勇者ゆたすけの冒険
●第55章●
〜妄想劇場(全2幕)〜


 エンディングに向けて、坂道を転げ落ちるような展開(ダメじゃん)を見せつつある冒険日記です(笑)。もう、お母さん、どうなっても知りませんよっ(誰だ)。


 あれほどげっちゅーうぉんちゅー無我夢中(語呂優先)だったりんご君のことなどすっかり忘れ、ゆたすけは今やめっきりおさえフェチ(別名ビバおさえ)状態。

 普通に考えれば、これだけナオンに熱を上げていれば、さぞかし冒険およびレベルアップに支障を来しそうなものなのだが、人間とは恐ろしいもので(一般論にすんな)、ただただモテたい一心でゆたすけのレベルはがんがん上がり続けていた。もちろん、それにつられておさえのレベルも上昇を続け、今や、矢ガモでも鉄砲魚でも持って来い(どっちも弱いって)と大きな声で叫んじゃうほど、2人とも強くなっていた。

 なぜか知らないが、おさえは焦っていた。ゆたすけがそのことに気がついたのは、ベラヌールでりんご君が倒れた辺りからだった。おさえは何をそんなに焦っているのだろう。まさか....ゆたすけの妄想劇場が始まった。

 実は人知れず、りんご君とおさえは、何と言うか、その、大人な関係になっていて、カレシ(語尾を上げる)であるりんご君にかけられた呪いを解いてあげたいばっかりに、おさえは先を急いでいるのではないか。おおおお、おれという男がありながら(自分勝手)。そんな娘に育てた覚えはなくてよ(ご乱心)。手前たちゃ人間じゃねえ、叩っ斬ってやる(萬屋錦之介)。

 あるいは....ゆたすけの妄想劇場は第2幕に突入した。

 表面にこそ出さないものの、実はおさえはめっきりゆたすけにゾッコンLOVE(シブがき隊)で、とっとと世界を平和にして世紀のミレニアム・ウエディングを狙っているのではないか。いくら結婚したくても、世界がこう乱れ飛んでる状態ではそれもできまい。心憎い演出じゃのお(キャラ不明)。脂っこいのお(何が)。大変だよお(欽ちゃん)。

「毒の沼に片足つっこんでるよ」
「ふわ」

 冒険中の妄想劇場は命取りになります。気をつけましょう。


 いーから早く冒険しろーっ(爆笑)。でも、こういうのも悪くないでしょ? (聞くな)

 ということで、は本当に世界を救えるのか!? 次回をお楽しみに....。

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