さて、実はこの3週間、週末になると「ドラクエ7」をプレイしていたりする。プレステの電源を入れるのは実に2ヶ月ぶりのこと。すでに魔王は倒しちゃっているので、「2ヶ月あいちゃってストーリーが思い出せない〜」みたいな状況はなく、何事もなかったようにレベルアップに勤しむことができた。
で、2ヶ月ぶりにプレイして思ったんだけど、「ドラクエ7」って本当に面白いね〜(素直な意見)。(笑)
魔王を倒しちゃった後は、各キャラのレベルアップに励んだり、せっせとモンスターを集めたり(パーク&図鑑用)、カジノにはまって家族を犠牲にしたり(気をつけましょう)、少ないターン数で●●●●(久々の伏字)を倒そうと躍起になったり、いわゆるクリア後のお楽しみに明け暮れるわけ。でも基本的にお話は終わっちゃってるわけだし、自分なりの目的があるとはいえやること自体は単調になりがちだし、魔王をやっつけちゃったらそれでゲームは終わり、みたいな意見もあるよね。そうだそうだそうだ(のいる・こいる再び)。
でも、別にコンプリートを目指すわけじゃないけど、ようやく世界を救うことができたわけだし、あっちふらふらこっちうろうろと世界を旅するのも悪くない。それに、たとえ話が完結してモンスターを虐殺しまくるだけになっても、それでも「ドラクエ」は面白いのだ。そうなのだ。凄いのだ。偉いのだ。反対の賛成なのだ(なぜ)。
そんな感じで数多くのモンスターをばっさばっさと斬りまくっていて、ふと「モンスターを仲間にするときの詳しい描写」というのを考えてみた。多分「ドラクエ5」のころから誰もが一度は考えたことがあると思うんだけど、それを「週刊ゆたんぽ」なりに、あるいは「ゆたんぽ」編集長※へんにーなりに考察しちゃおう、というのが今回のお題である。
まずはお約束のモンスター登場。
てっきゅうまじんが あらわれた!
勇者ゆたちんはすかさずグリンガムの鞭による攻撃を繰り出す。グリンガムの鞭は3本の鞭をつなぎあわせた武器であり、鞭の先端には魔物を切り裂く刃物がついているらしい(公式ガイドブックより)。
ゆたちんがぶん回した鞭の先端に取り付けられた鋭利な刃先が、鉄球まじんの表皮と真皮と皮下脂肪組織を切り裂きその奥に潜んでいる筋肉をむき出しにする。筋肉は骨格に付着する骨格筋と、内臓の壁を作る内臓筋とに大別されるが、刃はまず、骨格筋にのみりこみ、そのまま骨へと到達する。骨の中心には腔があり、その中は骨髄が満ちている。
切り裂かれた皮膚と筋肉からは真っ赤な鮮血がほとばしる。このとき傷が動脈に達すれば、血液は弧を描くように身体から飛び出すこともある。そして断たれた骨の中からは赤色髄がどくどくと流れ出す。
すでにこの時点で致命傷を負っているにもかかわらず、モンスターの中ではプライドの高い(想像)鉄球まじんは、そんな痛みなどものともせず、勇者一行に襲いかかってくる。
ここでマリベルは不敵な笑みを浮かべながら、どとうのひつじをお見舞いする。どこからともなくおびただしい数の羊の群れがやって来て、傷ついた鉄球まじんをなぎ倒し、その身体の上を踏みつけながら何処へか疾走する。
羊の足は鉄球まじんの身体をほぼ前面に渡り踏みつけていく。先ほど勇者に切り裂かれた傷も例外ではない。剥き出しになった筋肉および骨を羊の無数の足が踏みつけていくのだ。
体力をほとんど奪われた鉄球まじんは、しかし、HPがまだ少しだけ残っていた。常識的に考えれば、こんな状態の相手と戦うわけにはいかないのだが、悲しいけど、これ、ゲームなのよね(スレッガー風)。
鉄球まじんは最後の気力を振り絞って立ち上がろうとするのだが、その刹那、冷ややかな笑みをたたえたガボが、攻撃の手を緩めることなく何かを投げつけてきた。鉄球まじんは一瞬それが何か分からなかった。
宙を舞う白い粉。
塩だ。ガボはとどめに塩を投げつけてきたのだ。
勇者に切り裂かれた傷に塩がふられる。そしてその塩をすり込むガボの手。
これぞ噂に聞いた特技「塩すりこみ」である(そんな特技はありません)。
鉄球まじんのHPはここでようやく0になる。戦闘は終了したのだ。
ここで絶命できればどれだけ幸せであろう。傷の痛みも、悲しみも、すべて忘れて成仏できればどれだけ楽であろう。
しかしそれはモンスターには許されないこと。鉄球まじんはすぐさま起き上がり、仲間になりたそうな目で勇者たちを見つめなければならないのだ。
てっきゅうまじんは
おきあがって こちらを見ている。
どうやら なついてしまったようだ。
ここで勇者一行が無視してくれればありがたいのだが、困ったことにモンスターじいさんの居場所を教えてくれちゃったりするもんだから、哀れ、鉄球まじんは傷ついた身体を引きずって、嬉しそうに走っていかなければならなかった。
....やっぱドラクエって面白いねー(誤)。
総プレイ時間:157時間
うーん、冒険日記、こんなんで良いのかなあ(笑)。
てなわけで、次回もお楽しみに!!