勇者ゆたすけの冒険
●第8章●
「パターンギャグ」


 サマルトリア城内のお話も今日で3回目です。よくこれっぽっちのネタでこんなに引っ張れるものだ、と半ば感心し半ば呆れる読者の気持ちなどつゆ知らず、今回もゆたすけの活躍は続くのでありました。


 しかしあれだ(また唐突な....)。妹の顔を見ておけば兄であるりんご王子の顔も大体想像がつくってもんだ。妹がブスなら兄の顔もたかが知れている。ムーンブルク美しい王女はいただきだ。もし妹が美人だとしても(そんなことは無いだろうけど)、兄と妹が似ているとは限らない。美しい妹に比べて兄貴は想像を絶する醜男で、あまりの醜さに王様に厭われ「冒険」と称して城を追い出されるのかも知れない。それならなおさらムーンブルク美しい王女はぼくのものだ。あ、何だ。どっちにしろぼくの勝ちじゃん。

 ゆたすけは意を決して部屋の中に入って行った。そこには.... 思わず身体中の血液がある一部に集中してしまうほどの(どんなんだ)美人が椅子に座っていた。

がーんっ  がーんっ  がーんっ  がーんっ  がーんっ  がーんっ  がーんっ
 (実は最近のお気に入り)

 な.... な.... 何でやーっ!!(東幹久の声で)

 このキュートなガールりんご王子の妹? 可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い(誰か止めろ)。

 もうこうなったらムーンブルク美しい王女なんかどうでも良い。ぼくはこの子とに落ちるんだ。決めた決まったありがとう(興奮のため意味不明)。

あなた 誰?
お兄ちゃんの お友だち?
  え、あ、いや、まだお友達じゃあないんだけど、あの、その
わかった!
ものを 売りに来たんでしょ?
  そうです。ぼくはと言う名の宝石を....
でも 買わないよーだっ。

がーんっ  がーんっ  がーんっ  がーんっ  がーんっ  がーんっ  がーんっ
 (今日2度目)

 気がつくとゆたすけサマルトリアの王様の前にいた。ショックを受けてからここに来るまでの記憶は、いっさい無い。

これは ゆたすけ王子。
よくぞ まいられた!
  はあ....
わしの息子 りんご
すでに 旅立ち 今頃は
勇者の泉 のはずじゃ。
  そうですか....
りんごのあとを追い
仲間に してやってほしい。
  お父さんと呼んじゃダメ?(なぜ)


 その後ゆたすけは気を失って救護室に運び込まれたとか....。この先、ゆたすけに幸せは訪れるんでしょうか。さあ、みんなで応援しましょう。

 ということで、は本当に世界を救えるのか!? 次回をお楽しみに....。

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