ストレン・ゲージ圧力センサ(ひずみゲージ)の利用
ストレン・ゲージは素子のひずみによる抵抗変化を利用する計測素子です。
圧力センサなどのセンサの構成要素として、あるいは構造体の強度や健全性の判定要素として現在も広く利用されています。
物体に外力が作用すると、その応力により形状や寸法に変化が生じます。この変形量を「ひずみ」と言います。
このひずみを電気的に計測するセンサの代表が電気抵抗ひずみゲージ(ストレン・ゲージ)とよばれるものです。
参考文献 メカトロ・センサ活用ハンドブック 第5章 P142〜144 相良竜雄氏 CQ出版
参考資料 (株)共和電業 ひずみゲージ(一般用) KFG/KFR SERIES
http://www.kyowa-ei.co.jp/
ひずみゲージの用途は多種多様
加重測定
柱などにひずみゲージを貼り付けておくことにより、その柱に加わった、力、荷重を求めることができます。振動・加速度測定
薄い板パネルなどにひずみゲージを貼り付けておくことにより、振動や加速度が加わった時の、周期、周波数、振動の大きさを求めることができます。変位測定
板パネにひずみゲージを吊り付け、板バネに曲げひずみを与えることで、移動量、変位量を求めることができます。トルク測定
自動車のプロペラシャフト、ボール盤の回転軸などにひずみゲージを貼り付け、伝達力、すなわちトルクの大きさを求めることができます。圧力測定
圧力の受けるダイアフラムなどにひずみセンサを取り付けて、流体・気体の圧力の大きさを求めることができます。
ひずみゲージは原則としてダイアフラムの裏側の直接圧力を受けない場所に貼り付け、圧力による破損を防ぐようにします。
ストレン・ゲージ圧力センサの利用方法
ストレン・ゲージ利用増幅回路
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