マウス・ポート(インターフェース)
十数年前、MS−DOS中心のコンピュータを利用していた頃。コンピュータに接続する機器を
直接プログラムで制御していました。このころの雑誌や解説書には、各周辺機器を接続する場所を
「ポート」(港という意味)と言っていました。
現在でも、「〜 ポート」と言うことも多いのですが、「〜 インターフェース」という方が
多くなった気がします。
プログラムを組むとき、メモリアドレス・ポートアドレス等が必要な時があります。
現在は、Windowsを利用することが多く直接、「〜 ポート」を制御する事が少なくなったことも
影響しているのでしょう。(一般の方は)
現在のコンピュータは、国際標準化機構(ISO)や米国電子電気技術者協会(IEEE)等で各部分の規格が
決められています。具体的には、コネクタの形・大きさ・ピンの数や制御信号の電気的特性・DATAの種類
などです。 この規格(Interface規格)は、コンピュータの内部と外部とに大きく分けることができます。
(例えば、本体の外から見える所と見えないところ)
ここで取り上げるコンピュータは、IBM PC/AT互換機(以下 DOS/V)とNEC製PC-98シリーズ
(以下 PC-98)です。コンピュータには、多くのインターフェースがあり、それぞれの規格が決められて
います。本来インターフェースの規格・仕様は、信号電圧・電流・タイミングなど詳しく知る必要がありますが、
今回はコネクタの形状や信号内容程度に止めます(本当は、JaBabaも危ない<(_ _)>)。
必要があれば各規格書・解説書を参照して下さい。
1.PC-98のマウス・インターフェースの形状
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PC−9800シリーズ PC−9821シリーズ
2.PC-98のマウスのコネクタ信号名
端子の番号 |
信 号 |
1 |
+5V |
2 |
XA |
3 |
XB |
4 |
YA |
5 |
YB |
6 |
左ボタン |
7 |
(未接続) |
8 |
右ボタン |
9 |
GND |
3.DOS/Vのマウス(PS/2)インターフェースの形状
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4.DOS/Vマウスコネクタの信号
ピン番号
I/O
機 能
1
I/O
Data(DATA)
2
予約(Reserved)
3
GND(グランド)
4
+5V(VDC)
5
I/O
Clock(CLK)
6
予約(Reserved)
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