鳳来湖の岩場を愛するクライマーの会

2005年6月10日作成


整備活動レポート(続き)

【作業内容】
●大洪水(5/30)
撤去ボルト:[1]工業用オールアンカー [2][3][4][5]アウターコーン(チップ入りの拡張ボルト)
ケミカルボルト設置:《HILTY HIT-RE500、PETZLボルト5本》 撤去位置に設置
●大洪水(5/31)
終了点設置:《HILTY HIT-RE500、FIXEボルト2本、SUSチェーン2本、残置ビナ2》
前日設置したケミカルボルト確認、テープはがし
●もっと光を(5/31)
撤去ボルト:[1][2][3][4]アウターコーン [5]そのまま残す [6][7][8]アウターコーン
ケミカルボルト設置:《HILTY HIT-RE500、PETZLボルト7本》 撤去位置に設置
※終了点はハンガー&チェーンなので現状のまま
●ジェットシューター(5/31)
撤去ボルト:[1][2][3][4][5]オールアンカー、前進用リング [7][8][9][10]オールアンカー
ケミカルボルト設置:《HILTY HIT-RE500》 [1]PETZLボルト [2][3][4][5]FIXEボルト4本 [6]FIXEボルト ボルト位置調整30cmほど上に移す(ボルト撤去が難しく同位置に設置困難なため) [7]撤去(ボルト間隔調整のため間引く) [8][9][10]FIXEボルト3本 [6][7]以外は撤去位置に設置
終了点設置:《HILTY HIT-RE500、FIXEボルト2本、SUSチェーン2本、残置ビナ2》
●タケちゃん(5/31)
終了点設置:《HILTY HIT-RE500、PETZLボルト2本》
※作業途中(ボルトのみ設置)。旧終了点があるので登攀は可能。
【使用資材】
FIXEボルト12本、PETZLボルト(コリノックス)15本、終了点用SUSチェーン4本
JFAより=HILTY HIT-RE500 3本、ノズル3本

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その後6月5日(日)に、「もっと光を」「ジェットシューター」のテープはがしと、「タケちゃん」の続きの作業を行ないました。「タケちゃん」のルートに設置されていたステンのオールアンカーは、設置場所の岩も固く、ピンがしっかり入っていて良い状態でした(抜くのが大変でした)。ハンガーもステンで錆びていませんでしたが、ワッシャーとネジが錆びていて、見た目は悪い状態でした。

【作業内容】
●タケちゃん(6/5)
撤去ボルト:[1]〜[6]工業用オールアンカー
ケミカルボルト設置:《HILTY HIT-RE500、FIXEボルト6本》 撤去位置に設置
終了点施工:前回施工した《HILTY HIT-RE500、PETZLボルト2本》にチェーン2本をカラビナで設置(借家に適当なシャックルがなかったため)
【使用資材】
FIXEボルト 6本、終了点用SUSチェーン2本、カラビナ4枚、回収用に1本残置
JFAより=HILTY HIT-RE500 1本と前回の残り


  ハイカラ岩での作業
JFAのDさんが正装スタイルで作業しているところです。上半身は岩粉や土やゴミを大量に浴びて、きつい工事現場作業(しかも高所で危険)と変わりません。長袖長ズボンに、ヘルメット、手袋着用がおすすめです。ハイカラ岩や鬼石はとりわけ傾斜がきついため、足ブラ状態での作業はとても疲れます。
(写真提供=JFA)
     
 

回収された危険なボルト
設置状態が悪くてハンガーが遊んでいたために、アンカーが2〜3mmほどもえぐれて折れそうになっていました。ハンガーが動いていたり、特にクルクルと回っているボルトは、危険な状態になっていないかチェックが必要です。このようなボルトだったら、即、クライミング中止しましょう。
(写真提供=JFA)

 

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