鳳来湖の岩場を愛するクライマーの会

更新日2000年8月11日


■残置物の回収についてとお願い



・7月9日に鳳来の各エリアに残されていたヌンチャク、マット、ロープ等を地元クライマーが中心になり回収いたしました。本来なら持ち主の方々に呼びかけてそれぞれに持ち帰ってもらうのが望ましいことでしたが、鳳来問題の一つがこの残置物の多さであったため、早急な対応が必要と判断し、持ち主の承諾なしに回収したものもあります。これに対してはご意見があるかとは思いますが、以下の経緯のもとに回収活動が行われたことをご理解いただきたいと思います。

6月15日に、岡崎教育林(岡崎教育林には小屋裏、ゆきずり、影の大物のどのエリアが含まれる)入り口に立ち入り禁止の看板が設置されました。立ち入り禁止の主な理由は、「・樹木の伐採(保安林指定なので許可が必要)・岩に鋲を打ち込む・ロープの放置・たき火・糞尿の処理等、クライマーの方によるものと思われる問題が発生しています。このような問題が起こる中で、教育林内への許可者以外の立ち入りを禁止する表示をしましたが、教育林の設置目的からも、キャンプ場としての利用以外は許可できませんのでご理解ください」とのことです。
他のエリアを見てみると、同じ状況があり、早急な対応をしなければ連鎖反応的に入山禁止の可能性が考えられました。すぐに残置物を回収しようということになりました。

・スポーツクライミングにおいてヌンチャクをプリセットした状態でのクライミングは、今日あたりまえのように行われてきましたので、ヌンチャクまで回収する必要はないのではないかという意見もあります。例えば、「土・日で登りに行って土曜日にトライしたルートを、日曜日にも必ず再トライするとわかっている場合はどうか?」という疑問を持つ方も多いと思います。しかし、鳳来問題の原因の一つが「岩に何か勝手に備え付けて、危なっかしいことをしている」という印象を持たれていることなので、極力残置はやめましょうということです。地元クライマーは自分の登る時間を割いて関係者との交渉にあたっています。岩場を利用するクライマーとして協力できることの一つは、こうした残置をなくしていくことだと思います。その点をより多くの方に伝えていただきたいと思います。

・現段階ではまだ岡崎教育林の岩場は入山禁止の状態が続いていますが、禁止措置が解除されるようみんなで努力しております。将来、クライミングに対して、地元・地主の方々から理解が得られれば、またある程度の自由度もでてくるかと思います。それはヌンチャクの残置等かもしれませんが、しかし今はまだその時期でないことも確かです。一人のクライマーとして、どんな行動が問題改善につながるか考えていただきたいと思います。ヌンチャク回収もその一つだと思います。そして、この点を糞尿と駐車の問題と同様に気をつけていただきたいというのが地元クライマーの要望です。是非ご協力ください。

・尚、7月9日に回収した残置物は鳳来の「借家」で保管しております。心あたりのある方は連絡または直接取りに来てください。保管期間は回収から6ヶ月ということにさせていただきます。期間を過ぎたものについては、申し訳ありませんが処分させていただきますのでよろしくお願いいたします。

・現在、岩場の所有者や地元の方々にクライミングへのご理解が得られるように努力しております。所有者や地元の方々が岩場を見に来られることもあるかと思います。駐車場のことを含め、残置物、糞尿処理等、マナーの徹底をお願いいたします。

借家の住所と電話番号
 南設楽郡鳳来町川合奥赤沢24
           TEL:05363−3−0557


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