他も大野知事を支援、実質信任選挙となります。時間的には久喜市での大野知事
  総決起集会というべきものですが、表向きにはそうした政治性はさておき、大野知事に埼玉県の未来について語って
  もらい、県との一体感の強化を図るものです。すでに市内28団体代表を網羅する「発揮人会」が組織されていること、
  私もその発揮人の1人として組織化に当たってきたことは、このページで報告してあります。問題は参加者数でした。
   大ホールの席数は1218です。これを埋めるのはちょっと無理、と言って半分以下では失礼というところでした。結果
  7~800というところ、ちょうど良い数字でした。
   会はU県議の開会の言葉で始まり ―左―、 発揮人会を代表して田中前市長が挨拶しました ―左2― 割れる
  ような拍手を受けて大野知事が登壇、知事の前で梅田市長が、約10分の市政報告をされました。 
―右2―
   『久喜市も少子化・高齢化・人口減のさなかにある。合併時15・7万の人口は今15・1万人に減ってしまった。令和
  4年、出生数はわずか約800人、晩婚化と30・40歳代男性の40%が未婚というのが大きい。世帯数は増えている、
  子育て支援に努め、自然減を少なくしていきたい。』とされ、さらに現在久喜市が取り組んでいる事業として、『① 
  久喜駅西口と東口の整備、② 理科大跡地への看護学校の招致、③ 菖蒲地区に道の駅 ④ 新ごみ処理施設と
  公園の建設、⑤ 栗橋南駅前の街づくり ⑥ 栗橋高柳地区に工業団地 ⑦ 桜田地区に商業・複合施設  ⑧ 鷲宮
  地区河津サクラの整備 ⑨久喜吉羽地区の開発』等の事業を紹介しました。こうした事業を「オールくき」で取り組み
  未来につなげていきたいとされました。
   いよいよ「日本一暮らしやすい埼玉の実現」と題する大野知事の講演です。知事は着任早々の「豚熱」に始まり
  令和元年10月の「東日本台風」、その後の長きに渡った「コロナ」、さらに「鳥インフル」のと自分の1期4年間は
  災害との戦いだったとされ、それに対応し「埼玉版FEMA」(アメリカの災害対策政府機関)をもって、強固な災害対策を
  実施してきたと話されました。さらに「あらゆる人が生き生きと活躍出来る居場所と社会を」、「もっと暮らしやすい
  埼玉へ」を掲げ、① 女性活躍、男女共同参画の推進、② 埼玉版SDGsの推進、③ 行財政改革、④DX(デジタル
  トランスフォーメーション)の推進を掲げ、最後に久喜市も参加している県と市町一体での新たなまちづくり、
  コンパクト・スマート・レジリエントの3つの要素を兼ね備えた⑤ 埼玉スーパー・シティプロジェクトの推進 について
  述べておられました。忙しい知事の、そのまた忙しい時期ですので、最初から30分程度とされていました。でも
  この辺はもう少しゆっくり聞きたいなという感を持ちました。 
―右―
  最後に来賓代表で三林衆議院議員、閉会の子渡場をI県議会議員が述べました。お二人とも8月の県知事選での
  大野知事への支援を呼びかけるという本音の部分の話をされていました。
  とにかくそれなりの参加者をみて、まずは成功した集会でした。
 

  久喜市議会の新議長選出に伴う新たな会派構成 5/26(金)

 
 久喜市議会は下段で報告してあるように、現職議長であった柿沼繁男氏が去る11日逝去
 されました。議長不在を受け通年議会である久喜市議会は、15日招集議会を開き上条新議長を
 選出しました。定員27名、欠員1(故柿沼氏)の26名中上条氏は19票を獲得とています。これは
 旧「みらいの会」9+公明党5+あさかぜ2+新しい風3の合計です。反対票は7ですが、これは
 共産3、+市民の政治を進める会3(従来の2から新たに田村氏が加わる)、そしてこの時点では
 ただ1人の無会派・宮崎となります。これが議長選挙時の状況でしたが、その後わずかな時間で
 新たな会派構成が再確立されています。少なくともしばらくはこのままで行くものと思われます。

       ★ 令和4年度までの会派構成
  みらいの会・10名   公明党議員団・5名   新しい風・4名   共産党議員団・3名
   市民の政治を進める会・2名   あさかぜ・2名   無会派・1(田村)

   
    ★ これからの会派構成
  みらいの会・12名  今までの会員から故柿沼氏減の9名、新規参加者  新しい風の春山、あさかぜの園部・成田  
  公明党議員団・5名、共産党議員団・3名  共に変わりません。
  市民の政治を進める会・3名 田村氏が加わりました。
  無会派  貴志・宮崎・瀬田  3人とも新しい風のメンバーです。これにより「新しい風」と「あさかぜ」は解散したことに
 なります。旧「新しい風」の3人が無会派となり、新会派を結成しなかったことが驚きでした。
  いずれにせよ無会派3人の動向如何で反対票が少し増えるかなという程度、採決数に変化ないものと思われます。

         ●  追悼 柿沼繁男議長  5/16(火)

   久喜市議会の9代目・現職議長だった「柿沼繁男」氏は去る5月11日に逝去されました。謹んでご冥福を
  お祈り申し上げます。14日の通夜に参列しました。現職の議長だけでなく、自民党栗橋支部長もされて
  おられた関係で2人の衆議院議員、2人の参議院議員(代理1名)他、近隣の首長、議会議長をはじめ
  多くの会葬者であふれていました。
   柿沼氏は旧栗橋町の出身です。平成元年に初当選されたといいますから、議員歴30年をゆうに超す
  大ベテランと言えます。私とは合併から、2期8年ご一緒したことになります。最大会派の1員として共に
  新市街づくりの基礎固めに努力したといえます。すでに栗橋町議会当時に議長を経験しておられましたが、
  新市でも平成28年・29年と第6代の議長に就かれました。昨年4月の市議会議員選挙では立候補するか
  引退するか迷われたと聞いていますが、保守系会派分裂の中でまとめていくのは自分しかいないとの自負
  の下、決意されたとのことでした。そして昨年からの新議会で9代目の議長に就任、新焼却炉建設を始め
  何かと課題の多い久喜市にあり、議会のリーダーとして重きをなしていただけに誠に残念でなりません。
   ただ体調が悪かったのか、今年に入ってから議長挨拶はちょっと元気のないものでした。4月の県議選に
  当たり毎度のことですが、地元梅沢議員の選対本部長を勤められました。最初の頃は応援のマイクを
  握っていたのですが、最終日過労で倒れたとの情報が飛び交いびっくりしました。教育長にお聞きすると
  「いや、たいしたことありませんよ」とのことでしたが、まさかこうなるとは思いもよりませんでした。
   議院で今は数少なくなった喫煙家でした。今は1本もすいませんが、私も議員当時そうでした。人里
  離れた?喫煙所でよくご一緒し、政治談議に花を咲かせました。柿沼氏は良い意味での旧いタイプの
  議員でした。うわっ滑りに政治哲学や理念を述べるのでなく、しっかりと現実を見据え、確立している
  人間関係に踏まえ、事を進めるタイプでした。合併当時民主党政権下ということもあり、「マニフェスト」
  「市民自治」、「新しい公共」、やたら目ったら流行語を使ってしゃべる人より、会話していてずっと楽しい
  ものでした。喫煙しつつ2人だけの会話を楽しんだのです。
   私が議員を辞めてからじっくり話し合う機会も持てませんでした。いろんな席でお会いするたびに、すれ
  違いざまに「おぅ、おぅ」と挨拶だけだったのが悔やまれてなりません。
   柿沼さん、お疲れさまでした。ゆっくりとお休みください。あなたよりいくつか年上の私は残り少ない
  余命をしばらく生き抜き、久喜市のこれからを見続けていきたいと思います。いずれゆっくり話すことに
  なろうかと思いますが、余り早くは迎えに来ないでください。
   さようなら、柿沼さん。 

   ● 大野県知事の講演会を開催します。  5/13(土)

   埼玉県知事「大野元裕氏」をお迎えし、「埼玉県と久喜市の未来を語る会」が開催されます。新型コロナが
  5類に移行し、久喜市も埼玉県もポストコロナの新時代を迎えます。久喜市においては「新焼却炉建設」、
  「久喜駅西口再開発事業」など懸案となっている大きな事業が目白押しです。そうした久喜市の今後の
  更なる飛躍を期すためにも、この度埼玉県知事「大野元裕氏」を迎え、「埼玉県と久喜市の未来を語る会」      
  が開催される事となりました。ぜひご参加、ご出席いただき、共に埼玉県と久喜市の明日をお考え
  頂ければとご案内申し上げます。

    ★ 日 時  令和5年6月18日(日) 開場13:30  
開演14:00  閉会 15:15
    ★ 会 場 
 久喜総合文化会館第ホール
    ★ 内 容  大野埼玉県知事講演 「日本一暮らしやすい埼玉の実現」 
    ★ 主 催  埼玉県と久喜市の未来を語る会  久喜市商工会、久喜市観光協会、南彩とみずほ
               農業協同組合 婦人会 ロータリークラブ JC 久喜菖蒲と清久工業団地管理センター
               久喜市スポーツ協会  久喜市祭典委員会等市内31団体で構成
    ★ 問い合わせ・申し込み先  事務局 0480-21-5111 武井   私の所でも可です。
  ◎ 申し込み付き案内書があります。事前申し込みを求めていますが、
なくとも(当日参加も)可です。
  ◎ 駐車場に限りあり、乗り合わせで(自転車・徒歩)ご来場頂ければ幸いです。(運動公園東側駐車場・可) 

  なお今夏に埼玉県知事選挙が予定されています。今回の企画は直接選挙に関係なくタイトル通り、県と
 市のよりよい未来を考えようというものです。ご参加のほどお待ち申し上げています。

   ● 令和5年 今年の子どもの日に思うこと  5/6(土) 

  昨日5日は子どもの日でした。我が家では今、女房の体調が悪く、宮城県に住む息子が見舞いに来ました。
 県内に住む娘も来宅、2人ともいつも同行する孫は連れて来ませんでした。だから久しぶりに子供3人だけ
 との時間を持てました。子どもは3人とも40代です。久喜小の児童数が1000~900名の頃でした。孫は
 小3が1番下ですが、それでも年間出生数はゆうに100万人を越えていました。
  「子どもの日」の朝刊、毎年必ず紙面をにぎわす「少子化」の報道です。今年などは正に絶望的で将来に
 危機すら覚えるものでした。
  15歳以下の子供の推定人口は1、435万人、42年連続の減少で統計を取り始めた1950年以降最低との
 ことです。総人口1億2447万人に占める割合は11・5%、これまた49年連続低下です。主要外国の同じ
 子どもの占める割合はアメリカ18・0%、イギリス17・5%、フランス17・2%ですから、日本の深刻さが
 うかがえます。私の小学生の頃は3人に1人以上が子どもだったのです。 
  出生数です。統計に時間がかかるのでしょう、令和4年のはわかりません。令和2年が84万2、897人
 令和3年度が初めて80万人を割って79万7、728人でした。おそらく昨年は75万か76万人と思われます。
  平成28年初めて100万人を割りました。国中上げて大騒ぎだったのですが、例によって朝日新聞のみが
 「家族の多様性」等ということをのたまわっていたことを懐かしく思い出します。第1次出産ブームと言われた
 昭和22~4年は270万人、第2次の46~49年は209万人だったものです。
  ここ数年なら「コロナの影響で」といえるかもしれませんが、42年だ、49年連続だとなると正に深刻です。
 その原因として生涯未婚率の上昇、結婚の晩婚化、第一子誕生の高齢化等々があります。女性の初婚の
 平均年齢は昭和55年=25・2歳でしたが、平成13年=27・2歳、令和元年29・6歳と上昇しています。
  また第一子出産の女性の平均年齢です。平成15年は第二子出産の平均年齢が30・7歳でしたが、平成
 27年には第一子出産の平均年齢が同じ30・7となっています。生涯未婚率の増大、結婚の晩婚化、第一子
 出産の高齢化と繋がれば当然少子化にならざるを得ません。私は28歳で結婚、29歳で長男を授かりました。
 その頃はある年齢になれば結婚、出産は当然?と皆が普通に考えていました。今は結婚も、生む、生まないも
 個人の自由といいます。また安心して子供を生み、育てる環境をつくれとも言います。岸田首相も「抜本的
 子育て支援策」と言っています。確かにある程度国の責任という部分がありますが、100%安心して子どもを
 生み、育てる環境なんてあるのでしょうか。私は「憲法記念日に思うこと」でも記しましたが、子どもを生むこと
 生んだ子供を育てることは人間の最も根源的な行為と考えます。そのことにより持続可能な社会は保たれる、
 そのためにも社会を構成する基本単位であり、次世代の再生産機能を担う家族を大事に守り、育てていく
 べきと考えます。
  加えて昨今は「同性婚」とか、「LGBTQ」とか言った問題があります。私は男として生まれ、男の体と心を持ち、
 女が好きという典型的マジョリティです。マジョリティであることを当然だと思っていますが、性的マイノリティの
 人を毛嫌うとか、差別するとかいうことは全くあり得ません。共生社会を共に生きていきます。しかし私は当然
 にしてマジョリティであり、これ以外はあり得ません。

憲       ●  今年の憲法念日に思うこと  5/4(木・祝)

  昨日・3日は「憲法記念日」、明日5日は「子どもの日」です。今日4日の「みどりの日」をはさんで間違いのない
 3連休、G・Wの中核をなす日ですが、昨今単に祝日だ・休日だと浮かれてはいられない日々となっています。
  :憲法は国と国民の在り方とを定めた最高法規です。日本国憲法は制定されすでに76年経過しています。さらに
 その制定過程が占領下にあったことから、多くの問題点をはらんでいます。今自らの手による自らの憲法を定め
 よう(=憲法改正)という動きが、大きなうねりとなっています。
  一方明日の「子どもの日」です。子どもの健やかな成長を願う日、なんて悠長なことを言っていられない状況に
  あります。子どもの出生数の減少=少子化は、高齢化・人口減少に連なり、日本の将来に深刻な影響を投げかけて
 います。今年の「「憲法記念日」と「子どもの日」に当たり、少し考えてみたいと思います。
  この所毎年そうですが今年も、3日は各マスコミの憲法改正に関する世論調査、今日は改憲派・護憲派双方の
 集会の様子が新聞紙面に氾濫します。いつものことなのですが、しかし世論調査の結果が大部変化しているのに  
 驚かされます。「改正した方がよい」61%、「改正しない方がよい」33%と何と28ポイントもの差があります。憲法
 改正の1番大きな問題点となっている「9条」です。戦争放棄を定めた1項は「改正の必要がない」が75%ですが
 2項の戦力の不保持を定めた項は「改正する」が51%となっています。また憲法に自衛隊を明記する自民党案に
 ついては賛成54%、反対38%となっています。またもう1つの問題点の「緊急事態条項」については賛成55%
 反対41%です。これは読売新聞のアンケートによるものですが、他の報道機関の調査結果でもほぼ同様の
 結果となっています。ここ数年かっての結果と真逆となっており、昨今の社会情勢(ウクライナ・中国・北朝鮮)が
 が憲法改正への気運を大きく前進させたということができます。
  私の憲法改正に対する考えです。「平和」や「民主主義」や「人権」といったものを守り、日本という国や社会を
 持続していくためにも以下の3点を中心として、憲法改正を推進すべきと考えます。
   ① 緊急事態時のルールを憲法に明記する
   ② 自衛隊を憲法に明記する
   ③ 憲法に家族保護条項を加える
  いずれも必要最小限のものと思われます。3・11を経験し、コロナで社会生活を破壊された私たちにとり、大規模
 災害、感染症の拡大といった事態に対処する方法を、憲法に明記しておくことは充分理解されると思います。
  ウクライナへのロシアの侵略は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しよう
 と決意した」なるもののデタラメさを明らかにしました。当のロシアのみならず、超覇権主義の中国、我が国に向けて
 ミサイル発射を常とする北朝鮮、こうした国々にぐるり回りを囲まれている「われらの安全と生存を保持しようと決意」
 すれば当然何が必要か、論を待ちません。
  さらに「家族保護条項」です。「家族」は社会を構成する最も基本的単位であり、同時に次世代の再生産機能を担う
 集団です。これは単に「出産」だけでなく、子を育てるということです。どうしたら子どもを上手く育てられるかから「教育」
 という概念が登場するのです。こうした家族が存在することで、国家や社会は持続可能となり、一定の秩序が保たれる
 のです。日本国憲法には家族保護条項がありません。今の少子化・人口減少社会は、このことと深く関係すると思い
 ます。「世界人権宣言」や各国憲法も多く家族の保護を規定しています。家族と個人は対立しません。ぜひ家族保護の
 条項を改正憲法に加えて頂きたいと考えます。  
  
     ● 本H・P「みどりの風」80万人台に 4/25(火)

  本本ホームページ「みどりの風」来訪者が、本日4月25日(火)早朝に80万人台に到達しました。心からうれしく
  この間こつこつと扉をたたき、ご来訪いただいた皆様に感謝申し上げます。
  このことは何度か記してきました。私は平成7年4月に久喜市々議会議員に初当選しました。市民の皆様と
  意見のキャッチボールをしたく、活動報告紙「みどりの風」を当初から発行してきました。2期目に入りさらにこの
  活動を前進させたく、市議会議員・岸輝美ホームページを13年暮れ暫定、翌14年々頭に正式公開しました。
  この時、そしてその後もですが、私のサッカーの教え子S氏に大変お世話になりました。最初のうちは更新さへ
  ままならず、来訪者10万人を数えるのに7年余かかりました。その後更新が面白くて面白くてたまらなくなり
  頻繁に更新を重ね、アクセス数も飛躍的に増大しました。議員後半はほぼ11カ月で5万人を数えました。
   平成30年私は議員を辞しました。そしてこのHPを「岸輝美ホームページみどりの風」とし、リニューアルさせて
  頂きました。市政報告中心から、スポレク・生涯学習・お祭りなど自分の地域活動中心となりました。当然
  来訪者も減り、5万人を数えるのに13カ月かかっていました。所が昨年久しぶりにもとに戻りました。原因は
  はっきりしています。昨年関わった市長選との関係で特に上半期、アクセス数が2割ほどアップしたからです。
   今年は旧に戻るかと思っていましたが、何とか1年を切りました。ありがたいことです。私への来訪者には
  いろんな人がいます。先日私の祭典保存会が山車の車輪(ハマ)を修理した報告をしました。その中で何故
  山車の車輪をハマと呼ぶのかと書いたところ、それに関する熱心な調べを頂きました。大変恐縮し、また
  うれしく思うものです。
   これからもこつこつと更新を続けていきます。ただ今年自分が今まで1番多くの時間と労力を傾けてきた
  少年団の役員を辞します。それに付随して久喜市や教育委員会から委嘱いただいている多くの職も辞する
  ことになります。果たして更新する中身があるのかも少し心配です。
   とにかく心からの感謝を申し上げ、変わらぬ努力を誓うものです。

      ● 県議選 審判下る  4/10(月)

  下段で報告してきたように今年は統一地方選挙の年、久喜市では合併との関係で市長選・市議会議員選が
 1年早く行われており、前半の県議選のみ通ります。3月31日告示され定数2の所へ3人が立候補、激しい
 選挙戦が戦われてきましたが、9日(日)投開票が行われ選挙結果が確定しています。
ており、
    当選  石川忠義   無所属・現  21、571
    当選  梅沢佳一   自民・現    13、018
         平沢健一郎  無所属・新(自民推薦)  11、205

  
投票率は36・79%、県平均が史上最低の34・92%ですから、わずかにこれを上回った事になります。 

  前回無投票のため8年ぶりの選挙戦となりました。無所属(県議会会派は県民会議)石川氏と、県議会議長を
 経験する自民公認梅沢氏の現職2人に、無所属ながら自民党推薦を得た新人・平沢氏が挑戦するというかたち
 でした。ただ現県知事大野氏はまだ1期ですが、前回自民党候補者を破って当選しています。すぐ県知事選を
 控え、その選挙は自民党も大野氏を支持、相乗りするといわれています。そんなこともあり今回の県議選で
 知事は自民党現職候補者も積極的に応援、また現職候補者も互いにそれをアピールし、政策的にはわかりにくい
 構図となりました。ノン自民の石川氏、自民公認の梅沢氏、共に市と県のパイプ役をアピール、政策パンフ等も
 似通った内容となっていました。新人の平沢氏は30年成長の止まる県(確かに埼玉県は全国一の高齢化率で
 いろいろ問題が大いといわれています。)を変えることで久喜市を良くするとPR、挑戦する意欲を出していました。
  結果は予想通り・予想外れという2つの面があります。石川氏は広く選挙区内のノン自民票を集め、久喜市
 を中心に自民票も取り込みました。梅沢氏は栗橋・鷲宮地区の保守票を手堅くまとめ、支援を受けた公明票も
 加えました。平沢氏は地盤の菖蒲町に加え、旧久喜市の保守層をどれだけ取り込めるかがカギでしたが、大分
 石川氏に流れたことになります。順位は予想通りでした。
  外れたのは2、000~3、000票、石川氏は多く、梅沢氏は少なかった事です。平沢氏はよく頑張ったと思います。
 再起に期待します。ただ36・79という投票率はいただけませんね。ついに3分の1が投票する選挙となってしまい
 ました。県議選は各種選挙中1番関心が低いとされていますが、それにしてもです。政治の劣悪化が進むだと
 なります。
  埼玉県県議選全体です。34・92という史上最低の投票率は前記した通りです。どうにもなりませんね。ここも
 知事選を睨んでの選挙戦となりました。久喜と同様自民と非自民との間に明確な違いがないため、結局組織の
 しっかりした自民の圧勝に終わりました。53人を当選させ、単独で過半数をゆうに越えています。大野現知事
 支持に回ると思われますが、この数だと影響力は強まりそうです。

  ● 統一地方選挙・県議選が始まりました。 3/31(金)








  今年は4年に1度の統一地方選挙の年。すでにいくつかの県知事選、政令指定都市の市長選が始まっています。
 今日から政令指定都市の市議選、そして県議選が始まりました。久喜市では市長選、市議選共に合併の関係で
 1年早く昨年3度目のそれが行われており、今回は県議選のみです。県議選、久喜市は合併前は鷲宮・栗橋で
 1選挙区、旧久喜市、そして旧菖蒲町は白岡町(当時)、宮代町で1選挙区という形で行われていました。合併後
 10万人~20万人で定員2となり、合併直後は3人で争われ樋口氏と石川氏が当選、4年前は無投票で石川氏と
 梅沢氏が当選しています。3回目となる今回は予想通り、現職の上記2人に新人の平沢氏が挑戦するという形です。
  現職の梅沢氏は自民党公認、県議会議長も経験されているベテランです。次回から衆議院選挙は久喜市は1つに
 統一されますが、今まで別だった鷲宮・栗橋地区を地盤にします。もう一人の現職石川氏は無所属(県議会での
 所属会派は県民会議)、広く全区域にわたってアンチ自民というか、ノン自民票の取り込みが狙いです。新人の
 平沢氏は自民党推薦、お住いの菖蒲町を中心に、特に旧久喜の保守層の獲得をネライとします。
  私は石川氏とは旧久喜市議会同期、旧久喜市議会時代をご一緒しました。25歳で立候補、全国最年少議員
 でした。平沢氏とは新久喜市議会で1期だけですが、会派も同じで親しく活動しました。梅沢氏は旧栗橋町議会
 から県議会に出られました。様々な政治活動の中で親しくご指導を頂いています。ですから今日のスタートに
 当たり激励の意を込め、出陣式には全部出るつもりでしたが、1つだけ時間を聞き間違え叶いませんでした。
  
―左― は3人のポスターが張られた久喜小横の掲示板です。―中の2枚―は出陣式のシーン、そろいの
 ジャンパーが目立ちました。
―右―は夕闇迫る中での最後のガンバローコールです。
  昔はこうした出陣式への参加者数とか、事務所への人の出入りとかで選挙の結果を予想できたのですが
 今はそういうこともなくなっています。それと県議選は大変関心が低く、投票率は30%台と言われています。
  やはり投票には行かねばなりませんね。お3人ともに身体に留意され頑張ってください。


   まもなく統一地方選挙が始まります。 3/14(火)

  まもなく4年に一度の「統一地方選挙」が始まります。統一地方選挙とは地方公共団体の長・議員の
 選挙を全国統一して実施する制度です。「GHQ・国連軍連合司令部」の指導により、1947(S22)に
 第1回が行われました。今年も全国約980の自治体で首長選、議員選挙が行われます。日程は第二
 日曜=9日が都道府県議会議員と政令指定都市の首長と議員選挙、第四日曜日=23日がその他の
 市区町村の首長と議会議員選挙となります。久喜市は合併前はこの制度にのっとり、4月第1週に
 県議選、第3週に市議会議員選が行われていました。(市長選は別日程) 1市3町合併により誕生した
 新久喜市はこの日程より1年早く、また在任特例を実施していませんので、すでに統一地方選挙より
 1年早い日程で、4回市長選と市議会議員選挙が同日で行われています。従って久喜市においての
 統一地方選挙戦は県議選のみとなります。







  久喜市の県議の定員は2名です。現職は栗橋地区を地盤とする梅沢氏と久喜地区の石川氏、そこに
 新人の菖蒲地区・平沢氏が挑戦するという構図です。梅沢氏と平沢氏が自民党、石川氏は無所属(県議会)
 所属会派は県民会議)です。石川氏とは旧久喜市議会で私と同期、氏は25歳で立候補し全国最年少議員
 でした。また平沢氏とは新久喜市議会で1期だけでしたが、会派も同じの仲でした。また「ゆうゆうプラザ」
 祭り等の地域活動もご一緒しています。
  県議選はもう今月の31日(金)が告示日です。もう何日もありません。12日(日)には平沢氏の総決起大会が
 菖蒲文化会館・アミーゴ(菖蒲地区)と、三高サロン(久喜地区)で開催され参加しました。アミーゴは何人の定員
 か知りません。ただ久喜の「総合文化会館」小ホールの定員が300ですから、大きさからして1・5倍くらい
 入るでしょうか。9割は埋まっていましたからまずまずでした。また三高サロンの方は「100人前後で少ないから
 出て」と議員時代の後輩から強く請われての参加でしたが、どっこいその倍はいたと思います。ひと昔前は
 こうした「総決起大会」とか、「出陣式」とかの人数で選挙結果を占ったものでしたが、最近はそうでもなくなって
 きた感じもあります。
写真は左から3枚がアミーゴでの土屋衆議員議員挨拶、本人決意表明、ガンバローコール
 です・右は余りお目にかかれない久喜会場でのヒゲの隊長、佐藤正久参議院議員の激励の挨拶です。
  平沢氏は交通の要地としての特性を活かし久喜市を成長させる、その中で皆が安心して暮らせ、誇りに
 思う街づくり、を力強く語っていました。
  他の2人の考えも聞ける場があればぜひ参加したいと思います。とにかく公示まで20日を切りました。お体に
 留意されてのご健闘を祈念いたします。頑張ってください。

   ● 明日からコロナ関連マスクの着用が変わります。 3/12(日)
  
  
春本番へ向かってまっしぐらという時期になりました。鷲宮の河津ザクラも葉桜へ変わろうとしています。
 まもなく「青毛堀」や「清久公園」といった市内の名所の桜も咲きだすことでしよう。いつもこの時期は身体が
 ワクワク・ドキドキと疼き出すのですが今年は特にといえます。とにかくこの3年間、私たちを苦しめてきた
 「コロナ」の呪縛から、ようやくにして解き放たれるそんな期待を抱かせる状況になりつつあるのです。
  新規感染状況が大変安定していることもありますが、特に私にとってうっとおしかったマスクの着用が
 明日3月13日から大きく変わるのです。
  とにかく原則として室内では着用するものとされてきた、マスクが個人の判断による、となったのです。
 ただし引き続きマスク着用を推奨する条件として、1・混雑する電車やバスに乗るとき、2・医療機関や
 高齢者施設を訪れた時等が上げられ、またリスクの高い高齢者や持病のある人等も着用を推奨すると
 されています。個人の判断ということで混乱することも考えられます。私はリスクの高い高齢者ですが、最近
 血糖値も安定しており、可能な限り無着用で対応したいと思っています。小売業・外食関係・デパート等
 153業界が今回の政府と同じ見解を取り、JRや私鉄など鉄道連絡会や航空協会も乗客へのマスク着用
 要請を辞めるとの事、逆にエステ業界など従業員には引き続き着用させるところもあるとの事です。
  私は今までもマスクを持参するも、可能な限り着用しないようにしていました。これからはそれが大きく
 拡大され開放感に浸る事となります。大歓迎です。
  また5月8日からはコロナの感染症上の位置づけが、インフルエンザと同じ「5類」となります。合わせて
 新しい生活様式 → 5つの基本となります。5つの基本とは ① 体調不良の場合自宅療養や医療機関を
 受診する、 ② その場に応じたマスク着用とせきエチケットの実施、③3蜜をさけることと換気、④手洗い
 ⑤ 適度な運動と食事です。これはもちろん100%守り、実施します。
  いずれにせよこのまま終息まで行くことは考えられません。まだまだひと山、ふた山あるのでしょう。
 とにかく5つの基本をしっかり守り、1日も早い完全終息を目指していきます。


  2月議会一般質問から ―総合運動公園基本設計について・他  3/3(金) 

 
 開会中の久喜市議会2月議会の一般質問も、3日(金)最終日4日目を迎えました。K地区の新人議員N氏から
 「総合運動公園基本設計」についての質問がありました。個人としてスポーツとともに歩んできており、また現在
 スポーツ推進審議会会長代行にある私は、当然この問題について強い関心を持っています。本・ホームページ
 「スポレク」のページにおいてその内容を紹介、また2月12日付で、この案件に対する「P・C」への私の提出文の
 概要を報告しています。N議員の質問は私と同意見のもの、やや違うかなと思われるもの等いくつかありましたが
 質問内容と答弁を紹介します。
 1・駐車場について  計画案では土の駐車場を随時アスファルト舗装に整備するとなっています。問題なのは現
  プール前の第6駐車場です。ここへは市民グラウンドと多目的広場の間を通っていきます。どだい運動公園の
  内部にまで利用する市民の車が入るなんて運動公園は見たことがありません。この道路と第6駐車場の閉鎖
  を提出文で強く求めました。質問も同様な趣旨、答弁は道路は閉鎖、第6駐車場は第1駐車場からのみ入れる
  身障者専用とする、というもの、まずは賛同します。
 2・フェンスについて  市民グラウンドはフィールド部分に人工芝を張り、サッカー場となります。芝生化した場合
   周囲をフエンスで囲むのは必要条件です。ただ1・8mの高さでメッシュフエンスとあり、高さ等に問題ありと
   考えられます。質問も同趣旨、答弁は「他市施設等を参考に実施計画において検討していく」というものでした。   
 3・照明について  この内容は私の提出文にはありません。答弁は前問と同じく、「他市等を参考とし実施計画で
  検討していく」というものでした。なお質問者が求めた更衣室の設置については×との答弁でした。
 4・陸上競技場について  ここの質問は私と見解を異にしていました。質問者は4種(計画案は4種L)か3種も
   可能というもの、答弁は同じく今後検討していくというものでした。私の考えは記録が公認される1種か2種で
  
   手続きをせず「無認定に」というケースが多いようです。
 5・スケートボート場、3×3バスケコート  これは私のPC文とまったく同様両施設の整備を認めつつ、3×3
   
   促すものでした。答弁は久喜市のスケートボート場は他市のものに比して大きく、各種大会を積極的に招致
   したいとの事でした。また利用面等については今後検討していくとの答弁でした。3×3は久喜市において
   今後ブームを呼びそうです。しっかりした整備を求めます。
 6・テニスコートについて  2面プラスして計8面となります。更衣室の設置を求めていましたが、他を利用されたし
   との答弁でした。
 7・武道館についを  現在の第Ⅱ体育館・旧称「勤労者体育館」を解体し、跡地に弓道場と武道館を整備する。
   ただしバレー、バスケなど各種球技も使用できる多目的なものとする。質問者も私が感ずると同じく、武道場
   でバレーやバスケをする問題点を指摘していました。

   大体こういう内容でした。「実施計画の段階で」とか、「今後検討していく」といった答弁が目立ちました。第一
  この計画には予算というものが一切登場しません。第1工期から第3工期まであるのですが、せめてその
  工期ごとの予算くらいは示すべきです。それと1つの計画ですから一体的に整備してください。久喜市の場合
  過去施設も時間もばらばらに整備してきました。それがあの施設の雑然さに表れています。とに角「スポーツ
  健幸都市・久喜」にふさわしい施設であってほしいと思います。  

 ない限り余り「種」にこだわるべきでないというもの、事実周辺市町の陸上競技場は3種でスタート、更新バスケコートの優先的整備を述べ、さらにスケートボート場への過度に期待に警告し、使用に当たっての注意を
   2月議会一般質問から ―スポーツコミッションとAED―  2/28(火)
 
  令和5年の2月議会は、日曜議会としての「代表質問」を26日の日曜日に終え、昨日から一般質問に移って
 います。一般質問2日目の今日インターネットで議会を傍聴しました。新人議員であるS氏から興味ある質問が
 通告されていたからです。「スポーツコミッション」と「AED」に関することです。「スポーツコミッション」とは聞き
 なれない言葉です。久喜市でも昨年秋の初めころから急に飛び出しました。行政はこれを久喜市に組織したい
 らしく、「スポ協・レク協・スポ少」といった市内スポーツ団体に一通り説明会を持っています。要するに「スポーツ
 合宿・イベント・スポーツツーリズム」といったことを、主体的に推進していくための組織です。久喜市だけでなく
 他の地域、他県、さらにオオバーにいえば外国の人をも呼び込み、地域を活性化し、地域経済への貢献、
 まちづくりを目指すものです。要するにスポーツを使って何かをする、人を集める、まちづくりにスポーツを取り
 いれる、そんな企画や運営をする組織、基本的に半官半民のといえます。
  文科省―スポーツ庁は全国にこれを組織したいとしています。現在はまだ170前後、埼玉県ではさいたま市と
 熊谷市のみです。まだ未設置ですし、馴染みもありませんので質問は極めて基本的なもののみでした。「市内
 スポーツ団体プラスして商工会や観光協会等によびかけ、まず準備会を組織したい」としていました。
  ご承知のようにスポ少は3大目標を掲げています。①多くの青少年にスポーツの喜びを、②スポーツを通した
 健全育成、そして③スポーツで人と人とをつなぎ、地域の活性化を図るです。スポーっコミッションの理念に
 賛同するものです。私は今年の本部総会において、30年にわたり勤めてきた本部長を辞職いたします。が
 そうしたことに関わらず、スポーツコミッションには関わっていきたいと考えています。
   
  AEDの質問です。特に中項目の(2)と(3)に関しては、過去私が経験しその内容を質問者にもお話したことが
 あります。要するにこういうことです。久喜市内の小中校には全てAEDがおかれています。職員室か保健室
 に置くことになっています。問題なのは学校施設開放時間=利用時間です。基本的に土曜・日曜です。
 学校に教職員はおらず、セキリュテイは警備保障会社が担当しています。入口・窓は当然ながら全て閉めら
 れています。普通の方法では中へ入り取り出すことができません。これは実際私が経験したことです。私の
 団の指導者が練習中に倒れました。119番通報を行い、レンガをタオルで包みガラスを割ってAEDを取り
 出しました。これを使う前に救急車が来たため、私はそれに乗り病院へ向かいました。おかげにて指導者は
 たいしたことなく私は学校へ戻りました。戻ったら大変でした。おっとり刀で警備保障の方が来られ、事情を
 理解するまでえらい剣幕で怒鳴られたそうです。市外に住む校長もすぐ来られました。割ったガラスは
 もちろん私の団で弁償しましたが、今の窓ガラスは1枚〃が大きく結構高かったのを覚えています。(4万円?)
 当然休日ですからすぐにガラスは入りません。ガラスが割れた(無い)まま放置することもできません。中へ
 入った校長先生は結構な時間をかけて応急処置をしていました。 
  こんなことがあったので私は教育委員会にお願いし、AEDを必ず外(庭)から直接取れるところに置く、そこの
 窓を外から開けられるようにカギをつける、そのカギを開放団体すべてに渡す、ようにしたのです。このカギは
 大変ちゃちなものでしたが、一応機能は果たせるものでした。この制度は学校開放制度の形骸化、何よりも
 合併によりないものとなってしまいました。しかし同じような状況はいつでも起こりうるのです。いざというときに
 備える事は行政の責任というものです。しかし答弁の「いざというときには、ガラスを割ってでも使うように指導
 する」という答弁には思わず笑ってしまいました。これなどは事務担当の「スポーツ推進課」が教育委員会から
 離れたマズサさがもろに出ています。少なくとも学校を「管理」する教育委員会なら、こうした答弁は出なかった
 と思います。非常に残念な答弁でした。

  ● 令和4年度社会人権教育指導者養成講座 2/3(金)総文小ホール 

  久喜市教育委員会の主催による「久喜市
 社会人権教育指導者養成講座」が、「人権
 それは愛」のキャッチフレーズの下、3日
 久喜総合文化会館小ホールにおいて開催され
 出席しました。私の記憶では他の市の行事同様
 コロナの関係で3年ぶりの開催と思われます。


  教育委員会のほかに、首長部局には「人権推進課」もあり、「人権の集い」だとか「人権推進研修会」だとか
 とにかく久喜市ではこの種のものに、熱心に取り組んでいるし、きたと思います。私は30の頃からこの種の
 企画に参加し続けてきました。行政主催の研修会は通常ウイークディの昼間です。その頃は現役世代が多く
 役員を占めていましたので当然参加できません。だから去年は体協から、今年はスポ少から、来年は体指協
 からという形でした。講師の先生に顔を覚えられ「岸さん、あなたは熱心だね」何ていわれたものでした。
  当時の研修会に5週にわたってというのもありました。そのうちの1日は現地研修会、例の「畜児」と刻まれた
 お墓のある行田市のお寺に行ったこともありました。「同和の歴史」に登場した寄居町郊外の鐘吊堂山、都で
 権力争いに敗れた貴族がここに流され、蝦夷の襲撃を伝える鐘をこの山でつく役目を言い渡され、同和地区の
 基をなしたという内容、ここを訪ねてウオーキングしたこともありました。そんな関わりを持ってきたのですが
 最近の研修会の講師は必ず「水島輝彦」氏です。氏は部落解放同盟埼玉副委員長、菖蒲町にお住まいで
 かっては菖蒲町にお勤めでした。久喜市の人権推進運動に多大の貢献をなされていることは事実です。
 高く評価するところですが、最近この種の研修会といえばいつもこの人が講師です。たまには他の人の話も
 聞いて見たいと思うのは私だけでしようか。
  コロナで中止になっていた間に病気をされたと聞いていました。少し歳を取られたかなと思いましたが、
 比較的元気なご様子なので安心しました。とにかく水島先生のお話は豊富な経験に基づいてポンポン飛ぶのが
 特徴です。まずウクライナへのロシアの侵攻(侵略)の話、戦争の悲惨さから始まりました。先の大戦で日本人
 310万人が死にました。一番悲惨だったのは「広島」です。多くの命が奪われ平和公園に葬られています。
 当時の広島の人口は20万人、2万人の外国人がいたそうです。そうした人たちは(朝鮮人と理解)平和公園
 に祀られていません。川崎市では今でも禁止されている朝鮮人へのヘイトスピーチが日常化している、といった
 ことから始まり次々と広がって行きます。白老町にアイヌの友人がいる。議員になった仲間がアイヌ語で質問し
 たらダメと言われた。3万人が1万人にも減っている。ミャンマーでは軍事政権によって国民への抑圧が続い
 ている。ドイツではナチスによって何百万人もの人が虐殺された。そして水島先生の話には必ず登場する
 「優生保護法」と「ハンセン病」に移りました。この2つはいつ聞いても心が痛みます。つい最近まで(1996・
 平成8年) 国が障害をお持ちの方の根源的尊厳を奪っていたのです。ハンセン病では患者は強制的に
 療養所に入所させられました。本人および家族の受けた苦しみはどれほどだったでしょうか。
  こういう風に次から次と飛んでいく合間にこんな呼びかけをします。「こうした事実を調べて知り、次の人に
 伝えていくことが大切‥‥」と、その通りですね。
  「同和」の話もありました。「差別の現実に怒りを持ち続けること」、自殺と交通事故の話、年間自殺者は
 ほぼ3万人、1万人だった交通事故死は最近4千人、これは安全教育の徹底が原因、自殺者に対しても
 生命の大切さへの徹底した教育が必要、人口減が続いている、利便性を求める生活様式が自然の破壊を
 招いている、こうした問題を今考えていかねばならない。日本の労働総人口6400万人のうち非正規労働者
 が2400万人も占める、加えてきわめて多くの外国人労働者、こうした人たちと心と心をつなぎ、優しい町を
 作っていこう、「人権それは愛」なのだ、ということで結ばれました。それはその通りだと思います。
   そのためにも主権在民、基本的人権の尊重、平和主義を3原則とする現平和憲法を守っていこう、とも
 言われました。私は憲法を改正すべきだと思っています。冒頭に水島氏がふれたロシアの侵攻等良い例です。
 基本的人権の尊重など吹っ飛んでしまいます。私は3原則は堅持しつつも自衛隊をきちんと位置付け、それを
 基に安全保障体制を確立すべきと考えています。、

   ● 令和5年久喜市新春賀詞交換会  1/5(木) 三高サロン






 

  久喜市の新年会・「令和5年・新春賀詞交換会」が、5日「三高サロン」で開催されました。この「賀詞交換会」
 ですが、もう30年を越えて行われています。市内の各種団体の長を委員とし、市長を委員長とする「実行委員会」
 主催、参加者が回を重ねるにつれ増加、合併後は組織の大きさに応じて参加者を絞るほどでした。それでも
 毎年400名を超す人が申し込みを行い、実際の参加者も300名程度、会場は足の踏み場もないほどの賑わい
 を見せていました。私も「スポーツ少年団」を代表して実行委を勤め、公的活動の初めのものとして毎年出席して
 きました。所がコロナです。ここ2年は開催されないでいました。今回開催に当たり各団体長にアンケートを実施
 しました。「開催すべきか否か、開催するとしたらどんな形で」というものです。結果立食形式から着席形式とし
 各団体代表者のみの少人数での開催と決まりました。

  会場へ入るとテーブル数15、1テーブル原則4人ですから全体で60名ほどの参加でした。いつものように「JC」
 代表者の司会で開会、主催者を代表し市長
(―左―) と議長が挨拶、2人の県議から祝辞を頂きました。例年
 知事・国会議員・県議と祝辞が多いのですが今年はすっきりしていました。「商工会会長」の音頭で乾杯を行い
 
(―左2―) 「懇親」に移りました。いつもは人込みを縫いつつ挨拶に忙しいのですが、今年はゆったりしていて楽
 でした。私のテーブルは「スポーツレク関係団体長席」、2か月後に迫った「久喜市民マラソン大会」を今年は
 どうしてもやりたいね、何て話しをしました。またそれぞれが挨拶に行ったり、来られたりとそれなりに忙しく
 充実した時間を持ちました
(―右2―) あっという間に時間は過ぎて閉会、観光協会会長のリードによる「手締め」
 
(―右―) 婦人会長による「閉会の言葉」で3年振り開催の賀詞交換会はお開きとなりました。
 挨拶で皆が言っていました。この会はコロナで2年間開催できないでいました。ようやく昨年は3年ぶりに各種
 祭り、「提燈祭り」や「市民祭り」が持たれました。「アフターコロナ」の時に入ったかと思いましたが、冬の到来と
 供に新規感染者が増大、予断を許さないものがあります。私たちは今日の賀詞交換会のように基本的感染対策
 をきちんと行いつつ、なおかつ活力に満ちた市民活動を再開できるよう頑張っていかねばならないと考えます。

  そんなことをみんなで確認しつつ帰路に就きました。

      ● 賀春 本年もよろしくお願いします。  1/3(火)

   
今年の正月は比較的暖かで穏やかな天候に恵まれました。皆様におかれましては御清栄
  にて新春をお迎えの
と存じます。輝かしい初春をお慶び申し上げ、本年が皆様にとり良き1年
  であります事を祈念申し上げます。
   このところめっきり身体が動かなくなりました。暮れの大掃除も年賀はがき書きも大分前から
  少しずつ当たりました。それなりにきちんとした部屋でスポーツ番組を見ながら新春を過ごしました。
   今日から孫一家がやってきますし、明日は仕事初めで、明後日は久喜市の「賀詞交換会」スグ
  通常の生活に戻ります。私は今年満80歳を迎えます。51歳で市議選に立候補した時、私の
  スローガンに「いっしょに走ろう いっしょに創ろう *****」と掲げました。「*****」は何度か変え
  ました。「久喜新時代」・「市民が主役のまち」等々、合併後最初の選挙の時は「新生 久喜」で
  した。私には選挙に出る前から「走りぬいてきた」との実感があります。走った場所は地域社会、
  いわゆる「社会教育」や「社会体育」と呼ばれる世界でした。一生懸命走り続けてきて、ふと気が
  付いたら何と今年で80になるのです。自分自身大分身体が効かなくなりましたが、それよりも
  若手に交代せねばならないという思いを強く持つようになっています。
   何らかの形で行政から委嘱いただく役職は議員時代の長い空白があります。任意団体である
  「スポーツ少年団本部長」他でした。私が本当に長い間多くの労力と時間をかけてきたこの職を
  本年G・Wに開催される総会を持って辞任します。旧久喜市時代を含めると30年近くなります。
  「スポ少命」の私です、猛烈に寂しくなると思いますが少し遅すぎたとの思いもあります。
   議員辞職後ついた行政から委嘱の役職は、一応「スポ少ワク」となっています。従って「社会教育
 委員」、「スポーツ推進審議会委員」、また社会教育委員会ワクの「市大・高大運営委員」も辞職
 することになります。短い期間でしたがそれなりに頑張りました。悔いはありません。
  他ではいくつか迷うものもありますが、基本的に各種ボランティア活動はもう少し頑張るつもりです。 
  今年は春に統一地方選がありますが、久喜市は関係なく県議選のみとなります。国の方は今年
 はありません。
  そんなことで今年は少し時間的に楽になりそうです、がその分身体の方は益々退化するでしょう。
 とにかく自分で体を大事にしつつ、残されたいくつかの活動に頑張っていきます。
  本年もよろしくお願いします。

     ● 今年1年を振り返って・総合編  12/30(金)

   今年1年とにかく多くの時間を割いたのは春の市長選との関わり、夏から秋へかけての入院と手術
  そして1年を通しての久喜小150周年記念事業でした。入院・手術については先に報告していますので
  久喜小150周年記念事業について触れたいと思います。私は久喜小の出身です。家も声を出せば届く
  位の距離にあります。だから小学生時代は学びの場であると同時に遊びの場でもありました。中・高・大
  と進むと休日地域の仲間と野球・サッカーに親しんだものでした。そして32から始まった少年団です。
   とにかく70を数えるまでほぼ40年、土曜・日曜・祝祭日の殆どの時間を久喜小で過ごしたのです。
  加えて「くきっ子ゆうゆうプラザ」、最近では「コミュニティスクール」の活動があります。だから久喜小は
  私にとり、「おらが学校」を越えて「いつもそこにいる」所なのです。記念事業組織化は3年前から始まり
  ました。この歳まで絶えず私をそこにいさせてくれた久喜小への最後のお礼奉公、と考えましたから
  我ながらよく頑張ったと自負しています。お陰さまで記念事業は高い評価を得つつ無時終了しました。
   ただ私としてはもう骨の髄までしみ込んでいる、社会教育=社会体育の場での組織過程と、学校を
  基盤としたそれとは違うものだという事に戸惑い続けたものでした。地域と共にある学校、地域と共に
  歩む学校と言います。最近では「地域学校協働活動」なるものまで登場しています。しかし実際は従来
  の「学校応援団」の域を一歩も超えていません。正に「コミュニティスクール」も「地域学校協働活動」も
  難しいなと痛感させてくれたこの3年間でした。
   久喜市政です。新年早々「スポーツ振興課」の市長部局への移動がありびっくりしました。これからの
  スポーツ全体での最大の課題は「学校部活動と社会体育」との関係です。あらゆる意味で教育行政の
  中にスポーツ振興は置くべきだと考え、この件には反対の立場に立ちます。市長戦です。ご承知のように
  井上氏が現市長に対抗する立場で立候補し、私はその選挙責任者を勤めました。井上氏とは旧久喜市
  時代2人だけの会派を組んだ関係もあり、また「公共施設個別施設計画」に代表される考えへの共感も
  ありました。結果もご承知の通りです。思いもよらぬ大敗でした。この現実に打ちのめされ、現実として
  受け止めることが出来ませんでした。情けないことに未だ総括が出来ないでいます。市政に関わり、あれ
  これ考えをめぐらす、意見を述べる事が苦しいのです。市長は公共施設個別施設計画の殆どの撤回、
  見直しを表明しています。この方向をさらに進化・深化させる事を希望するものです。
   世界の動向としてはロシアのウクライナ侵攻がありました。どう強弁しても許しがたい暴挙であり、絶対
  これを認めることが出来ません。同時に「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、我らの安全と
  生存を保持する」等という事が、いかに現実離れしているかをはっきりさせました。
   国内の方、まずコロナです。国民生活に大きな影響をもって3年になります。次々と新たなウイルスを
  登場させ勢いは衰えません。もういい加減にイヤになります。「新しい生活様式」等という言葉に虚しさを
  覚えます。私は今年2月に3回目、11月には5回目のワクチンを接種しました。もちろん十分な注意を
  今後とも払っていきますが、私個人としてはもう規制は解除すべきだと考えています。
   次に参議院選挙が7月にあり、予想通り自民党が勝ちました。ただ投票日直前に安倍旧首相が暴漢に
  襲われ不幸にも生涯を綴じました。あらゆる考えを越え、こうしたテロルに強く抗議し、戦後政治の総決算
  を掲げ安全保障や外交に、先進的提言を続けた安倍氏の死を深く痛み、御霊安かれと祈るものです。
   そして暮れに詰まってからいわゆる「安保3文書」の閣議決定がありました。「国家安全保障戦略」・
  「国家防衛戦略」・「防衛整備計画」の3つです。専守防衛を大前提としつつも、敵のミサイル発射基地等
  を破壊する(反撃能力)を有するとし、我が国安保政策の大転換をもたらすものです。そして我が国
  防衛費を国内総生産(GDP)比2%に増強するとしています。この3文書閣議決定が今までの安保関係
  法律の改定などと違い、大きな混乱をみず、ほぼスムーズに承認されたのも国民の大多数が3文書の
  内容を支持しているからです。中国・北朝鮮・ロシアと、世界の平和に挑戦する強権国家に、ぐるり回りを
  取り巻かれています。戦争を回避する手段としての反撃力を含む防衛力の強化に、今後とも邁進して
  頂きたいと思うものです。
  こんなことを思い出しつつ令和4年の大晦日を、新年を迎えようとしています。「一緒に走ろう!」と皆に
  呼びかけ。自分自身がむしゃらに走ってきましたが、来年は何と80歳を迎えます。来年はスポーツ少年団
  本部長、社会教育委員他いくつかの職を辞任します。寂しくなりますが、こうした活動に50年を越えて
  走り続けてきたのです。十分だという満足感もあります。
   とにかくこの1年もお世話になりました。良いお年をお迎えください。
    来年が皆様と久喜市にとり良い1年でありますように!
  ++++++++++
   ● 安保3文書閣議決定、戦後政策を転換 12/18(月)

   政府はこの度①・「国家安全保障戦略」、②・「国家防衛戦略」、③・「防衛力整備計画」のいわゆる安保
  3文書の改定を閣議決定しました。あくまで自衛目的としながらも、敵のミサイル発射基地等を破壊する
  「反撃能力」の保有を明記する等戦後の安保政策を転換するものです。
   ①の「国家安全保障戦略」は初めての改定です。積極的平和主義=国際社会の平和と安全に寄与する
  としつつ、一方で中国の姿勢を「これまでにない国際社会の懸念すべき事項」と明記しています。
   ② 「国家防衛戦略」(前の「防衛計画大綱」)は日本の防衛力整備方針、10年を念頭に我が国防衛力の
  あり方や保有すべき水準等を示しています。
   ③ 防衛力整備計画(前の中期防衛整備計画)、②の「防衛大綱」に基づいて具体的装備品の規模や
  防衛費の総額を定めたものです。なお整備費の額が独り歩きしていますが、現在の定めは令和元年~
  5年までの5年間で、27兆4、700億円です。  
   改定に至った背景です。何と言っても日本は今、世界で最も危険な安全保障環境にあります。驚くべき
  防衛費?・戦力の増大を背景に覇権主義を強める中国、すさまじい頻度で弾道ミサイル発射を繰り返す
  北朝鮮、そしてウクライナ侵攻に示されるロシアと、我が国は世界の平和と安全に挑戦する国々に取り
  囲まれています。こうした国々の「公正と信義」を信頼することなど到底できない現実があります。正に
  我が国の平和と安全は自らが守る、でなければならないのです。
   改定内容です。①では中国を「国際社会の懸念事項」から、「深刻な懸念事項・最大の戦略的挑戦」と
  と明記しました。
   ②では「反撃能力を有する」としました。敵の弾道ミサイル攻撃に対処するため、ミサイル発射基地等を
  たたくものです。従来は迎撃に限定されていました。しかしこれは現実的ではありません。いわゆるスタンド
  オフ防衛能力等を活用することになります。いずれにせよ憲法や国際法の範囲内、専守防衛という従来
  からの基本に変わりはないとしています。
   ③です。今後来年から5年間で43兆円程防衛費を確保、2027年は約9兆円確保の予定。国産ミサイル
  の開発促進、米国からのトマホークの獲得などです。
   課題は先制攻撃とされないか、ミサイル配備先の地元の理解等が上げられます。 

   総論に移ります。私は今回の改定内容に基本的に賛成です。防衛費総額国内総生産(GDP)比2%への
  引き上げも世界の常識です。財源論が云々されています。注意深く見守っていきたいと考えます。必要な
  事はあくまで外交と両輪の防衛だという事、アメリカを始めとする国際社会と連携し、戦争を回避する備え
  としての防衛力の強化、反撃能力を含むは当然のことと考えます。

   ● 秋谷病院、4月栗橋へ移転開院へ  12/16(土)

  南栗橋にあり、同地区地域医療に大きな影響を与えていた「済生会栗橋病院」は、本年6月に加須市へ
 移転しました。栗橋地区全体の医療過疎化への懸念がささやかれていました。幸手市にある「秋谷病院」が
 栗橋済生会病院跡地への移転に名乗りを上げ、空白が埋まるものと大きな期待が広がっていました。
  しかし済生会・彩優会秋谷病院、そして久喜市3者間の協議が思うに進まず、空白期間誕生への怖れが
 進んでいました。しかしここへきて急転換、3者の協議が一気に進み、彩優会秋谷病院は来年4月済生会
 跡地での開院を目指す事となりました。この事に付き15日、久喜市議会の全員協議会で報告されました。
  それによると当初は旧済生会栗橋病院の建物を、「彩優会秋谷病院」が買い取る方向でしたが、手続きに
 時間がかかるため以下の方法をとることになりました。済生会は旧栗橋町から無償譲渡された土地、約
 9600㎡を久喜市に返還しますが、今後10年間借り受け、建物と共に彩優会秋谷病院に無償で貸与する
 10年経過後は土地も建物も彩優会秋谷病院に無償譲渡するというものです。なお久喜市は彩優会の
 整備に際し、建物の改修にかかる費用の一部を補助します。
  秋谷病院は2次救急指定病院、114床、8診療科目を有してますが、移転開院後も保持する方針とのこと
 です。いずれにせよこれにより、医療過疎の地域も期間も解消されたことになります。間違いのない進展、
 来年4月開院を切望するものです。


    ● 元「さきがけ」代表 「武村正義」氏逝去  10/6(木)

 
  落語家でテレビ番組「笑点」の人気者「三遊亭円楽(六代目)」、プロレスラーで国会議員でもあった
  「アントニオ猪木」、そして「細川連立政権」、「自社さきがけ連立政権」で中心的役割を果たした、「さきがけ
  代表・武村正義」と訃報が続いています。人の「死」というのは何をおいても痛ましいものであり、心からの
  お悔やみを申し上げ、御霊安かれと頭を垂れるものです。もっとも人の死の、それも皆の黙とうに合わせて
  太鼓をたたき、タンバリンを打ち鳴らすという人たちもいました。こうした人たちは間違いなく地獄へと落ちる
  ことでしよう。前記の3人の中でも、私も一番小さなところで、かつ短い期間でしたが、政治の道を歩いた
  人間です。「武村正義」氏の死に思いをはせることとします。

   武村氏は滋賀県の出身、京都大学を出て自治省(現総務省)に勤務しました。若くして滋賀県八日々市々長
  その後滋賀県知事に就任しています。滋賀県知事時代は琵琶湖の浄化を目指す「琵琶湖条例」を制定、
  ほぼ全国を敵に回して今の琵琶湖の環境を勝ち取っています。さらに「図書館立県」を目指すなど、優れた
  業績を残しています。その後滋賀全県区から衆議院議員に転出、計4期勤めました。
   武村氏の活躍の前にいわゆる55年体制があります。統一社会党の誕生、自由民主党結成により1955年
  から生まれた、ある意味でのなれ合い政治・安定政治です。この体制下で自民党はほぼ40年政権の座にあり
  ました。末期近くとなり多くの金に関する不祥事が起きました。田中内閣のロッキード事件、1988の竹下内閣
  リクルート事件、1991の佐川急便事件、1992の金丸事件等々です。当然「政治改革」を目指す大きなうねりが
  起きました。自民党を離党しての武村氏を中心とする「さきがけ」、細川護熙氏らの「日本新党」、竹下派内の
  すさまじい権力闘争を経ての小沢一郎、羽田孜らの「新生党」です。1993・平成5年の事です。そしてこの年の
  総選挙によって自民党は少数派に転落、反自民・非共産の8党派による細川連立政権が誕生、55年体制は
  崩壊したのです。

   細川政権下で「日本新党」と「さきがけ」は統一会派を組みます。それでも数的には社会党・新生党・公明党に
  次いで第4会派でした。最大会派の社会党は非協力的でした。新生党の小沢一郎・公明党の市川雄一の1・1
  コンビ主導型の運営でした。細川政権下で内閣官房長官に就任した武村氏は、その風貌から「ムーミンパパ」
  と称されつつも、すさまじい権謀術数を発揮、バルカン政治家の名を欲しいままにしました。結局細川政権は
  1丁目1番地の「政治改革」というより「選挙制度改革」を終えて退陣、「羽田政権」が誕生しました。しかし
  これには社会党が連立を離脱、また武村氏ら「さきがけ」も閣外協力という対立的立場に転じました。結果
  ほぼ2カ月という戦後2番目の短命内閣で羽田政権は終わりを告げました。
   そしておそらく日本憲政史上最初にして最後と思われる連立政権「自・社・さきがけ」による村山内閣が誕生
  したのです。これにはなりふり構わぬ政権復帰を目指す自民党の動き(竹下登・野中広務氏等)もありましたが
  武村氏の政治手腕も大きく寄与したと思われます。
  武武村氏はこの連立政権で大蔵大臣に就任しています。村山首相の下で、「外=外相・自民河野」、「内=蔵相
  さきがけ武村」しかなかったのだと思います。野合だとか、早く終わると言われていた3派連立政権は結局
  1994年=平成6年6月から98年平成10年6月まで続いたことになります。しかし97年平成9年の総選挙で
  自民党が躍進、逆に社会・さきがけはメンバーの大量離脱などもあり敗北・減少、閣外協力に後退しました。
   結果自民党単独政権としての第Ⅱ次橋本内閣が誕生、8派・3派と続いた連立政権は終わりを遂げました。
  55年体制で長期安定政権を担った自民党は、金属疲労を起こし、様々な金にまつわる不祥事を起こし
  8派そして3派の連立政権を生みました。そしてほぼ10年を経て2009・平成21年の民主党政権誕生となり
  ます。その民主党も内部対立と政権担当能力の無さから、いわゆる「失われた3年」の状況を呈し、今に
  繋がる自民党政権が復活しています。こう見てくると結局政権を担いうるのは「自民党」しかないのかな、と
  思うのです。立ち止まり考え、絶えず脱皮し成長する「自民党」であってほしいと考える次第です。      
   
   武村氏は体調を崩し、2000年の総選挙落選を期に政治家を引退しました。しかしその後も中国の砂漠化
  した土地への植樹活動、地域政党「チーム滋賀」・「全国9条首長の会」代表を勤めるなど、信条である
  「きらりと光る国・日本」への情熱を燃やし続けられました。
   「政治が人を創る」と言います。武村氏は正に自民党の金属疲労、政治改革を目指す様々な動きの中で
  誕生した8派と3パの連立政権の中で、その能力を最大限発揮した人でした。  

   私たちはこれからも変わらぬ政治改革の中で武村氏を思い出すことでしょう。
   どうぞ安らかにお眠りください。


    R4年9月定例会最終日をInternetで傍聴しました。  9/30(金)

   9/30日はこのページの23日付で報告しているように、令和4年9月議会の最終日、討論・採決の
  日でした。午前中は急にメガネの弦が壊れ、ヨーカドーに修理に行ったりしましたが、午後はずっーと
  Internetで傍聴しました。いくつか気になる案件があり、討論を聞き、採決を見守りたいと思ったからです。
 
   まず議案第66号「久万市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例」です。久喜市では中学生迄
  義務教育の期間医療費は無償です。それを高校生まで引き上げることを求める動きは大分前からあり
  ました。今春の市長選に立候補した人は、すべてこれを公約にしていたと思います。当然「全員」で可決
  されています。
   次に23日で報告した議案第69号「工事請負契約の締結について」、いわゆる久喜市の新ごみ処理施設
 の整備に関するものです。あまりにも高い施設整備費+維持管理運営費から読売新聞埼玉版トップでに取り
 上げられたり、付託先の「教育環境委員会で否決されたり(2-3)で、注目を浴びていました。しかし本会議
 では「多数」で可決されるだろうと思っていましたがその通りとなりました。討論に7人がたち活発な論議が
 行われました。反対意見としては、①とにかく同様の焼却炉と比較し、余りにも高い、②プラゴミ全量焼却を
 前提としており、時代に逆行する。③ 高い理由として「にぎわい施設」建設があるが、そもそも市民要望に 
 ない。 賛成意見として ① 一見確かに高いが現施設の維持費、新施設によるコスト減等総合的に考慮
 すべき、② 地元要望に即している。③ 高額であるのは間違いないが、必要施設であり市民によく説明を
 等々です。賛成19-反対7「多数」で可決されています。
  次に議案第70号・「財産の無償譲渡について」、評価額1億4、000万円の「東京理科大跡地と建物」を
 無償で「埼玉看護専門学校」に譲渡するものです。反対討論のみ3人からなされています。旧「東京理科大学」
 は約6割の土地と殆どの建物が無償で久喜市に譲渡され、前市長による活用案、現市長による見直し案
 再度の見直し案ときた経緯があります。私は議員時代前市長による活用案推進の立場に立っていただけに
 残念な気がしていました。無償としたのは建物が老朽化しており、改修にかなりの費用がかかることからです。
 「埼玉介護専門学校」と10年間で返還の請求権を喪失するとしています。反対6の多数で可決されています。       

  最後が議案第71条・「財産の減額譲渡について」、江面第1小と合併、廃校となった旧江面第2小の土地・
 建物、評価額6、114万円を500万円に減額し、譲渡するというものです。私は少年団活動で江面第2小は
 足げく通っただけに懐かしい思い出があります。減額の理由はここも建物、施設改修費が高額となり、建物
 分は無償としたとのことです。跡地利用については、地元から色々要望が出されていました。「災害有事
 支援型地域創生医療介護施設」、要するに通常介護施設だが、有事の際は災害支援施設となるという物
 とのことです。゛これは「全員」で可決されています。
  そのほかに議員提出議案・「意見書」が3件ありました。1つは「安倍国葬問題」、アレもう終わったのでは
 と思ったのですが、実施に反対するのではなく、実施したことに抗議するというもの、もう1つは統一教会問題
 「国の責任で真相究明を求める」というものでした。いずれも「少数」で不採択となっています。


 ● 安倍晋三元総理の国葬が行われました。 9/27(火)

   去る7月7日、暴漢の銃撃によって命を断たれた元総理「安倍晋三」氏の葬儀が、「国葬」として
  27日(火)「日本武道館」で営なまれました。1967年・昭和42年「吉田茂」氏以来55年ぶり、2度
  目の「国葬」でした。なお私はこの日令和4年度・第1回「スポーツ推進審議会」と重なり、会長職務
  代理者として会の運営に当たっため、実況中継は見ていません。多くその後の報道によります。

   式は松野内閣官房長官の「開式の辞」に始まり、「国歌演奏」、「黙とう」と続き、その後安倍氏の
  在りし日の活動をつたえる映像が大型スクリーンに映し出されました。例のリオデジャネイロ・オリン
  ピックでの「マリオ」姿には思わずこみ上げるものがありました。次いで葬儀委員長を勤める
  岸田首相、衆・参両院議長、最高裁長官、友人代表菅前総理が弔辞を述べました。岸田首相は
  「貴方は我が国憲政史上、最も長く政権に当たりましたが、歴史はその長さよりも達成した事績に
  よって貴方を記憶するでしょう。」と安倍氏を称えました。また内閣官房長官として、安倍氏の女房役を
  勤めた友人代表、前菅首相は「貴方と一緒の7年8カ月は本当に幸せでした。」と語り、生涯を
  「日本よ、日本人よ、世界の真ん中で咲き誇れ」との思いで貫いたとし、また2度目の総裁選出馬に
  逡巡する安倍氏を、3時間かけて口説いた等の思い出話を語っていました。そして安倍氏の愛読書
  にもあったという「山縣有朋」が「伊藤博文」の死に当たり謳った「語りあひて 尽くしし人は旅立ちぬ 
  今より後の世をいかにせむ」を紹介していました。木訥とした表現の中に、実と誠にあふれ、思わず
  目頭が熱くなる良い弔辞でした。
   その後天皇・皇后両陛下、上皇ご夫妻の拝礼(使者)、秋篠宮殿下を始めとする皇族の供花、そして
  参列者の献花と続きました。この日国内から政・財界等3、600名、210の国・IOCバッハ会長など
  国際機関の代表者等700名、計4300人の参列者を見ました。また九段下公園に設けられた一般
  向けの献花台は、大勢の人であふれ最盛時には4Kの人の波が続き、23、000人を越える人が
  献花しています。
   元安倍総理の国葬は成功したでもない、失敗したでもない粛々と行われたと思います。残念なことは
  いつもながらの屁理屈で、葬儀に反対した人たちがいたことでした。「長きにわたりご努力された方に
  ご苦労様でしたと頭を垂れる事を否定することは、私の人生観にない。」と言い、国葬に出席した立憲
  民主党・野田元首相は、当たり前の事なのですが、他の人が人だけに立派だったと言わざるを得ません。
   「統一教会問題」と国葬を一緒くたにして論議することは間違っています。事実はただ一つ、安倍氏は
  理不尽にも命を奪われたのであり、その犯人は山上だという事です。次期「国会」において統一教会
  問題にしっかりケジメを付け、肝心要の「憲法改正」問題に突き進んで頂きたいと思います。

    ● 新焼却炉関係予算・委員会で否決  9/23日(金)

   市議会では今、9月定例会が開催されています。すでに一般質問・議案質疑が終わり委員会審査に
  移っています。久喜市議会は4常任委員会ですが、昨22日(木)最後に開催される「教育環境常任
  委員会」が開かれ、そこに付託された議案第69号「工事請け負い契約の締結について」仮称・
  (久喜市新ごみ施設整備運営に関する施設整備)が。「賛成少数」で「否決すべきものと決定」しました。
  同委員会は定数6人、委員長は採決に加わりません。賛成2―反対3とのことです。
   9月16日(金)「読売新聞」埼玉版トップに、「422億円・久喜ごみ施設高すぎ」、「議会で批判・市幹部も
  高いと思う」と報道され、採決結果が注目されていました。もちろんこれは委員会結果です。9月議会
  最終日の本会議での採決はどうなるか解りません。しかし通常市長提出議案は「委員会―本会議」共に
  「可決」されるわけで、市政運営全般に大きな問題を投じたといえます。
   ご承知のように久喜市は「宮代」・「鷲宮八甫」・「菖蒲町台」の3焼却炉で、ゴミ処理に当たってきました。
  全て老朽化した3施設を「菖蒲町台地区」に集約・整備し、2025年秋工事着工・26年完成、27年
  運転開始を目指すものです。「久喜宮代衛生組合」は解散されますが、宮代のごみも受け入れます。 
 (当然有料です。)
   さて高いと言われる費用です。計画処理量は1日当たり155tです。発電設備・余熱利用施設を含む
  工事費276億7432万円、同所にある現施設の解体費用12億4000万円も含まれています。
  日立造船グループが建設、その後の維持管理を受注しています。同グループが最近請け負った自治体
  のケース(日野市・鳥栖市・鶴岡市等)で、ごみ1t当たり8000万円~1億円なのに、久喜市は1億
  7000万円と倍近いこと、他に建設完成後20年間の運営・維持管理費が145億3000円で、合計
  して422億円と言われるものです。この合計額も他市1年あたり10~13億なのに比し、久喜市は
  21億に当たるという事になります。議案質疑で答弁に立った「環境経済部長」も、「高いと思う」と
  答弁しているくらいです。当初久喜市の「基本計画」では、約350億としていました。70億も高くなった
  原因として、「物価高・関連施設費」等を上げています。しかしその関連施設もかっては郷土の偉人
  「本多静六」博士の公園の哲学・理念を活かし、「市民の森・健康の森・緑の森」というコンセプトで
  貫かれていたものが、温泉・温水施設、トレーニングジム・レストラン・貸館といった単なるレク施設・
  集客施設に変貌したと言わざるを得ません。高すぎる建設費用も含め、この点への質問・批判が
  委員会でも多く出たと聞いています。
   当然多額の補助金が出ます。しかし市民の税金が投入されるのも事実です。とにかくどう考えて
  も高いと言わざるを得ません。注意深く9月議会最終日の本会議採決を、見守っていきたいと考えます。

  
    ● 安倍氏国葬と旧・統一教会問題に思う事   9/12(月)

   故安倍氏国葬と、これに関わる旧「統一教会」問題のマスコミその他での声がかまびすしい。
  安倍氏葬儀は来る9月27日、「国葬」を以て行われることがすでに決定しています。歴代総理の中で
  国葬は「吉田茂」氏のみ、「佐藤栄作」氏は「国民葬」でしたし、他の首相の場合はいずれも「内閣・
  自民党合同葬」でした。「国葬」を決定する明確な根拠がないからです。しかし岸田首相は安倍氏の
  史上最長の首相としての在任期間、財政・安全保障における様々な実績、何よりもその死の特異性
  等々を理由に国葬としました。「内閣設置法」に基ずく閣議決定によるものです。これに関しNHK の
  世論調査では7月末には賛成49―反対38だったものが、先月末では36―50と逆転しています。
  その理由として「国葬」とする根拠のあいまいさ、明らかにされない費用等がありましたが、安倍氏を
  銃撃、死に至らしめた犯人が示したいわゆる統一教会問題、これに安倍氏が深く関わっているのでは
  ないか、といった点もありました。
   統一教会については今の時点で言うまでもありません。1954年に教祖「分鮮明」が韓国で起こした
  宗教団体です。韓国で朴政権時代に「反共・勝共連合」活動で、政権と結びつきながら勢力を強め
  日本・世界へと組織を広げていきました。日本での初期活動に当たり、「安倍晋三」氏の祖父・故「岸
  信介」氏と「笹川良一」氏が深い関わりを持っていたとも言われています。現在会員は公称56万人と
  されていますが、実態は最大でも10万人以下だと言われています。「集団結婚式」・「霊感商法」、
  信徒への「高額献金」等、で余りにも有名、安倍氏襲撃者の家族のように悲惨な生活を強いられている
  大勢の犠牲者がいます。もはや「宗教団体」というより「悪質宗教団体」、あるいは「反社会団体」とさえ
  言えます。この旧統一教会に、選挙の応援等で繋がりを持つ議員がいることで批判を受けています。
   その多くは自民党議員、この問題に関する調査で、所属国会議員379名中179名が何かの形で
  とされ、そのうち121名の氏名が公表されました。表明したように「今後一切の関わりを断つこと」を
  地方自治体議員にまで枠を広げ、かつ徹底して頂くことを強く求めます。
   政治と宗教の関係については軽々に論ずるべきでないと思います。公称827万世帯?という与党
  「公明党と創価学界」の関係もあります。いずれ考察の上、章を改め書きたいと思います。
   現時点でいうと1つに「解散させろ」という過激論があります。「つぶして日本から追い出せ」という
  やつです。しかしオウムのように「破防法」が適用できない限り、解散は無理です。もう一つに「法人格
  を剥脱せよ」という意見もあります。「反社会団体だから」という事でしょう。しかし反社会団体とは「暴力団」
  を指すのであり、現在の活動で法律上の定義は無理と思います。今後取り締まる・執行する為の法の
  整備を進めていかねばならないのではと思います。
   こんなそんなで安倍氏国葬への批判が高まっています。自ら決定したのに慌てた岸田首相は閉会中
  審査で野党議員の質問に答えています。国葬実施に当たり、1・安倍氏の実績、2・決定までの過程
  3・葬儀費用、4・統一教会問題の4点にわたり、理由を述べていました。しかしこれは前から言われて
  いた事、何ら新しいものはありませんでした。私はどうも岸田首相を余り評価していません。「慎重に
  対処していく」、とか、「丁寧に説明する」とか低姿勢の言葉だけで、「実・真心」が感じられないのです。
   安倍氏の実績と世界からの評価を考えれば、きっちり「国葬」を行い、世界からの弔慰に答えるべき
  と考えます。
   相も変わらず「国葬」と「統一教会」問題へのマスコミその他の対応は醜いの一語に尽きます。
  毎日毎日何ら進展のないものを、ああもよく続けられるものと感心します。国葬への参加は自由です。
  人の死を痛み、霊を敬うは個々人の心の問題です。出たくなければ出なければよいので。招待状に
  欠席と記入、それをわざわざSNSで全国に発信するという神経の持ち主は、それこそ地獄へ落ちる
  だけなのです。
   私は当日、時間に合わせて手を合わせ、安倍氏の冥福を祈ることにします。ウクライナ問題で露呈
  した日本の安全保障に、誰よりも早くから、強い対策を講じようとしていた氏に思いをはせながら。

 
         イギリス・エリザベス女王逝去 エリザベス女王が

  
イギリスの女王であり、14カ国の連邦、王室領土の君主であるエリザベス女王が逝去されました。
 心からの哀悼の意を表し、御霊安からんことを祈念いたします。
  エリザベス女王は96歳、25歳で女王に即位され70年間その座にありました。これは英王国史上
 最長年に当たる君主とのことです。「君主」ですが日本国天皇も「君主」と言えます。ただし日本国天皇は
 新憲法では「象徴」とされ、「その地位は主権の存する国民の総意に基づく」とされ、いわゆる「象徴天皇制」
 です。「君主」には「絶対君主制」と「制限(立憲)君主制とがあり、多くが制限君主制となっています。
  絶対君主は今では「アラブ首長国連邦」くらいでしょうか。多くの君主制の国でも「イギリス」は歴史と
 国民生活になじんでいる上で№1といえます。エリザベス女王は「イギリス国教会」の首長という立場に
 あり、「国民とともにあり、国民に愛される王室」に努力された70年だったといえます。

  イギりス首相に、「第二のサッチャー」と言われる「トラス女史」を任命したのが最後の公務でした。
 お疲れさまでした。どうぞ安らかにお眠りください。
  後継者として「チャールズ三世」がつかれました。例の「ダイアナ妃」が最初の奥様でした。エリザベス女王
 戴冠式に、現上皇陛下が皇太子当時に参加されたのをはじめとし、日本王室との交流は深いものがあります。
  これからも両国の友好に勤められますよう期待します。

        内閣改造・新自民党役員人事
  8/11(木・祝)

   岸田首相・自民党総裁は、当初9月になってからと思われていた、内閣改造と党役員人事の変更を
  大分前倒しし、昨10日行い発表されました。ご承知のように先の参議院選挙は、投票日直前の安倍
  旧首相の銃撃による死亡といった衝撃的事件も1つの因として、自民党の勝利に終わっています。
   それ以来内閣改造は9月と思われていましたが、大きく前倒しされたことになります。その理由として、
  来春の統一地方選挙に早く備えたいとの+的側面もありますは、多くは安倍首相狙撃事件以後急速に
  クローズアップされた、統一教会と自民党議員との関係による支持率の低下(最新の読売新聞の調査
  では、内閣支持率8Pダウンの57%)があり、他にも世論が2分される安倍首相国葬問題、安倍首相
  なき後の各派閥間の微妙なパワーバランスの変化、といった問題があり、早く統一した体制を固め、
  こうした問題に対処したかったためと言われています。結果相も変わらず岸田流というか、各派閥に
  考慮した均衡型人事であり、目玉人事とか、ハプニング人事といったもののない平凡な人事と言えます。
   しかし情勢は極めて厳しいものがあります。直前でも中国のミサイルが初めて日本の排他的経済水域
  EEZに落ちて?(撃たれて)います。ウクライナの問題もあります。「国家安全保障戦略」の改定に向け
  きちんと準備を進めていかねばなりませんし、憲法改正の道もしっかりと歩んでいただきたいと考えます。
   ご努力に期待します。

  自民党人事  総裁・岸田文雄  副総裁・麻生太郎  幹事長・茂木敏充  総務会長・遠藤利明(新)
         政調会長・萩生田光一(新)  選挙対策委員長・森山裕(新)  国会対策委員長・高木芳男 
  
  内閣人事  初入閣・9人  留任・5人  再入閣・5人  女性・2人
  総理・岸田文雄   総務・寺田稔(岸田派・初)   法務・葉梨康弘(岸田派・初)   外務・林芳正(岸田派・再)
  財務・鈴木俊一(麻生派・留)  文科・永岡桂子(麻生派・初)  厚労・加藤勝信(茂木派・再)  農水・野村哲郎(茂木派・初)
  経産・西村康稔(安倍派・再)  国交・斎藤鉄夫(公明・留)    環境・西村明宏(安倍派・初)  防衛・濱田靖一(無派閥・再)
  官房・松野博一(安倍派・留)  デジタル・河野太郎(麻生派・再)  復興・秋葉堅也(茂木派・初)  
  公安・防災・谷公一(二階派・初)  地方創生・沖縄・北方・岡田直樹(安倍派・初)  少子化・小倉将信(二階派・初) 
  経済再生・山際大志郎(麻生派・留)  経済安全保障・高市早苗(無派閥・再)

    岸田首相と総裁選を戦った「河野太郎」氏と「高市早苗氏」が、共に党役員から入閣したのが目立つ程度で
   典型的な派閥に配慮した均衡人事と言えます。統一教会問題は大丈夫なのかと少し心配です。

   ● 3つの?防災行政メール  8/2(火)

   久喜市は「防災行政無線」を通し、防災その他様々な情報を市民に提供しています。同時に登録された
  市民に対し、スマホ・パソコン等に同様な内容を、「防災行政情報メール」として発信しています。私は大分
  前からスマホで登録していますので、火事・行方不明その他を含め情報が寄せられます。

   所でこのところ全日2つの情報メール、加えて2~3日おきにもう1つのメールが送られてきます。
  1つはコロナ感染に対するもの、感染予防への注意を促すものです。そして1つはいわゆる今の「猛暑」
  に関するもの、「熱中症警戒アラートが発令されました」が多い内容となっています。そして2~3日おき、と
  いうのがいわゆる「オレ・オレ詐欺」、「市役所職員をよそおい」という内容が多いようです。このオレオレ
  詐欺も手を変え、品を変えずーと続いていますが、「どうぞお気をつけ下さい」と申し述べ、今回は割愛します。

   要するに「コロナ」と「猛暑」なのです。8月2日なんぞ昔から暑かった、何て言えるレベルではありません。
  今日(8/2)は何と40度を超すなんて言われていました。何とかそこまでいきませんでしたが、全国1が
  何と越谷市で39・5度、熊谷市は38・9度とのことでした。1位と2位が埼玉県なんて自慢になりませんね。
   私の体温は36度の前半です。体温より3度も高い気温なんてチヨット信じられないですね。所で4番目の
  メールとしていわゆる「ゲリラ豪雨注意報」が久喜に出されないのは幸運です。このところ連日関東地方の
  どこかの町にゲリラ豪雨注意報・土砂災害注意報が出されています。命に危険な異常高温も史上最高続きの
  短時間記録的豪雨も共に地球温暖化のなせる技です。テレビの番組で「偏西風の蛇行」だとか、「ために太平洋
  高気圧が張り出し過ぎているから」何て言っていますが、異常気象は世界規模、アメリカでは大規模な干ばつが
  ヨーロッパ・インドでも熱波による穀物不作が起きています。そしてこの地球温暖化は正に人間が引き
  起こしたもの、正にカーボンゼロシティを目指し、私たち一人一人、企業・自治体・国が出来ることから
  組織的・計画的に継続した努力を続けていかねばならないでしょう。

    コロナについては下段でも報告しています。7/28東京都の新規感染者はとうとう4万人を越えました。
  18都府県で過去最高を記録、全国で23万人を数え、「WHO」は世界最高としています。これは第6波の
  倍であり、現在の主力オミクロン株「BA・5」の感染力の強さを表しています。ただ少し光明を見つけるなら
  昨日の東京都の新規感染者は2万2千人弱、7/19日以来の減少を記録しています。何となく、何となく
  ですが、ピークかななんて気がします。それに今回は国も自治体も行動の規制をしていないことです。
   京都の祇園祭、福岡の博多祇園山笠も通常通りでした。8月に入って東北5大祭り、徳島の阿波踊りも
  通常通り行われる予定ですし、甲子園も観客の制限なしに間もなく始まります。これでよいのだと思います。
   行動制限なしは世界的考えです。新型コロナを感染症法上の「インフル」と同じ扱いにしようとの意見も
  出回り始めました。注意をもって見ていきたいと考えます。
   早く毎日々2つのメールが来る、こんな状況がなくなればいいなと思います。しかし長期的考えとごく
  身近な対策はやはり異なります。とにかくコロナでは通常の基本的感染対策をきっちりやること、そして
  猛暑対策では、無駄に外出しない、水分をこまめに取る、エアコンを上手に使うといったことは徹底して
  いただきたいと思います。
   とにかくみんなで元気にこの夏を乗り切っていきましょう。

   ● 新規コロナ感染最悪の状態に  7/24(日)

   第7波と言われる新型コロナウイルスの感染状況は、このところ最悪な状態となっています。昨23日
  感染者は全国で20万975人、初めて20万人を越えていますし、4日連続過去最高を記録しています。
  多くの都道府県で同じく過去最高を記録し、東京都は3万人、大阪府は2万人を越え、我が埼玉県他
  3県が1万人を越えている状況です。何せ6波と言われた今冬最盛期に、10万人を何日か越えた程度
  何とその倍を数えるという状況です。これは今回の感染の主力が、オミクロン株の「BA・5」と言われる
  新種であり、第6波の「BA・2」より27%感染力が高いと言われるからです。現時点で90%台の後半
  8月に入ると100%がこの新種になるそうです。当初、この新種は感染力は高いものの、重症化は少と
  いわれていました。しかしここへきて「ワクチン効果に大きな違いはなく、重症化もその差は認められない」
  とされています。ただ若い人の感染が多いのは現実で、全体の61・9%を占めています。私はすでに
  4回目のワクチン接種を済ませています。 (7/9日付久喜市アラカルトのページ) この年代は4回目は
  対象外、3回目の接種率も低いそうです。今後国・各自治体では4回目ワクチン接種の対象拡大に加え、
  この年代の接種加速化に本腰を入れるそうです。
   久喜市でも三桁の数も含み、連日多くの感染者をみています。とにかくこの所、自分が関わるいくつか
  の組織において、この影響による欠席者等が出ています。プロ野球の巨人軍とか、アメリカで行われて
  いる世界陸上でも同様ですね。今までならこの感染状況だと何らかの行動規制が出される、少なくとも
  その検討が始まるものですけど、今回そうした動きは未だ見られていません。久喜の提灯祭りも規模を
  縮小したとはいえ、3年ぶりに実施されましたし、京都の祇園祭以下例年通り実施されています。やはり
  コロナに影響されない自由な生活は楽しいものですね。甲子園の予選も最終段階を迎え、全国各地で
  熱戦が繰り広げられています。昨日の「埼スタ」での「パリ・サンジェルマン」との試合は何と6万2千人、
  超満員でした。これはやはり今春2月の第6波のピーク以降、落ち着いた感染状況から、様々な規制が
  解除され、皆が自由に生活を謳歌出来るその延長のなせる技です。
   国も今の所新たな行動規制等考えていないようです。もし又も、と考えると憂鬱な気分になります。
  しかし数を考えるとこれからもずずっーと自由に、なんて甘えているわけにもいきません。それぞれが
  基礎的な感染対策をしっかりこなす、一人一人がそうした日常生活をしっかり送って、コロナと戦っていく
  ほかないようです。

 ● ● 審判下る、自民党大勝 参議員議員選挙  7/11(月)
 
 
 第26回参議院議員選挙は 7/10日投開票され、自民党が8議席増の63議席を獲得、13議席を
  獲得した
公明党と共に、与党が改選過半数を獲得大勝しました。下段で報告しましたように、投開票
  前々日の8日、安倍晋三氏が応援演説中に銃撃され、死亡するという大変ショッキングな事件が起こり
  ました。これも1つの因となったのか投票率が前回を上回り、50%を越えています。
   さて投票結果です。今は各種選挙結果予想が進み、殆ど正確に予測できています。今回もその通り
  自民党が大勝、単独で改選過半数(124+1)を越える63議席を獲得、同じく堅調の公明党を加え
  与党が過半数を大幅に上回り、安定した政権を担当することとなりました。
   確定した各党派の議席数は以下の通りです。総数―選挙区―比例当選者の順です。
  
自民党 63名(45名―18名)     立民党 17名(10名―7名)  公明党13名(7名―6名)
  維新  12名(4名―8名)        国民   5名(2名―3名)   共産党 4名(1名―3名) 
  れいわ 3名(1名-2名)        NHK党・参政党・社民党(各比例1)  無所属5名

  
   以上の通りです。なお無所属は沖縄・静岡等の選挙区・革新統一候補です。当選者の内、女性議員は
  35名、過去最高となっています。今回の与党大勝の要因です。ロシアのウクライナ侵攻により現実として
  野党の安全保障の弱さがクローズアップされたこと、比較的安定していたコロナ感染状況から岸田内閣の
  支持率が高かったこと、何よりも野党間の混乱から統一候補者の擁立がならず、1人区での対決に圧勝
  したこと、最後に安倍晋三氏の不幸への同情等が挙げられます。勝敗のカギを握ると言われる1人区は
  32中、自民党が28まで制しました。岩手・新潟・山梨といったところの勝利がその象徴でした。
   野党では立民・国民・共産が議席を減らしています。特に「立民」は23→17と惨敗、比例は野党トップを
  「維新」に奪われています。旧「枝野代表」に変わり、新たな路線を進めるとした泉代表以下執行部の責任は
  免れないと思われます。議席を大きく伸ばした「維新」です。確かに先の衆議院選以来勢いは継続されて
  いるようです。ただし全国組織への挑戦とした京都・愛知・東京・埼玉でいずれも敗れており、今一と言え
  ます。私はこの政党を余り評価していません。
   埼玉県は定数が3から4に増え、最初の選挙でした。自民・関口、公明・西田、無所属・上田の3現職が
  強く、残り1議席を「立民・共産・維新」が争う形でした。その通りとなりましたがラスト1議席は、枝野氏・
  大島氏など強い衆議院議員を要する「立民」が勝っています。これからは神奈川・千葉のように自民党が
  2名立候補させるかが問題となるでしょう。
   さてこれからです。憲法改正問題のみクローズアップされています。確かに3分2=177名をはるかに超す
  議員を有したことになります。ただし難しい問題ですのでいたずらに急ぐことなく、国民的合意形成を図り
  つつ、その道を進んでいただきたいと思います。

   加えて安全保障の問題、円安・物価高の問題等、早急に取り組まねばならぬ問題が山積しています。
  政府・自民党一体での取り組みに期待するところです。

     安倍元首相銃撃される、危険な状態  7/8(金)

   
今日は私の何と**回目の誕生日でした。全くうれしくはないのですが、一応女房と2人で昼食に
  イタリアンを食べに行きました。家へ帰りテレビをつけたところ、驚愕のニユースが飛び込んできました。
  安倍元総理・自民党総裁があと1日しかない参院選挙応援のため訪れた、奈良県奈良市において応援
  演説中、銃撃され大変危険な状態にあるというのです。
   場所は奈良県奈良市、近鉄・大和西大寺駅近くのロータリー、時間は本日午後1:30でした。応援演説
  を始めてすぐ、銃撃されたものです。容疑者は同市に在住する山上徹也(41歳)、20年程前に3年ほど
  海上自衛隊に所属していたそうです。使用された銃は手製の物と思われ、2発発射、2発目が安倍氏の
  胸・首に命中?し、出血、傷が見られるとの事です。現場でAED、心臓マッサージ等救急救命処置が行われ
  ドクターヘリによって、「橿原市」の奈良県立医大附属病院に送られ、懸命な救急治療がなされています。
   また容疑者は直ちに逮捕され、奈良西警察署に搬送されました。現在取り調べ中であり、動機・事件の
  背景等は明らかになっていません。
   同じく選挙応援のため、山形県寒河江市を訪ねていた岸田首相は直ちに帰京、記者会見しています。
  また全閣僚も応援を取りやめ集合、閣議を持ち状況把握、今後の対応の統一を図るとのことです。
  明日1日の選挙運動は様変わりしたものとなりそうです。  
   とにかく安倍元首相の身体状況の好転を強く望みます。またこうした蛮行に憤りをもって抗議します。
  私は「モリ・カケ・サクラ」と、とにかく悪の権化のように言われた安倍旧首相が比較的好きです。何故だか
  解りませんが、何もやらないのになぜか評価の高い岸田現首相を評価しません。とにかく一命を取り留め
  健康を取り戻し、憲法改正の先頭に再び立たれることを願うのみです。
   (新たな状況が生まれればまた報告します。)

  追記  上記したように、本日午後1:30奈良市近鉄「大和西大寺」駅ロータリーにおいて、参議院選挙
      応援の演説中、暴漢に銃撃された安倍元首相は、ドクターヘリで柏原市「奈良県立医科大学病院」に
      運ばれ、懸命な救命治療を受けていましたが、17:03失血死により逝去されました。心から
      哀悼の意を表します。安らかにお眠りください。
       生涯の願いとした憲法改正を成し遂げ、「美しい国」創生の活動を見守って頂きたいと思います。

    ● 参院選スタート 公示―投票7/10  6/22(水)

   第26回参院選は22日公示され、投票日7/10(日)18日間の選挙戦に突入しました。ご承知の
  ように日本は衆議院・参議院の2院制、第1院ともいえる衆議院は「解散」がありますが、参議院
  にはなく、定数248で任期6年、3年毎に100人比例、148人選挙区の半数が改選されます。
   今回は神奈川の補選1を加え、当選者125人に545人という多数が立候補、前回を175人も
  上回っています。比例区の票堀起こしのため、選挙区の立候補者が多くなる傾向は今後も続き
  そうです。選挙区は都道府県単位ですが、島根―鳥取、高知―徳島は合区となっています。その
  変わり我が埼玉県等は3→4と定数が増えています。比例は「非拘束名簿式」で行われます。直近の
  選挙で投票率が2%を越えているか、10人以上の議員を有する政党・団体が名簿を提出、獲得
  投票数に応じ「ドント」で割り振られます。
   さて選挙です。改選125の半数63以上を与党=自公で、が目標と岸田総理が言っていました。
  また最低56議席取れば、非改選議席と合わせ、自公が過半数を維持できるとも言われています。
  しかし事前予想ではとんでもありません、与党特に自民が大きく議席を延ばすとされています。32
  ある1人区で野党統一が11選挙区しかなされておらず、自公に利をもたらすとされるからです。
   過去16、19の選挙は32選挙区全てで1-1の対決となりました。結果21-11、22-10とそこそこ
  の形を作りました。今回は前の衆議院選の反省から、「立民」が「共産党」を避ける、そして「国民」が
  与党に接近している状況となっているからです。加えて何が原因がわかりませんが、「岸田内閣」の
  支持率の高さがあります。岸田内閣を「遣唐使」ならぬ「検討使」と揶揄する例もあります。何事も
  「検討する。検討する」と問題を先送りし、対決を作らない姿勢を指しているそうです。確かに岸田
  内閣は具体的に何もしていません。多くの事を成し遂げながら、支持率の低かった菅首相に比べ
  不思議でなりません。もう1つ「ロシア」の「ウクライナ」侵攻により、野党のいう安全保障の非現実性が
  浮き彫りにされたという状況もあります。とにかく今後よほどのことのない限り、政府・自民党の勝利は
  間違いないことでしょう。
   埼玉県選挙区は1人増え、定数が4となりました。自民が1人しか擁立しなかったため、自民・関口
  公明・西田、前知事・上田3現職は固く、残る1議席を共産、維新・立民が争うとされていました。
   しかしここへ来て、上田氏と追う3候補者の差が無くなってきたとも言われています。選挙戦に注目
  したいと思います。
   さて私です。今までも国の選挙、特に参議院選は大した活動はしませんでした。特にこれからは
  あらゆる選挙応援活動はしないつもりですから、何もせず見ているだけとします。      
   

    ● 済生会加須病院昨日開院・明日診療開始 6/2(木)
   
   今日の「読売新聞」は、「済生会加須病院」が昨日・6/1開院したこと、明日3日より外来診療を開始
  することを報じていました。平成28年の突然の「加須市」と「済生会栗橋病院」との「移転に関する覚書」
  なるものの登場以来、市・議会・住民一体での移転反対決議、様々な要望活動、済生会本部理事会での
  移転決定、工事着工・完成と進んで、移転問題は最終ピリオドを打ったことになります。
   「済生会栗橋病院」は1989・平成元年に、東武日光線南栗橋駅前にオープンしました。以来33年間に
  渡り、県東北部地区拠点病院としての役割を果たしてきました。栗橋地区は一般医療機関が比較的
  少ないことから、同地区の医療を一手に引き受ける形が形成され、この30年を超す同病院の1日当たりの
  診療者数は664人にも達しているそうです。久喜市は旧栗橋町以来土地の無償貸与、「救命救急センター」
  開設に当たっては施設補助等を行ってきました。私はポリープ摘出での1週間弱の入院、前立腺肥大の
  診療で約2年間通院等のお世話になってきました。ですがとにかく、平成28年・29年にかけての「栗橋
  済生会」との協議の過程で、病院をどうしたいか、どうするかについて一切語らず、全て補助金まかせと
  した同病院には、きわめて強い不信感を持ち続けています。
   入院患者は昨日加須病院に移ったそうです。明日から始まる外来診療は、当然診察カード等栗橋病院時
  のものが継続されます。同病院は「東武伊勢崎線」加須駅南口10分弱の所にあります。鉄骨建て7階、延べ床
  面積23、200㎡、約41、400㎡の敷地は加須市が無償貸与、他に加須市は約50億円の資金支援をして
  います。病床数は304、第三次救急を担い、医療ロボットの導入等最新医療器具を備えています。医療には
  行政区という考えはなく、同じ「利根医療圏」内の移動となります。いつまでも『加須に持っていかれた、
  済生会は不誠実だ』等にこだわる事はないと思います。問題は前記したように比較的、診療所等身近に
  医療機関が少ないとされる栗橋地区を、医療過疎地区としないこと、発表されている現幸手市の「秋谷病院」
  の1日も早い、栗橋病院跡地への移転、開院を実現することです。
   「秋谷病院」の済生会栗橋病院跡地への移転は、昨年2月地元紙、かの「農事新聞」でもたらされました。
  その紙面で、梅田市長は「その通り」とし、「栗橋地区市民との約束が果たせてほっとしている」とも述べています。
   私はすでに議員ではありませんでしたが、当然「全協」で報告されていると思われます。ここからすでに1年有余
  経過しました。しかしこの問題は一向に現実的な進展を見せていません。行政が民間同士の話し合い(済生会―
  秋谷病院)に任せ、責任ある関わりをしないためです。「済生会栗橋病院」と「秋谷病院」では大きさが違います。

   建物は「済生会」から「秋谷病院」が買い取ります。「本館」と「東館」がありますが、「本館」の老朽化は激しく
  今回の移転の要因となりました。「秋谷病院」が購入しても同じ事と言えます。駐車場(9600㎡)は久喜市が
  無償貸与していましたが、市は今後これを継続せず返還させます。従って「秋谷病院」が使用する場合
  買いるとか、有償貸与となります。前記の通り両病院には大きさの違いがあります。ベッド数300の所に100の
  病院が入るのです。その差をどう埋めていくのか、活用していくのかは、今後の地域医療にも関わる大きな課題
  となります。 「民間同士の話し合いで」と、手をこまねいているのでなく、住民の命と健康を守る視点から行政の
  積極的な関与を望むものです。
  

     久喜市議会 新正副議長選出  5/16(月)

  16日開催された本会議において(私は詳しく知りませんが、久喜市議会は今年から通年議会になり
 ました。従って今までのような⋆年⋆月定例会と呼ぶことはないのだと思います。年内開催されるすべての
 議会が「令和4年定例会」となり、アトは召集した日付が入ることになるのだと思います。従って今日の
 議会は「令和4年定例会・5月16日会議」と呼ぶのだと思います。なお議員でない私には何の関わりも
 ありませんが、私は「通年議会」に何ら意義を感じていません。むしろ職員、特に議会事務局の方々の
 負担の増大にこそ思いを注ぐべきです。) 正副議長選挙が行われました。4月執行された市議会議員
 選挙後の初の議会だからです。結果議長に柿沼繁男氏(みらいの会くき)、副議長に丹野郁夫氏(公明党
 議員団)が選出されています。久喜市議会では議長任期は慣例で2年でかすら、令和6年従来の6月議会
 に当たる開会日まで、この体制で行くこととなります。

 
 議長 柿沼繁男(久喜未来の会)21  杉野修(共産党議員団)3 猪俣和雄(市民の政治を進める会)3
  副議長 丹野郁夫(公明党議員団)20  渡辺昌代(共産党議員団)3 川辺美信(市民の政治を進める会)3

      
 猪俣和雄(市民の政治を進める会)1      となってます。 

  今回の選挙後の会派構成については、本ページ4/28日付で報告してあります。2年前議長人事を
 めぐり、保守系最大会派の「新政久喜」か2分裂しました。少数派だった旧「政策の会・くき」が「公明・
 市民」と結び正副議長を独占しました。今回の選挙後その旧「政策の会」の流れを組む人たちが、
 保守系新人のほとんどを組織し、最大会派「久喜みらいの会」を10人で結成しました。前回最大会派
 ながら反主流派に追いやられた「新政久喜」は今回多くが引退、また新人議員の取り組みにも失敗
 2人という最小会派に落ち込みました。また保守プラス中道系会派として「新しい風くき」が4人で
 結成されています。保守2会派、保守中道会派1、プラス公明、共産、革新会派と6分立したわけで
 議長選の結果が注目されていました。結局保守2・保守中道・公明の4派が連合し、第一会派の
 「みらい」が議長、第二会派の公明が「副議長」に落ち着いたようです。 
  最も今の私にはこういうことは何の関心もありませんが。

      ● 憲法記念日・改正問題に思う事  5/5(木)

   5月3日は憲法記念日でした。現憲法は1946年昭和21年11月3日に交付され、翌1947・
  昭和22年5月3日に施行されました。この施行された日を記念し、「憲法記念日」としたわけで
  今年で75年、私の年齢と余り変わらないことになります。75年も全く改正されなかった憲法は
  世界でも珍しいものです。1945年の大戦終了年から、10年前の2010年までの65年間で
  アメリカは6回、フランス27回、ドイツは何と57回、イタリア15回、中国と韓国が9回も改正されて
  います。75年も経過すれば状況・環境は大きく変わります。それが全く手を付けなかったわけで、
  正に「神聖にして犯すべからざる」ものなのでしょうか。時代遅れと言う他に、現憲法は占領政策の
  一環として作られたという歴史性があります。2度と日本がアメリカにとり脅威となることを避けよう、
  という占領政策から生まれたものです。だから「国家」・「日本」という要素が全く抜け落ちたものと
  なっているのです。だから私はもうだいぶ前から、現憲法を改正すべし、という立場に立ってきました。
  過去このページで、そうした立場で意見を述べてきました。だから今更言う事はないのですが、
  少しだけ述べてみます。やはり「憲法記念日」ですから。
   今年も改憲・護憲両派の集会が開かれ、またマスコミ各社による世論調査が発表されています。
  大きなところだけ記してみます。
   朝日新聞 改正すべし56(45)—すべきでない37(44)        
 () 内は昨年度のもの
          9条のみ  改正すべき33(30)—すべきでない59(61)
   N・H・K  改正すべし35-すべきでない19—どちらともいえない42
          9条のみ  改正すべき31—すべきでない30—どちらともいえない34
   読売新聞  改正すべし60(56)―すべきでない38(40)    

   これを見ても解る通り「憲法改正」はすでに国民の合意と言えます。NHKの倍近い数字、「読売」では
  アンケート開始以来、賛成が60%に達したのは初めてとのことです。「朝日」の「9条」のみ、一昔前の
  数字ですが、「9条」は朝日の命、いつもこんな数字が出ます。設問が違うので記しませんでしたが、
  他のアンケートではシフテイ・シフテイとなっています。また各社ともに前年度より改正は増、護憲は減
  となっているのが特徴、これはウクライナ問題が影響していると思います。とにかく中国・北朝鮮。ロシア
  と核による脅しをかける国に、日本はぐるりと囲まれているのです。とにかく護憲派の皆様は「平和を
  いかに維持するのか」、という具体的・現実的方策を一切持ち合わせていないのです。」

   長くなりすぎますので結論とします。① 緊急時のルールを憲法に加える、② 自衛隊を憲法に明記する
  ③ 次世代育成=家族保護条項を憲法に加える、の3つを中心に憲法改正へ突き進んで頂きたいと考えます。
   今の憲法は正に国民の自己決定権がないときに作られました。国民の総意に基づく、真の日本国憲法が
   出来るのを心待ちしています。

     ● 本・ホームページ「みどりの風」 75万人に  5/4(水)

  
 本日朝 我がホームページ「みどりの風」を覗いてみたところ、アクセス数が75万人を越えて
  いました。おそらく昨日夜75万人に達したものと思われます。
   70万に達したのが昨年の5月24日でした。議員辞職後5万人に達するのにほぼ13カ月弱
  かかっていますので、75万人到着は6月末と考えていました。約2カ月弱も早かったことになり
  ます。この原因はただ一つ、今年に入り、私が市長選に関わって以来、連日のアクセス数が確実に
  30%はUPしたことによります。市長選に関係するものは、余り書き込んできませんでしたが、
  そういうものなのかと自分でも不思議に思います。
   という事はこれからはまた、旧に戻るという事になりますね。マアこういうことに関係なく、いつもの
  ように私が関わっている様々な地域活動を、こつこつと報告し続けて皆様のご来訪を待ちたいと
  思います。これからもご来訪をお待ちしています。



  ● 新しい議会の会派構成が確定しました。 4/28(木)

   確定した新しい会派構成は以下の通りです。

  ◎ 久喜みらいの会 10名
   代表 上條哲弘  新井 兼  柿沼繁男  大谷和子  盛永圭子  
       榎本英明  奈良政宏  瀬川泰祐  樋口智洋  川内鴻輝

  
◎ 公明党市議団  5名
   代表  斎藤広子  丹野邦夫  大橋きよみ  山田正義   岡崎克己

 
 ◎ 新しい風くき   4名
   代表  春山千明  貴志信智  瀬田博文  宮崎亜希

  ◎ 共産党市議団  3名
   代表 杉野修  石田和春  渡辺昌代


  ◎ あさかぜ  2名
   代表  薗部茂雄  成田ルミ子

 
 ◎ 市民の政治を進める会
   代表  猪俣和雄  川辺美信

  
◎ 会派に属さない議員  1名 田村栄子

   公明党議員団(5→5)、共産党議員団(4→3)、市民の政治を進める会(3→2)は
  想定されていました。問題は前回途中で議長人事を巡り2分裂した保守系議員と
  同じく保守系新人議員の動向でした。今回県議会議員の石川氏に近い議員が新人
  2議員と共に新会派「新しい風くき」を結成、また栗橋と鷲宮地区保守系が、多くの
  新人議員を獲得、最大会派「久喜みらいの会」を結成、久喜地区自民党が孤立し
  2名だけで「あさかぜ」を構成するという形となりました。どんなやり取りがあったのか
  解りませんし、興味もありません。
   新議長・副議長は5/16(月)に選出されます。どんな人事になるにせよ、2期目
  となる梅田市政をしっかりチェックしていただきたいと考えます。 

    ● 市長選挙活動スナップ—Ⅱ—  4/25(金)






















 上・左 約2カ月弱毎日通った事務所、県道久喜・上尾線に面し、丁度総合文化会館の後ろになります。空き家
     だった普通の住宅です。庭が大きく車が約30台置けるのが良かったです。
 
上・中 前庭にテントを張り、受付所としました。(夜の風景)
 上・右 そのテントの奥に仮設トイレを2基設置しました。当然内便はありますが、古い一般住宅のためトイレット
      ペーパーだけで詰まってしまうのです。男性専用としましたが、大の方は猛烈な臭気でした。
 中・左 候補者は多く立会演説を取り入れました。鷲宮団地で演説する候補者です。
 中・中 私も何日か車に同乗しました。鷲宮桜田地区を行く選挙カーです。
 中・右 最終日夕刻の打ち上げ式、久喜駅東口広場、出陣式を上回る大勢の支援者の参加を頂きました。
 下・左 最後のお願いをする候補者
 下・中 疲れた身体にむち打ち後片付け、短時間で終わりました。
 下・右 旧に戻った事務所、ここに来ることはもうないかもしれません。

   本当は総括を書かねばならないと思います。でも未だ書く気になれない、というより書けないのです。
  あの数字をどうしても受け止めることが出来ないのです。きちんとした現実なのに、何とも情けない
  話しです。もう少しお許しください。


   新市議会議員確定、今後の御活躍を祈念ます。 4/19(火)

   今回の市議選には定数27に対し、31名が立候補しました。17日開票、深夜に確定しました。
  現職19人、新人7名、元職1名です。公明党5人、共産党3人、自民党2人、他は無所属です。
  最高年齢は78歳、最年少は29歳、男性18名、女性9名です。

 (1) 斎藤広子 (公・現) 1、703   (2) 貴志信智 (無・現)  9、580
 (3) 大橋きよみ (公・現) 1、641   (4) 奈良政宏  (無・新) 1、784
 (5) 上條哲弘 (無・現)   1、474    (6) 平間益美 (共・現)  1、048
 (7) 薗部茂雄 (自・現)  1、730   (8) 柿沼繁男 (無・現)  1、382
 (9) 大谷和子 (無・元)   1、296  (10) 山田正義 (公・新) 1、660
 11・ 杉野 修  (共・現)  1、308  12・斎藤常明 (無・新)  1、061 
 13・榎本英明  (無・新)  1、082   14・渡辺昌代 (共・現)  1、507
 15・丹野邦夫  (公・現)   1、856  16・小林 保  (無・新)   973
 17・瀬田博文  (無・新)   1、816  18・亀田剛司  (無・新)  700
 19・川辺美信  (無・現)   1、351  20・岡崎克己  (公・現) 1、690
 21・盛永圭子  (無・現)   1、443  22・春山千明  (無・現)  1、839)
 23・田村栄子 (無・現)    1、420  24・成田ルミ子 (自・現)  2、484
 25・猪俣和雄 (無・現)    2、266  26・石田和春  (共・現)  1、754
 27・瀬川泰祐 (無・新)    1、630  28・宮崎亜希  (無・新)  2、889
 29・川内鴻輝 (無・現)    4、015   30・樋口智洋  (無・新)  1、815
 31・新井  兼 (無・現)    2、309  

   議会の重要なことは論を待ちません。新たに通常議会も始まると聞いています。議員諸兄姉の
  今後のご活躍に期待します。

   ● 市長選・ご支援に心より感謝申し上げます。4/18(月)

   ご報告してきた久喜市長選は、17日(日)投票、夜21:00より開票が行われ以下のように決定しました。 

     うめだ修一 当選 31、345   井上ただあき 22、820  渡辺まさる 5、618
       
投票率48・52%  総投票者数61、514人  期日前投票者 18、749人

   この結果に打ちのめされています。まさか「井上ただあき」がこの大差で敗北するとは思ってもいません
  でした。勝っても、負けても2~3、000票位と思っていました。原因は何なのか今は全く思い及びません。
   「井上ただあき」本人は本当によく頑張りました。応援された方々も、あの少ない人数で最大限に頑張って
  くれました。原因の主は選対本部長を勤めた私の市長選のような大きな選挙戦の、認識不足・能力不足に
  あります。多くの点で皆様にご迷惑をおかけしました。候補者本人、支援スタッフの皆様に心よりのお詫びを
  申し上げます。
   また様々なご支援・ご協力を頂戴した皆様に、心からのお詫びと共に感謝を申し上げます。ありがとう
  ございました。選挙戦総括等については、今何も申し上げる気力がありません。少し時間を頂いて後
  記してみたいと考えます。

   ●  ご支援御礼  選挙戦を終えました。  4/16(土)

  本日20:00をもって久喜市長選の選挙活動を終了しました。
 連日連夜お騒がせ致しました事、心よりお詫び申し上げます。最終日の
 16日は18:30より久喜駅東口広場におきまして、打ち上げ式を開催
 いたしました。出陣式を上回る大勢の皆様の参加を頂き、確かな運動の
 広がりを実感しました。終了後20:00時まで候補者は自転車にて、地元
 駅東口周辺を最後の訴えに回り、私がマイクを握りました。
  その後事務所にて終了の会を持ちました。長きにわたりました活動への
 ご支援心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

 ● 選挙戦初日のスナップ—Ⅰ— 選挙戦初日の活動から 4/10(日)





























 上・左 確認団体「健全な久喜市を創る市民の会」の車
   中・井上候補の選挙カー
   右 事務所内に為文も張られ、事務所らしくなってきました。
 中・左 市内に2000枚張り巡らした2連ポスター
   中 届け出を済ませ、候補者を乗せ選挙カー出発
   右 選管からいただいた証紙をポスター・ビラに貼る作業
 下・左 大勢の参加を得てポスター1000枚、チラシ16000枚が1時間で終わりました。
   中 証紙を張り終えた法廷ポスターを早速事務所前に張りました
   右 出陣式会場久喜駅東口には市長・市議立候補者のポスターがずらり
 
   左と中  出陣式の風景  大勢の参加を頂きました     

 ● お騒がせ致しますが、明日から選挙戦に入らせていただきます。 4/9(土) 

   いよいよ明日から久喜市長選・市議会議員選挙がスタートします。明日10日(日)告示、16日(土)までの
  1週間です。私も市長候補者「井上ただあき」君の選対本部長として、選挙戦に臨みます。お騒がせ致し
  ますがどうぞよろしくお願いします。
   思えば短くて長く、長くて短い準備の毎日でした。井上氏が市長選出馬の意思を固めたのは、暮れも本当に
  押し詰まり、除夜の鐘を聞くか聞かないかの頃でした。そして私は選対本部長の依頼を頂きました。井上氏
  とは議員時代活動を共にし、2人だけの会派を組んだこともある仲でした。政治活動以外でもスポ少・ゆうゆう
  プラザと多くの地域活動をご一緒していました。当然何らかの応援はするつもりでしたが、自分の選挙以外知らない
  私が市長選の責任者を果たせるか、逡巡するものがありました。が結局お引き受けしました。どこかおかしい、
  間違った方向へ行こうとしている現市政に、果敢に挑戦、正そうとする井上氏に協力せねばならないと考えた
  からです。

   以来3カ月が経ちました。私たちの小さな動きは、多くの皆様から力強い応援を頂き、一歩一歩体制を整える
  ことが出来ました。ただ私の認識と経験不足から、2連ポスター、1000枚ポスター、法廷ビラ等への対応が
  弱かった所があり、スタッフの皆様にお詫び申し上げます。明日からの選挙戦を前にして、不十分なまでも何とか
  準備も整ったかなというところです。明日から1週間お騒がせ致しますが、全力で選挙戦を戦い抜きます。どうぞ
  よろしくお願いします。
   この戦いは思いつきと説明不足を常とし、だから見直しと撤回だらけの現市政に対し、まっとうな市民の立場に
  立ち、健全なまちづくりを責任を持って進めようとする正義の戦いです。だから負けるわけにはいかないのです。
  最後の最後まで皆様の力強いご支援をお願いする次第です。
   なお出陣式を明日10日(日)13:00より久喜駅東口広場にて行います。ご参集・ご支援たまわりますようご案内
  申し上げます。

   追記  質の低さを更新の数でカバーする私としては、珍しく6日者空間を生みました。矢張り忙しかったのです。
       選挙戦中の更新もまず無理と思われます。選挙戦が終わりましたら準備の期間も含め、何日か連続で
       報告させていただきます。



  ● 久喜JC 市長選挙公開討論会 4/2(土) 総文小ホール 

   2日夕刻、「久喜総合文化会館」小ホールにおいて、一社・「久喜青年会議所」主催による、「2022久喜
  市長選挙公開討論会」が行われ、出席傍聴しました。私の記憶では青年会議所は、市長選の都度、毎回
  開催していると思います。記者会見などで、市長選挙への立候補を表明した人は3人ですが、うち1人が欠席
  現市長、私が応援する井上候補の2人による討論会でした。
   まず主催者を代表してI久喜青年会議所理事長が挨拶、続いてコーディネーターが紹介されました。職業は
  税理士とのことですが、多くのコーディネーターの経験をお持ちの方でした。公平公正に討論会を行うための
  諸注意の後、討論会に移りました。梅田現市長と挑戦する井上現市議の2人です。
   討論はコーディネーターから2人への質問、2人からの答弁、2人からそれぞれ相手への同じ項目での質問
  言い足りなかったことの補足という形で進みました。
   コーディネーターからの質問は以下の通りでした。
  ① 市政を担う政治家としての見解
  ② 久喜市の医療・介護での問題点
  ③ 少子高齢化問題について
  ④ 景気・雇用について
  ⑤ コロナ禍における対応策
  ⑥ 最終意見、
   事前に主催者から、こういう事を質問します、という事が通知されていたのだと思います。現市長の答弁は
  その原稿を読むという形でした。井上氏は一応生の言葉で応えていました。それにしても身びいきと言えばそれ
  までですが、井上氏はこの間の活動で、飛躍的に話術が向上したと思います。以前心配された早口も無くなり
  全般的に見事な答弁・討論でした。答弁の方は双方ともに優等生的なもので、さほどの違いはありませんでした。
   ただ現職市長、それを批判しての立候補という事から当然ながら若干の違いはありました。①の答弁では
  現職は「オール久喜で久喜をもっと良くする」と持論を述べていましたし、井上氏も議員時代からの「現場主義
  市民と接することで市民の意見を代弁する」と言っていました。
   また②の医療問題でも、井上氏は「行政がもっと介入すべき」と批判していました。ただ例えば多くの論争を
  巻き起こした「公共施設個別計画」のような具体的政策への評価・批判という事はなかったため、丁々発止と
  いう論争は見られませんでした。
   最後に⑥の最終意見です。井上は町の魅力の発信力、町の営業力といった言葉を使っていました。一方
  現職市長は例えば久喜ではスマートインターチェンジ、東西駅前再開発、菖蒲地区では道の駅、栗橋では
  高柳工業団地と南栗橋再開発、鷲宮ではこれこれ、とあれもやる、これもやるのオンパレードには、あぁ・またか
  とあきれました。
   これ以上の批判はやめておきます。間もなく本番が始まります。とにかく私は「市民に責任を持ち、健全な
  街づくり」を進める候補者当選に全力を傾けます。

 ● 確認団体遊説車整いました 3/29(火)










   4/10日告示、17日投開票で行われる久喜市長選に、立候補を予定している井上忠昭君の選挙戦準備も
  支援諸兄姉の協力のお陰をもって徐々に整いつつあります。私は市議会議員選挙しか経験がないため、色々
  困惑することが多いのですが、市議会議員選にないものに、2連ポスター、いわゆる掲示板に張るポスター以外
  の法廷ポスター(1000枚、証紙要)、確認団体の遊説カーといったものがあります。
   2連ポスターはすでに、*000枚を市内全域に張り終えることが出来ました。ご協力頂きました皆様に心より
  御礼申し上げます。法廷ポスターです。証紙を張って1000枚、選挙期間中のみ張ることが出来ます。ただし
  候補者の名前、顔写真はダメです。いわゆるスローガンだけのものとなります。いろいろ皆で協議し、やっとまと
  まったものが出来上がります。後は裏バリ等の準備、そして証紙を張るという作業になります。
   確認団体の遊説カーです。私たちは県の選管に「健全な久喜市を創る市民の会」なる政治団体の届け出を
  済ませてあります。そして過日市の選管に役員・予算案等の書類を提出(なお代表私は私です)、確認団体としての
  すべての手続きを終えました。この車は告示前から走らせることが出来ます。事実現職候補者は先の日曜日から
  走らせています。ただし告示日までは候補者名をアナウンスすることはできません。会の名称、スローガンのみと
  なります。
候補者名をアナウンスすることは違反行為です!!。
   この確認団体の遊説カーの準備を今日終えることが出来ました。写真のように看板両横に会の名称、「健全な
  久喜市を創る市民の会」、前が「健全と責任」、後ろに「責任ある街づくり」と書いてあります。色はブルーの下地に
  白の文字、あの2連ポスターと同じものです。文字はいずれも井上市長選立候補予定者が、目指すものです。
  「市民に対して責任のある、健全なまちづくりを進めていきたい」というものです。
   確認団体の準備もすべて終えることが出来ました。近日中に会の名称とスローガンのみとなりますが、市内を走らせ
  しっかりとアピールしていきたいと考えます。
 

    4/17執行・久喜市長選事前審査 3/22(火) 久喜市役所

   ご承知の通り4月10日(日)告示、17日(日)投開票のスケジュールで、久喜市長選、久喜市議会議員選挙が
  行われます。市長選には「井上ただあき」氏が立候補を予定しています。「井上ただあき」氏と私は、4期15年に
  わたり議員活動をご一緒しました。また「スポ少・ゆうゆう」と地域活動も共にし、大変親しい関係にあります。
  今回井上氏の市長選出馬に当たり、微力ながら応援することを決意、「選対」の中枢を担わせていただくことと
  なりました。
   このページで報告していますが、去る2月9日には「記者会見」を行い、「出馬表明」を致しました。また3月3日
  には「立候補予定者への説明会」にも出席しました。前後して「政治団体の届け出」を県選管に行い、いろいろ
  難航していた事務所も市内「下早見地区」に開設することが出来ました。人も物も足らない中で準備活動に取り
  組んできました。その大きな山だった2連ポスターも、どうにか予定した、*千枚を張り終えることが出来ました。
  徐々に、本当に牛のように歩みは遅いですが準備が整いつつあります。22日(火)には「事前審査」が市役所4F
  であり、選対事務責任者共々審査を受けました。
   私は平成7年に市議会議員に初出馬したのですが、この時から「公営選挙」となりました。資金のない私には
  大変助かりましたが、同時に提出する書類はさらに多くなったと聞いています。「市長選準備」は初めてですし
  多くの書類のチェックを受けました。未だ用意してないものも当然ありましたが、現時点での受けるべき審査は
  きちんと受けることが出来ました。
   告示まで早や20日を切りました。何かやり残していることはないかと、寝られぬ夜もあれば、当初想定もして
  いなかった大勢の皆様のご支援を頂いて、ここまで来れたかという思いもあります。
   しっかりと準備に当たってまいります。なお事務所は「ビッグボーイ」と「安楽亭」間の「久喜―上尾戦」を江面小
  方向に進み、「コンビニ・セイコーマート」前、進行方向右側、丁度「総合文化会館」の真後ろに当たります。
   お気軽にお立ちよりいただき、激励のお言葉などたまわれば幸いです。  

     ● まん延防止等重点措置解除 /21日(月・祝)

   21日をもって、18都道府県に適用されていた「まん延防止等重点措置」が、全面解除されました。全面解除は
 去る1月9日に広島・山口・沖縄県に適用されて以来、実に2カ月半ぶりとなります。感染状況、医療提供体制、
 各自治体の動向などを総合的に勘案して、決定したとされています。21日の新規感染者は27、183人、死亡者
 58人、累計のコロナ感染者は613万7、317人と発表されています。
  「有識者会議」では新規感染者の高止まりから、今後の行楽シーズンの人出などにより、新規感染者の増大も
 考えられるとし、消極的賛成もあったそうです。
  私などはもろ手を上げて賛成です。これで例えば今行われている、春の選抜高校野球入場者数の上限が撤廃され
 ます。他に春の桜祭りから、夏の各地夏祭り、特に久喜市の提灯祭りは出来るのかな、なんてスグ考えてしまいます。
  もう経済活動・市民活動は限界に近いと思っています。今回で何回目の「緊急事態」・「まん延防止」だったでしょうか、
 解らなくなっています。
  我がスポーツ少年団でも、その都度団活動に対する「要請」を発してきました。「活動休止・活動自粛・徹底した感染
 防御の中での活動」、いろいろありましたが、決定に当たり皆頭を悩ませるものでした。スポーツ少年団はトップダウン
 でなく、ボトムアップの組織です。発信は全て「要請」でした。でも97~8%守っていただけたかなと考えています。ただ
 どうにも理解できないものもありました。活動方針決定は、ほぼ久喜市スポーツ少年団本部決定です。ただ「県本部」、
 「久喜市教育委員会」の指導に基づくものが1回ずつありました。子どもの安全から少年団に活動休止を求めるという
 ものです。「スポ協」やサッカー等に多くみられるいわゆる「クラブ」の子は構わないというのです。これはクラブの子ども
 たちへの差別、逆に体育施設利用に関しては「スポ少」への限りない差別です。とにかく教育委員会が現状を知らない
 のですから、話になりません。
  本当にこれで各種対策は最後に成ったらと思います。でも前記したように春には再び新規感染の増大を予測する
 人もいます。もう勘弁してほしいと思います。春の終わりから夏にかけて、4回目のワクチン接種もあるそうです。
  とにかく日常生活でやるべきことはきちんと行い、ガマンすべきは我慢して、通常の生活を取り戻して行きたいと
 考えています。


      ● 3・11 あれから11年 3/12(土)

  昨3月11日は、2万2、000人以上の方が犠牲となった、3・11の日、あの日から11年が経過したことになります。
 3・11を迎える度に同じことを書いている気もしますが、私の次男が宮城県の高校教員をしており、気仙沼市に住み
 3・11で最も大きな被害をうけた町の一つと言われる、「南三陸町」に勤務していました。2週間一切連絡がつかず
 それはマァ心配をしたものでした。その時嫁のお腹に宿っていた孫は今年小学校4年生、元気にスポーツ少年団で
 サッカーをやっています。時の流れを感じざるを得ません。
  3・11以降気仙沼市や南三陸町、岩手県の陸前高田市、議員の視察で福島県の原発事故地と何度も何度も訪ね
 ました。震災後数年は瓦礫が撤去され、かさ上げ工事が進み、商業施設、集団住宅持建てられ、町中が復興に向け
 賑わっており、事実そんな感じを受けました。しかしここ数年は何となく落ち着いた感じ?を受けます。まさか「復興は
 終わり」と思っているわけではないでしょうが、地方自治体の財政が厳しさを増す中、国が手を引けば進行する高齢化
 の中で被災地自治体は、泥の中に追い込まれることとなります。とにかく3・11を風化させることは出来ません。
  今なお避難生活を送る4万人近い人と連帯し、多様化する各種災害に備え、自らの生命と財産を守る防災活動・
 意識を強化していかねばなりません。
  所でです。3月1日付「読売新聞」の教育欄に、3・11を今に伝え、過去の教訓を伝承し、今後の災害に備えようと
 語り部活動を部活動として展開している、「気仙沼向洋高校」の活動が紹介されていました。同校は4階建てでしたが
 3階まで津波にやられ、4階に津波に運ばれた車が突っ込んでいました。私も過去何度か見ていますが、今「遺構」
 として残されています。同校「語り部クラブ」はコロナ禍でも、オンラインで震災の悲惨さを全国に発信しています。
  また私も訪れたことがありますが、気仙沼市は災害の恐ろしさを今に伝える「伝承館」を持っています。そこで修学
 旅行生や観光客に語りかけているそうです。震災の伝承施設と連携した部活動は、全国唯一とのことでした。この
 「語り部クラブ」を立ち上げ、今も顧問をしているのが私の次男です。その名前を紙面に見つけ、「アっ、せがれも
 頑張っているな」とうれしく思ったのは親バカでしょうか。
  このところ忙しさにかまけ、かの地を訪ねていません。もう一度かの地を訪ね、「気仙沼向洋高校」の遺構や、
 「気仙沼伝承館」を見てみたいとのうずく思いがあります。 

    ● 市長選・市議選立候補予定者説明会  3/3(木) 総合文化会館小ホール
          市長選3、市議選31陣営出席

   
3日午後久喜総合文化会館小ホールで、4月17日執行の久喜市長選・久喜市議選の立候補予定者説明会が
  開催され、市長選立候補予定者「井上忠昭」氏関係者を代表し、仲間と共に出席しました。
   まず久喜警察より「選挙カー」について、次に久喜郵便局より「選挙ハガキ」について説明を受けました。選挙カーは
  前と違って事前審査はなく、書面のみの審査とのことでした。葉書は議員時代は2000枚でしたが、今度は8、000枚
  です。続いて久喜選管事務局より細部にわたっての細かい説明を受けました。立候補提出と併せて行う提出書類、
  ポスター、ビラ、自動車等選挙公営関係について、選挙公報について、Internet選挙運動について、収支報告について
  等々です。考えてみれば私はこの説明会に、6回も出席していたことになります。今回は立場が違ってのものですが、
  どうにも選管事務局の説明が、余りわからないのは変わらないようです。それでもちゃんと選挙はやってきました。
  今回も当然ながら、万全を期して本番に臨みたいと思います。最後に市長選だけの「確認団体」についての説明が
  ありました。私たちはすでに私を責任者とする政治団体、「健全な久喜市を創る市民の会」を結成、県選管に提出
  済みです。これが立候補届け出と共に、「確認団体」となります。

   注目されていた出席した立候補予定者の数です。市長選は3陣営、市議選は31陣営との事でした。この数はあくまで
  も現時点での予定者です。プラ・マイもあるかと思われますが、まずこの数が基礎となります。市長選は現市長と私
  たちが立候補を表明しています。もう1人の方は未だのようですが、立候補するとの情報は入っていました。
   市議員選ですが、現職議員が7名引退します。新人は菖蒲地区3名、久喜地区4名、栗橋地区3名、鷲宮から元職
  1名で計11名、従って定員オーバー4名となります。当初引退議員が多いことから、定員オーバー1~2名と言われて
  いましたが、結局この数となりました。
   懐かしい大勢の議員さん、及びすでにご挨拶を頂いている新人にお会いし、挨拶をかわしました。ゼヒ頑張って当選
  されるよう祈念致します。もちろん私も頑張ります。

       令和4年2月定例会が終わりました。3/2(水)

   2日(水)は令和4年2月定例会の最終日、市長提出34議案、議員提出4議案、意見書、決議等の
  討論・採決が行われ、閉議閉会となりました。この議会は市長・議員の4年任期の最終議会、来月
  10日(日)告示、17日(日)投開票で市長選・市議選が行われます。思えば私は4年前のこの日をもち
  議員を終えたわけです。6期23年(旧久喜市議会最終任期は合併の関係で3年でした。)勤めました
  ので、この日の感慨は深いものがありました。そんなことを懐かしく思い出しながら、今回辞する人の
  ご苦労に感謝し、再挑戦させる方の健闘を祈念するものです。

   市長提出議案では「令和4年度一般会計予算」と、2つの議案に関わる今まで教育委員会に置かれ
  ていた「スポーツ振興課」が、首長部局の「健康・子ども未来部」に移される案件に関し、多くの討論が
  なされました。予算部門ではいつものように「共産党市議団」から、「一般・国保・介護・水道」の4予算に
  関し、修正動議が出されています。国で「国民民主」が当初予算に賛成、野党の在り方を巡り大きな話題
  となりました。市民生活全てに関わりますのから、当初予算に反対するのは、議員として苦しいものがあり
  ます。今回焦点となった「公共施設個別施設計画」には多くの人が反対でしたが、表向き撤回したことを
  うけ、予算案は「多数」で成立しています。しかし「大きな混乱を呼んだ、市民の気持ちに寄り添っていない、
  説明責任に欠ける」等々の反対意見は、中々聞かせるものでした。  
   「スポーツ振興課」が首長部局に移る問題です。私は多く「スポーツ振興課」に関わっています。しかし
  昨今は、私のような民間人活動家と、担当部局職員との人間関係が極めて薄く、何の情報も知識も
  持ち得ていません。委員会審議で、移る理由、メリット・デメリットについて何の協議もなされなかった
  事が明らかになったそうです。本当に困ったことです。「賛成多数」で承認されています。

   議員提出4議案で、令和4年度から、久喜市議会が「通年議会」に移行することが「賛成多数」で決定され
  ました。今までの議会は市長が招集、2・6・9・11月の年4回の「定例会」、プラス必要に応じての「臨時会」
  でした。これからは議長の招集により年1回となります。議長(議会)が必要性を感じれば、いつでも議会を
  開催することが出来ることになります。当然審議量が増大、チェック機関として、より大きな機能が果たせる
  ことになります。一方職員、特に議会事務局の仕事量が増大、勤務手当等の問題も生じてきます。これは
  難しい問題、民間人となって4年の私が軽々に判断するには重たすぎます。ただ何となく、もし私が現職議員
  なら乗り気にはならないだろうと思います。
   意見書で「核兵器禁止条約の第1回締約国会議にオブザーバー参加することを求める意見書」は採決で
  「13-13の同数」となりました。久喜市議会は定数27、議長を除き偶数の26ですから、ありうるわけです。
  「議長採決」により「否決」されています。こうした事態を避けるには、議員定数を1減らし26名とすればよい
  のですが、これが中々難しいようです。
   最後に「決議」、「ロシアのウクライナ侵攻に抗議する決議」は、問題なく満場一致で決議されました。
   4年任期の最終議会が終わりました。議員諸兄姉のそれぞれの立場での今後の活躍に期待します。

    ロシアのウクライナ侵攻に抗議します。  2/25(金)

   ロシア・プーチン政権による国連憲章で明確に禁じられている、力による自国の安全保障を名目とした
  他国への侵攻がついに始まりました。24日ロシア軍はロシア・黒海・ベラルーシ3方から、「ウクライナ」
  への侵攻を開始しました。首都「キエフ」他大都市も攻撃されたといわれ、死者は今後急激に増えるもの
  と思われます。
   ソ連邦が崩壊したとはいえ、巨大な領土をもつ「ロシア」、その「ロシア」にあって「ウクライナ」は、歴史的
  地理的に特殊な関係にあるといわれています。ロシア系住民が多く、親ロシアの住民もそこそこに
  います。しかしその国の主権はその国にあるのであり、自国の利益・安全保障に名を借りた力による他国
  への侵害は絶対に許されないものです。ソ連邦の崩壊後、かってソ連圏を構成したポーランド・チェコ・
  ルーマニア等多くの国が、軍事的には「NATO・北大西洋条約機構」、経済的には「EU・欧州連合」に加盟
  しています。ウクライナ現政権もそれを目指しているとされ、このことは「ウクライナ」と多く国境を接す
  ロシアにとりレッドラインとされてきました。先のクリミア半島への侵攻、さらには今回のウクライナ東部、
  新ソ連派が多い、ドネツク等2州の一方的独立国としての承認等、正にそのやり方は、力を背景とした
  侵略行為そのものであり、絶対に許されないものです。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、「G7」は
  協調して対ロシア経済制裁に踏み切ります。日本もこれに同調し、今日にも新たな制裁措置を発表する
  予定です。しかしどれほどの効果があるものなのか、現時点ではよく解りません。
   世界中から「ロシア」が孤立する中、何と「中国」は今回のロシアの行為に対し「支持」を表明しています。
  度し難いとしか言いようがありません。他国の主権と領土の侵害は、中国・ロシアにあっては当然のこと
  なのでしょうか。
   この状況を認めるわけにはいきません。しかし「力には力で」と叫ぶものでもありません。欧米諸国と
  団結し実効性ある経済制裁と、日本の主権と国土を守り抜く努力を地道に続ける事を期待するものです。

  ※ 
2月定例会一般質問―Ⅱ― /7(月)・8(火)・10(木)・14(月)

  t学校給食のアレルギー問題について質問が出ました。アレルギー対策というより、アレルギー食の費用
  負担についてのそれでした。私は終戦直前に生まれました。昭和20年3月の東京の下町が殆ど焼かれた
  大空襲の際、親戚の縁で久喜市に逃げ定住したわけです。物のない時代、飢えながら幼年時代を送りました。
  だから食べ物アレルギー等とは全く無縁でした。久喜小3年の時に、市内で初めての自校化方式による
  給食が始まりました。あの「脱脂ミルク」の時代です。仲間にも給食アレルギー等、全く無かった時代でした。
   その後少年サッカークラブの合宿説明会で、保護者から色々注文を頂き、当惑したという思い出があります。
  さて学校給食のアレルギー問題です。学校給食を担当する「学校栄養士協会」へのアンケートで、27・2%
  の人がアレルギーを経験、内46・4%が病院で治療を受けている状態とのことです。子どもたちの対象は
  乳・乳製品、鶏卵、甲殻、貝の順に多いそうです。子どもたちはこうした自分にとってアレルギー食があり、
  食べられない日・献立があっても、給食費を全額払います。そして代替え食を自宅から持ってきます。つまり
  2重の負担を強いるので、何とかできないかという内容でした。いくつかの自治体では、日数・献立毎の返金を
  実施しているそうです。献立毎の経費は計上できず、牛乳以外の給食費減は無理との答弁でした。また様々な
  点で今後、保護者と協議していくともしています。給食センターでの市内全小・中生への配色が進んでいます。
  アレルギー食問題へのきちんとした対応を望むものです。
  
 ● 栗橋地区の医療継続、済生会→秋谷病院 への質問が出ました。この問題は栗橋地区と、医療問題に
  熱心に取り組む3名の議員から毎回出されています。済生会栗橋病院の加須市への移転が目前に(本年6月)
  せまっています。跡地・施設を、現幸手市にある秋谷病院が受け継ぐとされていますが、医療の完全な継続を
  願っての質問でした。まず済生会・秋谷病院・久喜市3者間の協議は随時行われているそうです。ただし秋谷
  病院の移転時期、規模は明らかになっていません。あの大きな済生会栗橋病院を全部使うのか、本館だけか
  プラスして東館もかという件です。又秋谷病院移転に久喜市として財政支援を行え、それに栗橋ボートピア
  の活用を!、との質問もでました。どうも「難しい」と思わせる答弁でした。加えて南栗橋に予定される「次世代の街」
  の中の「医療モール」新設についても質問が出ています。「具体的なものとなっていないが、栗橋地区医療の
  充実に機能することを期待している」との答弁でした。他に済生会加須病院への交通手段の確保を様々な形で
  求める質問が出ていました。、


 ● 「公共施設個別施設計画」に対する質問は、後半の部分でも多く出ました。個別の部分では「栗橋市民プラザ」
  「公立保育園問題」、「障がい者施設問題」などです。
   「栗橋市民プラザ」は行政機能、図書室、コミセン等を統廃合し新設する問題です。令和4年度に「基本構想・
  基本計画」を立てるとしました。現栗橋総合支所除却に1億990万円、市民プラザ建設に7億3300万円を見込んで
  いるとのことです。しかし質問者は「施設統廃合に市民の声を聞いていない」、「現総合支所を活用せよ」等批判、
  この計画に反対との考えで終始しました。
   公立保育園の民間譲渡問題です。市内には公立6・私立39の保育園があるそうです。公立保育園の高い保育
  の質と、長きにわたる保護者の信頼感を評価、民間譲渡の撤回を求める内容でした。答弁は民間も質が高いとし、
  総合的に勘案し、検討していくとしました。
   障害者施設の民間譲渡の問題です。これは見直しの対象になっており、民間譲渡を取りやめ、指定管理者による
  運営を続けるとしています。ただし「今後施設を更新の際は、集約化を図る」としています。現在の施設は多く更新
  の時期にせまっており、その際「集約」するというのは、統廃合する、民間譲渡するということなのでしようか。
   質問者は「利用者と団体にとり現在より良くなるという保障がない限り」、今回の計画は白紙撤回せよ、としました。
      
 
● 地球温暖化が進み、ゲリラ豪雨等、異常気象・自然災害が発生しています。世界・日本・久喜市あげて対策に
   取り組んでいます。久喜市も「ゼロカーボンシティ」を宣言し、2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロを目指す
   としています。今後の具体的取り組み等を問うものでした。
    全体としては新しい「環境基本計画」をすでに「審議会」に諮問してあるとの事、EV(電気自動車)購入への補助
   市役所公用車の使用の促進(現4台)、公共施設や、市内学校校舎への太陽光パネル設置の促進、新エネ補助
   事業の強化、電動アシスト自転車等に対する市の考えを問い、「重要な施策であり推進していく」との答弁を引き
   出していました。この久喜市の取り組みを評価するものですが、1つだけ、新焼却炉ではプラゴミを全量焼却を
   予定している問題があります。温室効果ガスゼロを目指すのに、何が何でも少し無理があるのでは、再検討の
   必要があるのではと考えます。

 
● 最後にやはり「公共施設個別施設計画」です。前記しましたが、質問通告後の代表質問で「見直し」を表明した
   わけで、質問通告とかみ合わない部分もありました。しかしこれまた前記したように大勢の議員が多くの項目について
  質問していますが、この計画を評価するものは1つとしてありません。全て「見直し・撤回」を求めるものでした。
   こんな評価の悪い計画はかって無かったと思います。ある議員が質問の中で、今回の案件の中心をなす「新総合
  複合施設」について、撤回を求めた後、1・新庁舎の建設は必要か、2・現本庁舎を活かすのか、別に建てるのか
  3・別に建てるとすれば位置はどこか、4・複合施設とするのか、と順番をつけ、検討を進めるのが適当と提案して
  いました。どう考えても妥当なものです。一方誰が見ても不適切であり、反対されるこの案件を、実に安易に、一体誰が
  提起したのでしょうか。市長はあっさり撤回し、あまつさえ「障がい者施設」の問題で、「迷惑をかけた」と謝罪しています。
  何だかんだと必死に取り繕っている、部長の答弁が気の毒になります。  
   市政の主人公は市民である、との当たり前のことを、今更ながら認識させてくれた今回の案件でした。

   ※ 井上市議・市長選に立候補 記者会見に同席 2/9(水)

   来る4月10日告示・17日投開票のスケジュールで、市長選挙が行われます。すでに現市長は
  立候補を表明しています。9日現市議会議員「井上忠昭」氏が出馬を表明、市内にて記者会見を
  行いました。私は井上氏と旧久喜市議会2期7年、新久喜市議会2期8年をご一緒しました。2人
  だけの会派を構成したこともあり、多く政治活動を共にしました。またスポーツ少年団活動・放課後
  子ども教室・ゆうゆうプラザ等、多くの地域活動も一緒に活動しており、大変親しい関係にあります。
   そんなことから、この記者会見に支援する多くの仲間を代表し、同席させていただきました。


   記者会見には9人の報道関係者が参加しました。この間の幹事だという「NHK」の方が司会を担当
  1時間を超す実に多くの質問が出ました。井上市議はいつものように、ちょっと早口かなと思わせつつも
  すべての質問に丁寧に答え、十分合格点という所でした。この記者会見については翌日・10日の新聞
  各紙が伝えています。政党からの支援は求めず、完全無所属で出馬の予定です。最初の質問だった
  出馬の動機について、この間の市政運営、特に公共施設個別施設計画・新庁舎建設問題を批判、
  「市民に責任ある政治を行い、健全な久喜市を取り戻していく。」としました。他に多くの質問に答え、
  政策・意見を述べていましたがここでは割愛します。
 
   井上氏は久喜生まれの久喜育ちの52歳、2003年旧久喜市議に当選後、現在5期目、私も議員
  在籍中の2014・15と40代にして議長を勤めています。市内小・中学校を卒業後、武南高校―中央
  大学を卒業しています。大変な勉強家で忙しい議員活動の合い間を縫い、拓殖大学大学院で地方
  行政を学び修士過程を終了、現在日本大学通信教育で法律学を学んでいます。また保護司として、
  さらにPTA活動、スポ少指導者等多くの地域活動に熱心に取り組んでいます。
   私は引き続き井上氏の活動の支援を続けていく決意です。
  

 
 ※ まん延防止等重点措置延長へ、スポ少活動も! 2/11(金)

   オミクロン株を中心とする、新型コロナ感染者の増大が続いています。一昨日世界の
  コロナ感染者の合計は4億人に達しています。この1か月で1億人の増加をみたわけで
  恐ろしさを感じます。日本でも連日10万人近い数字を出しており、国内合計358万人を
  数えました。第六波ともいえる今回の特徴は、若年・低年齢層に感染者が多い、ただし
  重症者は少ないところにあるといわれています。市内でも連日高い二けたの感染者をみ
  累計3000人に迫ろうとしています。小中学校が、短縮授業を実施しており、学級閉鎖の
  所が結構あるそうです。そんな状況を全て合わせ、1月21日に始まり、当初2月13日迄
  とされた、埼玉県を含む首都圏、他13都県に適用されていた「まん延防止等重点措置」を
  
3月6日まで延長することが決定されました。徹底した感染対策をとり、1日も早い通常
  社会生活の復活を願うものです。
   すでにこの間先にお知らせしたスポ少の「スタートコーチ養成講習会」、「人権研修会」
  「市民大学卒論発表会」等、多く延期・中止となっています。「市民マラソンはどうなのだろう」
  とチヨット心配です。さてスポ少活動です。現在「活動の休止」を要請しています。これは
  本部決定ではなく、教育委員会からの指導に基づくものですが、当然
この要請も「延長」
  されます。ご迷惑をおかけしますが、単位団各位におかれてはよろしくお願いします。
   所でです。どうしても今回の教育委員会の対応に、不満・批判を持たざるを得ない部分が
  あります。公共体育施設は通常通り利用出来ます。次に学校体育施設の開放は原則
  開放禁止となっていますが、最終判断は各校々長となっています。従って私の知る限り
  最低2校(他にあるかも)は通常通り利用できます。そうした背景がある中、教委より少年団
  に活動休止要請がなされたことになります。このことは少年団は公共体育施設・学校開放
  施設利用を問わず活動をしていません。しかし同じ子どもでもスポ少未加盟のスポーツクラブ
  は、両施設利用で自由に活動していることになります。「身体・健康が心配」だから少年団に
  「活動休止」を要請しながら、未加盟加盟の子どもたちは構わないというのは、この子達への
  大変な差別です。一方実際問題として同じ子どもでありながら、学校体育施設をスポ少未加盟
  の子どもは使える、少年団は使えないというのは、少年団に対する実に無礼な差別です。
   現実はこうしたものとしてあるのです。現在の感染状況が収まった後、私は少年団の会議を
  経て、教委に抗議と、こうした解消の申し入れを行うつもりです。
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  令和4年2月定例会一般質問―Ⅰ― 2/7(月)・8(火)・10(木)・14(月) 

   令和4年2月定例会の一般質問は、2月7(月)・8(火)・10(木)・14(月)の4日間行われ、
  5―5-6-6の22人が登壇・質問しました。議員諸兄姉にとっては任期最後の議会、閉会後
  には厳しい選挙戦が待っているという、緊張した中での議会でした。   
   今回この間大きな問題となっていた「公共施設個別施設計画」へ、多くの質問が出されました。
  合計9人から14大項目にも昇りました。なおこの「公共施設個別施設計画」については、2月
  定例会開会日(1/25)での市長による「施政方針」の中で、「見直し」が表明され、6日(日)日曜
  議会としての「代表質問」の答弁で、撤回ともとれる答弁がなされています。質問通告はそれ
  以前ですから、従前どおりの質問内容でした。
   他に「済生会栗橋病院―秋谷病院の医療問題」に3名、「地球温暖化―ゼロカーボンシティ問題」
  に3人、そして「新型コロナ問題」に同じく3人が質問していました。
   また2日目にK議員が、市長の政治姿勢・コンプライアンスについて厳しい質問を行い、市長に
  よる市政運営全般への信頼性と公益性に、大きな問題を投げかけました。
 
  
 ● そのK氏による市長の政治姿勢・コンプライアンスについての質問です。翌日(9日)の各紙新聞に
   大きく取り上げられています。梅田市長は4年前の市長選挙に当たり、JR東鷲宮駅近くに事務所を
   創設、政治活動の拠点として使用しながら、後援会・確認団体等の政治資金収支報告書に記載し
   なかったという事です。以下傍聴した限りでは、正確に把握できなかった部分もあります。問題が問題
   ですので、新聞報道に依拠し記します。市長は答弁で「持ち主の個人から無償で借り受けた。無償なので
   記載する必要はないと考えた」としました。しかしその建物が「法人名義だ」との指摘を受け、「所有法人
   の代表者から無償提供を受けた」と答弁内容を変更しました。また質問通告後、代表者からの寄付、
   事務所費相当分の各40万円を計上、収支報告書を訂正したことも明らかにしました。しかし質問者は
   この建物の経費は2カ月なら400万円以上、それが利益供与であり、寄付に当たる」と訂正内容を批判、
   「法人所有と認識していたなら、政治資金規正法違反に当たる」と批判しました。梅田市長は個人の
   支援者からの寄付と認識していた。今後は襟を正していきたい」としています。現時点ではここまでです。
   今後の推移を注意深く見守っていきたいと感えます。例えばその法人が市の指名業者だったりすれば
   大変な問題となります。市長として必要な政治姿勢に、大きな疑問点を抱かざるを得ない質問でした。
   当然議会としては何らかの対応をすべきものと考えます。

 
 ● この問題はいつも出されますが、「学校給食費の無償化」を求める質問が出されています。久喜市
   では平成31年・2019年に第3子以降にかぎり無償になっています。質問は第1子、第2子を含めての
   完全無償化を求めるものです。答弁はいつものように「給食費は保護者負担が原則、大きな財源を
   要し考えていない」というもの、ここしばらく全く同じ答弁です。県内、全国自治体で完全無償化を実施
   しているところは、そこそこあります。「財源の問題ではない、市長の子育てに関する姿勢の問題だ」
   と、質問者は食い下がっていました。

 
 ● 鷲宮総合支所に設置された、「生涯学習関連施設」への質問が出ました。「「生涯学習センター」でなく
    「生涯学習関連施設」と呼ぶのに驚いた、どう違うのか」、と質問者はまず問うていました。たしかに東京
    理科大跡地独立教室棟に整備される予定だったものと比べると大きく後退、「センター」と呼べるような
    ものではありません。高大と市大の教室、学生の控え室、高大校友会と生涯学習推進部の専用室、で
    構成されています。この高大・市大の教室としての使用ですが、確かに「中央公民館」と異なり、駐車場は
    確保されました。その代わり公共交通の便がすこぶる付きで悪く、はたして数の確保に苦しむ高大・市大
    にプラスとなるかわからないものがあります。こういう半端な施設を、どうしてて整備したのだろうと理解に
    苦しむものです。

  
● さて「公共施設個別施設計画」です。新庁舎問題、栗橋市民プラザ問題、保育園の民間譲渡問題、保健
    センターの集約問題、集会所問題、生涯学習施設問題、関連財政問題、合併協定書問題、市民の合意
    について、障者施設の民間譲渡問題等々、実に多くの問題点が多くの議員から出されています。「見直し」
    は質問通告後ですから、その前の状態での通告内容です。前にも書きましたが、全員が「反対」の立場
    からのもの、こんなに評判の悪い施策はありません。「見直し」等でなく、完全な白紙撤回、真摯なる反省
    を求めるべきです。その立場からこんな質問が出ています。答弁は当然ながら「見直し」を図ったなるもの
    ()内は多くの市民のものです。
    1・耐震化したばかりの現庁舎を除却し、85億以上かかる新庁舎を移転することは財源の無駄遣いである。
        (そうです。正に無駄遣いです。)
    2・保健センターを統一し、各地区からなくすことは反対、残すべきだが。
        (そうです・残すべきです。)
    3・財政支出の削減が目的としているが、新たな施設に莫大な費用を書けることは矛盾する。
        (そうです。どう考えても矛盾しています。) 
    4・使用可能な公共施設は長持ちさせて使うが市民の声だが
        (そうです。それが市民の声です。)
    5・ワンストップサービスは各総合支所で機能させるべきだが。
       (それも1つの考えですね。)
   誰が考えても簡単に答えが出ます。なぜこんな計画が堂々と出されたのか全く不思議です。
     
      
   ※ 令和4年2月定例会 代表質問(日曜議会) 2/6(日)

  令和4年2月定例会は1月25日(火)開会されています。年が明けて最初の議会には
 市長がこの1年、どのような考えに基づいて市政を展開していくかという、「施政方針」を
 表明します。=「令和4年度 市政運営並びに予算編成の基本方針」、これに対する
 各会派を代表する議員より、「代表質問」が行われます。久喜市議会ではだいぶ前より、
 この代表質問の場を、「日曜議会」とし、広く市民の皆様の傍聴を促してきました。去る
 6日、その日曜議会としての代表質問が行われました。
  市長は25日の「施政方針」において以下の点を述べています。
 1・公共施設個別施設計画について   2・行政のデジタル化について
 3・誰1人取り残さない地域づくりについて  4・活気と魅力ある街づくりについて
 5・農業振興について  6・商工業の振興について  7・防災について 
 8・子育て支援について  9・福祉政策について  10・教育について
 11・ゼロカーボンシティについて 12・健幸・スポーツ都市宣言 13・将来を見据えた行政運営について
  一般会計予算規模 499億7、900万円 対前年比 2・2% 6億3、400万円の減  

   市長 
「公共施設個別施設計画」の見直しを表明
  市長は「施政方針」で、この間推し進めてきた「公共施設個別施設計画」の突如の見直し?を
 表明しました。「開いた口がふさがらない」とはこういうことだと思います。市長は1つは人口
 減少時代の財政問題、1つはアセットマネジメントの視点から、将来の久喜市のためと、確信を
 もって提起したのではないのですか。市民各界各層を網羅する検討委員会を設置し、会議まで
 持ってきたのです。それともまた思いつきで提起し、市民の強い反対にあって、その場しのぎ
 に見直しを表明したのですか。選挙が終わって、仮に、仮にです。再選されれば「見直しを見直す」
 となるのですか。「給食センター・新焼却炉に関わる衛生組合問題・理科大跡地活用問題」と、
 全て失敗でした。この計画に関する市民の圧倒的な反対の意味を考えねばいけないのです。

  「施政方針」に対する質問ですから、当然多方面にわたりました。いくつか気になったものを先に
 報告します。
  1・デジタル行政の推進について    2・久喜市パートナーシップ宣誓制度、周知徹底を図る
  3・魅力ある街づくり 久喜駅西口  久喜駅東口(スマートインターチェンジの設置) 
      南栗橋サステナブルシテイ
  4・農業振興  菖蒲に道の駅を整備   5・子育て支援 桜田地区に子育て支援関連施設の設置
  6・教育  学校統廃合 R4年菖蒲中と菖蒲南中の統合  5年に上内小の廃止
  7・ゼロカーボンシティ(太陽光発電・電力会社)  8・健幸スポーツ都市(新たな施設整備をコンサルに委託) 
  市長は答弁の中でやたらめったら「持続可能な**、持続可能な**」と口にしていました。最近は「持続
 可能」とか「共生」とか、誰が聞いてもうなずく、便利な言葉があります。しかし「共生」を口にしても
 「共生社会」は実現しませんし、「持続可能」を口にしても、「持続可能な社会」が実現するものではありません。
  つい数年前耐震補強工事を行い、あと50年は使える施設がそこにあるにも関わらず、何の検討もせず
 「除却」し、代わりに100億はかかる新庁舎を建設するというのが「持続可能」ですか。どれくらいの「つけ」を
 こども・孫の時代に残すのでしよう。「持続可能・持続可能」を聞いていてうすら寒くなりました。
 
   さて誰もが1番先に聞いた「公共施設個別施設計画」への答弁です。計画の主な内容は3つあります。
  1・新総合複合施設(市役所) 新庁舎を移転する。市内4カ所の保健センター、子育て支援施設と統合
    する。現市庁舎は除却する。
  2・5カ所の障害者施設を民間譲渡する。市としての支援は打ち切る。
  3・5カ所の集会所を自治会等に譲渡する。維持管理・運営も移管する。   というものです。     
    今までの流れですが、1・は市内各界各層代表10名からなる「検討委員会」を設置し、すでに数回の
   会議を持っています。
   2・は有力な譲渡先であった現指定管理者から断られています。
   3・は多くの自治会・町内会に説明会を持ちましたが、1つも手を挙げていません。要するに2・3は相手から
    拒否されている、全く進行していないのです。
   1・です。この案が提起されて以降、この案に賛成だという人に私は出会っていません。何が何でも乱暴
   過ぎます。議会に図ることなく、また今回もおそらく、担当部署との十分な協議もなかったのでしよう。
    つい数年前12億円かけ補強工事をし、50年は最低使えるという現庁舎について、検討することなく
   「除却」し、他に移転するというのです。建築費だけでも85億、おそらく総費用は100億を越えます。
   身近にあってこそ有効な保健センター、子育て支援施設を廃止し、1カ所に集約するというのです。
    多くの市民から反対の声が沸き起こる中、さすがにマズいと思ったのか、「施政方針」で「見直し」を
   言いだしました。「さらなる慎重な検討、柔軟な見直しを図る」というものです。「白紙撤回」とも受け取れる
   内容は以下の通りです。
    1・現庁舎の移転は取りやめ、引き続き使用していく。
    2・民間譲渡は取りやめ、現行の指定管理者制度を継続していく。

    3・自治会等への譲渡は取りやめ、引き続き市が維持管理を行う。
   よくもこう簡単に「取りやめる」等と言えるなと感心します。自分の政策に基づき、信念をもって打ち出した
  のではないのですか。しかし答弁の中で、市庁舎問題では「ワンストップサービスを考える時、大きな施設は
  必要」とか、障害者施設では、「今後施設の老朽化による更新の際は、集約化を検討する」とか、衣の下の
  鎧を隠さないでいます。
要するに「見直し」は選挙目当ての争点外し・争点ぼかしなのです。
   私は圧倒的多数の市民と、それこそ持続可能な最良の道・現庁舎の最大限の活用を軸に
  この問題に関わっていきたいと、この代表質問を聞きながら決意しました。
 

   ※ 3回目のコロナワクチンを接種しました。 2/3(木)

  新型コロナワクチン(オミクロン株)が猛威をふるっています。1日当たりの新規感染者全国で
 10万人、東京都が2万人を越えています。私がワクチンを接種した3日は、久喜市で何と99人
 でした。そんな第6波の感染が拡大する中、3回目のワクチンを接種しました。
  1回目は6月10日、2回目は7月1日、共に会場は「総合体育館」であり、ワクチンは「フアイザー」
 でした。皆経験したことですが、最初のワクチン接種の予約がまあ大変でした。予約日1日目は
 朝からメール・電話をかけ続けましたが、ダメでした。2日目県外にいる肉親に予約を取って
 もらった時は、ほっとしたものでした。私はこの種のものに強いのか、それとも無神経なのか、2回
 とも副作用は全くありませんでした。とにかく大混乱をし、そして批判を浴び続けながらも菅政権が
 しゃにむに進めたワクチン接種をもって、昨冬のあの安定状況が生まれたのでした。
  しかしながら今年に入り、新種のオミクロン株が猛威をふるっています。新型コロナの中心は
 アルファ株―デルタ株、そして現在のオミクロン株と変化してきました。ワクチン接種は従来2度と
 されてきましたが、2回接種を終えても感染する、いわゆる「ブレイスルー」と呼ばれる状況も起きて
 います。ワクチンは時間の経過と共に予防力が減少します。そこで感染力の大変強い「オミクロン
 株」登場と共に、3回目の接種が急がれたことになります。基本1・2回目と同じワクチンという事で、
 私は「ファイザ―」でしたが、他のワクチンも今までのコロナ株対象に作られており、「オミクロン株」に
 有効なのか、という疑問は残るそうです。それと2回接種はカナダ69%、イギリス65%と先進国は
 進み、ケニア1・6%、ナイジェリア0・8%と、途上国はきわめて遅い現状にあります。そんなところ
 から「WHO」は、先進国の3回目を遅らせ、その分途上国に回してほしいとの要望を出しています。
 また3回目は1・2回目に比して、副作用が多いとも言われています。
  何だかんだそんなことを考えていると、3回目接種に躊躇するところもあるのですが、私はきわめて
 無頓着、行政からの案内に従い、予約をし、市内Sクリニックで接種を受けました。前回、前々回と
 異なり、個人医療機関でのものでしたが、結構混雑し、されどスムーズに進行しました。今の所
 副作用は全くありません。これも私の無頓着さゆえんでしょうか。
  とにかく基本的防感対策はきちんと行い、新しい生活様式を徹底し、この間を乗り越えていきます。


    ※ まん延防止措置適用、3度目のワクチン接種 1/21(金)

  新型コロナウイルス感染者の急増が続いています。ここ連日全国・東京都などの感染者が、過去最高を記録
 しています。第5波と言える昨年8月20日の、全国約26、000人を大幅に上回り、19日にはついに40、000人を
 突破しました。東京都・大阪府・福岡県等でも、同様の状況が生じています。現在の第6波では、非常に感染力が
 強いとされる「オミクロン株」へと変化しています。一方で重症者は第5波ピーク時の10分の1に留まっています。
 感染力が高い、重症者は少ない、若年者に感染者が多いのがオミクロンの特徴のようです。
  こうした状況を背景に、政府は13都県に「まん延防止等重点措置」の適用を決定しました。群馬県・東京都・
 千葉県・神奈川県・新潟県・岐阜県・愛知県・三重県・香川県・長崎県・熊本県・宮崎県に我が埼玉県です。  
 期間は今日1/21日から2/13日までです。沖縄などすでに適用されている3県を加え(今月いっぱい)、これで
 16都県となります。
  昨年秋から暮れにかけての安定期の中で、スポ少ロードレース大会(駅伝部門のみ)や、いくつかの団体の
 新年会等計画されていましたが、残念ながらすべて中止となっています。3月20日開催予定の「第7回・久喜市民
 マラソン大会」の開催も怪しくなりました。少なくとも1/24予定された、私たち「運輸部門」の会議は中止となって
 います。今回の「まん延防止措置」適用で、少年団への特別の指示・要請はしません。「新たな少年団活動」を
 徹底し、感染防御に努めて下さい。
  さてこの間、感染者減少の決め手となったワクチンの接種です。3回目の接種が急がれています。最近の新型
 コロナ感染者の中で、2回ワクチン接種をされている方も結構多いと聞いていますが、重症化は確実に防げる
 とのことです。私にも3回目のワクチン接種の案内が来ました。指示通り久喜市コロナワクチンコールセンター
 に℡、予約を完了しました。1・2回目のあの混雑がうそのように、スムーズに予約出来ました。私は1・2回目は
 総合体育館で接種したのですが、今回それはなく、各医療機関での接種となり、私はコールセンターの案内通り、
 市内某医療機関を予約しました。来月早々です。私は前2回とも全く副作用はなく、何の不安もありません。
 とにかく早く3回目の接種を終えて、それなりの安心を得たいと考えています。

      ※ 久喜市新春賀詞交換会 1/11(火)  三高サロン








   久喜にも市の新年会なるものがあります。「新春賀詞交換会」です。旧久喜市時代から毎年松が取れる頃
  の吉日に行われてきました。主催は「賀詞交換会実行委員会」、市長が実行委員長であり、市内各種団体長が
  実行委員です。区長会・商工会・農協といった団体は、合併の年に、それぞれの組織の大きさ、参加者数実績等
  勘案し参加者数が決められています。とにかく毎年参加申し込み600名前後、参加者400名前後の大きな会
  となり、足の踏み場もない程ごった返したものでした。私はスポーツ少年団を代表し、実行委員を勤め毎年参加し
  て来ました。立食形式、会場中央に食べ物のテーブルが置かれるのですが、そこにたどりつくのがやっとという
  有様でした。そうした盛会を極めた新年会も、昨年はコロナにより中止となりました。今年はどうなるのだろうと
  思っていましたが、例年より大幅に形をかえて開会となりました。
   まず実行委を形成する各種団体より、出席者は代表者1名、複数は市役所職員と議員のみでした。イス着席
  テーブルスタイル、1テープル当たり着席者は基本4名でした。衆参両議員、県、マスコミ関係とずらり並ぶ来賓も
  今日は県議・久喜市名誉市民のみ、従って出席者も70数名でした。料理は各々皿に盛られ運ばれ、テープル
  間の移動、お酒のお酌は「ご遠慮ください」と、ばっちりの感染防御態勢がとられました。
   
―左―   主催者を代表し、挨拶する市長
   
―左2―  商工会長の音頭で乾杯(声を出さずに)
   
―右2―  静かな会場風景
   
―右―   観光協会会長による閉会の手締め
   挨拶で市長は、昨年の久喜市の5大ニユースを紹介していました。3位が栗橋地区の人口増、2位がJR東鷲宮
  駅のバリアフリーの東西連絡道の完成、1位が給食センター運用開始、とのことです。
   個々のお皿に盛られた料理を十分堪能しました。「賀詞交換会」でこんなに食べられたなんて信じられないという
  所でした。とにかく今年こそコロナに禍されない、健康・安全な1年であることを祈りつつ解散しました。

  ※ スポーツ振興課(教委)、市長部局(健康・子ども未来部)へ異動 1/7(金)

   「スポーツ振興課」・久喜市教育委員会内(鷲宮総合支所)が、教育委員会から離れ、市長部局・「健康・こども
  未来部」に移るというニユースがもたらされました。昨年12月24日の久喜市議会令和3年11月定例会最終日
  終了後開催された、「全員協議会」で報告されたとのことです。異動先は本庁舎3F内の「健康・子ども未来部」
  との事、決定事項ですから、私は本年4月の年度変わりから、久しぶりに本庁舎へ足げく通うことになります。

   私が久喜の行政のスポーツ担当部門と関係を持ち出したのは、成人式をおえて、当時公民館の主催で行われて
  いた「町内対抗野球大会」をお手伝いするようになってからです。担当は久喜公民館体育担当、たった1人の
  事務局でした。何と50数年前のことです。以来「体育課・市民スポーツ課・生涯学習課スポーツ推進係・そして今の
  スポーツ振興課」と名前は変わっても、教育委員会内に置かれていたわけで、市長部局、それも「健康部局」へ
  置かれるのは初めてとなります。理由は良く解りません。おそらく「スポーツ健幸都市宣言」との関わり、スポーツ
  推進部門を、直接市長の手元に置き、積極的にこれを進めようとの考えだと思います。それはそれでよろしい
  のですが、なら「宣言しっぱなし」の現状はどうなの、少し施策・中身を加えてよ、と思うのですが辞めておきます。
  とにかく私はこのこと事態、賛成でも反対でもありません。
   教育委員会は7課と中央公民館で構成されていました。「スポーツ振興課」が無くなるわけですが、私は「生涯
  学習課」には社会教育委員、市大高大運営委、「文化財保護課」には祭典委員の立場で、まだまだこれからも
  通う事となります。本庁舎に「スポーツ振興課」が置かれるようになっても、余り変わることはないと思います。マア
  通うのに少しは便利となりましたが。それよりも市長肝入りのマラソン大会等担当しますので、大丈夫だと思いますが
  員数は絶対減らすことのないようお願いします。
   私がここに通うのも、年数的には残り少ないと思います。最後に組織改革・異動があって、少しびっくりしました。

   ※ 賀春 本年もよろしくお願いします。 1/3(月)

  新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、ご清栄にて初春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 この1年が皆様と久喜市にとって、良き年であります事をご祈念いたします。
  さてコロナで私たちの生活が大きな影響を受けて、丸2年が経過しました。数度にわたる「緊急事態宣言」を経験
 したわけですが、ワクチン接種も進み、今一定の安定状況を生んでいます。一方では「オミクロン株」へ恐れもあり
 終息にはまだまだ時間がかかる事と思われます。当面は新しい生活様式をしっかりとりつつ、市民生活の活性化を
 図っていきましょう。
  さて今年は4月に市長選・市議会議員選が行われます。市長選には梅田市長が、2期目を目指し立候補します。今の
 所対立候補者の具体的動きはありません。しかし「市庁舎移転問題」等、市民生活に深く関わる重要案件がある訳で
 きちんとした選挙が行われ、活発な意見交換があることを期待します。
  市議選にはかなりの新人候補出馬の動きがあるとの事、良い事です。私が活動をご一緒した古き仲間も大方が
 立候補します。ご自愛頂き頑張って下さい。
  夏には参議院議員選挙があります。埼玉県の定数が1つ増えて4人になるそうです。いずれにせよ野党の現状
 からして、大幅な状況変化はないだろうと思いますが、注目していきます。

  さて私個人の活動です。身体がますます動かなくなりました。暮れの大掃除、脚立に乗れなくなりました。ヤー
 ですね、と思うばかりです。変わらず動くのは口だけという有様です。否応なしに50年を超えて取り組んできた様々な
 地域活動を整理すべき歳=年となっているのです。今年は3年かけて準備してきた、久喜小150周年記念事業の年、
 私が担当する「式典」が11月にあります。この活動が終了する令和4年度は、丁度私が関わっている活動の多くの
 任期終了年に当たります。「スポ少・祭典委・久喜小学運協」等々です。スポ少本部長の本年度一杯はすでに決定
 しています。自動的に(スポ少ワクから就任) 社会教育委員、スポーツ推進審議会、久喜市々大・高大運営委は失職
 となります。他のお役ももういいかなと思っています。もちろん寂しい気持ちもありますが、十分やったという満足感も
 あります。いずれにせよ今年は多くの役職の活動最終年になると思います。「終わりよければすべて良し」の活動に
 当たるつもりです。    
  そんなわけで少なくとも年度内は、変わらず活動してまいります。どうぞ本年もよろしくお願いします。

    ※ 2021・令和3年を振り返って ―Ⅱ― 12/30(木)

   下段は全て私個人のこの1年の活動報告でした。ここでは日本・久喜市の今年を振り返ってみたいと思います。
  今年は何と言っても東京オリンピック、パラリンピックがありました。共にコロナに悩まされ、ついには無観客での
  大会となりました。でも多くのメダルを獲得しただけでなく、スポーツの持つ素晴らしさ、努力することの大切さとを
  示し、オリンピック・パラリンピックは、多くの感動を残してくれました。素晴らしかったの一言に尽きる、夢の数週間
  でした。あの日々を思い出しながら、活躍された選手、そのプレーに改めて酔っています。本当にありがとう
  ございました。そして選手諸君と共に、この大会開催に血のにじむような苦労をされた、関係皆様にもお礼を申し
  上げます。『普通この状況ならやらないでしょう』といった何とか会の会長がいました。『東京はコロナのデパートと
  なり、1日の感染者が2万人を越える』といった何とか会議の委員もいました。この人たちはその発言の責任を
  どうとるのでしょうか。このような発言が支配的見解として流布される中、あらゆる感染対策を布き、大会を成功
  させたのです。スポーツの持つ感動を世界中に発信させたのです。それは世界中の多くの関係者が絶賛するほど
  素晴らしいものでした。改めてこの大会を成功に導いた、関係皆様に敬意を表します。
   そのオリンピック・パラリンピックを成功させた菅政権が辞職し、新たな自民党総裁選挙が行われました。私は
  菅政権を評価するものです。確かに舌足らずの所はありましたが、短期間の間に多くの仕事をしました。非難を
  浴び続けたコロナ対策も、ワクチン接種をひたむきに進める等で、現在の一定の安定状況を創出しました。私は
  ある時間が経過後、必ず評価されるものと確信しています。
   新しい自民党総裁=総理大臣を選ぶ自民党総裁選は、4人の候補者で争われ、議員票の多くを獲得した岸田
  氏が決選投票で総裁に選出され、首相となりました。私は菅さんのアトは菅さんが良いと思っていましたので、
  特に誰が良いとも考えず、また岸田首相を支持するものでもありません。ただしコロナ対策と憲法改正の道だけは
  しっかり歩いて頂きたいと思います。
   その岸田首相の下で、衆議院議員選挙が行われました。大躍進した「維新の会」だけは勝ったのでしょうが、
  減りましたが、思ったほど減らなかった自民党は勝ったのか、負けたのか、変な選挙結果でした。ただ「政権
  選択選挙」を豪語し、いくつ増えるかのみ考えていた「立民」の敗北だけは確かです。国民はだれも「立民」に
  政権が移ることを望んでいなかったという事です。結果「枝野代表」が辞任、これまた4人の候補者で代表戦が
  行われ、一段と若返った新執行部が誕生しました。年齢だけでなく中身まで変わることを期待します。とにかく
  批判のためだけの批判でなく、創造的・現実的論争を求めます。

   議員を辞めて4年たち、歳もとりました。世界の情勢について考察するなんてしなくなりました。しかしそれでも
  中国(共産党)にはどうしても腹がたちます。学生時代エドガースノーの「中国の赤い星」を呼んで、毛沢東と「紅軍」に
  感動したのは何だったのでしょう。新疆ウイグル地区の人への信じられない蛮行、香港民主派への弾圧、そして
  台湾や石垣島等への覇権主義、擁護すべきものは一切ありません。とにかく中国には他の国々と共同し、一歩も
  引かない強い態度で向かって言って頂きたいと思います。

   さて久喜市の事です。議員時代と異なり入ってくる情報が、極端に少なくなっています。それでも今の久喜市の方向
  が良い方に向いているとはどうしても思えません。梅田新市長は長く続いた旧市政の方向を、「いったん立ち止まり
  再考察する」としました。来春には4年の任期が終了、議員選と共に市長選も行われます。私は「いったん立ち止まり
  再考察」した結果、良い方向へ向かったとはどうしても思えないのです。「学校給食センター問題」、「新焼却炉建設
  問題」、共に旧の案に戻り、時間と経費の浪費を生みました。「東京理科大跡地活用問題」、立ち止まり再考察した
  ものが完全に破綻、ついには理科大を売却するとまで言いだしています。「公共施設個別施設計画」です。集会所
  障がい者施設、今の所上手くいっているものは何一つありません。特に「新総合複合施設」です。名前から言って
  何だかさっぱりわかりませんが、要するに新市庁舎を建てようという事です。一体いつ・どこで・誰が、これを
  望んだのですか。今の市庁舎は耐震補強工事を済ませ、アト50年もつといわれています。どうしてもそうしたいなら
  10年くらい時間をかけ、市民参加でこの問題を話し合うべきです。建設費だけで80数億という膨大な経費です。
   市民の皆様は余り良く知りません。それでいて「市役所が鷲宮に行くんだって」、とか、「「アリオ」の前に立つんで
  しょう」とかいう方もいます。とにかく突然降ってわいたこの案件に、賛成することはどうしてもできません。再度、今の
  所うまくいっているのは何一つありません。それこそ「たちどまり、考え直す」事を強く求めます。
 
   来年4月には選挙があります。市議会議員選挙には、何人かおやめになる人はいますが、一緒に活動した方は
  殆ど出馬します。中にはかなりの高齢の方もおられます。ご自愛の上頑張ってください。なお今回は新人相当数の
  出馬が予想され、かなりの激戦になるそうです。市長選には今のところ対立候補立の具体的動きはないようです。
   でも前記したことに批判的な市民は多数おり、今後具体的動きが出ることも予想されます。私は「市役所の移転」
  という大変な問題があるわけで、それらを争点として選挙戦があることを期待します。

   令和3年・2021も本当に残りわずかとなりました。1年間お世話になりました。ありがとうございました。
   それでは皆様よいお年をお迎え下さい。来年こそコロナにさいなまれない1年でありますように!
    皆様と久喜市にとって幸多い年でありますことを!

      ※ 2021・令和3年を振り返って―Ⅰ― 12/28(火) 

   かすかにオミクロン株への脅威を感じつつも、コロナ感染の一定の安定の中、2021・令和3年を終えようとしています。
  昨年に引き続きコロナ・コロナで終始した1年でしたが、東京オリンピック・パラリンピックが行われ、岸田政権が誕生、
  また衆議院議員選挙の行われた年でした。個人的には喜の寿を過ぎ、益々衰えていく身体の中、久喜小150周年事業
  準備を始めとし、変わらず様々な活動に追われた年でもありました。2021・令和3年もあと数日となった中、年賀はがきを
  書き終え、大掃除による節々の痛みを感じつつ、この1年を振り返ってみたいと思います。

   私の地域活動の役職です。町内会役員とか、福祉法人の役員とかを加えると、20近くになるかと思います。名刺には
  9つ書いてあります。その最初が「久喜市祭典委員会会長」です。いわゆる「提灯祭り」の最高責任者という事です。長く
  勤めていた地元保存会の会長職を辞し、のんびりできるかと思っていた矢先、保存会会長会議でという事で、この職に
  着いたのです。令和1年の事でした。この年大変苦労して祭りを執行しました。そして秋には陛下即位を祝う祭典で
  提灯山車を皇居前で披露するという光栄に浴しました。スタートが良すぎたのでしょうか。去年・今年と通常通りとは
  行きませんでした。特に今年は何としても山車を運行したいと、最後まで粘りましたが、とうとう許可がおりず断腸の思い
  で撤退となりました。しかしコロナだけでなく、祭りの運営は大変難しくなっています。この間秩父・川越等いくつかの祭り
  運営について研修しました。久喜のように100%民間人組織は皆無、市長を先頭に町の組織全てが関わって運営に
  当たっています。久喜市もおいおいこうした方向へ、もっていければと考えています。幸い市長からは好意的返答を頂いて
  います・もちろんスグにというわけにはいきません。とりあえず来年は何としても、山車を運行したいと願っています。

   次はスポーツ少年団です。私の現在の肩書は殆ど、議員を辞し民間人となってからのものです。しかしスポ少の本部長は
  以前からこの職にあります。ただし議員を止めてから「スポ少ワク」で、「社会教育委員」、「スポーツ推進審議会委員」に
  就任しています。私が旧久喜市スポ少の本部長となったのは1996=平成8年だと記憶しています。平成22年の新市
  誕生に当たり、「新久喜市スポーツ少年団本部結成準備会」会長となり、そのまま新市本部の本部長となりました。
  「10周年までは」と思っていましたので、10周年記念事業が終わった昨年辞表を提出しました。「任期中間は認められ
  ない」となり、年度替わりの本年4月再提出しました。結果「今任期終了をもって」となりました。令和3・4年度です。
  従って後1年と少し、令和5年5月の総会まで本部長を勤めることとします。新旧久喜市本部長を4半世紀を越えて
  勤めたわけで、我ながら良く頑張った、もう後継者に、という思いでいっぱいです。
   スポ少は大変です。少子化を最大の因として長期低落化傾向に、国・県、久喜ともに喘いでいます。コロナがそれに
  追い打ちをかけました。そんな中久喜の仲間は本当によく頑張っています。全小学生児童数の中で、少年団第員の
  占める割合=加入率において、人口10万人を越える町の中でトップをしめています。心からの敬意を表します。
   一方今年から指導者登録規程が変わりました。そこではきわめて理念的なことばかり語られています。間違いでは
  ないとしても、現場では生き残りをかけて指導者は頑張っているのです。いずれにせよアト1年強、終わりよければ
  すべて良しの活動をするつもりです。出来ればコロナに煩わされず、通常活動の1年であってほしいと願っています。

   スポーツ少年団の枠から「社会教育委員」と、「スポーツ推進審議会委員」についています。「社会教育委員」については
  ことさら報告することはありません。ただいわゆる久喜市の「公共施設個別施設計画」の中で、公民館のコミュニティセンター
  への移行が出された際、何の抵抗もせず、教委及び社教委が認めたことに強い不満、憤りを持っています。「学び」を
  通した人づくり、町づくりを教委も社協委も進めてきたのではないのですか。言うべき言葉すらありません。
   「スポーツ推進審議会」です。議員を辞した後、「社教委」はともかく、この職だけはどうしてもやりたいと願いました。
  議員活動で「スポーツ推進計画」の策定、「スポーツ推進審議会」の設置を、強く主張してきたからです。当初から「副会長」
  のお役を頂きました。丁度第2次推進計画の策定にぶつかりましたので、猛烈に張り切ったものでした。50年を超え
  久喜市の市民スポーツ振興に関わった者として、「責任」があると思ったのです。原案から関わりたいと思いました。しかし
  これは現実の前に吹っ飛んでしまいました。「審議会」は「諮問」に応じればよい、という事を会長から言われたとき、意欲は
  吹き飛んでしまいました。大体回答率の極めて低いアンケートや、市内体育施設の報告が半分を占める「推進計画」って
  何なんでしょう。以前なら猛烈に反発したものですが、今はおとなしいものです。矢張り歳なんですね。
   アト社会教育委員からという事で、「久喜市民大学・高齢者大学運営委員」についており、こちらは会長を仰せつかって
  います。何というか様々なことが原因で、「市大・高大」共に入学者数の減少に悩まされています。「数」の確保が最大の
  課題となっています。その中で「高大校友会」の大変熱心な活動を知ることが出来ました。生涯学習推進の「NPO」法人
  立ち上げまで考えています。一緒にと思うのですが身体がいう事をきかないが、何とも歯がゆいです。

  今までは全て行政(教委) がらみですが、他にこの1年1番多くの時間を費やしたものとして、久喜小の「コミュニティスクール」
  及び「150周年記念事業」がありました。150周年は来年、11月に私が担当する式典を行います。それまでは一直戦です。
  「コミュニティスクール」は、久喜小では150周年とのカラミで活発に活動はしていますが、久喜市全体ではどうもいけません
  という感じです。やるべきこと、取り組むべきことを見失っている状況です。単に学校ボランティアの実働部隊になり下がって
  います。これも久喜市の教育委員会が、「覚悟と本気」を持たないからです。県で一番早く全校実施に移行した、何て得意に
  成っている場合ではないのです。これも「ゆうゆう」・「スポ推進審議会」と同様、自分の議会活動から実現したと(私は)思って
  います。どうにかせねばと気は焦るのですが、私に残された時間は少ないです。
  
   とに角祭りも、スポ少も、久喜小関係も、来年が任期最終年です。ローソクの炎が消える、最後のきらめきにも似た活動を
  来年はしたいと思っています。  
  
    11月定例会一般質問―Ⅱ―  12/ 3(金)・6(月)・8(水)・9(木)
 

 ● 「音楽の町」、スポーツ(マラソン)の町、野球の町にしよう・で町をおこしを、の質問が数人から出されています。かって久喜市を
  「風の見える街」と呼んだのは古き総合振興計画キャッチフレーズとの関係ですが、久喜(女子)高校が、バレーボール全国女子高
  3大名門に数えられた頃は、「バレーボールの町」と言われたこともありました。また市内中学校のブラスバンドが、連続して全国
  大会で好成績を上げたときは、「音楽の町」と言われ、今も続く「街角コンサート」はその流れかと思われます。

   しかし現実は大変厳しいようです。「しょうぶしみん吹奏楽団」は、「施設個別計画」で壊されることになっている「農業トレーニング
  センター」を拠点としており
、活動場所にも事欠くそうです。高崎市は「音楽の町」として知られていますが、行政の手厚い支援が
  あると伺っています。文化・芸術にも心優しい町であってほしいと思います。
   スポーツの町です。質問者はいつもスポーツ振興に関する質問を熱心に行っています。市内には「久喜市を市民マラソンのメッカ」
  にと熱心に活動している団体もあります。こちらは「スポーツ健幸都市宣言」を行ったばかり、状況は少し明るいかと思えますが
  そうでもありません。「都市宣言」にそれを実現する中身が何もないからです。実現していく具体的施策の実施を求めます。
   最後に野球による街興しです。市内にはちゃんとした野球場が1つもありません。総合運動公園が計画された頃、今の「多目的
  広場」の部分に野球場との話があったのですが、広さが足りず立ち消えとなりました。質問者も言っていたように、「正式野球場」の
  建設には膨大な経費が掛かります。そこでまずは「硬式野球場」のできるグラウンドを、と質問者が言っていましたが、何を指すのか
  良く解りません。「久喜宮代衛生組合」の跡地に、とも言っていましたが、あそこの広さでは無理と思います。白岡・宮代・幸手・
  加須・羽生と近隣の町にはちゃんとした野球場があります。お恥ずかしい限りです。

  学校ビオトープへの質問がありました。「北小」は2013年、我が久喜小は2019年に、全国学校園庭ビオトープコンク―ルで
   生態系協会賞を受賞する等、全国に誇れる学校ビオトーブがあります。久喜小では現校長先生が着任されてから、旧来のものを
   大幅に改修、今のような立派なものとしました。この全面的活動に当たられた方を、我々は尊敬して「師匠」とお呼びし、親しく
   ご指導を頂いています。この方は北小のビオトープ整備もその先頭に立っており、市内殆どの学校ビオトープに関わっています。
   矢張りこうした熱心なボランティアの存在なしに、この活動の継続はありえないようです。しかし現実は維持管理費にも事欠くと
   いう現実にあります。答弁で教育委員会は「予算が限られているので」、「緑化推進機構の助成金活用を」と言っていました。
    またビオトープには大量の水草が自生しますが、維持管理には除去・廃棄するそうです。しかしこの水草は、水槽を楽しむ人
   には欠かせないもので、市場価値があるとの事です。市が関わるイベントで販売、維持管理費に当てたら、と面白いことを
   言っていました。答弁は「検討したい」というものでした。 

 ● さて公共施設個別施設計画への質問です。前記したように多方面から多くの質問がなされました。「集会所譲渡問題」に関する
   法律問題、アセットマネジメントに関する「そもそも論」に関しては先にふれました。他のいくつかを報告します。
    当局の資料は計画誘導型だとの批判がありました。個別施設計画資料に、公共施設の「老朽化問題」として、「笹子トンネル崩落
   事故」の写真が多く掲載されているが、それは国(国交省)が作成したものでなく、市が独自に誘導型として作成したものだという
   趣旨、(市が断定する事故原因を国は指摘していない。) これと同じ問題点として、「同じく新総合複合施設(新市庁舎)建設に
   関するコスト問題」にも見られると、他の議員から質問がありました。久喜市の公共施設を今まで通り維持すると約1515億円
   かかる(Aパターン)、一方計画通り再編した場合は約903億円(Bパターン)という試算をしています。要するに計画を進めれば
   約610億円もの費用削減をもたらすとしています。しかしA・Bパターン試算内容は、一方的、現実に即したとは思えない内容、
   すなわち計画誘導型のそれであり、再考の必要があるというものでした。

 ● 今の所この計画はうまくいっていません。「集会所の譲渡」ですが今の所ゼロ、私は20~15年前の自治会・町内会ならとも角
   高齢化・弱体化が進む現状において、譲渡に応じる自治会はないと思います。どうするのですか、どこかに売却するのですか、
   住民活動の大切な拠点が無くなることになりますがどうするのですか。
    5つの障害者施設の「民間譲渡」も上手くいっていません。「社協」・「啓和会」から断られています。「他の条件なら、補助金交付
   が前提で」と言われているそうですが、だとするなら今回の計画の趣旨に背くことになりますね。
    すでに(案)から変更されたものも出ています。公立幼稚園です。「中央幼稚園」(市役所前)は来年=2022には募集停止とあり
   ましたが、市民要望で変更、先送りされています。
    それよりも何よりもびっくりしたのが、急な新総合複合施設=市庁舎建設問題です。いつ、何処で、誰が今の市庁舎を除去し、
   新たな庁舎を建設すると考えたのか全く分かりません。多額な費用をかけ、耐震工事を実施したばかりです。アト50年は最低
   使えるとされています。もし手狭だ、ワンストップサービスで、と考えるなら、その間に時間をかけ、市民参加で協議すればよい
   のです。計画では市役所本庁舎建設だけで78・5億円、他の複合施設に10億円、合わせて85・3億円要するとされています。
    設計費等を加えれば100億は優に超すことでしょう。これだけの費用を要するに関わらず、市の計画に基づいて進行し、議会
   の議会の合意(議決)の必要はないと、第1回検討委員会で委員の皆様に答弁しています。議会もなめられたものです。今回
   この件はとに角結論ありきで一貫しています。現庁舎を使い続ける、現庁舎跡地または近接地に新設する、移転新設する、等
   当然行われるべきコスト比較・検討が全くなされておらず、新設ありきの結論のみで成り立っているのです。市民には余り知ら
   れていません。それでいて鷲宮に、アリス前に新庁舎がたつという情報だけが、一人歩きしています。憂うべき状況です。
    「市民の理解は得られるのか」という質問者に、市長はさすがに「新庁舎建設にはいろいろ批判もあるだろう」とされ、しかし
   「複合施設建設などには理解が得られる」と、歯切れの悪い答弁をしていました。

 ● 前回の9月議会も感じました。今回もそうでした。とに角「アセットマネジメント」という視点は、これからに必要なものです。誰も
   否定しません。しかし実際、「公共施設個別計画」に関する質問で好意的なものは1つもありません。これだけ嫌われている、
   批判だけの案件は今までなかったと思われます。とに角不思議なことが多すぎるのです。6年前に12億円もかけ耐震補強をし、
   アト60年は使える現市庁舎を何故新築するのですか、建設費のみで85億円、土地購入費を加えれば膨大な数字となります、
   総額はいくらになるのですか、新庁舎をつくる、作らないのシュミレーションをせず、何故つくるを前提に進めるのですか、
   複合施設と言っていますが、結局4つある施設が1つになるという事、市民にとって大変なことでは、等々などです。そして今
   までではこの計画は決してうまくいっていません。前記したように集会所の譲渡先はありません。障害者施設の譲渡も断られて
   います。(案)の内容を変更したものまであります。これだけ問題の多い新庁舎建設問題が、予定通り進むとは到底考えられ
   ません。市長はかって前市長の計画を「立ち止まり再検討する」としました。結果全て失敗しています。「給食センター」では、結局
   前の案に立ち戻り、完成に1年遅れ、2・6億円のお金を浪費しました。「東京理科大学跡地活用問題」では自身の計画が頓挫
   跡地売却との方針を出すに至っています。(もちろん売却は大反対です。)しかし、しかしです。この案件こそ正しく「一度立ち止まり
   再検討すべき」たと思います。市民の合意を得られない中での計画推進は、必ず失敗するものと思われます。

       11月定例会一般質問―1―  12 / 3(金)・6(月)・8(水)・9(木)

 ● 令和3年11月定例会の「一般質問」は、3日(金)・6日(月)・8日(水)・9日(木)の4日間開かれ、6-6-5-6の23人が登壇
  質問されました。今回の質問の中で特に目立ったのが、これからの市政の大きな問題点になると思われる「新総合複合施設」
  =新庁舎を始めとする、「公共施設個別施設計画」の問題、「アセットマネジメント」についてのそもそも論、法的視点、市民との
  話し合い=説明、市の進め方に対する疑問、コスト=費用問題、市民サービスとの関係等々、実に11人から14の質問が
  なされています。
   他にこのところ変わらずコロナ感染対策問題と、済生会栗橋病院、現幸手市にある秋谷病院の跡地への移転問題等、
  医療関係に6人、防災問題に4人から質問が出されました。来春、4月には市議会議員選挙があります。私も経験していますが
  議員各位にとって大変い忙しい時となります。ご自愛ください。


 ● 放課後子ども教室(ゆうゆうプラザ)と、コミュニティ・スクール(学校運営協議会)について現状と課題を問う質問が出ています。
   放課後子ども教室は平成17年、久喜小で始められ、合併を間に市内全校で実施されました。今年で17年目に入ります。
    コミュニティ・スクール=学校運営協議会は、平成28年太東中地区3校で始められ、翌29年全小中学校がこれに移行
   しました。これは埼玉県では初めての試み、従って全市内レベルでは5年目に入っています。
    「ゆうゆうプラザ」はある意味で全国1とも称されており、また「コミュニティ・スクールは全校移行は県内トップですから、共に
   教育委員会のご自慢の事業、部長がいつものように言語不明・意味不明の答弁で自画自賛していました。
    しかし現実は大きく異なります。「ゆうゆうプラザ」は全校実施(かなり問題ある組織化がありました。)以降停滞期に入り、
   特に15周年(令和元年)以降、令和2・3年のコロナによる影響もあり、厳しさが増しています。今年22校中不実施が3校あり
   またオンライン・動画形式による実施校も4校ほどありました。一度実施しなかった学校の再開はきわめてきつく、全体として
   大変厳しい状況にあります。他の実施校においても活動家の高齢化・固定化が進んでおり、私は正直のところ、あと数年で
   半数の実施という事もありうると思っています。
    「コミュニティ・スクール」です。これはまだ始まって5年ですが、私は極めて悲観的見解を持っています。教育委員会職員と
   学校教員に、貝ノ瀬先生がおっしゃられた「覚悟と本気」を持つ方がいないのです。「ゆうゆう」は生涯学習課、こちらは
   「指導課(学校教育課)」です。「ゆうゆう」にはまだ社会教育指導員が置かれています。「指導課」には何もない、私は最低でも
   「コミュニティスクール推進室」を設け、そこに最低1人の室長と非常勤職員を置くべしと考えます。久喜―深谷についで全校
   コミュニティ・スクールに移行した戸田市がそうであるように。最も推薦できる人が誰もいないのも悲しいことですが。このまま
   ですと真面目な人の、学校ボランティア実動隊になりかねません。県内で初めて全校コミュニティスクールに移行したと自慢
   している場合じゃありません。

 
 医療問題に関し「とねっと」と、済生会栗橋病院跡地利用問題への質問が出ました。
   「とねっと」とは愛称、利根保健医療圏における「地域医療ネットワークシステム」を言います。北は行田・羽生から、南は白岡・
  蓮田まで、7市2町64万1千人を対象としています。一時期鳴り物入りで宣伝され、私も早い段階で加入しています。しかし
  住民加入率、参加医療機関共に低い水準が続いています。久喜市は5624名、人口比3・69%との事、最も全体で目標
  5万人=7・7%が、現在3万5千人=5・3%ですから低いものと言えます。参加医療機関も久喜市のみで118→157に増えた
  とのことですが、殆どが薬局とのことです。情報の共有化がこのネットワークのねらいですが、私自身入っていて良かったとの
  実感はまだありません。健康なお陰゜と感謝していますが。令和5年にシステムが変更されるとのことで、あり方を協議していく、
  合わせて広く広報に勤めていくとしました。
   また、「済生会栗橋病院跡地利用問題」への質問も出ています。突然の加須市への移転発表、反対=存続運動、移転の
  決定、跡地の有効活用=医療機関の誘致と動いてきました。加須市での開院が半年後に迫っていますが、現幸手市の
  「秋谷病院」の移転が決まり、最悪の事態だけは免れたところです。直近の済生会・秋谷病院・久喜市との協議の状況、
  今後のスケジュール等質問していました。スケジュールは作成中、具体的には未だ、という答弁。質問者の他いつも栗橋地区
  議員が地元要望もあり、毎回必死に取り上げています。そんなときも含め、いつも感じることですが、とに角今回もこの間の
  動きが全く見えてこない答弁でした。

 
 JR東鷲宮駅西口にある大型スーパー「イオン」=前「ダイエー」が、撤退することに関し質問がありました。同店は旧
   「ダイエー」として開店以来40年近く経過しています。近隣桜田地区に大型スーパーが複数建てられたこと、高齢化  
   ネット通販網の拡大、消費者の所得低迷による購買力の低迷等、多くの要素が絡み合っていることと思います。
   来年令和4年10月閉店、その後10F位の高層ビルを建設、1Fのみスーパー、小売業の店、他はマンションとする
   複合施設、との情報が飛び交っているとのことです。地元議員である質問者は単にスーパーの閉店とだけでなく、買物
   弱者対策、地域活性化としてとらえよ、と主張、買い物バスの運行、「ケヤキ広場」での店舗開店・販売等を、同事例の
   他市町を参考に提案していました。具体的スケジュールが確定していないのに、もろもろの対策は難しいとの否定的
   答弁でした。

 
 前記しましたが、「久喜市公共施設個別施設計画」に関し、集会所譲渡問題、新総合複合施設(新庁舎)、コスト問題、
   市民サービスとの関係、検討委員会の運営方法、福祉施設の民間譲渡問題、さらには個別施設としての、農業
   トレーニングセンター、栗橋市民プラザと実に多方面から質問が出されました。具体的なものは―2―に譲るとして
   ここでは法律論、そもそも論にふれてみます。、
    自治会・町内会は「権利能力無き社団」であり、不動産建物の所有権者になれるのか、という質問でした。権利
   能力無き社団とは、他に文化サークル、スポーツクラブ等を指します。確か「権利能力なき社団」は権利・義務の
   主体にはなり得ません。そこで自治会構成員の共有財産となるのか、とか、第三者に売却出来るのか、とか、
   抵当権などは設定できるのか、という質問につながっていました。自治会・町内会は市の認可を得た権利団体
   たりうると答弁していました。またこれとは別に譲渡予定とした5つの集会所の、現状での年間経費の質問も
   出ました。東集会所62万、本町集会所67・3万円、太田集会所127・2万円、栗原記念館94万円、
   はなみずき会館322万円という事でした。
    また別の質問者が「アセットマネジメント」とは何か、と「そもそも論」を述べました。それ自身正にその通りで全く
   異論はありません。しかるに建物の状況はすこぶる良いのにこれを除去、新しい市庁舎を建てるとか、圏央道に
   「I・C」を設けるとかは、財政負担が大きくアセットマネジメントの考えに反する、と質問、また同推進課が集会所の
   譲渡・販売まで行うのは、アセットマネジメント推進課の本来の役割に反するのでは、と追及していました。
   もちろん答弁は全否定でしたが、こういう素朴な質問はおもしろいものでした。

      ※ 立憲民主党・新代表に泉氏選出  12/1(水)

   
下段11/19日付で報告してあるように、「立憲民主党代表選出選挙」は、去る19日公示、昨日30日
  投開票のスケジュールで行われ、泉健太氏が決選投票の末、逢坂誠三氏を破り、先に辞任した枝野氏に
  代わり新代表に就任しました。
   臨時党大会での代表選挙は1回目の投票において、予想通り国会議員、次期参院選公認立候補予定者、
  地方議員、サポーター等の票、合計572ポイントの過半数287ポイントを獲得する候補者がいませんでした。
       泉候補189P  逢坂候補148P  小川候補133P  西村候補102P
   結果1位の泉氏、2位の逢坂氏の間で決選投票が行われました。決選投票は国会議員、参院選立候補予定者、
  都道府県連代表(47P)、総計333Pで行われ、泉氏 205P、逢坂氏128Pで泉氏となりました。
   泉氏は自身が代表を勤める「新政権研究会」の他、10名を超す小沢一郎グループの支援を受け、議員票
  でもわずかながらリードしていました。一方最大グループの「サンクチュアリ」の支援を受けた逢坂氏は、年齢も
  枝野氏より高齢(62歳、泉氏47歳)、また枝野路線の堅持、踏襲の主張が、変化・変革を求める中堅・若手議員の
  支持を得られなかったものと思われます。
   それにしても盛り上がりに欠けた代表選でした。「マスコミが立民代表選を取り上げない。変更報道だ」と八つ
  当たりするお粗末でした。とに角4候補者の主張にへだたりがほとんどない、「国民に真に信頼される党」とか
  「多様性を尊重し、お互いを認め合う社会」だとか、「批判するだけの党から、提案する党へ」等聞こえの良い
  言葉・文句ばかりの乱発が目立ちました。1番問われた枝野路線の評価、特に共産党との「協力体制」について
  皆生ぬるい主張ばかりでした。泉氏さえ協力の在り方を「説明不足だった」としていましたが、どう見直すのか
  具体的なことは何1つ言っていません。これは来年夏の参院選を控え、共産党との関係を壊したくないとの
  思いからなのでしようか、とに角共産党との協力問題は、今後の方針を早急に打ち出し、国民に対し丁寧に
  説明すべきと考えます。
   4人の討論の中で、外交・安全保障の話しはほとんどありませんでした。ご承知のように「中・露海軍」の
  津軽海峡 → 大隅海峡通過という衝撃的事態が起こりました。共産党は先の衆議院選の公約にさえ
  「日米安全保障条約の廃棄」を明記しています。根本的な国家観が異なる、共産党との選挙協力なんてあり
  えないというのが、先の選挙の国民の審判だったのではないでしようか。
   いずれにせよ新役員体制の確立を始めとする、泉体制の今後は波高いものと思われます。私は何ども言って
  いますが、この党にはあまり期待していません。が今後の泉氏の手腕に注目します。

   ※ 4人が立候補・立民代表選スタート 30日投開票 11/19(金)

   先の衆議院議員選挙において予想外の敗北を喫し、責任をとって辞意を表明した枝野現代表に代わる、新しい
  代表(2代目)を選出する立憲民主党代表選挙は、19日告示、30日投開票のスケジュールでスタートしました。
   代表戦には届け順に逢坂誠二元政務調査官(62歳・北海道8区)、小川純也元総務政務官(50歳・香川1区)、
  泉健太政調会長(47歳・京都3区)、、西村智奈美元厚生労働副大臣(54歳・新潟1区)の4人が立候補、地方を
  含む大都市での立会演説会、公開討論会等の選挙戦を経て、30日投開票されます。国会議員・地方議員・
  サポーター等が投票、1回目の選挙で単独過半数が得られなかった場合、上位2人での決選投票となります。

   野党共闘を多くの選挙区で実現し、「政権選択選挙」と謳った今回の総選挙における、「立憲民主党」の敗北は
  大きな衝撃でした。特に枝野代表1強政党と言われる「立憲民主」にあって、この過程全てを枝野氏が主導した
  だけに、責任の取り方に注目が集まりました。結果早期の段階で辞任を表明、多くの議員が後任に名乗りを
  上げました。最後まで残ったのが立候補した4人に、大串博志役員室長(56歳佐賀県2区)の5人でした。
   立憲民主党の国会議員は現在約140名です。いずれも推薦議員20名の壁に苦労、最終的に小川氏と大串氏
  が合流、4名となりました。他にこの過程で立候補を模索した人に馬淵澄雄(元国交大臣・奈良県)、玄葉光一郎
  (党副代表・福島県)、江田憲司(党代表代行・神奈川県)、また本人の意思に関係なく、名前の挙がった人に岡田
  克也(党常任顧問・三重県)、蓮舫(党代表代行・東京都)、森ゆう子(党副代表・新潟県)と、10名をはるかに超え
  ました。
   今の立憲民主党は昨・令和2=2020年に、旧立民を中心に旧国民民主党の大部分、その他が合流して結成
  されています。同年9月に代表選・党名選が行われ、枝野氏・立民と決定しています。結果政権交代を可能と
  する2大政党が誕生したと自負してきました。前身は4年前の総選挙に立ち戻ります。当時の「民進党」が
  「希望の党」との合流を巡り分裂、政策・理念が異なるとした枝野氏らが、リベラルの旗を掲げて「立憲民主党」
  を結成、結果選挙で野党第1党となり、今日に至ったこととなります。それだけに枝野氏の存在は、「立民」の中で
  絶対のものがあったことになります。
    立憲民主党にも、自民党の派閥に当たるグループ・研究会といったものがあります。ただ自民党の派閥に比べ
  ダブって所属する等、結束は緩やかとの事です。とはいえ矢張り推薦は所属するグループ・研究会が中心です。
   その意味で最大グループの「サンクチュアリ」が推薦した逢坂氏、自身が代表を勤める「新政権研究会」の泉氏
  が比較的早く名乗りを上げ、次いで菅直人氏の「国のかたち研究会」の西村氏が続きました。「サンクチュアリ」
  に所属する小川氏は、同会が逢坂氏と決定したため、推薦人集めに最後まで苦しみ、最後の最後に立候補に
  たどり着いたことになります。いずれにせよ本命不在の混戦選挙になると思われます。決選投票になることは
  避けられないと考えます。決選投票となると国会議員の比重が重くなります。グループ・研究会は、大きく分け
  旧立民と国民に分けられますが、早くも小沢グループが泉支持を表明するなど、いろんな動きが始まっています。
 
   基本的には来春の参議院選を控え、野党共闘の在り方、枝野路線の継続か否かが争点となります。それより
  私はそれ以前、党としての信頼をどう築くかの根本問題があると思います。今回の衆議院選で、立民は「政権選択」
  を叫び、一部マスコミもそう報じました。しかしそうだと思った国民がどれくらいいたでしょうか。立民に政権を担う能力
  ないことを良く知っていたのだと思います。何ども記しましたが、私は議長=3・11関係対策事業の要望・陳情の
  トラウマからこの党を全く信用していません。が日頃の政治活動の在り方を根本から変えていく、真に国民に信頼を
  得られる政党に変えていく、そのための代表選びという視点が大事だと思います。

     ※ 久喜市の魅力と未来を考える集い Ⅱ部 11/13(土) 









   第2部の「久喜市SDGsシンポジウム」に入りました。まず慶応大学大学院特任助教授の「高木超」氏の「講話」です。
  氏は自治体職員からアメリカでSDGsについて研究、帰国後前職のかたわら内閣府・川崎市・鎌倉市等で地域活性化、
  SDGsアドバイザー等のお仕事をしておられます。「SDGs」とは持続可能な開発目標「Sustainable Development Goals」
  の頭文字に複数のSをつけたもの、17の世界的目標、169の達成基準、232の目標からなり、2015年の国連サミット
  で採択され、2030年迄を目標とするものです。例えば1・貧困を失くそう、2・飢餓をゼロに、3・全ての人に健康と福祉を
  4・全ての人に質の高い教育を、といったものから、今話題の5・ジェンダー平等の実現、13・気候変動への具体的対策
  等が謳われ、また11・住み続けられるまちづくり、17・パートナーシップで目標達成、とあることから、我が久喜市を始め
  多くの自治体が街づくりの指針としています。氏はSDGとは、S・スゲエー D・デッカイ G・ゴールだと紹介、個人各々
  ―所属する組織―地域社会―町―国―世界と、多様な人が連携し、手を携えて、なおかつできる事から、目標達成への
  努力を続けようと結ばれました。
   次にこの7月・8月に市内3会場で行われ、述べ139名が参加した、「SDGs市民ワークショップ」の成果の発表が行わ
  れました。受付でいただいた袋の中にクリアファイルがあり、そこには「久喜市SDGsマップ」が描かれ、またそのマップ上で
  私たちが出来ること、等が書かれていました。発表では、*防災訓練に参加する、*食料自給率を上げる、*地産地消、
  *地域の魅力を発信する等、きわめて当たり前の事を言っていました。
   次いで久喜小など市内3校の子どもたちによる、「SDGs」取り組みの発表が行われました。
(―左―) 久喜小の子ども
  たちは、新しい教育目標「イノベーション力」と、「SDGs」とのかかわりについて語っていました。どの学校も「総合的学習の
  時間」その他での取り組みを、スライドで紹介しつつ堂々と語ってくれました。見事なものでした。ただです。ある学校の
  発表最後にまとめとして、「金子みすゞ」の例の「みんな違ってみんないい」を紹介し、また自分が「はだ色」と思っていた
  クレヨンや色鉛筆の色の名前、今はそう呼ばず「うすだいだい色」と言うんだと話していました。見事な「結び」と言えば
  それまでですが、チヨット「脚色」入り過ぎという感じでした。
   最後が「10年先を見据えた久喜市の街づくり」パネルディスカッションです。コーディネーターは先の高木氏、パネラーは
  市長、久喜市総合振興計画審議会長、商工会長、教育委員(女史)、に、前記した「市民ワークショップ」に参加した3名
  高校生、女子大生も含まれていました。例えば「総合振興計画(久喜市の最上位計画)審議会長は、この計画は「SDGs」の
  視点に立って作成されていること、商工会長は「この視点での商工会活動はまだまだだけど、今後しっかり取り組んでいき
  たい」、と、また教育委員は「久喜市は教育の町、子ども育成にしっかり取り組んでいきたい、子どもには郷土愛をもたせたい」
  と話されました。また3人のワークショップ参加者は「久喜市は交通の便が良く魅力ある街、そうしたものをもっと発信して
  いきたい。」等発言していました。最後に市長がまとめとして、「久喜市を魅力ある街として発信し、ある人口を確保して
  いきたい。スポーツ振興で健康な街づくりを進めたい。子育て支援・教育の町としていきたい。協働・パートナーシップの
  街づくりを進めていきたい。」等々を話されました。コーディネーターは慣れているのでしょう、そつなく進行を図っていました。
  パネラーは全員が2回発言、皆がそれらしき発言をして終わったという感じです。ただ全員が原稿を呼んでいるのには
  非情な違和感を覚えました。自分の考えを、自分の言葉で発言すべきです。だから大変発信力、説得力の弱いパネルディス
  カッションでした。
(―中―) そういえば思い出したことがあります。選挙期間中に免停中に関わらず運転、事故を起こし
  その場から逃げ去り、それを誰にも知らせず、あげく選挙で当選するという、四重・五重の「悪」を犯した最低・最悪の某女子
  がいます。2度にわたっての議員全員の辞職勧告決議を無視し、居直っています。所属する会派からは除名されました。
  しかし会派に属していないと、月50万円という「政務活動費」がもらえません。そこで届けだした1人会派の名称が、何と
  「SDGs東京」とのことです。これは笑うに笑えません。最近この「SDGs」とか、「共生社会」とか、「多様性」とか言った言葉が
  1人歩きしています。それは葵の紋所であり、錦の御旗、神聖にして侵すべからざるものとなっています。だから「多様性」を
  口にする人が、逆に反対意見を、しゃにむに排除するという変な状況に今なっています。一人ひとりが、「SDGs」や「多様性」
  「共生社会」といったものを自分で考え、主体化してこそ、こうした社会は実現できると考えます。こんなことをも考えさせて
  くれた「シンポジウム」でした。
   (―右―) 頂いた表彰状です。

     ※ 久喜市の魅力と未来を考える集い・Ⅰ部 11/13(土)









   「久喜市の魅力と未来を考える集い」が、―持続可能な久喜市を目指して―というサブタイトルの下、第1部「久喜市
  合併10周年記念表彰」、第2部「久喜市SDGsシンポジウム」として開催されました。本来なら「合併10周年記念式典」
  として、昨・令和2年3月8日に開催される予定でした。コロナの関係で実に1年8カ月遅れての開催です。それも今の
  コロナの状況から出来たもの、それでも1300名入る「文化会館大ホール」に、約400名弱での集いでした。

   副市長の開会の言葉で始まった
(―左―)第1部ではまず市長が挨拶、H22年合併、10周年式典をR2年3月に
  予定したが2年遅れの今日になったこと、合わせて持続可能な久喜市を目指し、取り組んでいるSDGsの理解、取り組み
  強化を図る集いとしてあると話されました。また先日議長に就任したばかりの梅澤氏は、県会議長として挨拶されました。
   来賓挨拶の最後に4人の名誉市民を代表し、田中前市長が挨拶、私の知る限りでは名誉市民として初のものだった
  と思います。合併の思い出、合併後の3・11栗橋液状化問題、清久工業団地開設、市内全小中校エアコン設置等の
  思い出を語り、久喜市が県東北部の拠点として名誉ある地位を保ち続けられんことを、と結んでいました。私の議員
  活動と完全にマッチし、懐かしく拝聴することが出来ました。

   合併10周年記念表彰に移りました。市政の発展・新興に大きく貢献された団体及び個人が対象です。1・地方自治
  振興―各地区コミ協等、2・産業発展―商工会・工業団地等、3・防災活動―自主防災組織、4・交通安全―母の会
  5・環境保全―青毛堀環境保全会等、6・保健衛生―医師会等、7・福祉向上―保護司会・民生児童委員協議会等、
  8・青少年健全育成―久喜市民会議等、9・教育・文化・スポーツ振興―スポーツ・レク団体・婦人会等、10・一体感の
  醸成―観光協会、11・市政振興―旧議員の11種別で299団体、14名(旧議員のみ)にのぼりました。実は文化会館
  入り口で受付をした際、プログラムその他が入った大きな袋を渡されました。その袋に表彰状が入っている紙筒が
  3本あり、いったいこれは何だと思っていましたが、私は3通りの表彰を頂いたのです。1つは「地方自治振興」で
  旧議員(私個人)、1つは「スポーツ振興」でスポーツ少年団本部(団体)、そしてもう1つが「教育・文化の振興」との事で
  「久喜市祭典委員会」(団体)となります。
(―左2表彰の種別代表者―)、(―右・2表彰―)   種別代表者が壇上で表彰
されたのですが、旧議員は最長老のK氏、遠くからでしたが、久しぶりに元気な姿をみれて懐かしかったです。
   団体表彰のスポ少本部と祭典委員会の表彰状は、近日中にそれぞれ事務局にもっていきます。
   1部の最後に、北陽高校チア―リーディング部によるパフオーマンスがありました。
(―右―) くき親善大使として
  様々な久喜市のイベントに、協力していただいていることはご存知の事と思います。本年も「ダンスドリル選手権
  全国大会」に出場しています。強豪校として定着されることを期待します。
  

      ※ 衆議院議員選挙投開票・審判下る   11/1(月)

   下段で紹介した第49回衆議院議員選挙は、19日公示、12日間の選挙戦がたたかわれ、昨日投票、即日開票され
  深夜には大勢が喫しました。安倍―菅内閣の後を受け誕生したばかりの岸田内閣、コロナ対策、関連しての経済立て直し、
  さらには我が国の安全保障等、今後の政治運営への信任を問う選挙でした。今回立憲民主、共産・社民・れいわ新撰組、

  さらに国民民主5党の連携により、野党統一候補が213選挙区で誕生、安定多数を狙う自民―公明連立政権側との
  「政権選択選挙」として激しい選挙戦が行われました。
   まず数を見ておきます。衆議院議員の定数は、小選挙区289+比例選挙区176の合計465です。従って過半数は
 
 233となります。連立与党でこの数を確保する、をまず目標としていました。しかしいかに何でもこれは低すぎます。
  今まで自民党単独で276、公明を加えれば300を越えていたのです。もう1つの数字に
261があります。これは各常任
  委員会の委員長ポストをとっても、全ての委員会で多数と成れる、すなわち最大に安定した政治運営のできる数です。
   最後に
310という数字です。これは前議員の3分の2、すなわち憲法改正の発議が出来る数字です。従って私は
  自民党単独で233+10以上、自公で261+10以上を勝敗のメドと考えていました。それでも自民はだいぶ減ります。
  前の選挙が大勝していますし、事前予想が自民に大変厳しいものでしたから、この辺かなと思ったのです。
   マスコミの一番厳しい予想に、自民党マイナス60議席というのがありました。こうした雰囲気を背景として、野党にとっては
  当然政権奪取が目標となりました。しかし実際言ってその可能性は低く、野党側にそのつもり・意気込みも、従って準備も
  ないというものでした。もう一つの310という数字、これは今回どう見ても無理という感じでした。なお投票率は55・3%
  戦後3番目に低いとのことです。この傾向は変わらないようです。

   昨夜は開票速報を見続けました。結果につながる1番のものは野党共闘・統一候補でした。1対1の選挙区が多く、
  単純に野党の票をたせば、自民党候補を上回る選挙区が多かったのです。速報が始まってすぐ、票の開きが早い東京
  8区が報じられ、自民党旧幹事長・石原氏の苦戦、結果落選が伝えられました。相手は野党統一の新人候補です。
  出だしからして今回の選挙の象徴か、と思っていたのですが、開票が進むにつれ変わってきました。どうも野党統一
  候補が余り強くなく、風も吹かず、地力の勝負となり、結果自民が勝つが多くなってきたのです。とに角野党統一は
  やはり票集めが先行、基本的政策の合意がなく、やはりどこか無理なものがありました。共産党のいう閣外協力は
  今回の選挙を政権選択選挙と言えばいうほど、無理が出てくるものでした。結局小選挙区では、そこそこの成果を
  上げたところもありましたが、大きな力とはならず、逆に比例区での大幅な減少という形で現れました。野党統一は
  失敗とまで言わなくとも、少なくとも成功したとは言えないものでした。
   目立ったものとして大物議員、というよりベテラン議員の落選がありました。自民では甘利氏、石原氏、何人かの
  現職閣僚です。(大半は比例復活) 特に甘利氏は、現職幹事長としては初の選挙区での敗北、という不名誉な記録を
  残しました。岸田内閣があまり人気がないのは、この人の存在と言われるくらいです。幹事長職辞任はさけられない
  と思います。もっとひどかったのは立憲民主党、旧代表の小沢氏・海江田氏、副代表の辻元氏、副代表で選挙対策
  委員長の平野博文氏、さらにかの中村喜四郎氏と、目白押しで選挙区で敗れました。特に野党共闘の旗振り役、
  小沢・中村氏の敗北は、年齢・当選回数からして衝撃的でした。(2人のみ比例復活) もう小沢氏や中村氏を必要と
  する時代ではないのだと思います。立憲民主は選挙区ではそこそこ伸ばしましたが、肝心の党の主体的力量を問う
  比例区で惨敗、福山幹事長は辞意を表明、枝野代表も辞任は免れないと思われます。

   また数字に戻ります。当選者数です。自民党 276→261  公明党 29→32  立憲民主109→96
    共産12→10  維新の会11→41 国民民主8→11  他となっています。
  自民党は単独で絶対安定多数と言われる261を確保、15名減少ですが、事前予想からしてまずまずといえます。
   「維新の会」は大躍進ですが、かって50名を当選させたときもあります。自公はイヤ、といって共産党とつるむ立民
  も、という人の思いに乗ったのだと思います。このまま長く続くのでしょうか。

   政権を取るとまで豪語していた「立民」の10名をこす減は驚きでした。抜本的改革が必要でしょう。いずれにせよ
  政権をとるなんて夢の夢の話しです。
   改憲問題です。自民とこの問題に積極的な維新だけで、310を超します。国民も改憲を否定していません。プラス
  加憲とかいろいろ言いますが公明も、となればいよいよ憲法改正が現実のものとなります。とに角一歩歩みだして下さい。

   選挙は終わりました。コロナも一応落ち着きを見せています。万全のコロナ対策と経済活動の復活に向け、本格的
  活動が始まります。岸田政権の今後に期待します。

      ※ 衆議院議員選挙公示 選挙戦スタート  10/19(火)

   第49回衆議院議員選挙が本日公示され、31日(日)投開票、12日間の選挙戦の火ぶたが切られました。すでに衆議院議員の
  任期は切れており、4年ぶりの選挙となります。長期政権だった安倍政権、1年で終わった菅政権を受け、誕生したばかりの
  岸田政権の信を問い、合わせてコロナにより痛めつけられた、我が国経済の立て直し(コロナ対策)、合わせて我が国の安全
  保障政策等が争点の選挙戦となります。
   立候補届け出は本日17時までです。従ってまだ正確な数字は出ていません。一応小選挙区選289、比例代表176、計465
  議席に、約1040人が立候補するといわれています。これは現行制度下では、最も少ない立候補者数だそうです。
   政党別の色分けでは、自民党330人、立憲民主240人、公明党50人、共産党130人、維新の会100人、国民民主30人
  他となっています。注目されていた立民・共産・国民・社民・れいわ新選組の5党による、213の選挙区で一本化を実現、
  ウチ与野党一騎打ちは142選挙区にのぼり、これに「維新」を加えた3極対決は71選挙区との事です。
   定数465ですから過半数は233となります。岸田政権は連立を組む「自・公」で、この数をクリアーすることが勝利の基準
  だとしていますが、これは余りにも低い数字と言えます。現在自民276+公明29で305あるのですから、多少減るものの
  自民単独で単独過半数を目指すべきと考えます。もう一つの数字としては、自・公+維新で310以上というのもあります。
  憲法発議に必要な3分の2の数です。これは今回は無理かなという感じです。

   私は野党連合政権―野党統一候補という考えに非常に批判的です。まず第一に「立民」であれ、「国民」であれ、とにかく
  旧民主党関係を一切信用していない、それはもう骨身にしみてというやつです。安倍元総理が良く『民主党政権下の悪夢の
  3年間』と口にしていました。私が久喜市議会2代目の議長に就任したのは、平成23年です。丁度3・11のあった直後です。
  通常の議会運営の他、国への陳情・要望活動に追われました。南栗橋の液状化被害救済です。久喜と県の関係者の日程を
  調整し、何ども何ども国会へ足を運びました。その殆ど(全て)がむなしかった思い出しか残っていません。久喜市の役職で
  いえば市長さんに会えるという事で行動を組んだのに、実際は副市長でもない、担当部長でもない、せいぜい担当課長か
  課長補佐クラスというもの、そのでたらめさに腹がたった、を通り越し怒りを覚えました。民主党政権とは基本的なこと、
  1つだに出来なかったのです。
   まだ政権を取った頃の民主党は今よりましでした。民主党が結成されたのは1996年、政権を取ったのは2009年、13年に
  渡る自ら練り上げた「政権構想」を持っていたのです。それが自民党の自滅があったとはいえ、政権奪取の原因でした。
   現実に戻します。今の立民に政権構想があるのでしようか。今度の選挙であると言えば、「野党共通政策」=「市民連合」が
  提案したものです。いわく、憲法を守る、科学的根拠に立ったコロナ対策、格差と貧困を失くす、地球環境を守る、自由で
  公平な社会、おっしゃる通りごもっともな内容です。立民はこのごもっともな政策で政権を奪取しようというのでしようか。
  最もあの低い支持率では、まともに政権構想を考える気力もわかないのでしよう。
   共産党はもっとお粗末だと考えます。共産党は今回野党共闘を掲げ、大幅に立候補者を押さえました。それでも強い批判に
  対し、野党連合政権下では、「限定的な閣外からの協力にとどめる」と言っています。いったいこれはどういうことなのでしょう。
  政党とは政策が一致する人が集まり、選挙で戦い、多数派となり、権力を握り、自らの政策を実現するものです。選挙に
 候補者を出さない事で、権力の座を握るのは、議会制民主主義の否定に他なりません。
   以上、私はだから今回も、岸田政権にはやや不満ながら、自民党を応援することとします。

   今ウオーキングから帰ってきました。あちこちの選挙看板には立候補者のポスターがすでに張られていました。予定通り
  13区からは自民党・土屋さん、立憲民主・三角さん、共産・赤星さんの3人がたっていました。ここでは野党統一はなかった
  わけです。立民の三角さんが強くないので、比例票の掘り起こしに共産党は立候補したようです。 

      ※ 臨時国会 岸田内閣発足、10/31総選挙へ 10/5(火)

   9/29開催された自民党総裁選挙において、岸田総裁が選出されたのを受け、昨4日臨時国会が開かれ、首相指名選挙に
  おいて岸田氏が選出され、伊藤博文候以来記念とすべき第100代目となる、内閣総理大臣に就任しました。
   衆・参両議会における首相指名選挙の結果は以下の通りです。
  ※ 衆議院  岸田文雄311  枝野民雄(立憲・共産・社民・れいわ新選組)124 片山寅之助(維新の会)・玉木雄一郎(国民民主)共に11他
     参議院  岸田文雄144  枝野民雄65  片山寅之助・玉木雄一郎共に15他  
   なお臨時議会に先立ち午前中に、臨時閣議がもたれ、菅内閣が総辞職、1年の菅政治に幕をおろしました。コロナ禍の中
  短い期間でしたが、デジタル庁の創設、脱炭素社会への取り組み、携帯料金の値下げ等実に多くの実績を残しました。特に
  あの中でオリンピック・パラリンピックを成功裏に開催したことは、特筆に値します。必ず将来評価されることと思います。本当に
  お疲れさまでした。そしてご苦労様でした。
   その後認証式を経て正式発足した岸田内閣のメンバーは以下の通りです。
  内閣総理大臣 岸田文雄     総務大臣    金子恭之(初)   防衛大臣  岸 信夫(留任)
  法務大臣    古川禎久(初)   内閣官房長官  松野博一     外務大臣  茂木敏光(留任)
  復興・沖縄   西銘恒三郎(初) 財務大臣     鈴木俊一     国公委員長 二之湯智(初)      
  文科大臣   末松伸介(初)   少子化       野田聖子     厚労大臣  後藤茂之(初)
  経済再生   山際大志郎(初)  農水大臣     金子原ニ郎(初) デジタル   牧島かれん(初)    
  経済産業  羽生田光一(移動)  ワクチン     堀内詔子(初)   国土交通  斎藤鉄夫(公明)
  万博      若宮健嗣(初)    環境       山口 壮(初)   経済安全  小林鷹之(初)

  以上みてもわかるように初入閣が13人もいます。留任は3人、外交と防衛は継続性を図る意味で留任、また安倍氏が内閣
 官房長官に強く推したと言われる羽生田氏が、文科から経産に横滑りしています。女性は3人、3回生も3人が入閣しています。
 特に新設の「経済安全保障」担当の「小林鷹之」氏は、財務省出身の政策通として知られ、党の総務会長、同じく3期の福田氏と
 共に岸田政権の目玉とも言えます。それでも平均年齢は61・8歳、菅内閣より上回っているそうです。また総裁を争った野田氏は
 少子化担当大臣として入閣、岸田氏が総裁選で公約として掲げた「子ども庁」創設や、女性活躍などを担当します。
  この内閣人事は、党人事があまりにもひどい(安倍・麻生ライン)という、評価への反省からきているのでしょうか。それでも
 全体的に派閥均衡型安定人事の域は出ないと思われます。
 
  さて今後のスケジュールです。当初いわれたものから、1週間早まり、8日岸田首相による「所信表明演説」、14日解散、
 19日公示、31日投開票となります。とに角議員も、政権も選挙に勝たねばどうにもなりません。野党側の統一候補や、新たな
 国政組織「フアーストの会」結成問題もあります。にぎやかな時を迎えます。

            自民党新役員決まる 明日岸田氏首相就任  10/3(日)
 
    29日の自民党総裁選挙において、第27代自民党総裁に就任した岸田総裁は、党役員の人事、新内閣発足に向けた選定
   作業を進め、党役員が決定しました。
    総 裁     岸田文雄  岸田派  広島県
    副総裁     麻生太郎  麻生派  福岡県
    幹事長     甘利  明  麻生派  神奈川県
    総務会長   福田達夫  細田派  群馬県
    政調会長   高市早苗  無派閥  奈良県
    選対委員長  遠藤利明  谷垣G  山形県
    国会対策委員長 高木毅 細田派     組織運動本部長 小渕優子 竹下派   広報本部長 河野太郎 麻生派

    私は岸田新総裁を、特別支持しているのでも、嫌いなわけでもありません。やや面白みに欠けるが真面目な人という
   印象だけです。ただ今度の総裁選に当たっては、岸田氏が長く安倍政権の要職を勤め、基本安倍政権の禅譲を狙う
   というものだっただけに、変化・改革という意味で余り支持しませんでした。結局派閥力学で総裁となり、人事を注目した
   のですが矢張り裏切られたものとなりました。
    第一麻生副総裁はいけません。岸田総裁は今回、二階前幹事長交代を明言してスタートしたのですが、麻生氏と二階氏
   どこがどう違うのですか。甘利幹事長もいただけません。論功行賞人事・派閥力学・安倍麻生ラインの影響力の残存の見本
   みたいなものです。高市政調会長も訳が分かりません。総裁選を戦った人を大事にするという事でしょうが、党の政策を
   決定する部局です。 岸田氏の言う「日本型新資本主義」と、高市氏が唱えた「サナエミクス」は全く別のものですし、安全保障
  政策等著しく考えを異としているはずです。それと幹事長の甘利氏、国対委員長の高木氏、組織運動本部長の小渕氏と、
  かって「お金」の問題で追及された人ばかり、というのもどうかと思います。野党は手ぐすね引いています。こんな事しか追求
  する手立てを持たないのです。またも「もりかけ」や「サクラ」のように、大切な政策論争が行われず、いたずらに時間を浪費
  するのみとならないか心配しています。
    結局今度の役員人事では、若手登用という事で「福田総務会長」人事のみ目立ちました。アト選対委員長の遠藤氏です。
  私は個人的フアン、議員きってのスポーツ理論家で、スポーツ基本法・スポーツ基本計画策定の中心をなしました。言われた
  事は皆うなずけるものばかりでした。総裁選で惨敗した河野氏は思わぬ職に追いやられました。国民的人気はともかく、
  議員仲間に支持される、評価されることも大切なことです。しばらくは雑巾がけに徹していただきたいと思います。  
  
   明日には臨時国会が開かれ、首班指名、岸田氏が「伊藤博文」以来の第100代の内閣総理大臣
となります。すでに
  新内閣の顔ぶれがチラホラしています。すぐに衆議院議員選挙があります。大切なのはこれに勝ち抜く事、本格的政権
  運営はそれからとなります。岸田新総裁の手腕に期待します。
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