3人を乗せた船は迷路のような川を北上し、テパの村に辿り着いた。情報によると、この村には羽衣作りの名人ドン・モハメが住んでいるという。おれたちゃ勇者だ。世界を救うために2年近くも冒険してるんだ(爆笑)。さっそく織ってもらおうじゃねーか。いーや、文句は言わせねえ。(極悪勇者か) (はいそうです)
まずは村の入口に立っている兵士に話を聞くことに。
私は 旅の兵士。そういう、勘違いした頑固者が多いんだよなあ。客の箸の上げ下げに文句たれる食い物屋のオヤジとか。やだねえ。よし、ここは一発おれさまが喝を入れてやる。
なんでも この村には
はごろもづくりの 名人
ドン モハメどのが いると
聞いたのだが…
かなり 気むずかしくて
気に入った 道具と材料がないと
仕事を ひきうけないらしいぞ。
りんご「ゆたすけ君、鼻息荒いね」
おさえ「あたしのセクシーダイナマイトな水着姿に欲情してるに違いない」
りんご「(なぜ言い切る....)」
一行はいかにもここに重要な人物が住んでますよ的な一軒家を見つけ、中に入り地下へと続く階段を下りた。はたしてそこにはいかにも重要な人物ですよ的な老人が1人、巨大な織り機の前に佇んでいるではないか。この老人こそドン・モハメその人に違いない。そうだそうだそうに決まったそうに違いないそうでなければならない(また長くなってる....)。
わしは ドン モハメ。ゆたすけ「喝を入れるつもりが追い出されてしまった」
この村で いんきょする者。
このわしに 何か用か?
用がなければこんなところに来ない(横柄)
悪いが わしの方は
そなたたちに 用はない。
帰ってくれ!
横柄合戦か。望むところだ!! (そうでなくて)
そういえば....ゆたすけは思った。以前「水の羽衣を作るには雨露の糸と聖なる織り機が必要」という話を誰かから聞いたことがあった。冒険日記には書いてないみたいだけど(笑)。雨露の糸はすでに手に入れているが、聖なる織り機はまだ見つけていない。そうか。あの老人は聖なる織り機を欲しがっているんだ。
ゆたすけ「よし、行くぞ!!」
りんご「どこへ?」
ゆたすけ「え、と....」
とにかく3人は船に乗り込み世界を巡ることにした。船は大海原を北へ南へ東へ西へ、ひたすら、おっそろしくひたすら巡り続けた。あっちうろうろこっちふらふらさまよい続け、ついにザハンの町の神殿で聖なる織り機(と祈りの指輪)を手に入れた!! よっ、この罰当たり!! (誉めてない)
3人はテパの村に取って返すと、わき目もふらず老人の家へ猛ダッシュ。
お若いの。道具を そろえて何だよ、じいさん、意外に話が分かるじゃねーか。ゆたすけたちは階上へ行くと、すぐさま踵を返して地下へ戻った。
来たな。どうしても このわしに
仕事を させたいらしい。
よし! 水の羽衣を
おってしんぜよう。
しかし 時間が かかるぞ。
日を あらためて
取りにくるがよい。
すまぬ。まだ 出来ぬのじゃ。何だ、意外と仕事が遅いんだな(誤)。じゃ、ちょっとその辺をぶらぶらしてみるか。村の住民全員に話を聞き、村の外をうろうろしてみたにも関わらず、相変わらずドン・モハメは同じセリフを繰り返すだけ。
もうちょっと 待ってくれい!
すまぬ。まだ 出来ぬのじゃ。意味もなく宿屋に泊まって夜を明かしても、老人のセリフは変わらない。本当に仕事をしているんだろうか? まさか雨露の糸と聖なる織り機を持って国外逃亡したんじゃ....(なぜ)。
もうちょっと 待ってくれい!
3人は水の羽衣の完成を待つ間に、水門を開け、満月の塔に登り、月のかけらを手に入れてしまった(早いよ)。冒険ばっかり進んじゃうー(良いことじゃねーか)。
すまぬ。まだ 出来ぬのじゃ。いつになったら出来るのじゃーっ(-_-#)。
もうちょっと 待ってくれい!
さらりと流していますが、冒険は凄い勢いで進んでいるんですね(笑)。
ということで、愛は本当に世界を救えるのか!? 次回をお楽しみに....。