峯 眞佐雄 奉職履歴

 

平成 4年12月30日 海軍兵学校第七十三期クラス会

「クラス会報57」故土屋幸次君の墓参

 

平成四年七月四日、故人の兄上を訪問した。

訪問の趣旨はあらかじめ電話をしておいたが、お兄さんご夫妻の丁重なおもてなしをいただいた。

早速ご仏前にお参りをし、クラス会からの「ご仏前」と「お花」を供えご冥福を祈った。

仏壇にはお位牌と任官後の写真が飾られており、その写真を見た途端、同君とは一号九〇八分隊で一緒であり、

昭和十九年十月二十五日、捷一号作戦で、小生の乗艦「空母瑞鶴」が沈没した時、土屋君の乗っていた駆逐艦

「若月」に救助され、同君にはいろいろ世話になったこと等々が次々と思い出され胸一杯になった。

 

お兄さんご夫妻よりは、数々の思い出話や、土屋君より家族への手紙、同君の軍装、帽子など数々の遺品を拝見、

いろいろ話がはずんだ。

お兄さんの話では「本人は、中学時代より海兵に行き駆逐艦にのることが目標だと言っていたので、若くして

死んだが本人は本望でしょう」と言われたのが印象的であった。

 

故人戒名は次の通りである。大定院義山幸道居士

 

 

平成16年 土屋家之墓に墓参した峯眞佐雄  山口県山口市 龍福寺

 

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更新日:2007/12/30