鳳来湖の岩場を愛するクライマーの会

更新日2000年12月2日

岡崎市管財課訪問とお詫び 2000103



去る10月3日(火)、「鳳来湖周辺の岩場を愛するクライマーの会」(以下「愛する会」)の若林伸一郎、宗宮誠祐、松岡尚子の3名が、岡崎市管財課を訪問いたしました。
(宗宮、松岡は、9月4日に発足した「クライマーズネット愛知」メンバーでもあります)

応対していただいたのは主幹の方ともうお一方です。時間は午後2時から3時までの約1時間でした。
今回の目的は、これまで岡崎市有林へ無断で入林してきたことを謝罪するとともに、夏以降のクライマーの動向についてご説明することでした。席上、岡崎市管財課のお考えを、直接うかがうことができました。

岡崎市有林の入山禁止について

岡崎市有林は、そもそも「造林のための土地」と法令で位置づけられている。岡崎在勤・在住者は岡崎市有林入口付近のキャンプ場と一部の遊歩道を、事前に予約することによって利用できる。それ以外の利用はもともと想定外である。
岡崎市有林はもともと立入禁止だったのであり、6月15日の立入禁止看板(栃ノ木沢のもの)はあらためて設置したものにすぎない。
なお、キャンプ場周辺の林道対岸は岡崎市有林外であるが、キャンプ場の水源になっているため、岡崎市から地主さんに依頼して立入禁止看板を設置している。

岡崎市有林以外での活動について

岡崎市有林は立入禁止だが、それ以外の地域については、岡崎市としては関知できる立場にない。ただし、キャンプ場の水源については配慮してほしい。
清掃などで岡崎市有林に立ち入ることまでも禁止するということではない。また、遊歩道は登山者なども利用しているようであり、そこまでも禁止するという立場ではない。
林道は、現在は町道となっており鳳来町の管轄である。駐車場所も岡崎市の土地ではない。

「愛する会」では、これまで、岡崎市有林外の栃ノ木沢右岸の岩場(パラダイス、治山水、ウェーブ、軍艦岩など)についても登攀自粛を呼びかけてきました。これは用便や残置物、駐車場問題が未解決だったことに加え、これらの岩場へのアプローチが、一部岡崎市有林内を通るとの配慮もありました。
しかし、登攀自粛をお願いするチラシ等の表現が、岡崎市有林外にある岩場まで「立入禁止」であるかのような誤解を与えるものであったことをおわびいたします。正確には、

(1)岡崎市有林内の岩場(小屋裏、影の大物など)は立入禁止
(2)その他の栃ノ木沢周辺の岩場(パラダイス、治山水、軍艦岩など)は登攀自粛への協力をお願い

――ということになります。
岡崎市で強調されていることは、立入禁止の看板は「従来からの岡崎市有林への立入禁止を改めて確認したにすぎない」のであって、栃の木沢立入自粛を決定したのは、あくまで「クライマー有志」が「栃の木沢立入自粛」を呼び掛け、クライマー各位が自主的にそれに賛同した結果ということです。

「愛する会」では、岡崎市との理解・協力関係をつくっていくために、今後も努力を続けていきたいと考えております。ご理解とご協力をお願いいたします。