勇者ゆたちん のほほん日記
●第0章●
目標はクリアしないこと?


 この「第0章」は「週刊ゆたんぽ」編集長※へんにーの所信表明演説をお届けします。即ち「ぼくはいかにして「ドラクエ7」の冒険日記を書き進めていくか」という意思表明の文章です。興味のない方はすっとばして冒険日記第1章からお読み下さい(笑)。

 今日、2000年8月26日(土)、ついに「ドラゴンクエスト7」が発売になった。全国の量販店やコンビニなどでも午前7時から一斉発売となり(一部フライングしたところもあったみたいだけど....)、おそらく「ドラクエ7」関連のサイトは朝から大変な盛り上がりだったんだろうねー。

 ぼくはgooで予約をしてあったため、今日の昼ごろ商品が家に届いた。ENIXから届いた箱には「ドラクエ7」と、予約特典である「メモリーカードケース」が入っていた。しかし、「メモリーカードケース」って、ただのPケースだったんだね(笑)。

 いきなり余談だけど、商品を届けてくれたカンガルー便のお兄さんによると、「ドラクエ7」の配達数は世田谷・渋谷・中野を合わせて1500本程度だったそうな。これって少ないよね? もちろん他のサイトで予約したらカンガルー便を使わないのかもしれないけど。

 さて、今回の「ドラクエ7」について堀井雄二氏は、「クリアするのに戦闘の時間を除いて70時間、戦闘を入れると100時間かかる」と言っている。100時間!! 1時間が100個!! (爆笑) これはまったくもってものすごい時間だよね。だよね? (くどい)

 氏は「高いお金を出して買ってくれる子供たちがいつまでも遊べるようにした」とも言っていた。良いこと言うなあ(素直に感心)。でも「クリア」ってのはどこまでのことを言うんだろう? ラスボスを倒してエンディングを迎えるまで? クリア後のお楽しみのをすべて遊びつくすまで? どうもその辺のことがよく分からないけど、しかし、今までのどの「ドラクエ」よりも長く遊べることは確かみたい。

 昨日までプレイしていた「FF9」(笑)なんかでもそうなんだけど、RPGには大雑把に言うと2つのプレイ内容があるよね。ひとつは「ストーリーに添って話を進めること」で、もうひとつは「ストーリーに関係なく世界を楽しむこと」。

 例えば、どこそこに悪いやつがいるからそいつをやっつけてアイテムを取ろう、というシチュエーションがあったとして、とりあえずまっすぐ目的の場所に行ってきっちり目的を果たす、というのが前者。どうせいつ行ったって悪いやつがいなくなることはないんだから、とりあえず町や海やフィールドをふらふらしてみよう、というのが後者。

 「早解き」とか「短時間クリア」なんて言葉が示すとおり、とにかく短い時間で話を効率よく進めて、他の誰よりも早くエンディングを迎えることに喜びを感じる人もいる。早くプレイして、あーんなことやこーんなことをみんなに教えてたくて仕方ない人もいる。そういうスタイルがあることは理解できる。

 だけど、ぼくは、何よりもまずゲームの世界をとことん楽しみたい。ダンジョンは隈なく調べ尽くさないと気が済まないし、1人のセリフが変わったら町(村)の全住民に話しかけないと気が済まないし(笑)、空いてない宝箱が残ってたりするとストレスで毛が抜けてしまう(爆笑)。

 人より早くクリアすることには何の喜びも見出さないし、なるべくならネタをばらすようなことはしたくない。

 ということで、長くなっちゃったけど、今回の冒険日記は「とにかく世界(観)を楽しむ」を基本としたいと思う。

 この冒険日記を読んでも、攻略に役立つ情報とか冒険のヒントなんかはいっさい手に入らない(言い切った!!)。そういう情報がほしい人は、他の「ドラクエ7」関係のサイトをチェックするようにしてちょーだい。とにかくこの冒険日記はまったく役に立たないと思ってください(笑)。

 「今日のドラクエ」を開設したころ(1996年末)は、まだまだドラクエ関連のサイトもほとんど無かった。まして冒険日記なんてものを掲載しているサイトはまったく存在しなかった。

 ここ数年の内にドラクエ関連のサイトは爆発的に増殖し、似たような冒険日記(チクリ)がたーくさん生まれてるけど、やっぱり「週刊ゆたんぽ」でしかできないこと、というのがあると思うんだよね。

 ということで、ぼくはのんびりと冒険を続けるつもりです。なーに、次のドラクエが出るまで時間はたっぷりあるんだから大丈夫(笑)。

 では、これからも「今日のドラクエ」をよろしくお願いしまっする。m(_ _)m


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