勇者ゆたんぽの冒険
●第37話●


 エビルマージ(緑色の魔法使い)にボロボロにされながらも、すっとこどっこいパーティーはレベルアップに励む日々。

ほしのは そっと ゆたんぽのうしろに
しのびよって てで めをかくした!
ほしの「だーれだ?
ゆたんぽ「ほしの……。
なんと いっぱつで ばれてしまった!
  どういう目的があんだよ

いやーんは とつぜん
くるったように わらいだした!
いやーん「きゃーっはははははははは
  うふうふうふふふふふふふふ……
うごくせきぞうは おどろいて にげだした!
  ぎりぎりのネタだな、これ

 ゆたんぽが装備しているやいばのよろいのおかげではぐれメタルを倒したりして、パーティーはそれぞれ1つずつレベルが上がった。が、例によって遊び人たちは、HPが全然上がらなかったり、MPが1とか2とかしか上がらない。がんばっているのはゆたんぽだけ。あーあ。

 そして、いよいよ、バラモスと対決するときが来た。

 第1ターンではゆたんぽがくさなぎのけんで防御力を100ほど下げ、ほしのとぷりぷりがねむりのつえで眠らせ、そしていやーんがまふうじのつえで魔法を封じ込める。よっしゃ、完璧だ。

 次のターンでいきなりバラモスが目を覚ました。ゆたんぽはもう1度くさなぎのけんを使って防御力を50下げ、他の3人はねむりのつえを使った。

 バラモスはまたもや目を覚まし、物凄い勢いで攻撃して来た。

 いつものように、あっという間に全滅する遊び人たち。よくやった。おまえたちの死はムダにはしない。

 殴って殴ってベホマ、殴って殴ってベホマ、というカスタネットのリズムのような戦法で、自分としてはなかなか善戦しているような気がしていたのだが、あっという間にMPを使い切ってしまった。さよなら

 まだまだ修行が足らんな。次はがんばりまーす。

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