築 城

 

初代・築城海軍航空隊

昭和17年10月 1日 築城飛行場の落成にともない、第三艦隊附属として開隊

.              艦上戦闘機補充要員養成航空隊として発足

昭和18年 1月15日 練習戦隊として第五〇航空戦隊を編成

.              (築城空・鹿屋海軍航空隊・鳳翔・龍鳳・夕風)。

.              富高飛行場に移転、内戦部隊に協力

昭和19年 1月 1日 実戦部隊に転換、第十二航空艦隊第五十一航空戦隊に編入

昭和19年 2月20日 第五五三海軍航空隊」に改称、千島列島方面の哨戒に従事

昭和19年 2月末頃  千島への威力航空偵察が激化、美幌飛行場に撤退

.              艦爆隊に変更。

昭和19年 8月 3日 十二航艦の所属航空隊で「N空襲部隊」を結成

昭和19年 9月 2日 第三航空艦隊の硫黄島進出にともない、百里飛行場に進出

昭和19年10月 1日 解隊

 

二代・築城海軍航空隊

昭和19年 3月15日 筑波海軍航空隊より練習機隊が到着し開隊

.              第十一連合航空隊に編入、旧筑波空練習生の訓練を開始

昭和19年 4月 1日 富 高分遣隊を設置

昭和19年 7月25日 美保空を卒業した予科練・甲飛13期前期が入隊、飛練39期

昭和19年 9月20日 土浦空を卒業した予科練・甲飛13期後期が入隊、飛練41期

昭和20年 2月 1日 奈良空を卒業した予科練甲飛13期後期が入隊、飛練42期

昭和20年 2月20日 九三中練による特別攻撃隊編成

昭和20年 3月 1日 富高分遣隊を廃止

.              要員は岩国飛行場へ移転し二代岩国海軍航空隊を開隊

昭和20年 3月18日 敵機動部隊、艦載機による築城・富高への強襲を実施

昭和20年 3月  日 神雷部隊 築城に展開

昭和20年 3月下旬  沖縄戦に向け、実施部隊が築城に進出

.              (第二〇三海軍航空隊・第七六二海軍航空隊など)

昭和20年 3月18日 神風特別攻撃隊菊水銀河隊 出撃

昭和20年 5月 5日 実施部隊に改編、第十航空艦隊第十二航空戦隊に編入

昭和20年 7月 4日 神風特別攻撃隊白虎隊 築城に転進

昭和20年 8月 9日 天雷特別攻撃隊白虎隊 出撃

昭和20年 8月 9日 天雷特別攻撃隊飛龍隊 築城に転進

昭和20年 8月15日 終戦

昭和20年 9月 2日 廃止

 

 

航空自衛隊 築城基地

福岡県築上郡椎田町

築城海軍航空隊記念碑

 

殉國勇士之碑

碑文

昭和十六年大東亜戦争勃発 仝十七年築城海軍航空隊創設され祖国防衛に任ず

仝二十年米軍の空襲を受くること数回 海軍軍人並びに仝軍属等 悲壮なる戦死を

遂げたる者多し

仝二十年八月十五日終戦となり幾度か志ある者によって追悼の木碑を建つ

終戦後三十三年を経たる今日 平和日本の興隆を見る茲に築城基地周辺十一市

町村相議り殉國勇士の碑を建て永久に御霊を祀る

 

神風特別攻撃隊 菊水部隊銀河隊出撃之地

碑文

昭和二十年三月十八日未明 海軍攻撃隊第二六二飛行隊 銀河十一型五機は築城飛行場を離陸し

九州南方海上敵機動部隊に体当り攻撃を敢行し赫々たる戦果をあげた

茲に国難に殉じた十五名の若き空の戦士を顕彰し末永くその名をとどめる

【写真提供:関西甲飛十三期会 吉田 豊様】

 

基地遺構

福岡県行橋市

 

稲童一号掩体壕

 

  

稲童四号掩体壕

 

  

地下司令部壕 地上入口

 

安浦神社

福岡県行橋市

  

昭和20年 3月18日 敵機動部隊、艦載機強襲を記録する鳥居への刻銘

 

  

社号碑に残る弾痕

 

  

鳥居に残る弾痕

 

近隣民家の塀に残る弾痕

 

神風特攻隊

更新日:2009/08/23