村田 勉
陸軍曹長
昭和20年5月7日、米第313爆撃団は対沖縄特攻基地の制圧を企図した九州飛行場攻撃作戦で、
B29爆撃機11機を宇佐海軍航空基地に向け発進させた。
B29の編隊が宇佐基地に投弾直後、陸軍飛行第四戦隊・村田 勉曹長操縦の双発戦闘機「屠竜」
が編隊の先頭機に正面から体当たり攻撃を敢行、両機ともに墜落し村田曹長と米側8名の計9名が
戦死。パラシュート脱出した技術軍曹・二等軍曹・軍曹の三人は西部軍管区司令部に送致され、7月
20日に福岡市油山で戦時重要犯罪人として斬首された。
戦後、B29の墜落地に日米戦没者の慰霊と世界平和を祈念して慰霊碑が建立され、更に公園化が
図られ整備されたのが八面山平和公園である。毎年5月3日には日米の関係者により平和祈願祭が
行われている。
八面山平和公園
大分県下毛郡三光村
B29墜落の地
村田曹長之碑 米軍戦没者慰霊碑
碑文
昭和20年5月7日午前10時20分頃 ここに米軍機B29が日軍機の体当りで墜落した 搭乗員11名中
8名はここで戦死し 3名は落下傘で降下 その後死亡
日軍機の村田曹長は中津市洞の上の山中で戦死した
平和塔
更新日:2008/12/28