関西急行鉄道銃撃

 

昭和20年7月24日午前9時過ぎ、米艦載機グラマン3機が関西急行鉄道(現:近鉄大阪線)赤目口駅上空

から急降下して電車・ホームに機銃掃射を浴びせ、電車は火の海となり、折から出征兵士を見送る人達であふ

れていたホームも地獄絵さながらの状況となり、死者32名・負傷者90人余を出した。

 

また同じ日、関西急行鉄道・榛原駅付近も米艦載機の機銃掃射を受け、死者11名・負傷者27人を出した。

 

近鉄赤目口駅

三重県名張市

ホームに残る弾痕

 

丈六寺

三重県名張市

丈六忠魂碑(赤目駅銃撃死亡者を合祀)

 

近鉄榛原駅 東側高架橋

奈良県宇陀郡榛原町

高架橋に残る弾痕

 

高架橋に残る弾痕

 

南無妙法蓮華経 戦爭犠牲死者之霊位供養塔

碑文

この犠牲者は昭和二十年七月二十四日午前九時すぎ近鉄大阪線の電車をねらった米軍戦闘機の機銃掃射の際 

乗客死者十一名負傷者二十七名を出した 未だガードコンクリートに無数の弾こんが当時を思い出されるよ

うに残っている

昭和五十年七月二十四日建立

 

都市空襲

更新日:2012/06/02