鳳来湖の岩場を愛するクライマーの会

更新日2000年12月10

《第1回鳳来会議の報告 20007月20日

7月20日(日) 13:00〜19:00 鳳来町川合区・借家
出席者:若林伸一郎(借家・司会)、保科雅則(発起人)、永禮哲生(書記)、大岩あき子(ビックロック)、奈木昌彦(やくたあもにゃあ)、服部隆(〃)、南裏健康、加藤保恵、小粥康正(是空)、鈴木邦治(借家)、高橋洋祐(〃)、坂本正敏(〃)、北嶋敏明、成瀬陽一(海綿体)、宗宮誠祐(破天荒)、福山正樹(ピナクル)、岩田聡、高木豊、佐々木一之(ランナウト)、井上大助(JFA)、杉野保(〃)、野村仁(Rock&Snow)、小早志秀一

鳳来湖周辺でクライミングをしていくに際し、さまざまな問題が起こってきました。
最初はインターネットのBBS(掲示板)で話し合いが行なわれていました。しかし、ネット上では具体的な話が決まらないので、実際に顔を合わせて話そうということになりました。
こうして鳳来のことを熱心に考えるクライマーたちが集まって、これから協力して進めるべきことがらを確認し、急いでやるべきこと、後回しにすることなどを、一つ一つ整理してゆく話し合いが行なわれました。
第1回鳳来会議の決定・確認事項は以下のとおりです。

地元への対応について

川合区への対応
・川合区での問題点は主に駐車場の問題です。クライマーが自主規制をしてクライマーの駐車スペースを区切り、そこに駐車できない場合には小滝橋の駐車場を利用するようにします。看板を設置してマナー徹底を呼びかけます。
・これまでの清掃活動については川合区から評価されています。地元の子どもたちに参加させたいとの申し出もあります。
・地元に在住する斎藤修氏が継続的にコミュニケーションをとっていきます。
鳳来町への対応
・川合区より町へ駐車場の件で要請がありましたが、それ以外に大きな問題点は指摘されていません。乳岩駐車場について、クライマー向けの看板設置許可を得るように働きかけます。看板設置、ビラの配布など問題解決に努めていきます。
・鳳来町の施設(ブッポウ・ウォールなど)を利用したクライミングイベントに積極的に協力していきます。
[提案事項]
・遭難救助訓練をハイカーの救出も視野に入れて行なうことで、消防・警察関係者の理解を得る。
・作手町のMTBショップなど、地元と関係をうまく保っている関係者と連携していく。

岩場の環境整備について

・用便、ゴミ、残置について、早急な対策が必要であることを確認しました。
・残置は一切行ないません。ルート上のヌンチャクも含めて例外なし。 (この件に関してはのちに異議が出され、クライマー間で完全な合意に達しているわけではない)
・用便については、岩場(アプローチの登山道を含む)で大便はしないのが原則です。やむをえずする場合は、紙は必ず持ち帰ること。また、便自体も可能なかぎり持ち帰ること。それができない場合は深く埋めます(ただし水源地に関しては一切の例外は認められません)。
・ボルト&終了点については、美観上の問題、安全上の問題からも早急に対策が必要です。保科氏の呼びかけで集まったボランティアを中心に作業を進めていきます。
・借家関係者から、物品・資金の提供の申し出がありました。
・井上氏、杉野氏より、JFAからの物品・資金の提供ならびに技術援助の申し出がありました。

クライマー側への対応について

クライマーたちによる広範囲な協力体制を維持するために、クライマー間連絡網を構成しました。この連絡網は、鳳来を訪れるクライマーたちに対し必要な情報を公開し、協力を呼びかけるために利用されます。
※連絡網については、すでにBBSでの話し合いによってコンセンサスが得られていたため、会議ではほぼ満場一致で決定されました。(以下の連絡網は8月下旬時点のもの)

「鳳来湖を愛するクライマーの会(仮称)」連絡網
代表:若林伸一郎
愛知:宗宮誠祐(破天荒)、静岡西部:小粥康正(是空)、静岡中部:大岩あき子(Bigrock静岡)、静岡東部:南裏健康(SWEN三島店)、静岡(やくたあもにゃあ関係):服部 隆、長野:佐々木一之(RUN OUT)、山梨:山森政之(COFFFIN)、関東1:大岩あき子(Bigrock横浜)、関東2:杉野 保(CRIFF)、関西:木織隆生(CRUX)*、和歌山:小司順敏(チームいちびりー)*、四国:上野 亮*、東北:小野巳年男*
(注1) 愛知県では独自に県内クライマーの連絡網設立をめざす。
(注2) *印は会議後に加わったもの。


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