模擬原爆(新潟)

 

昭和20年7月20日午前8時13分。新潟県長岡市左近町の畑に1発の爆弾が投下された。

この爆弾は長崎に投下された原子爆弾と同型(パンプキン型)の模擬原子爆弾であり、投下訓練として長岡市の

津上製作所を目標としたものが誤って左近地区に投下されたものである。

 

模擬原爆は、原爆の投下訓練を目的として、原爆用爆弾に通常の火薬を充填して、昭和20年 7月20日から

8月14日にかけて約50発が投下された。


 

大田川堤防 永代橋付近

新潟県長岡市

模擬原子爆弾投下地点の碑

碑文

昭和二十年七月二十日、午前八時十三分、米軍機B29が単機で飛来し、大型爆弾一個を投下しました。

爆発による被害は、死者四名、負傷者五名、住宅全壊二戸のほかに左近地区全戸が被害を受けました。

これは、原子爆弾の投下訓練として行われたもので、同年八月九日、長崎に落とされた原子爆弾とほぼ

同じ型のものでした。

被災六十周年にあたり市民の芳志によりこの碑を建てるものです。

平成十七年七月二十日 模擬原子爆弾投下地点の碑建立委員会

 

都市空襲

更新日:2008/06/02