西尾常三郎

陸軍大佐

 

略歴

大正 5年 7月 2日 東京府豊多摩郡渋谷町出身

昭和13年 6月29日 陸軍士官学校分校卒業(50期)

昭和13年 6月30日 飛行七連隊付き

昭和13年10月30日 浜松飛行学校課程修了

昭和13年12月27日 飛行第98戦車隊付き、日支事変従軍

昭和16年 3月 1日 陸軍航空士官学校付き

昭和16年12月 8日 ハワイ真珠湾攻撃

昭和18年 5月10日 飛行第98戦車隊中隊長

昭和19年 3月 1日 浜松陸軍飛行学校付き

昭和19年10月24日 四航軍司令部付き

昭和19年10月26日 陸軍特別攻撃隊富嶽隊隊長

昭和19年11月13日 出撃、戦死(享年28歳)

 

昭和19年11月13日

午後6時頃、マニラ東方洋上の海域を飛行する「富嶽隊」に、約20機のグラマンが

来襲し西尾機に攻撃を始めたが、西尾機は平然と針路を変えようともしなかった。

西尾機は一瞬のうちに炎上して爆発した。その爆風は付近にいた敵機に傷害を与え、

この間隙をついて他の一機が、「敵艦発見、われ突入す」のモールス信号を発進しな

がら敵艦に突入した。

富嶽隊/前列中央:西尾少佐

 

遺書

恩愛の絆は断ち難し 断ち難きは心弱きに非ず

一たびこれを断たば如何 強き絆は強き反動を生ず

断々乎 断 今や全く心静かなり

 

安房国分寺

千葉県館山市

西尾大佐墓碑

 

靖国神社

東京都千代田区

ご遺族献木

 

陸軍特攻隊

更新日:2001/07/31