鳳来湖の岩場を愛するクライマーの会

更新日2000年12月2日

第2回岩場清掃》 20001112日実施


第2回目の清掃を実施しました。

前回(8月実施)同様、有志クライマーの皆さんに、午前9時に小滝橋駐車場に集合していただきました。参加者数は前回を大きく上回って、目測80〜100人が集まったと思われます。
今回はNHK、岳人、東海日日新聞の取材が入り、VTR撮影やインタビューを受けながらの集会となりました。
「愛する会」若林伸一郎のかんたんな説明後、東海山岳会提供のゴミ袋を受け取り、主催者が用意した金バサミ、園芸シャベル(ウンコ用)を借りて、思い思いのグループで目的の岩場に向かいました。
さっそく何人かが駐車場周辺の山林に入ってゴミをひろい始めると、それをVTRが追跡していました。無造作に捨てられた生活ゴミで、袋はたちまちいっぱいになっていました。
アプローチのゴミを片付けながら歩き、岩場に着いたら周辺のゴミをざっと掃除して、あとは秋のクライミングを楽しんでください、というアバウトな方法でした。多くのクライマーは乳岩峡方面へ向かいましたが、鳳来湖方面へも何台かの車が入っていたようでした。

林道や駐車場周辺のほうが、ゴミ多いです。

鳳来湖キャンプ場の少し先の駐車スペースに車を止め、そこから歩いて上流へ向かいました。 林道周辺を注意しながら行くと、ちらほらと空き缶やビニールゴミなどが。それを拾いに林へ踏み込むと、イモヅル式にゴミが出てきました。ビール、ジュースの空き缶、ペットボトル、コンビニ弁当のカラといったもので、「ゴミ持ち帰り」の常識ももち合わせない釣人や行楽客のものと思われます。
ゴミの近くには用便の跡もありました。大便そのものは見えませんでしたが、溶けて分解した紙が藪木や石に汚くこびりついており、やはり用便に使った紙は持ち帰るべきだと思いました。
岡崎市キャンプ場までの間に、このようなゴミ捨て場が3か所見つかりました。片付け残した工事用資材ゴミ、テレビや古タイヤなども捨てられていました。
そして、岡崎市キャンプ場から奥、岩場へのアプローチ道に入ると、本当にチリひとつ見つからないきれいな山になっていました。クライマーを含め「よそ者」が入らないと、山はこんなにもきれいに維持されるものかと思いました。

「クライマーはマナーがよい」と言われました。

岩場周辺の状態は、おおむね問題ありません。クライマーの清掃活動は、岩場自体というよりも、付近の山全体をきれいにするという面が強くなってきたと思います。
「クライマーはマナーがよい」と、川合区の方にも言っていただけるようになりました。自分たちの出したゴミではないにせよ、登らせていただいている地元の山を清掃するという意義は大きいと思います。
清掃していただいたクライマーの皆さん、資材をご提供いただいた東海山岳会に感謝いたします。また、次回の清掃もよろしくお願いいたします。

※前日に行われました「第3回鳳来会議」、マスコミ取材等については、別に報告いたします。


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