勇者ゆたすけの冒険
●第40章●
「占いって意外とそんなもの」


 ハイテンションに磨きがかかった冒険日記。今日も勢いは止まりません。みんな、ついて来てよ〜(笑)。


 デルコンダル2日目。まだまだ3人の情報収集(またの名を紅白ボケ合戦)は終わりそうにない。情報収集は冒険の要(かなめ)。冒険の目的を達成するためには話が長くなっても続けなければならないのだ。で、冒険の目的って何だっけ? (もういい)

 まずは教会の神父に話を聞くことにしよう。

山彦のふえは
精霊の うたごえ。
城… 町… 洞くつ… 塔…
ほこら……。行くさきざきで
ふえを 吹きなされ。
ふえを吹き 山彦のかえる所に
紋章が あるはずです。
おさえ「うーん....うーん....」
りんご「どうしたの? 具合でも悪いの?」
ゆたすけ「ボケるところがなくて困っているんだ」
りんご「(こいつは....)」

 冒険のもう1つの要である武器のレベルアップを兼ねて、3人は武器屋を訪れた。ゆたすけりんごはここで"魔法のよろい"をゲット。ますます男前が上がっちゃうねえ。

オレは ガイアのよろいを
さがしている。
風のウワサで このあたりの
武器屋のおやじが 持っていると
聞いたのだが……。
 屈強な旅の戦士はそう言い残すと、武器屋を去って行った。「どこかの武器屋のおやじがねえ....」ゆたすけは武器屋のカウンターの向こうにある宝箱を見付けて、1人ほくそえんだ(こいつ本当に勇者か)。だが、武器屋の裏にはまだ開けることの出来ない金のトビラがあるではないか。

 ちくしょーっ(魂の叫び)

 3人はさらに、デルコンダルの父という異名を持つ占いじじいに会いに行った。休日や平日の夜ともなると若いギャルが長蛇の列を作っているらしいが、さすがに平日の午前中は客が1人もいない。

わしは 占い師。
何か おさがしものかな?
  ゆたすけ「失くした恋を....」
そうか 占いは おきらいか。
それも よかろうて……。
ふぁっ ふぁっ ふぁっ。
  ゆたすけ「シャレじゃねーかよー」
では 占ってしんぜよう。
むむむ…… 西じゃ!
さがしものは 西と 出たぞ!
信じる 信じないは もちろん
そなたたちの 自由。
気をつけて 行きなされよ。
 って言うんだけど、その後何回も聞き直すと「南じゃ!」「北じゃ!」「東じゃ!」って、そりゃ全部言ってるだけじゃねーか(笑)。

 ということで、デルコンダルの住人にはすべて話を聞き終わった。残すはエロジジイ(王様)のみとなった。3人は王のそばに仕えているセクシーバニーガールズ(複数形)に目を奪われながら(3人ってことはおさえもか)、王様の前へ歩を進めた。で、案の定、まずはおねーちゃんたちに声をかけることにした(笑)。

ここは 戦いの広場。
勇者たちの スタジアムで
ございますわ。

ああ……。
戦ってる 男のひとって
すてき……。

 「おいおい、わしに用事があるんじゃないのか」という王様の言葉を思い切り無視し、3人の目はバニーガールズに釘付け状態だった。


 ま、これも大きな意味での「愛」ってことで....(強引なまとめ)。

 ということで、は本当に世界を救えるのか!? 次回をお楽しみに....。

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