勇者ゆたすけの冒険
●第33章●
「いい湯だなっ♪」


 ここまでノンストップ(なぜか強調)で冒険を続けて来たタイタニックパーティー(沈没するんか)は、アレフガルドの地でしばしのバカンスを楽しむことにしたようです。


 そういえば1ヶ月近く風呂に入ってないなあ(朋友か)。冒険もだいぶサクサク進んでいることだし(そうか?)、ちょっと休憩でもしようか。確かアレフガルドには温泉があったはず。旅の疲れを癒しつつ、3人の懇親を深めるため、ここはひとつOLトリオ温泉旅行 湯煙殺人事件 宴会場のすぐ横は酒池肉林の床上手!?(なげーよ) (しかもOLトリオじゃないし) (それに酒池肉林の床上手って何だよ) (ってツッコミもなーげよ) (笑)と洒落込もうじゃないの。え、どうかひとつ。

 ゆたすけは特に深い考えもなく「みんなで温泉にでも行こうか」と提案してみた。

りんご「良いね、温泉。みんなでゆっくり話す時間もなかったし」
おさえ「宴会でお酒に目薬入れて酔わせて何かする気ね」
ゆたすけ「お前だけは絶対にない」
おさえ「果たしてそうかしら? ふふふ....」
りんご「(何でそんなに自信ありげなんだろう)」
 「ようこそ、混沌の里へ」
 ガイドブックに美人女将のいる秘湯と紹介されていた温泉宿へ訪れてみたものの、そのガイドブックの情報はめちゃめちゃ古かったらしく、女将はすでにボロボロだった。しかも宿の名前が混沌の里。何か単純に喜べないような....。

 まずは座敷に通されて一休み。テーブルの上にはお茶セットと現地の名物菓子(マイラ饅頭)が。

おさえ「あ、お饅頭だ。やかん君は?」
ゆたすけ「誰だそりゃ」
 「お食事までにまだお時間がございますので、よろしければ温泉の方へ....」仲居さんの言葉にしたがい、3人は温泉セットを持って部屋を出た。

 おさえは女風呂へ入って行った。ゆたすけりんごは男風呂の脱衣場へ。そこで、ゆたすけは重大なことに気がついた。

 りんご君と2人で温泉に....

 はっ!! ぼくは何を考えてるんだ。男2人で温泉に入るのなんて、別に何でもないことじゃないか。男の裸なんて見てもどうということはないじゃないか。だったら女の裸を見る方がよっぽど良いよ(どさくさに紛れて本音)。

 などと考えながら気付かれないようにそっと振り返ると....そこにはすでに服を脱ぎ終えたりんご君の姿が。

 白い肌.... 固そうな背中....(どういうページなんだよ)

 いけないいけない。ゆたすけは必要以上に頭をぶるんぶるん振りながら服を脱いだ。2人揃って欲情....もとい、浴場へ(お約束)。

 中は果実の甘い香りが充満していた。何と、3つある温泉の内の1つがワイン風呂だったのだ(関係者爆笑)。むせ返るようなワインの香りと湯気の熱気に包まれて、ゆたすけの意識はぐるぐる回り始めるのであった。

りんごゆたすけ君」
ゆたすけ「なに?」
りんご「隣りは女風呂だよね」
ゆたすけ「そうだね」
りんご「仕切板が低いね」
ゆたすけ「え?」
りんご「見えるかも」
ゆたすけ「何が」
りんご「女風呂」
 そう言うが早いか、りんごは湯船を出て仕切板へ向かうと、何とその板によじ登り始めた。

 りんご君のお尻....(だからどういうページなんだってば)

 この後、ゆたすけは風呂場で気を失い、担架で運び出されたという....。


 だからさあ、これはどういう目的のページなんだってば(笑)。でも、今回は久々に盛り上がっちゃった?

 ということで、は本当に世界を救えるのか!? 次回をお楽しみに....。

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